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黒革の手帖
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒革の手帖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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今でも銀行員の横領は後を絶たない。そういう意味ではこういうテーマは色褪せない。ただ、少々古い小説だなというイメージは拭えないし、あまりに後味が悪かった。因果応報?悪いのは元子だけ?波子はもっとムカつくし、不正に財をため込んだ男たちや総会屋、暴力団のような連中も罰せられない。また、いくら相手に腹を立てたからといって爪をたてて相手の顔に襲い掛かる女性たちって本当にいるのだろうか、という疑問も残った。 | ||||
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えっ・・・ドラマのイメージと全然違う。米倉涼子や武井咲のドラマが面白かったので、原作も読んでみようと思いました。元子は悪い女だけど、男に体を与えるという手段は使わずに上り詰めようとする姿に、何となく憎めないような、応援したくなるような思いでドラマを見ていました。しかも2人とも極め付きの美女。見ていて不正に財をため込む男を手玉に取る姿が小気味がよかった。なのに、小説の元子は地味で美人でもない。波子との出会いも特に描写がなく、最初から女としての魅力は波子の方が上。何か裏切られたような気持ちになりましたが、元々は原作をテレビ向けに面白く書き換えた訳で仕方がないです。 まだ下巻の途中までしか読んでいませんが、安島との恋愛もなく、利用されただけで終わる模様。あまりにかわいそうというか、せめてこの恋愛はドラマ通り、真実であってほしかった。 それにしても、男は性体験の少ない女性を本当に軽蔑するものだろうか? 逆なら、分かる気もするが、ちょっと信じられません。 | ||||
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最後はコントみたいな結末でなんだかなでした。 病院の看板の描写くらいでよかったんじゃないでしょうか。 『わるいやつら』のラストみたいな感じで | ||||
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ラストがちょっと期待外れでした。 長編なのに、残るものが少なかった。期待しすぎたのかしら。 | ||||
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私もコッソリ読んでいました。祖父の週刊文春でしたけれど。 それはとにかく、ドラマ版から観たのですが、大変面白かったのでずっと原作を読みたいと思っていました。 人間の欲、愛、憎しみ、嫉み、色んな汚いものが美しい夜の世界にドロドロしていて書き方も上手で引き込まれましたがその他にもトリビア的な業界の知識が書いてあるのも面白かったです。 地味な銀行員だった元子が、見返したい 一花咲かせたいと思っていたような描写、なんとなく気持ちが分かりました。そして、手に入れてしまったとき、更に高い欲望が出てきて 止まらなくなってしまう元子。そして衝撃のラスト。 女性の欲望をよく描いていると思います。 | ||||
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黒革の手帳、いいね。というぐらいですね。 松本清張特有の、育ちや境遇から、やむを得ない犯罪に落ち込んでいくと言った筋書きと違って、職場の立場を利用する、あり得そうだが、うまくいきそうにない犯罪をテーマにする、ちょっと無理な筋書きに見える。 | ||||
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最近の作家には本筋と関係のない無駄な記述が目立つが、清張氏の作品はそれがなく、緊張状態を持続させながら読み進むことが出来ます。ストーリーの語り口が古臭いのは、仕様がないでしょう、時代が違うのだから。ただ、ラストはいかがでしょうかね。はぐらかされたという感じですね。 | ||||
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松本清張は、淡々と当時の新聞記事は〜〜、雑誌は〜〜と書いているという 調子の引用っぽい文章を多用して書く様なので(点と線もそうだった)、 もっとドロドロとした物を想像していたのだけど、違った。 映像化されたほうがドロドロ感をます感じがする。 下巻の最後まで読んで初めて、イメージしていた物に繋がった。 それまではあっさりとした雰囲気が多々あった。 | ||||
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社会の底辺にうごめく人間がのし上がっていくストーリーや、悪党が本物の悪を相手に己の力だけを武器に対決するようなストーリーが大好きです。 読み始めた時は、そうしたピカレスクロマンを感じてワクワクしました。 その期待感が裏切られたのは、後半、主人公が罠にはめられてからです。 反撃するには残りのページ数が少ないな〜と思っていたら、結局反撃できないまま終わってしまいました。 結局作者が書きたかったのは、最後のシーンなんでしょうね。 最高に怖い結末。 ただし、僕のようにピカレスクロマンを期待した人には不充分な内容かな(作者は別にそれを狙っていないだろうけど) ちなみにピカレスクロマンの最高傑作は、大藪春彦氏の(蘇える金狼)と思っています。 | ||||
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本書下巻の前半で、橋田理事長を陥れ、クラブ「ルダン」を買い取る段取りをしているあたりは、細かい金の計算も多く、ややだれるが、後半原口元子の計画に破綻をきたし始めるところからは、畳み掛けるようなテンポでハラハラし通しだった。特にラストシーンの衝撃はTVドラマより数段上だろう。 でも後半の登場人物の描き分けがやや甘くなったような気がするので、その点ではドラマのキャスティングの妙に軍配は上がるかも、、、。特に安島の役どころなんか、全然違うからね。 読後、TVドラマもDVDでもう一度見たくなった。 | ||||
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名著の著者は有名なだけではない、このことを改めて実感。昔のものであることは時代背景を考えても明白。なのに読みきらせる面白さ。オチはちょっと先に読めてしまうが、仕込みオチでも面白い。しかし、著者はやはり男性だなあ・・女性の生理には微妙な理解の浅さが・・・上巻ともども一気読みがベストです。 | ||||
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TVドラマ化に触発されて手に取りました。物語の進行具合も楽しめますが、あぁ、この当時って、こういう感じだったよなぁ、という世の中の様子や価値観のようなものが思い出されたりして、なんだか懐かしく感じられます。元子が、狙ったターゲットからいろいろ情報を引き出していくくだりは、「おぃ、そんなにしつこく聞いたら、絶対怪しまれるぞ...。」という気がしないでもないですが、話の展開が読めず、十分に楽しめる内容となっています。 | ||||
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