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アンブロークンアロー: 戦闘妖精・雪風
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アンブロークンアロー: 戦闘妖精・雪風の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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第一作の「戦闘妖精・雪風」は、傑作だと思う。二作目「グッドラック」、そして今回の「アンプロークンアロー」は、続編というより、第一作の世界観を借りた退屈な贋作というべきか? 作者の神林長平が、短編小説作家であり、長編の執筆に向いていないこともあるのか、無駄でヘタクソな心理描写が延々500ページに渡って続く。正直、読んでいて辛い。ストーリーは、登場人物たちが、お互い自分の頭の中に浮かんだことを主観的に語りながら会話するという形式で進む。しかし、それが登場人物同士のコミュニケーションになっていない。独り言の応酬では、会話にならない。 作者は、「人間」と「異星体(ジャム)」と「人工知能(雪風・戦略コンピュータ)」のそれぞれの「認識の違い」を表現しようと試みたのかもしれない。ところが、作者の文章表現技術が伴っていない上、それが「人間」の主観的なセリフで描写されるので、ワケ分からなくなっている。 実験的な小説を書くことが目的ならば、別に「雪風」でなくとも良いのだ。 ところで、「フムン」ってなんだ? | ||||
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小説雪風前2作品は過去に読んでいて、この作品が出ていることを知り久々に小説を読みました。 この作品を読むにあたってアニメDVD5巻を先に見て復習しました。 そしていざ読み始めたのですが、読んでも読んでも非常に話の進みが遅いです。というのも登場人物の思考の描写が非常に多い気がしました。 本当に読むのが長いしアニメにしたら30分もかからないで終わるような内容でした。 見えないジャムや雪風の思考を想像して理屈をこねているだけという感じです。 それだけならいいのですが、全ての思考が繋がったようなジャムの作った異空間に全員が入ったとか、雪風が主人公の精神を飛ばしたとか、そんなことを延々とやっていて、ハッキリ言って分かりずらいし意味がないとすら思えました。 元は昔に作られた小説なので仕方がないのですが、こんなバカなやり取りがあるなら普通にAIとして雪風が喋った方が誰が考えても分かりやすいだろうと。 ジャムが先に空間空けて攻めて来てるのに、人間を認識出来てなかったとかそんなバカな話はないだろうと。 こうしてみると寧ろアニメ版の内容やロンバート大佐の方が僅かなセリフですが分かりやすいし非常に興味深かったです。人間はいつでも通路を閉鎖できたけどフェアリ星の資源に目が眩んだとか、まさに自分にとってはアニメ版がリアルな雪風の世界となっていました。 アニメ版のその先の物語が読みたくてこの原作小説を買いましたが失敗でした。更に残念なのはもし次回作が出てもその作品でもアニメ版に追い付くところで終わるだろうなと想像できることです。 | ||||
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神林長平の作品は、単純なSFではなく、いろいろと心理的に考えさせられるのが面白い 好き嫌いはハッキリ別れると思うけど | ||||
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日本SFを代表する作家宇神林長平のライフワーク「戦闘妖精・雪風」シリーズ3作目で、初代「戦闘妖精・雪風」から30年掛けて到達した最新作。私はデビュー時からのファンだけど、理系的な機械フェチと文系的な「言葉」へのこだわりが彼の特徴で、戦闘機である雪風が人格らしきものを備えて、全く未知の外敵「ジャム」と死闘を繰り広げるこのシリーズは神林長平の真骨頂と言える。 前作もそうだったが、今作も戦闘シーンそっちのけで延々と対話劇が続き、その内容はほとんど哲学的で難解。が、神林長平の凄い所は小説としての見せ場を最後に持って来る巧みさ。一言で言えばカッコイイのである。前作ではジャムの敵機が無j数にひしめく上空に高速で上昇していく雪風の勇姿であり、まるで「燃えよ剣」で大軍の敵に一人切り込んで散った土方歳三みたいだと私は感想を書いた。今作のクライマックス、次の一文にも私は鳥肌が立った。 おれは人間だ。これが人間だ。わかったか、ジャム。 まあ、これだけ見てもナンノコッチャかも知れないが。ともあれ、デビュー以来常に日本SFのフロントランナーであり続ける神林長平。「戦闘妖精・雪風」シリーズは、今巻でようやくジャムが地球に宣戦布告した、と言う所なので当然続編が予定されている。これまでのペースで行くと次は10年後なんだけど・・・私より10歳年長の作者なので是非間隔を狭めて欲しいものだ。 | ||||
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いつもの神林でした。 特に今回は思索に耽る場面が多くいつにも増して長々と考察していたように思います。 集中力と時間があるときに読むと良いです。 | ||||
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戦闘は次号に期待ですね。 地球外の機械生命体ともよべるジャムとの 戦いが進む中で謎が謎を呼びます。 | ||||
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随分前に適当に読んで読み返してないので、内容はほとんど覚えてないのですが。 前作と比べて説明が多すぎて逆に私の脳味噌では訳が分かりませんでした。 永遠と「これ、よくなくなくなくなくなくなくない?」を読み解いてるようで、 読み疲れてしまい、まあ、大概読み飛ばしてる私も悪いのですが、 読んでいて作者さんに弾かれてます感がしました。 なんか嫌なことあったのでしょうか?。 頭の良い人だけ読んでください。 | ||||
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タイトルの理由で-1、哲学は嫌いじゃないけどね 一風変わった戦闘でした。 こういうのもあるんだとは思わされたが映像化を念頭にいれると、あまり向いてないかもしれない | ||||
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アニメ経由で、雪風の小説を読みはじめました。 アニメが完結した時、モヤモヤとしたものを、このお話を読むことで理解するために必要なヒントもらった感覚でした。 テレビドラマで生まれつき目の見えない子供の母親が夜空に浮かぶ月を説明することができないと言ってたのを思いだしました。 自分が認識しているものが絶対なものだと、共通だと勘違いしてはいけないんですね。 自分が見ている物の形も色も、常識というルールも、価値観も他人と同じ訳ではないと。 雪風がレイ宛にディスプレイに映した言葉が一番のテーマなんだと最後に感じました。 | ||||
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もう小説なんて読むの何年ぶりか判りませんが グツドラツクの続編が出てたというのを偶々一昨日知り 週末迄我慢して 昼前に目を覚ますや否やキンドル版を購入 一息に読んでしまいしたが 面白かった。 前作の最後は(一作目も 有る意味そうでしたが)アレで完結してる様に思えたので まさか本作の様な そのまま話が継続した 続編が出るとは思ってもいませんでしたから 今度は何処迄 この物語の世界の事が明かされるのか 興味津々でしたが やはり裏切られませんでした。 正直 本作の終わり方が 全三作の中で じゃあこれからどうなるんだと 一番 気に成って仕様が無い感じがします。 というのも 全二作の終わり方は 比較的 今後も現状維持というか このお互いを探り合う戦いに終わりは まだまだ続くという感じでしたが 前作の終わりから この続編が 継続的な物語の展開を図って来たので ここで一気に 大きく戦局が変わって来た感がするからです。 勿論全二作が 此処までの 布石 状況説明 伏線張り と言えば 其処迄なんですが じゃあ此処まで来ちゃったけど どうなるの? という読後の印象を与えられたのは この三作目に来て 最初の様な気がします。 何十年も前 小学生高学年か中学生に成りたての子供の頃 飛行機好きで パイロツトに成りたくて あらゆる飛行機の本を読み漁っていた頃 偶々本屋で売っていた発売されたばかりの文庫本の中に ヘルメツトを被ったパイロットと見慣れない誰かの想像で描かれた戦闘機(雪風)が後ろで垂直に飛んでいる絵のカバーを目して以来 読み続けている雪風に憑りつかれてしまった世代で (という事で年齢は察しが付くかと思いますが) 日頃は仕事に追われ 小説等 面倒で読むどころか見たくも無い生活で この前に読んだ小説が 出版された当初のグツドラツクだった訳ですが 今回も 久々に小説を読む楽しみを思い出させて貰えました。 アマゾンとキンドルの御蔭で 本屋へ探しに行く必要も 取り寄せを頼んで来る迄待つ必要も無く 便利な世の中に成りました。 有り難い限りです。 | ||||
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雪風は3冊目で、改、グッドラックと買いましたしDVDも持っていますが、一番読みつらいかったです。 敢えて買ってもまなくてもいいかな | ||||
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どの作品でも哲学、宗教的な課題を提示する巨匠。 映像化すれば颯爽とした演出画風に新しいファンも一層増えたでしょう。 でもね、是非読んでほしい。 時間を掛けて。 この悲壮感、哀愁を味わってほしい。 滋味なる効用を体験して欲しい。 天才の奥深い課題に向き合ってほしいのです。 | ||||
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いやー凄く良かった。 普通、これだけ難しい事を延々と書かれるといやになってしまいそうだが、そうでなくて引き込まれてしまうところが真骨頂なんでしょうね。 | ||||
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それまでの雪風にしては思弁的な部分が多く、人によっては退屈かもしれない。 が、ラストの清々しさを思えば、全てが許せる気がする。 きっと、雪風は負けないに違いない。 | ||||
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前作「グッドラック」からのまんまの続編。 作者はOVAの「雪風」(特に最終話)に触発されて本作を書いたと思われオープニングを飾るのは「ジャムになった男」ロンバート大佐の地球人へのジャムの宣戦布告からスタート。そして今回の戦場はジャムが用意した「リアル空間」。そこで主人公達の生き残りをかけた戦いが始まるのだが・・・このリアル空間、ジャムや戦闘知性体が認識してる世界で作者の別の作品「敵は海賊」のラジェンドラが対人意識機能というフィルタを通さないで記述した世界に非常に似ている。 普通の人間には認識できない世界であり、零たちFAFの特殊戦は雪風やジャムが中継して強制的に認識させた「リアル空間」に放り込まれる。そこは可能性の海であり時間も空間もあまり関係ない、ある意味何でも起こりえる世界。物語の前半はこの「リアル空間」が何なのかの考察、そして後半はこの空間からの脱出にフォーカスされる。自分たちがどこにでもいてどこにもいないという量子的に未確定な状態にいるということを理解したうえで「雪風と零」と「ジャムとロンバート」は自分達が本来帰るべき世界への確定をかけて超空間通路の先の地球を目指す。。。。 いやー今回もマジ面白かった。でも内容が難解なのでこれが物語の骨子(核)だと思っているとどんどん論旨が展開されていって流されてしまい結果、あれ?さっきは何の話ししてたっけと置いて行かれたことが何度もあった。その意味ではこの物語を理解することは作者と読者の戦いでもある。 今回気に入ったのが「人は真の自分を理解できない」という下り。何故なら自意識とは無意識の上に載った仮想なもの(代理人)であり無意識下の本人すべてを表現(言語化)することはできないとし、ジャムが人を認識する為には言語化したもの:自意識を通じしてしかできないというこの皮肉。前作冒頭の「我は我である」というジャムのフレーズもこの意味を知って読むとまた違って見えてくる。 しかし一番すごいのはこれだけのボリュームを使っても、雪風という物語はほとんど進んでいないということ。 1週間ぐらい進んだ? | ||||
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戦闘機に関してはほとんど知識のない状態で「戦闘妖精・雪風<改>」、「グッドラック」と読んできました。 専門用語などは一度読んだだけでは分かりませんが、前作を読んでいればそれなりに楽しめると思います。 OVAの美しい飛行シーンを思い浮かべながら読むとまた一層面白いです(原作とキャラ設定やストーリーは別物ですが) 筋書きはちょっと複雑ですが、文体は簡潔で小気味よく、さっぱりとしていて、私は読みやすかったです。 とはいえ、30年も続いたジャムとの闘いは何も完結していませんね。 一体これからどうなるのでしょうか。 早く続きが読みたいです。 | ||||
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まず、他の方も言っているとおり、前作までを読んでいない人は、読んでも全くわけがわからないでしょうから、読むべきではありません。 一方、前作までを読んでいる人にはお勧めできるかというとうーん。 これは評価が分かれると思います。 このシリーズを読んだ方は、これまで、登場人物の内面的なモノローグや、やや哲学的ともいうべき会話のシーンがたびたびあったのはご存じと思います。 それが、第一作よりも第二作でだいぶ量が増えたことも。 そしてこの第三作にいたって、ほぼ全巻がそれと言うか、そういう哲学的な「現実とは何か」というような問いそれ自体が物語を左右しています。 ここはどこなのか、これは幻覚なのか、そもそも「私」は何者かということが曖昧な状況が延々と続き、その中でモノローグと哲学的会話が繰り返されます。 ラストシーンが爽快、という方もいますが、それは裏を返せば、すっきりと「爽快」なシーンは最後だけということです。 (もちろん、爽快一辺倒でないことこそが、<雪風>の大事なところだったわけですが) 私個人としては、前作まで、ジャムやFAF戦闘機械群と人間(そして<雪風>)の関わりについてのいわばSF的な驚きを楽しみに読んでいたので、本作はあまり楽しめなかったのですが。 でも、作品の楽しみ方は人それぞれ。 前作までの哲学的対話が好きだった、あれこそが<雪風>の醍醐味だ、という方なら、たぶん本作を心から楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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本作の評価は、全編完結したときに決まるのではないでしょうか。 はっきり言ってしまえば、本作は超巨大風呂敷をようやく広げた段階です。 ・・・まだ広げてる途中かもしれませんが。 これだけの大風呂敷をうまくたためる気は正直しません。 なんだか詳細はうやむやのままおわってしまいそうな。 。 。 しかしもし、読んだ人全員が納得するような完結編が出たなら、 本作はとんでもない名作になります。 期待を込めて、★4つ。 | ||||
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シリーズ3巻目ですね。 2巻目から長かったです。 やっと完結です。 DVDも購入しました(全5巻?)。 不思議な物語(SF)と感じました。 | ||||
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どちらがオリジナルでどちらが偽者か、現実なのか虚構なのか、未来なのか過去なのか。 兎に角、登場人物も読んでるこちらも訳が判らなくなる摩訶不思議な状況が延々と続きます。 雪風がスカっと飛ぶ描写を期待するとかなり肩透かしを食らいます。 が、何度も繰り返し読みたくなる、読む度に違った感想が生まれる、そんなスルメのような第3部です。 (もっとも雪風シリーズは全てスルメですが。何度読んでも面白い。) 難解な内容ではありますが、人物の会話にクスっとさせられることも多く、 私は最初、そんな会話劇を楽しみました。 前作も、読み返すと会話がとても面白いんですよね。零さんも結構喋るし(笑) ジャムとの戦いがどうなっていくのかは勿論ですが、主人公・零さんの変化とか、 より強固になった零さんと雪風の関係とか、色々な角度から楽しめます。 さて、4部が出るまでに何回読み返すことになるやら。 | ||||
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