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スクラップ・アンド・ビルド



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【この小説が収録されている参考書籍】
スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルドの評価: 3.56/5点 レビュー 190件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(1pt)

はじめて羽田氏の作品を読みましたが・・・

以前テレビで羽田氏をみてなかなかいいキャラだと思ったことや、わたし自身リアルに親を介護しており
介護をネタにした作品ということで読んでみましたが、かなりガッカリな内容でした。
いろいろ介護にまつわることは出てくるものの、非常に浅すぎる感じが。
まあ初期の介護老人と一緒に住んでる青年の話であって、介護ネタの話ではない。
多々筋トレとセックスのシーンがあるが、そこは文章を長引がびかすためのものにしか思えず、
そこ抜かしたら本当に薄っぺらな内容。
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No.20:
(2pt)

可もなく不可もなく

可もなく不可もなく。そんな感じでした。文章のリズムにのれる箇所や、すっと入ってくるような心情もあったのですが、もやっとしたものが残ってしまいました。結局わたしは何を一番感じたのかというと、生きることの惨めさのように感じます。うーん。スッキリしない。
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No.19:
(1pt)

何も入ってこない

各キャラクターの印象が弱く「走ル」に似たような描写もあり、全体的におもしろくない。楽しい必要はないが読んでいて何も入ってこない。
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No.18:
(2pt)

読者を選ぶ

ん?って終わり方。たぶん僕は文学が分からないんだと思う。残念。
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No.17:
(1pt)

期待しすぎた

うーん、、うーん、、 スッキリしません。 。 なんだろう、、この中途半端な感じ。
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No.16:
(2pt)

つまらなかった

作者はあまり頭が良くないのかなと思いました。 この作品を選考した方達も??です。 か
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No.15:
(2pt)

一言で言えば

軽い。 意味のある軽さではなくて無意味な軽さである。 軽薄と言ってしまっていいかもしれない。 軽薄なら軽薄なりに、驚きぐらいは与えてほしいものだがそれもなし。 言ってしまえば、ありきたりということ。 タイトルに経済用語でも使われるような言葉を選ぶっていうのも、どうもね。 まぁ、少しは読ませるところもあったから★二つ
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No.14:
(1pt)

ははは・・・。

遅ればせながら、読了。 同居祖父の願いに応えるべく、世話に励む孫。 ひ弱な面を同居人には見せるが、実は元気な祖父。 こんな内容ですかね、まったくつまらん。
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No.13:
(2pt)

期待ハズレ

大した出来事も起こらず、プロローグのまま終わってしまった様な印象です。 羽田さんは、黒冷水がとても良かったので、期待していましたが、残念です。 受賞したことで、本作が羽田さんの代表作になってしまうことも、むしろ気の毒です
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No.12:
(1pt)

好きなタイプの人じゃないなあ…

もはやビジネス上の理由のみで、無理やり半年ごとに受賞作を出してる、芥川賞の選考基準は、絶望的なレベルにまで下がってしまったので、又吉のブツともども、作品自体は殆ど論評する気になれません。
まあ、選んでる人たち自体が村上龍や山田詠美、島田雅彦といった、既にピークを過ぎ、村上春樹とは全く勝負にならなくなった、かつてのスター作家たちですが、もはや文藝春秋に迎合することでしか食えなくなった(?)彼らも、つくづく落ちたもんだと思わずにいられません。

それはともかく今回、何よりも気になるのは、本作を書いた羽田とかいう人の、受賞後の行き方。思うにこの人、どうやら石田衣良なんかと同タイプのようで、今後はむしろ、安手なタレント文化人として、小銭を稼ぎまくりたいという願望が見え見えです。
まあ、もともと大した文学的才能は持ち合わせてないでしょうから、そういう生き方でしか、経済的に潤えないとも言えましょうが、そんな羽田や石田のような物書きにも、安易に栄誉を与えてしまう芥川賞、直木賞自体も、もはや末期症状を呈していることは明らかですので、廃止した方がむしろ健全かと。
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No.11:
(1pt)

面白くもおかしもない。

はっきり言って作者の心の中の残酷なつぶやきをかき集めたものです。 ツイッター作家というべきでしょう。 この手の「つぶやき」作家にとって、ネットでかき集めた「知識」と自分の価値判断だけが絶対で、他者とのかかわりで深く自己反省したりすることはないようです。 もともとがつぶやきなので、誰かを感動させようとかいう情熱などありません。 クールといえばクールなのかもしれませんが、読後感は「面白くもおかしくもない」でした。
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No.10:
(1pt)

自己愛だけの駄作

他者への優しい眼差しがまったくないひどい文章でした。 感じられるのは異様なまでの自己愛の強さだけ。 読んでいて気分が悪くなりました。 老祖父や母親や恋人の表面的な醜さばかりが描かれ、実は作者の視点がいちばん醜く歪んでいると気づいていないようです。 自分だけは常に正しいという幼稚な人間性が透けて見える不快なものでした。 物語としてもオチがなく、又吉氏の人間愛とオチのある火花と同レベルとはどうしても思えない駄作でした。
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No.9:
(1pt)

芥川賞作品は難しい?

全く面白くないし、結末もよくわからないし、改めて芥川賞作品の難しさ?がわかったような気がします。 芥川賞作品はもう読みません。
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No.8:
(2pt)

買わなくても良かったかな。

正直医学的な言葉を使うのであればもう少し勉強して使って欲しい。 これで芥川賞を受賞するようでは審査員も出版社も何を見ているのやらと感じる。 例えば広背筋も後背筋と書かれていますし、文脈的に整形外科の所が形成外科だったり、他にもホルモン等ももう少し調べれば間違いだと分かるようの事が多く正直読んでいるだけでストレスだった。 ただ、体の事や介護の事を何も知らない人達にとっては良い入り口になると思った。 何度も言うがこれが芥川賞受賞?と思えてならないのは私だけであろうか。 翌日ブックオフに持って行きました。
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No.7:
(2pt)

無理に芥川賞を選考しなくても良いのでは

「火花」にしろ、この「スクラップ・アンド・ビルド」にしろ、読んで心が揺さぶられることはなかった。 無理に芥川賞を選考する必要はないのではないか。 該当なしの年があっても良いのではないか。 この「スクラップ・アンド・ビルド」、介護を受ける老人の暗い境遇と介護者を心性を描いたのは分かるが、少しでも、希望を与える何かを描けなかったのか。 筆者が若すぎるせいか、人間の心の機微や襞を描ききれず、後味の悪さだけが残り、とても人に薦められる本ではないと感じた。
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No.6:
(2pt)

軽い

『火花』よりもこちらを期待して読みました。しかし正直「これが芥川賞?」。
まず「介護」を押し出すのをやめて頂きたい。自分でトイレに行く事が出来て、たまにかわいい我がまま言う程度のおじいちゃんとの同居を介護ってのはない。もっと大変なものだから。(これがテーマではないのはわかっていますが)

謎の残る不明な箇所がいくつかあるのも、もやもやします。
そして最後、何も解決しないまま消化不良で終わってしまい、おいおい、と思いました。

『芥川賞の謎を解く』という本を読んだ後でしたので、歴代の受賞者に比べてなんて軽い内容なんだろうと思わずにいられません。
総じて何ものも得る事のない作品で、最初に読んで「うーん?」と思った『火花』の方がまだ文学的に読む価値がありました。
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No.5:
(2pt)

自意識ごっこ

羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」は第百五十三回芥川賞受賞作)。その書き出しの一行。

 カーテンと窓枠の間から漏れ入る明かりは白い。( 402ページ、「文藝春秋」)

 「漏れ入る」は「もれいる」か「もれはいる」か。よくわからないが和歌的、新古今的な描写が最近の芥川賞作品ではめずらしく、引き込まれた。
 しかし、

 掛け布団を頭までずり上げた健斗は、暗闇の中で大きなくしゃみをした。今年から、花粉症を発症した。六畳間のドアや通風口も閉めていたのに杉花粉は侵入し、身体に過剰な免疫反応を起こさせている。( 402ページ)

 ここで、私は違和感を感じた。「ずり上げる」という「動詞」が私の肉体としっくりしない。他人(健斗)の肉体の運動なのだから私の肉体としっくりこないのはあたりまえかもしれないが。そのあとの「侵入し(する)」という動詞や、「身体に過剰な免疫反応を起こさせている。」という文のなかの漢字熟語、「起こさせている」という言い回しにもひっかかった。なぜ健斗を「主語」にしたまま書けないのかな?
 しばらく読み進むと「ロードノイズ」ということばが出てくる( 403ページ)。意味はわかるが、ここでも私はつまずいた。書き出しの新古今のような感覚とロードノイズという表現は異質の次元のものである。さらに「電源をオフにした」が出てくる( 404ページ)。「孝行孫たるポジション」( 408ページ)「フリータイムで入室後」( 409ページ)などの「カタカナ」にも、私は、つまずいた。私の世代と羽田、あるいは主人公の健斗の世代で「言語感覚」が違うだけなのかもしれないが、どうにもなじめない。
 なぜこんな文体なのかなあ、こういう文体でしか書けないことなのかなあと思いながら読み進み、 426ページ、

まっすぐにビルドできていることの快感だ。

 ここにタイトルの「スクラップ・アンド・ビルド」の「ビルド」が出てきて、羽田のやっていることが、やっとわかった。わざと「日本語的(古典的)」な文体とカタカナ語を衝突させているのである。なじまない「文体」を衝突させて、その亀裂から始まる世界を描いている。
 異質なものの衝突は、そのまま「ストーリー」にもなっていく。介護を必要とする肉体(老人)と介護をする肉体(健斗)の対立。精神(感情)関係というよりも「肉体」そのものの出合いと衝突がある。
 異質な肉体(異質な人)の出合いを描くというのが羽田のテーマなのかもしれない。そして、それを明確にするためにわざと異質なことばをつかうのである。奇妙な「文体」をつくるのである。
 「文体」とは「肉体」のことである。「肉体」とは「文体」と同じものなのである。
 とても明瞭な主張である。受賞のことばで、

“世間から求められる言葉を言わなくてもいい自由さ”があることをここで提示したい。

 と羽田は書いている。
 ここに書いている「言葉」を「文体」と言い直せば、羽田がこの小説でやっていることがわかる。いや、これでは、「わかりすぎる」ということになる。「わかりすぎる」は「つまらない」ということでもある。
 別なことばでいいなおすと。
 「文体」における言語の選択は、筆者の自意識の問題である。羽田がこの小説で書いているのは、健斗の「自意識」であって、他者の意識は描かれていない。「ロードノイズ」というのは「描写」のように見えるが、単なる描写なら「路面の音(路面から聞こえてくる騒音)」でもいいのだが、そういう「日本語」として共有されることばでは「自意識」になりにくい。「自意識」であるまえに、冒頭の「白い」のように「古今的感覚」として日本語に吸収されてしまう。そこから健斗だけの「自意識の風景」を確立するためには「ロードノイズ」という面倒くさいカタカナ語が必要だったのだ。
 この方法論は、とても「わかりやすい」。「わかりやすい」だけに、とても安易でもある。異質なことば(カタカナ語)で「自意識」を浮き彫りにするという方法は、しかし、安易すぎないか。
 主人公は、また自分の肉体を改造(?)しているが、その変化を説明するのに、冒頭の「免疫反応」に類似する「学術用語(専門用語)」をつかっている。特別なことばで、自分だけの「世界」を強調する。安易だなあ。
 この方法が安易であるという証拠(?)として、逆の例をあげれば、それは老人のつかう「九州弁(?)」である。九州弁が老人の「自意識(個性)」である。老人の存在(肉体)そのものである。
 登場人物の書きわけを「ことばの音」だけで表現している。
 いちばん大切な主人公と脇役が、「肉体」ではなく、「ことばの音」で区別される。
 せっかく強靱な若者の肉体と、死んでゆくしかない老人の肉体が出合い、衝突しているのに、肉体のリアルさが描かれず、かわりにそれぞれがどういう「ことば」をつかって自分を語るかということしか表現されていない。
 人間が出会い、出合いをとおして変化していくというのが「小説」だと思うが、そういうものが描かれていない「自意識ごっこ」のように見える。
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No.4:
(1pt)

つまり、つまり、つまり、つまり

作品の冒頭から最後まで、同じ表現が乱発されている。

数ページに一度、「つまり」、「つまり」、「つまり」

作者の表現をそのまま借りるなら、つまり、自分の表現に自信がないから、
「つまり」という言葉を使って、数行ごとに端的な表現を繰り返さないと、読者に伝わらないのだ。

芥川賞は文章の美しさ、独特の表現で読ませるもの。
しかし、この稚拙な文章表現は芥川賞候補とすら呼べないレベルの低いものである。

12年のキャリアというが、この著者はただ時間を浪費していたに過ぎないのではないか。
インタビュー記事を読んだけれど、「公務員を考えたがやっぱり辞めた」と。
これもステレオタイプだ。公務員もピンキリだろう。
それに、公務員は手続きをすれば作家になれるはずだ。
なのに、記事ではあたかも、
「オレは安定した世界に行きそうになったけど、ギリギリで足を踏みとどめて無頼の小説家の道を選んだぜ」
という、いまどき、誰も感動しないようなニュアンスの寄稿をしている。

この作品、作者の底の浅さ随所に感じる。
若手だけど、10年以上のキャリアだから、そろそろ賞をとらせてあげようという
公務員以上の年功序列主義のなかでの、「がんばったで賞」的受賞。

つまり、つまり、つまり、
何の価値もない受賞である。

これからこの作品を読まれる方は「つまり」という表現が何度出てきたか
数えてみてください。ほかの小説に比べてびっくりするくらいに多いです。
スクラップ・アンド・ビルドAmazon書評・レビュー:スクラップ・アンド・ビルドより
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No.3:
(1pt)

高校生作家のまま

ほとんど下調べもしないで書けてしまう、物足りないストーリーでした。 知的好奇心を全くくすぐらない、全部聞いた事ある話しで、こんな感じで芥川賞って穫れちゃうんですね、という感想です。 無理に受賞者出さなくてもいいんじゃないでしょうか…。
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No.2:
(2pt)

社会に対する問題提起なのか?

又吉直樹の火花が予想外に安定した執筆技術を発揮していたのでこちらの作品も読んでみました。しかし句読点の使い方がおかしかったり、センテンスの長さがバラバラだったりとかなり読みにくい作品でした。明らかに又吉の方が純文学に触れてきた量が多いのでしょう。表現や言葉の使い方には、雅語的〜実務的とか文語的〜口語的あるいは専門的〜一般的といったグラデーションがあると思いますが、結構気にしてないですね。その結果、医学用語の突然の登場や、聞いたこともない横文字など、ここでその表現を使うかと驚く(悪い意味で)ことが多く、「痛い」文章も所々あります。言葉を自由に使うこともテーマの一つのようなのでそれもありですが、読者が恥ずかしくなる文章はダメでしょう。それと性描写が露骨かつグロかつレトリックなしなので、非常に気持ち悪いです。こういう性描写は村上春樹などでよく見かけますが、個人的には好きではないです。谷崎や三島をよく読んでからトライしてもらいたいところです。(グロい性描写が好きな方もおられると思いますのであくまで個人の意見です)。ストーリーとしては新しい発想に基づく安楽死の提案で、若干ユニークです。しかし最後はお約束の予定調和で、要介護老人とフリーターを大々的に配置して、生々しくその生活を描写したことに対する総括がなされていません。私小説だというならそれでも良いのですが、その割には読者に社会的な問題として受け取ることを期待しているような節があります。極端な結末に持っていくことを躊躇ったためとは思いますが、よくわからん小説というのが正直な印象ですね。
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