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黒革の手帖
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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武井咲さん主演のドラマも良かったが、小説の方が濃厚でえげつなくて面白かった。銀座の最高級クラブのママにまで上り詰めた元子が転落する様はジェットコースターさながらのスリルで、気づいたら読了していた。近々、また読み返したい。 | ||||
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名作です。 松本清張です間違いありません。何度も映像化されています。 2017年7月から武井咲主演で放送されました。原作にわりと忠実でしたが、エンディングが微妙に曰く付きだったので、読み直しました。 原作では、原口元子は勤めていた銀行の上司、医師(産婦人科開業医)、医学部進学予備校の校長からうまくお金を巻き上げて銀座のクラブでのし上がっていくのですが、最後は逆に・・・となっています。途中一度だけ、ある男と交渉を持ってしまうが、そのせいで・・・。 面白いのは、9月1日に主演の武井咲がエグザイルのTAKAHIROとの妊娠、結婚を発表したこと。ドラマの最終回は9月14日であったことです。ドラマのエンディングは少し不自然でしたよね。これは急遽変更する必要が生じたのではないかと言われているとかいないとか。 原作では〇〇となる話であったのが、倫理的な問題で残酷な結末にはできなくなったということです。 読んでない人は是非読んでみてください。 | ||||
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名作です。 松本清張です間違いありません。何度も映像化されています。 2017年7月から武井咲主演で放送されました。原作にわりと忠実でしたが、エンディングが微妙に曰く付きだったので、読み直しました。 原作では、原口元子は勤めていた銀行の上司、医師(産婦人科開業医)、医学部進学予備校の校長からうまくお金を巻き上げて銀座のクラブでのし上がっていくのですが、最後は逆に・・・となっています。途中一度だけ、ある男と交渉を持ってしまうが、そのせいで・・・。 面白いのは、9月1日に主演の武井咲がエグザイルのTAKAHIROとの妊娠、結婚を発表したこと。ドラマの最終回は9月14日であったことです。ドラマのエンディングは少し不自然でしたよね。これは急遽変更する必要が生じたのではないかと言われているとかいないとか。 原作では〇〇となる話であったのが、倫理的な問題で残酷な結末にはできなくなったということです。 読んでない人は是非読んでみてください。 | ||||
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松本清張の「黒革の手帳」は、上巻を含めて最近、放送された武井咲さん主演のテレビドラマのように華麗なストーリーではなく、元銀行員の原口元子が黒革の手帳で銀行から大金を脅しとり、それを元手に銀座のクラブである「カルネ」(フランス語で手帳)のママまで上り詰める。 その後、カルネをもっと大きなクラブするために次のターゲットへ第2、第3の黒革の手帳を使うが、その結果がうまくいったかいかなかったかを原作で確かめてください。また、江口洋介さんが演ずる衆議院議員秘書の安島が、原作では元子の敵だったとはとても以外でした。 | ||||
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くり返しテレビなどで映像化され、それは原作とは変わりつつある。それはそれでいいが、原作のすごみは本でしか味わえない。 | ||||
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ドラマもそれなりに面白かったですが、 やはり小説に軍配が上がります。 この小説が書かれた時代の背景もわかって興味深く読めました。 ドキドキしてページを読む手が止まらない体験を久しぶりにさせてもらいました! | ||||
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ドラマ見てたけどドラマより文書の方が細かく書いてあってなかなか自分の世界観作れて面白い♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ | ||||
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松本清張の中でもベスト3に入るくらいに引き込まれました。 下巻がなかなか入荷されず、上巻を読んでから3週間ほどして下巻が届きましたが、届くまでの間、本当に先が気になってしまうほどでした。 物語の展開の速さ、うまさはさすが松本清張だなとうならせる1冊です。 | ||||
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政財界、さもありそうな人間関係であり、銀座の老舗との関係も興味深かった。原口元子は、男たちの黒い部分を うまく使ってお金を作ったが、巻き上げられた人が「脅しだ」なんだと言っているが、根本的にこれらの人たちが悪いことをしているので、全く悪くないのではないかと思う。これからも原口元子を応援したい。 | ||||
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時代背景も違う、もちろん金銭の価値も異なる。しかし、そういったことを感じさせない力強い作品である。黒革の手帳を元に男達から金を引き出すしたたかな原口元子。そして驚愕のラスト。 | ||||
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上下あわせての感想です。 ドラマを現在毎週楽しみに見てるので、原作に興味を持ち、手に取りました。 松本清張氏の詳しい描写に感服しました。 時代背景が昭和ですが、古くさいとは全く感じませんでした。 現代にも通じるものを感じました。 元子は可哀想な女性ですね。 最後はどうなったか?読み手の想像に任された結末でしたが、私は彼女が金や地位に執着することなく、普通の女性としての幸せを掴んでほしいと願っています。 | ||||
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女1人生きて行くために裏ビジネスは難しい。 結局、世間の鴨にされるだけ。 (上)だけを持っていて、(下)を買っていなかったので、続きを読めてよかった。 | ||||
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黒革の手帳の主人公はさえない銀行員。それなのに彼女は銀行の裏帳簿を作って大金を持ち逃げ。銀座にクラブを開く。そして繁盛する。こんな悪いことが許されてよいのかと読み続けると、思わぬ人物が中心となって彼女を破滅に追い込む。命さえも。なかなか怖い終わり方。でも身から出た錆である。松本清張てなんてうまい作家なのだ。プロとはこういう人のことを言うんだなあ。自分ももっと早く原作を読んでいたらなあと我が身をさいなんだ。それ程の出来栄えの良さである。テレビと原作は全く異なるので是非原作を読むべし。 隠花の飾りはは、今風でいうと、ショートショートのミステリー。短いながらいずれも結末はあっとうならせる展開。読後感が良い。 | ||||
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銀行の架空預金口座、無記名預金口座の問題、病院経営者及び高額所得者たちの脱税の問題、医科系進学予備校の裏口入学斡旋料裏金収受問題、企業と総会屋との結びつき又それらに関わる政治家たち、それらの日本の暗黒部を痛烈に批判している。 長年、銀行員生活を真面目に過ごしてきた原口元子だが、その白い壁に囲まれた生活から逃げ出し自由で開放的な生活を夢見る。それには資金が必要だ、それを工面する手段として思いついたのが顧客の架空預金口座からの行金の横領だった。その架空口座のリストが黒革の手帳に書き込まれる。まんまと7500万円もの大金を搾取した元子は今までの生活とは180度違う華やかな銀座のバー・カルネの経営に乗り出すが上手くゆかず、2度目の搾取を計画する。脱税を繰り返す産婦人科医、楢林からその裏金口座の秘密をネタに再度5000万円もの大金を手に入れる。2度の搾取に成功した元子は第3の悪事を企てる。銀座最大のクラブ・ルダンの買取りを目論み、予備校生の父兄から裏口入学の斡旋料として裏金を手にいれていた予備校経営者の橋田を陥れる計画をたてた。しかし、相手はそれほど甘くはなかった。島崎すみ江が銀座に3000件もあるというバーの中からカルネに飛び込みで雇って欲しいと訪れる事が不自然だが、これが最初の罠だった。 これは個人的な憶測ですが当時、この作品を書いた当時、清張氏も多額の納税をしていたと思われる。正直に納税していた清張氏にとって脱税組は許せなかったのではないだろうか。殊に本書で産科医を断定している処にそれが伺える。今では少子化に悩み、出産となれば24時間目が放せなく休む暇もなく苦労が多い科だと聞いている。先人の悪行に現在の産科医が苦しんでいるとしたら自業自得だ。先へ先へと読み急がされるくらい愉快でした、秀作です! | ||||
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一気に読んだ。 登場人物みんなに味があり、それぞれが役者。 いつもだよamazonのレビューは間をおかずにかくのだけど、 あまりにも一気によんで、次の本に移ってしまったので3ヶ月くらいたってしまった。 今、思うのは上のタイトルにあるとおり。 欲を出しちゃダメ。 | ||||
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銀行の架空預金口座、無記名預金口座の問題、病院経営者及び高額所得者たちの脱税の問題、医科系進学予備校の裏口入学斡旋料裏金収受問題、企業と総会屋との結びつき又それらに関わる政治家たち、それらの日本の暗黒部を痛烈に批判している。 長年、銀行員生活を真面目に過ごしてきた原口元子だが、その白い壁に囲まれた生活から逃げ出し自由で開放的な生活を夢見る。それには資金が必要だ、それを工面する手段として思いついたのが顧客の架空預金口座からの行金の横領だった。その架空口座のリストが黒革の手帳に書き込まれる。まんまと7500万円もの大金を搾取した元子は今までの生活とは180度違う華やかな銀座のバー・カルネの経営に乗り出すが上手くゆかず、2度目の搾取を計画する。脱税を繰り返す産婦人科医、楢林からその裏金口座の秘密をネタに再度5000万円もの大金を手に入れる。2度の搾取に成功した元子は第3の悪事を企てる。銀座最大のクラブ・ルダンの買取りを目論み、予備校生の父兄から裏口入学の斡旋料として裏金を手にいれていた予備校経営者の橋田を陥れる計画をたてた。しかし、相手はそれほど甘くはなかった。島崎すみ江が銀座に3000件もあるというバーの中からカルネに飛び込みで雇って欲しいと訪れる事が不自然だが、これが最初の罠だった。 これは個人的な憶測ですが当時、この作品を書いた当時、清張氏も多額の納税をしていたと思われる。正直に納税していた清張氏にとって脱税組は許せなかったのではないだろうか。殊に本書で産科医を断定している処にそれが伺える。今では少子化に悩み、出産となれば24時間目が放せなく休む暇もなく苦労が多い科だと聞いている。先人の悪行に現在の産科医が苦しんでいるとしたら自業自得だ。先へ先へと読み急がされるくらい愉快でした、秀作です! | ||||
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銀行の架空預金口座、無記名預金口座の問題、病院経営者及び高額所得者たちの脱税の問題、医科系進学予備校の裏口入学斡旋料裏金収受問題、企業と総会屋との結びつき又それらに関わる政治家たち、それらの日本の暗黒部を痛烈に批判している。 長年、銀行員生活を真面目に過ごしてきた原口元子だが、その白い壁に囲まれた生活から逃げ出し自由で開放的な生活を夢見る。それには資金が必要だ、それを工面する手段として思いついたのが顧客の架空預金口座からの行金の横領だった。その架空口座のリストが黒革の手帳に書き込まれる。まんまと7500万円もの大金を搾取した元子は今までの生活とは180度違う華やかな銀座のバー・カルネの経営に乗り出すが上手くゆかず、2度目の搾取を計画する。脱税を繰り返す産婦人科医、楢林からその裏金口座の秘密をネタに再度5000万円もの大金を手に入れる。2度の搾取に成功した元子は第3の悪事を企てる。銀座最大のクラブ・ルダンの買取りを目論み、予備校生の父兄から裏口入学の斡旋料として裏金を手にいれていた予備校経営者の橋田を陥れる計画をたてた。しかし、相手はそれほど甘くはなかった。島崎すみ江が銀座に3000件もあるというバーの中からカルネに飛び込みで雇って欲しいと訪れる事が不自然だが、これが最初の罠だった! これは個人的な憶測ですが当時、この作品を書いた当時、清張氏も多額の納税をしていたと思われる。正直に納税していた清張氏にとって脱税組は許せなかったのではないだろうか。殊に本書で産科医を断定している処にそれが伺える。今では少子化に悩み、出産となれば24時間目が放せなく休む暇もなく苦労が多い科だと聞いている。先人の悪行に現在の産科医が苦しんでいるとしたら自業自得だ。先へ先へと読み急がされるくらい愉快でした、秀作です! | ||||
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以前、松本清張の「日本の黒い霧」を読んで、資料の読み込みと深い推理に舌を巻きました。 今回の小説は、昭和の薫り満載のサスペンスメロドラマです。といっても、ストーリーは一部に強引な設定があるものの、しっかり練りこまれて読み応えがあります。 TVドラマでは、山本陽子主演と米倉涼子主演の2バージョンがあります。やっぱり、ここは山本陽子バージョンがしっくりきますね。 当時はネットや携帯もない時代。人間関係が非常に密な時代だったのだなと思いました。また、他の小説も読んでみたくなりました。 | ||||
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現代文学に慣れてると清張の文体に少し抵抗があるかもしれませんが、それも込みで“あの時代”に引き込まれていきます。物語のオチも秀逸。寝食を忘れて一気読みでした。 | ||||
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清張が既に大作家としての名声を得た76歳の頃の作品で、銀行や銀座のクラブの裏面が分かって面白い。また、結末では人生には、こういう終え方もあると言う事を教えてくれる。 | ||||
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