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流
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流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全158件 101~120 6/8ページ
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文章が読みにくく、ストーリー流れ中にあってどうでもいいような、暴力的な挿話がくどくどと続くため、途中読み進められなくなった。どうしてこんな本が、絶賛されているのか理解ができない。今まで読んだ本の中で、最低レベル。 | ||||
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東山氏の作品はかなり久しぶりでした。 高校の頃に逃亡作法で小説の面白さを教えられ、4作ほど読んだのですが、少し文体に飽きてしまいそれ以降読んでいませんでした。 直木賞を受賞したと知り、デビューから一時的にはファンだった自分には嬉しく思い、これを機に改めて読んでみようと思いました。 「流」面白かったです。 祖父の死を皮切りに目まぐるしく変化する主人公自身を取り巻く環境を背景に、主人公自身の心境の移り変わりを圧倒的な疾走感を持つ描写で描いています。 青春小説としての完成度の高さは間違いなく屈指の作品だと思います。 失恋のエピソードをはじめ、盛り込まれている諸々のサイドストーリーには否定的な意見も見受けられますが、上記に書いた通り本書は主人公の青春の日々を描いた作品で、ミステリーはあくまで中心要素の一つであり、日々の諸々の出来事こそが極めて重要なファクターでしょう。 祖父の死を追いかけただけの小説であればここまで面白くなることはなかったはずです。推理小説じゃないんで。 喧嘩もすれば、車を飛ばして大笑いし、親にぶたれ、苦い恋をし、仲間とタバコを吸っては下世話な話に花を咲かせる…。 全てのエピソードが生き生きと伝わってくるのは、主人公の目線を通して見える、日々の生々しさ、そこで生きる人々のリアリティなのだと思います。 また、戦争を根底にした因果が本作のメインテーマ、決して重すぎることなく描いていますが、全編にわたり黒々くずっしりと圧し掛かってきます。 それもまた祖父たちの青春の日々だったのですから。 そして時の止まった彼らの時代もまた、「碑石」の取り壊しと共に再び動き始めま、「過去」へと移り変わっていきます。 きっと、最後の一文は祖父の死に遁走しながらも、恋をし、友人を助け、様々な出来事が詰まった「あの青春時代」を振り返る後年の主人公の言葉なのでしょう。 本書にあっても、初恋の衝動、そして葛藤は間違いなく「祖父の死」より先を走っています。 自分もそうであったように、結局のところ男の青春はいつだって「女の子」なんだから。 | ||||
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重厚感たっぷりのいい読書タイムに酔いしれました! 風格があり、直木賞にふさわしい作品・・・読んでよかったです。 台湾の歴史・戦争の生々しさ・暴力・・・などなど私にはついていけない要素が多いのですが、それでも引きつけられたのは圧倒的なスケール感。 そしてミステリー要素が織り込まれ、エンタメ性の高めるのにも一役買っているからだと思います。 とにかく生きるエネルギーにあふれています。 女性読者の心をつかんだのは恋を綴る場面が多いからだと思いますが、どうしても納得がいかなかったのは・・・「毛毛が身を引いた理由」。 なにこれ?過去のこんなエピソード、いらなくないですか?? 毛毛が幸せになれなかったことはほんとに残念で、そして主人公も最終的には離婚をし、 幸せにはなれなかったことを匂わせてるのもなぁ~。 なんでこんなに報われないんだ・・・切なすぎる。 ラストをしめる一文が「あのころ、女の子のために駆けずりまわるのは、わたしたちの誇りだった」というのにも疑問が残ります。 これによって、なにやらほわんとした幕引きになり、なんだか違う小説になったような気がしたのは私だけでしょうか??? 主人公は女の子のためではなく、どちらかというと友や祖父のために駆け回ってたんだけどなぁ・・・。 | ||||
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最初は戦争小説なのかと思って読んでいたら、戦後のお話し。 東山さん曰く、青春小説と書いてましたが、台湾のスタンドバイミー的なストーリー。 青春は痛くて、甘酸っぱい。 途中から、ファンタジー要素が出てきて、国の文化的表現なのかなと読み進めていくと、最後に2度ドンデン返しが待っています。 それが、痛快で最高でした!! 青春でファンタジーで最後はミステリー。 ネタバレになりますが、初恋が報われず引きずるのも切なくて、じれったくて、ひきつけられて印象に残りました。 私は、今まで読んできた直木賞の作品の中で一番好きです! 女性は、最初読みにくいかもしれませんが、頑張って最後まで読んでみてください。 すごく面白い展開が2回待っています!! | ||||
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花火と一緒に買って期待無く読んだのですが圧倒的にこちらの方が面白かったです。 文体が中国とは異なる日台系なのですが何となく中国の雰囲気もあり、一読する価値のある本でした。 | ||||
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台湾好きだけど、作品が生臭い感じでハマらなかった。 審査員してた作家の人たちにも絶賛されてたし レビュー見ても『読む時間があっという間だった!』言う人たくさんいるので 私がお子さま的読みの浅さなのかなーと思います。 ひたすら暴力シーンとウン○的な表現イメージしか残らなかった。 好きじゃない作品。 | ||||
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「直木賞です!」 「20年に一冊です!」 「幸福な選考会でした!」 「とんでもない商売敵!」 と煽られまくりな帯札と後輩の推薦で手に取り、金を払って、期待して、大期待して読み始めましたが なんじゃこりゃ・・。5ページくらいで気が付くつまらなさ。 どんどん重たくなる瞼と、進まないページ・・・。 時折入る、中国語だか台湾語だかわからない表記が鼻につき、 「てかおまえら、文中基本中国語だか台湾語だろなに表記変えてんだよ」と出鼻ボキ。 小説でもなんでもエンタメ作品であれば大事なのが「話の推進力」 しかし、この作品、それが皆無です。 なんか「祖父を殺したのは誰だ」という謎でひっぱろうとするのですが 現場に手かがりなさすぎて→推理的推進力ありませんし、 最後に「お前誰」犯人なので→動機的推進力ありません ので、私の目の輝きがどんどん失われていったのはいうまでもありません。 それでも、金を払ったのだから、なんとか楽しもうと ★エロ描写に期待したり、 ★ひたすら続くおれ悪童だろ~エピソードの面白さに 賭してみたのですが、これもまるでだめ。 品川先生の作品のほうがあるのでは・・。 と生唾をごくり。 とにかく私には面白さ、良さがまったくわかりませんでした。 誰か教えてください。 ↓ なんかこちらで良さをレビューしているのですが 私にはさっぱり [・・・] | ||||
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「バナナも、臭豆腐も、マンゴーかき氷も、小籠包もブチ込んだ台湾ラーメンを、どや顔で出された」そんな気分になりました。 とにかく、「無駄にエピソードが多い」。 映画KANOもそうでしたが、このグダグダ感は台湾というエリアのDNAなのでしょうか。 そうだとすれば、気色の悪い感性です。 船戸与一氏は、小説の導入部を、わざと難解に書くそうです。 というのも、本当に自分の作品を読みたい人の為に書いているので、いい加減な読者は導入部で「ついていけない」とはじくようにしているそうです。 この「流」の作者が、そうした意図を秘めているとは思えません。 なぜなら、延々とグダグダが続くからです。 まだストーリーが面白いのなら、このグダグダ感も許せますが、内容的にも、おそまつ。 スパイ小説をそれなりに読んでいる方なら、犯人に意外感はないでしょう。 ネタバレになるので書名は書きませんが、この結末は結構古くからあるパターンです。 ただ、「日本は台湾を警戒しなければならない」と再認識させられたことは、収穫でした。 「台湾の親日なんて、幻想に過ぎない」これがこの作品の秘めたメッセージであるかも知れません。 「彼らが何を重んじるのか」「最後に頼るものは何なのか」を知ることは、日本人にとって重要であるはずです。 その意味では、多くの人に読んで欲しいです。 | ||||
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本はキレイで配達もすぐでした。 これからも利用していきたいと思っています。 | ||||
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ずっと期待してる本なんです。 ちょっと流れって読むと、本当に素晴らしい本だと思います。 | ||||
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中場利一の岸和田少年愚連隊ととても雰囲気が似ている。 やんちゃのエピソード。 やられたらやり返すこと。 ヤクザの舎弟になる友人。 好きな女の子との距離感。 文章のテンポ。 台湾と中国の歴史を交えた、知的な岸和田少年愚連隊だ。 | ||||
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帯には選考委員の絶賛の言葉。 期待して読み始めたけど、読みづらいし面白くならないし、なんでしょう? 日本語が妙。 正直なぜにこんなに絶賛され、賞を受章したのか不思議です。 他にも素晴らしい作品はたくさんあるのに。 どこかできっと面白くなるはずと最後まで頑張って読みましたが、結局感想は「うーーーん」でした。 内容を面白く感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、日本語は絶対におかしいと思う。 翻訳間違えちゃったみたいな感じ? なのになぜに受賞作なのか、疑問、というのが一番の感想です。 | ||||
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さすが直木賞を取っただけのことはあると思いました。 読み始めたら止められずに一気に読んでしまいました。 ストーリーや登場人物の魅力に吸い込まれてしまう作品です。 最後のページまでワクワクしながら読むことができました。 | ||||
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中国名の読み方に戸惑い我慢しながら読み進んでいたら、面白さに惑わされ気が付いたら読み終わっていた。 二度読みしようと思わされる作品だ。 | ||||
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名前が頭に入りづらいことを除けば、圧倒的な筆力で最後まで読ませる天才的な力作。 もう一度読み直したくなった。 | ||||
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直木賞と聞いて帯の煽り文句とともに衝動買いしました なにかを直接的に訴えるというよりはただ、ひたすらに、人々の人生が描かれていたと思いす。 読み終わったあとには小説を読んだという感想よりもまるで夢をみていたような感覚で、本当の自分の記憶のように胸にとどまっていました。 確かに一つの物語が完結して、違う世界を別視点からみて、そして自分と主人公をかさねあわせるような楽しめるはあまりありません。 しかし主人公は主人公でありそれは誰が読んでも彼であろう、その文章に圧倒されます。 言葉では表しきれないなにかがあり、読み終わった直後はなんだか不完全燃焼のようなそんな気持ちになりました。 しかしなにか、それを納得させられるような不思議な力がありとても不思議な感覚でした。 これが面白いかは人それぞれだと思います。 ただいろんな人に読んで欲しい作品です。 | ||||
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表題のとおりです。他の章はだらだら続きます。それぞれを短編だと思って読んでいないと、読了はかなりツライ。 日本語が変なのも、他のレビューアーが書いているとおり。 たとえばプロローグ。「便意などすっかり雲散霧消していた。」あるいはP.305「日本では外食産業が燎原の火の如く勢いで燃え広がっていた。」 設定にも問題がある。第一章で、主人公は1975年に17歳と書かれている。これに対して、第十一章では、主人公は23歳で、中森明菜のセカンド・ラブが流行っていることになっている。1975年の6年後だから、この時は1981年のはず。ところが、「セカンド・ラブ」のリリース年を調べてみると、1982年11月。つまりこの作品は、設定が間違っているのです。 横山秀夫さんの作品に、誤りを指摘して、直木賞から落選させた人たちが、こんな単純な誤りを指摘していない。選考委員の人たちは、本当にこれを読んだの? 他に気がついた点をふたつ。 第八章で、主人公と叔父さんが、ヤクザの事務所に乗り込んでいって、友人を助けるシーンがあるが、これは多分、「青春の門」の模倣。 P.282で、主人公が驚いた拍子に、錆ついた五寸釘に尻餅をつくシーンがあります。この後すぐに、四つん這いになってふりかえると、釘に血がついていた、と書いてあるけど、大きな釘が身体に突き刺さったら、自力で抜くのは容易ではないよ。それが分からない作者はたぶん、実生活で、暴力や怪我に縁がありません。 | ||||
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いろんな年代、立場の人達が登場してきますが、それぞれに抱えている事情があり、それを感じ取ることができます。 きっと読むときの年齢によって誰に心を寄せるかが変わってくるのではないでしょうか? そんな奥行きのあるストーリーでした。 | ||||
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著者は台湾の人らしい。幼い時に日本に来て、いまでは、ほとんど日本人である。 そして、ここにきての直木賞受賞。 全く知らない作家であったが、著者の父をモデルにした入魂の物語で、 台湾と中国や日本との関係が戦争を通してなんとなく読み取れる。 なんとも暴力と時代の残虐さがそこかしこに現れるが、暗澹とした雰囲気はない。 どこか青春小説の中に留まっているのは、主人公が物語の中で、溌剌と生きているからであろう。 しかし、日本という国家単位での戦争責任、と言われても現代っ子はピンと来ない。 でももし、自分の祖父がひとつの村を殲滅していたということを知ったらどうだろうか。 物事には距離感がある。遠くの火事であるか、身近な人が放火したのかで全く違ったとらえ方になる。 | ||||
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同年、芥川賞作品と比べ、一線を画す出来栄えには流石ですね。 何冊か氏の作品は読ませて頂いており独特の展開と表現はそねままに、いつもの間違ったROCK感と不良感、時代錯誤なカルチャー感が入り混じっていないので快く読めました。 私より3つは下なのにまるで私より10は年上の人がいいそうな内容に加え、新しい情報は無く、見様見真似で何とか単語だけまりこんで促す。 多分、音楽やドラッグ、不良文化に関して憧れがあるのは分かりますが以後、止めたほうが身の為です。 私は二度と氏の作品に手を伸ばす事は無いと思っていましたが、この作品で考えが180度変わりました。 次回を期待して待ちます。 | ||||
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