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黄色い風土



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黄色い風土の評価: 4.28/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

読みづらい

本自体が古いせいか、紙がだいぶ焼けて茶色ぽくなっていました。読みづらかったので申し訳なかつたですけど、捨てて今電子書籍を買って読んでます。
黄色い風土 (講談社文庫 ま 1-2)Amazon書評・レビュー:黄色い風土 (講談社文庫 ま 1-2)より
4061311476
No.1:
(1pt)

2時間サスペンスドラマ風旅情ミステリの元祖?

昔の映画やテレビドラマを見ていると、謎めいた事件を追いかけていた主人公が悪の組織に捕らわれ、絶体絶命となった時に、首謀者がやってきて「冥途の土産に聞かせてやろう」と自分から事件の全ての真相をペラペラしゃべる…という展開が、時々見られる。
昔の映画は、二本立て興行を前提に90分以内であっさり終わる場合が多いから、推理・サスペンス物では論理的な謎解きに時間を割くことが出来ず、どうしても急展開にならざるを得ない。
テレビドラマでも、推理の検証など退屈だと考えられていたはずだ。
そして、たいていの場合、首謀者が長々としゃべるうちに出来た一瞬の気の弛みや隙を突いて、主人公は捨て身の反撃に出る。
急転直下の大逆転、めでたしめでたし、で終わり。
そういう展開を、よもや松本清張の、それも原稿用紙1千枚を超えようかという大作で読まされようとは。

これでは余りにご都合主義的ではないか。
『砂の器』でも、主人公の刑事の行く先々に手がかりが転がっていて、その意味では非常にご都合主義的なのだが、あちらはまだストーリー構成に工夫があったように思う。
この作品には、何も感じなかった。
言ってみれば、2時間サスペンスドラマ風旅情ミステリの、松本清張版である。
人には、他の小説を代表作として奨めるだろう。
たとえば『遠い接近』や『渡された場面』を。
黄色い風土 (講談社文庫 ま 1-2)Amazon書評・レビュー:黄色い風土 (講談社文庫 ま 1-2)より
4061311476

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