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(アンソロジー)

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密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー



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密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジーの評価: 3.83/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

微妙なバラバラ感についていけるかどうか

ディスクン・カーの書下ろしパスティーシュを集めたアンソロジー。2006年出版のものの文庫化である。
先日亡くなった小林泰三をはじめ、なかなかの執筆陣である。

最初から順に読んでいくわけだが、冒頭の芦辺作品でいきなり面食らう。放送局ネタ?しかもカー本人が登場?
次の桜庭も面食らう。舞台がムーランルージュというのは如何にもという感じなのだが、ある意味で怪奇趣味、ある意味で光と影の対比。うーん。
田中は例によって歴史ものに振りきっていたり、小林はタイトルから見立てかと思うとイヤイヤという意表もの。どれもこれも味わいが全然違う。アンソロジーのあるべき姿という話もありますが、なかなかついていくのが大変である。最後の二階堂作品は、いかにもという書きっぷりの密室もの。

全体的に作品レベルは高いですが、とにかくバラバラ感にちゃんとついていければ楽しめるんじゃないかと思います。
密室と奇蹟 (J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:密室と奇蹟 (J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー) (創元推理文庫)より
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No.5:
(5pt)

本大好き

とても良い取引ができました。また機会がありましたら、よろしくお願い致します。
密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジーAmazon書評・レビュー:密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジーより
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No.4:
(3pt)

最近の単行本なら50ページは分厚くなっています

密室の巨匠J・D・カーに捧げる不可能犯罪アンソロジーであります。密室でも不可能犯罪でもない収録作も2編ほどありますけれども。
ページ数の割りに読了までに時間がかかったな、と思ったら1ページあたり25字×21行×2段! 最近の単行本なら50ページは分厚くなっていますよね。
それぞれ出来にばらつきがある中、ベストは巻頭の芦辺拓先生。主人公をカー本人が務め、生放送のラジオドラマで思いも寄らない解決を作ってみせます。
どこがカーへのオマージュやら、いつもの調子の田中啓文先生が素敵。
小林泰三先生は姉妹殺しの真相が分からないままで、不条理ホラーの味わい。
柄刀一先生、建物の見取り図つけてください
そして、いまは亡き加賀美雅之先生ならではの夢の競演にしんみり。
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No.3:
(3pt)

懐かしの密室トリック

推理小説好きは、アガサ・クリスティやコナン・ドイルあたりからこの世界に入って、好みの作家を探して行った人が多いのでは?
そういう意味では、若い頃D.カーを何冊か読んだのですが、あまりピンとこなかったのかそんなに傾向していきませんでした。
ただ、教科書に載っているような純文学も大人になって改めて読むと「なんだ、こんなにおもしろかったのか」と気づくことが多々あったので、D.カーも再読しようかな、と思わせてしまうのがこの『密室と奇蹟』です。それぞれの作家が、D.カーのテイストや作品に登場する名探偵を自分テイストに調理したアンソロジーは、いろいろなものをちょっとずつ味わう楽しみがあります。
読み終わった後は、バンコランやH.Mが活躍するご本家を読みたくなってしまいました。
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No.2:
(5pt)

カーの収集を遅ればせながら完遂した男

若い頃、カーの作品を読んで人物の書き分けが悪く、面白いと思わずにそのまま放置してましたが、現役を終了(4年前)後、改めてカーの短編集を手に取りその面白さに引きつけられカーの全作品を収集しようと一念発起して1昨年末に「恐怖は同じ」を最後に完遂しました。 その後、カーを取り上げた作為を集めていましたが、生誕100年を記念して本作品が出版されていたことを知らず、アマゾンのお陰で知ることとなり、購入した次第です。 状態も良く、満足しています。
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No.1:
(4pt)

ジョン・ディクスン・カーの著作のファン以外も楽しめる

ジョン・ディクスン・カーの著作のファンの方にとっては
もちろん、彼の作り出した人物や作品を思い出し楽しめるだろうが、
私のような、それ程なじみのない読者にも楽しめる作品集であった。
 どの作品もそれそれ、良いと思ったが、中でも、
巻頭の『ジョン・ディクスン・カー氏、ギデオン・フェル博士に会う』は
BBCのラジオ放送に関わっていたカーの周囲で起きる事件を描き、
昔のラジオ収録の様子や、カーの作品そのものも楽しめて、面白かった。
 また、『亡霊館の殺人』は密室の殺人の謎や人間関係などの設定が
いかにも昔のイギリスのミステリという感じが出ていて、趣きを感じた。

 そして、全くジョン・ディクスン・カーには関係の無さそうな
赤穂浪士の討ち入りにおける密室の謎を扱った『忠臣蔵の密室』は
カーに繋がって行くオチはいまひとつながらも、
この作品集内では異色で、印象に残る作品であると感じた。
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