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(短編集)
まほろ駅前番外地
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まほろ駅前番外地の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 1~20 1/4ページ
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行天(松田龍平)のファンなので大満足です。DVDもお勧めです。 | ||||
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前作『まほろ駅前多田便利軒』は直木賞を受賞。切りのいいエンディングだったので、それで終わりと思いきや、この番外地でめでたく復活。 収められているのは、ほぼ読み切りの7篇。ふたりの主人公(多田と行天)のハードボイルドさは若干弱まっているが、しゃれた会話と緩急のあるストーリー展開は前作以上。 7篇をきちっと同じ枚数で感動的に仕上げるあたりはさすが三浦しをん。大久保明子のブックデザインもおしゃれ。 「まほろ」市は絶妙のネイミングだと思う。『古事記』が専門の父上へのリスペクトも入っているのかも、そう思ったりする。 | ||||
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第一作目ではまずまず魅力的にも感じた脇役の人たちが、改めて章立てて取り立てられるとつまらなく感じてしまいます。 また、行天の行動にも、読んでいてぼちぼち飽きてしまいました。 三流俳優が表紙の方の本が届いたのでガッカリです。 | ||||
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家族関係でも恋愛関係でも友人関係でもない(飼い主と飼い犬でもない)、仲悪そうな良さそうな、相変わらずの不思議なコンビと、周りの人々の日常&非日常。第1作(『まほろ駅前多田便利軒』)に続く多田と行天のバディ物語、今回も堪能しました。 | ||||
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まほろ駅前シリーズ第二作。 多田と行天、彼らを取り巻く、ぶっ飛んだ、けれどどこかにいそうなキャラたちがとてもよかった。正義の味方も諸悪の根源もない、世の中にはいいところと悪いところを兼ね備えた灰色の人間しかいない。しかしそんな人々が、さり気なく、けれど生き生きとした描写で描かれており、とても楽しかった。個人的なお気に入りは星。悪党にもいろいろな種類、レイヤーのそれがいて、それぞれに情があり、家族がいて、愛する人がいる。そんな当たり前のことを嘘くさくなく描ける著者氏の筆力に脱帽した。続きもとても楽しみ。 | ||||
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テレビ版の番外地にはとても馴染みがあるので大きな勘違いをしていたが、本作がテレビ版の原作というわけではなかった、 テレビドラマ版が番外地を名乗っているだけで、ドラマそれぞれの原作にあたるエピソードはほんのわずかであった、 こちらはドラマ化されていない多田行天の周囲の人物たちを主人公にした短編の連作集であり、第一作は多田の視点で全編語られたが、本作ではそれぞれ異なる登場人物の視点で展開する、 結果、彼らを取り巻くまほろ市の世間の拡がりがおぼろげながら見えてくる構成であり、誰にとっても自分の人生の主人公は自分でしかないことが、けして純文学調に陥ることなくなかなかの美文で緻密に描写されてゆく、 第一作に比べてハードボイルド度が後退しており、誰にでも読みやすく興味深い作品集になっていると思う、 第一作では多田の鬱さが読みづらさを生んでいたような気もするが、この辺で著者の力量が一つ上のレベルになったのかもしれない、 最後の二編で都市生活者の孤独と存在意義のようなものを続けて語り、行天の心の闇の巨大さを暗示して終了する、 さて、第三作で行天の闇がどれほどのものか、如何に書き込まれているか楽しみになった、 以下蛇足、 映像化に際して主演に瑛太と松田龍平をキャスティングした妙にはさすがプロは目の付け所が違うと感心する、 映画版とテレビ版でも同じキャラクタも異なる造形が成されていたが、原作ともだいぶ異なる箇所が散見する、 本書の記述から行天と星が実は同種同類であることを見抜き、映像化ではプラスとプラス、マイナスとマイナスの二人として火花散る設定にしたのは実に巧妙だったと思う、 多田・行天を過去の事情から性的に淡白に設定したのは少々不自然でもあるが、物語全体としては必要なのだった、 ルルもハイシーも多田や行天が望めばすんなりと足を開いたに違いないのだが、とりあえず味見しておくかといった遠慮のなさを多田も行天も持っていないために物語全体の清潔さのようなものが保たれるのだった、 「ガリレオ」で湯川と内海が双方ともに男と女を意識しながらけして先に進まなかったり、「新参者」の加賀と金森の関係がけして進展しないのも不自然ではあるがそれでよいのだろうと思う、 すると「男はつらいよ」が48作すべてで失恋を繰り返したのは必然なのだった、 その時、主人公を”変人”に設定するのはシャーロック・ホームズ以来の伝統なのだろうか? | ||||
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以前、映画になっていたので、そのタイトルのまほろえきまえ…が記憶に残っており、取り敢えず、多田便利軒を読んだところ、だんだんとのめり込んでしまった。私は、文章表現よりもストーリーの展開中心で読むのだが、三浦しおんの文章には、ところどころ、感心してしまい、上手いこと書くなと思いながら読み進んでいます。TVで映画の再放送があれば、いの一番に観ようと思います。 | ||||
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すぐに届きました、またとても美品でした。有難うございました。 | ||||
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ちょうど図書館で借りられるけど、何度も読みたくて買いました。 | ||||
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人生に脇役などいなくて、自分に関係のない人々でも一人一人、人生にストーリーがあると感じさせられました。 | ||||
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まほろ駅前多田便利軒の2作目。 1作目で出てきた登場人物にスポットを当てたスピンオフシリーズで3作目に出てくる人物との繋がりもある。 一瞬で読めるぐらい面白い。 2018.2.14 読了7冊目 | ||||
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番外編。悪くはないけど、本編ほど、興味を持って読む事が出来なかった。 | ||||
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脇役に焦点を当てた短編集。面白いには面白いですが、脇役の人物紹介みたいな一話完結物語になっているので、まほろ駅多田便利軒のコンビの面白さが半減してしまいます。 | ||||
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甘辛加減が絶妙にコントロールされた、直木賞受賞の前作同様に読む人を選ばない良質なコンテンツと思います。が、当方の好みの問題もあり、こうした綺麗すぎる物語構成は物足りないのでまずまずの評価としました。 | ||||
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ストーリー自体、決して派手さは無いものの、何故か一度読むと最後まで読み続けてしまいます。 まほろの住民にそれぞれ個性があり、多田と行天のやり取りはもちろんのこと、サブキャラとの会話もほっこりしながら読みました。 個人的には、由良君が登場する話が好きです! 由良君のナイスアシストによって、過去のわだかまりが溶けていく瞬間、由良くんや仰天の優しさが垣間見え少し感動しました。 | ||||
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生きるのが長くなれば、様々な傷を、心にも身体にも積み重ねて行く。 でも、生きて行きたいから人は必死で生きるのではないでしょうか? 読み手は、多田と行天の魅力にとりつかれた人々かと想います。 私も勿論その一人。 行天の学生時代の無表情、狂気。 気付くものが多々ありました。 家庭は、密室です。 夜歩いている、通勤帰りの電車の窓から漏れてくる、家の光に、あなたは安堵だけを感じますか? 私は、いつも… 何が起きているのかな… と思ってしまう。 行天は、致命的な傷を、心に背負っています。 消えることは無い。 幼少期の、親からの虐待は、 ゛すべてが元通りとはいかなくても、修復することはできる。゛ それがどれだけの時間を要するか、 判る人間と、判らない本当の意味で幸せな人間が存在します。 幼少期の傷は、息絶えて骨となり、墓場迄、持って行き、癒えるものなのか… 行天は、男だから、 救いようの無い、酷い目に合ったから、 狂気に走るのを、若干の理性でとどめているだけなのだとはっきり判明した まほろ駅前番外地 でしたね。 多田が行天を救える唯一の人間であって欲しいと 物語だとしても 架空の小説としても 私は、心から祈りたいです。 | ||||
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多田と行天、表面は対照的性格、だけど根っこは似た者同士。予想通り!やっぱりおもしろい!! | ||||
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前作に続いて便利屋二人が遭遇する様々な依頼。軽妙なタッチの中に、深く響くそれぞれの過去。そしてそれを見守る視線。だんだん話は核心へと近づいていきます。 | ||||
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三浦しをん 「まほろ駅前番外地」は、まほろシリーズの2作目です。 2作目とはいえ、別の話と言えなくもありません。 なぜなら、1作目の主人公に絡む人々が、今度は独立して主人公として出てくるからです。ちょっと、窪美澄さん的展開です。 バスの時刻表にこだわる岡さんの奥さん視点で便利屋を描いたり、由良という小学生視点で物語が展開したり、やくざの星のストイックでマザコンで、女子高生にも負けてしまうのに、時にめちゃくちゃ残酷な一面を見せたり、特に面白いのは曾根田のばあちゃんです。曾根田のばあちゃんは、若いころ、原節子かバーグマンの様な美形だったということが判明します。 そして物語は、“入院している曾根田のばあちゃん”の昔話から、突然、シネマパラダイス的展開を見せるのです。 これがまた、面白い。バーグマンが出て来たり、「アシュレーvsレッドバトラー」論争が出てきたり、「大学は出たけれど」や「鴛鴦歌合戦」、「暗黒街の顔役」が話の中に出てくるところなんざ、これは三浦さん相当の映画通でしょ。それだけでも三浦さん好きになっちゃうな。 そんな台詞や展開が、私たちを楽しませてくれます。 但し、「風が強く吹いてくる」「船を編む」の様な、しっかり取材した深みや趣はありません。軽妙洒脱という感じですよ。 でもこれは、「用心棒」vs「椿三十郎」、どちらがいい作品?と聞くようなものです。 | ||||
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軽妙洒脱で一気に読める。 ダレない。 洒落た作品。 まほろ駅のモデルを探したくなる。 | ||||
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