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黒い樹海



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黒い樹海の評価: 3.71/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

ミステリの原点がここにある!

北川景子のドラマを見て、
原作を読みたくなったのですが
読む手が止まらないとはこのことで
ミステリの原点がここにあるのだと
改めて感じました!

一気に読ませてしまう作品の強さは、
さすが松本清張です。
黒い樹海 新装版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 新装版 (講談社文庫)より
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No.14:
(4pt)

さすが松本清張作品です

偶然のバス事故から、連続殺人の犯人探しが始まる 終盤は急展開の感があるが、列車時刻や
移動手段の推定は読み手をハラハラさせる
一気に読ませるストーリー性は松本清張の
真骨頂であ
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
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No.13:
(5pt)

不特定少数の容疑者たち

謎を解くために必要である登場人物の存在が、本当に重要な「実」のものなのか、不要な「虚」のものなのかは、読み進めないとわかりません。この二分法は、活字を読む場合と、映像を観る場合とでは、異なっていて、映像は、演ずる人間がそこに居るだけで、余計な先入見を与えてしまい、著者によって、読者あて、「虚」のものとして、あるいは「虚」に終わる可能性のあるものとしてのロジカルな配分を得ているはずのキャラクターが、「虚」にも「虚」に終わるかも知れない存在にもならない、「実」の存在に化けてしまうことがあるのです。

ミステリー原作を改変して、脚本をつくられる方々は、この暫定的「虚」の消失を意識していただけたらなあ、と思います。

本作は、不特定少数の容疑者たちのあいだに重要度をわりふる読者としての作業が、映像化では視聴者において吹き飛ぶ可能性をおおいにはらんでいるものです。もっとも、そうではあっても、名作であることに変わりはないと思います。
黒い樹海―長編推理小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:黒い樹海―長編推理小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)より
B000JAK72C
No.12:
(5pt)

云う必要もない名作

『さすが清張ですよね。』というしかない名作です。

何度読んでもぐんぐん内容に引き込まれていきます。

後味の悪さも物語に入り込んでしまったからこそ。
人間のエゴ、弱さ、でもそれだけで回っている世界がある、ということをまざまざと見せつけられる清張作品です。
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
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No.11:
(4pt)

女性向きという感じ

なんとなく女性向け漫画っぽいと言うか、推理そのものより主人公の真実を追求する姿とそれに協力してくれる人とのやり取りが印象強いので物足りないと思う方はいらっしゃるかも。私は好きです。
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
406131176X
No.10:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

Ok

Ok
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
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No.9:
(5pt)

昭和の香り

清張のこのタイプの推理小説は、面白い、筋書きよりストリーのj情景場面楽しむ。
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
406131176X
No.8:
(5pt)

文学的

推理小説は苦手ですが、細かい描写で飽きずに読み進められました。
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
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No.7:
(4pt)

挿絵に魅了されました。

内容は何度も映像化されているほどの作品なので省きますが、小松久子さんと言う挿絵画家の作品に魅せられました。
章ごとにペン画の小さな挿絵があるのですが、
その、魚の鱗の様な・・・ 鳥の羽毛の様な・・・ 内臓の様な・・・ 小説の内容とは無関係な何とも不思議な挿絵に、小説の内容よりも、早く次の挿絵が見たいと言う気持ちで読み進めてしまいました。
黒い樹海―長編推理小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:黒い樹海―長編推理小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)より
B000JAK72C
No.6:
(5pt)

東北へ旅立った憧れの姉は、なぜ浜松で死なねばならなかったのか

松本清張自身が、「僕の作品には女性のファンは残念ながらいないでしょう」と言っていたという話を聞いたことがある。また、清張は女性経験が乏しいから女性の登場人物を描くのが苦手なのだと、訳知り顔に批評する輩もいる。後者については、「心の襞の奥まで分け入って、女性心理をこれほど巧みに抉り出した作家はいない」と、真っ向から反論したい。

女性心理が精緻に描かれた清張作品は数多いが、この点で一番強く印象に残っているのは、『黒い樹海』(松本清張著、講談社文庫)である。

「やっぱり仙台にするわ。ひさしぶりだから伯父さまにもお目にかかって、平泉や十和田湖の方を回ってみたいわ」と言って、5日間の休暇を取り、嬉しそうに東北へ旅立ったR新聞文化部記者の笠原信子28歳。ところが、その姉が、なぜか逆方向の浜松の踏み切りでのバス衝突事故で急死してしまう。身元を知る手がかりが見つからなかったとのことで知らせがくるのが遅れたが、姉と二人暮らしをしていた妹・笠原祥子は直ちに現場に駆けつける。聡明で美しい姉を崇拝していた祥子は、姉の死の謎を解くため、姉が仕事で担当していた男たちを調べ始める。

「誰かが姉といっしょに、同じバスに乗っていた。その人は前部に座席をとり、姉の荷物を預かっていた。しかし、姉は後部に乗っていた。なぜ、ばらばらに席をとらねばならなかったのだろう。後部の席にいたために、姉は死んだ。前部にいたその人は、無事に助かった。それは、その人が自分の席の網棚に置いていたであろう姉の荷物が、少しもこわれずに無傷だったことでも証明できる。だが、その人は、姉の死の傍にはいなかった。姉は孤独に死んだ。その人は、不慮の事故が発生したとたん、姉の傍から逃げたのだ。血を出して喘いでいる姉を捨てて、その人は遁走したのである」。翻訳兼評論家、彫刻家、生け花家元、洋裁学院理事長、画家、医師の6人に的を絞って調査を進める祥子の行く先々で、次々に殺人事件が起こる。

サスペンスに満ちた推理小説としての面白さは言うまでもないが、信子ほどの才能と美貌に恵まれた女性ならば、もっと男の真実を見抜く目を持ってほしかった、と溜め息が出てしまう。この意味で、とりわけ女性に薦めたい作品である。
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
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No.5:
(5pt)

黒い樹海

個人読書履歴。一般文学通算114作品目の読書完。1977/02/06
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
406131176X
No.4:
(4pt)

渦巻く人間の業と欲

清張と言えば、
人間の業と欲をこれでもかと披露するものが多いが、
本書はこの中でも真骨頂である。
犯人を知る人間たちが、次々と殺されてゆく展開にはやや難があるが、
主人公が単独推理を続行してゆく中で浮かび上がってくる尊敬する実姉の秘密も、
物語の展開に素晴らしい味付けを加えていて、
さすがだった。
個人的には、会話が多いから読みにくくも感じたが、
逆に会話主体の小説を好む現代の読者にはあっているのではないだろうか。
TVドラマ化にしやすい内容である。
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
406131176X
No.3:
(4pt)

渦巻く人間の業と欲

清張と言えば、
人間の業と欲をこれでもかと披露するものが多いが、
本書はこの中でも真骨頂である。

犯人を知る人間たちが、次々と殺されてゆく展開にはやや難があるが、
主人公が単独推理を続行してゆく中で浮かび上がってくる尊敬する実姉の秘密も、
物語の展開に素晴らしい味付けを加えていて、
さすがだった。

個人的には、会話が多いから読みにくくも感じたが、
逆に会話主体の小説を好む現代の読者にはあっているのではないだろうか。

TVドラマ化にしやすい内容である。
黒い樹海 (1962年) (ロマン・ブックス)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (1962年) (ロマン・ブックス)より
B000JALIDE
No.2:
(4pt)

波の塔より前の作品

1958年作品、樹海という題名からてっきり「波の塔」のラスト、富士の樹海を引き継ぐように書き始められた作品かとおもっていたら、波の塔は1959年から連載が始まっており、本書の樹海という言葉が次作「波の塔」のアイデアとなったと思われる、清張の現代を舞台にした小説に顕著な「観光」の要素、最初のヒット作「点と線」がすでにそうだったように、は彼が活躍を始めた時期が日本が戦後の復興を一通り果たし景気回復に並行して始まった国内観光ブームと期を一にしていたことを忘れてはいけないとおもう、清張の晩年には後進作家達が競うように旅行と旅情を題材にしたミステリー小説を花開かせたわけである、
黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
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No.1:
(4pt)

波の塔より前の作品

1958年作品、樹海という題名からてっきり「波の塔」のラスト、富士の樹海を引き継ぐように書き始められた作品かとおもっていたら、波の塔は1959年から連載が始まっており、本書の樹海という言葉が次作「波の塔」のアイデアとなったと思われる、
清張の現代を舞台にした小説に顕著な「観光」の要素、最初のヒット作「点と線」がすでにそうだったように、は彼が活躍を始めた時期が日本が戦後の復興を一通り果たし景気回復に並行して始まった国内観光ブームと期を一にしていたことを忘れてはいけないとおもう、清張の晩年には後進作家達が競うように旅行と旅情を題材にしたミステリー小説を花開かせたわけである、
黒い樹海 (1962年) (ロマン・ブックス)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (1962年) (ロマン・ブックス)より
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