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朝が来る
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朝が来るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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中々分厚い本だったので読み切れるかなと心配でした。しかし、読むうちにだんだん物語に入り込めて2日で完読。物語の最後は良かったけれど、読者側の立場からすれば爽快感は無かった…。 | ||||
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特別養子縁組の流れはわかりましたが、本当の母親や、子供を養子に出す女性が、決まって不良系な方々ばかりで、 望んでないのに妊娠した、と言う定番の成り行きに不快な気持ちになります。 出産後、真面目に幸せに暮らしているなら、まだ許せましたが、ますます不幸で経済的にも裕福とは言えない産みの母親。 世の中の弱者を描いているのか?と思います。 近年は「養子」について、広く知られていますし、面白くも何とも無い話しです。 ただ、お子様ができないご夫婦が子供を授かり、深く愛し育てられているのは、素直に素晴らしいですね。 実子が複数いましても、養子も欲しい自分にも考える自分にも生涯の課題ですが、 親御さんが育てられないお子様を、心底愛して下さる方々が、安心して育てられよ世の中になる事を望みます。 | ||||
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特別養子縁組が題材と知り、手に取った。 縁組についてはなるほど、と思う部分もあったけれど、小説として期待していた読みごたえはなかった。 最後まで、驚くほどに感情が動かなかった(自分が勝手に「親子=感動する小説」というフィルターをかけて読み始めてしまったことが、そもそもの間違いなのだけれど)。 後半は急ぎ足にすら感じてしまったし、かなりの物足りなさが残った。 もっと低評価レビューを信用しておけばよかったなという感じ。携帯小説の類は読んだことがないけれど、なんとなくその評はしっくりきた。 原作を読んでから映画を観てみようと思っていたけれど、そういう気にもならなくなった。 | ||||
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2章から最後にかけて、心揺さぶられました。 残念なことに、自分の心は最低値に振られたまま終わる内容でした。 泣けるところも、理解できて感動できるところもあります。 でも、自分は救いのない小説だと感じました。救われないのは読者である自分です。 それなりに歳を経れば、登場人物たちの想いや苦しみを汲み取れるでしょう。想像では追いつかない、心の琴線に必ず触れる作品であることは、間違いありません。 その琴線がどこに振られ、どこに着地するかは当然、ひとそれぞれです。 自分は最大の怒りと、悲しみと、苦しみに振られたままでした。まだ乾かない傷をえぐられ、塩を塗られ、「はい、終わりです」という具合に。 読んで感動したと言えるひとたちが羨ましい。 自分は誰にも薦めることは出来ないです。 | ||||
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あんまりおもしろくなかった。 一章と二章が良かったが、三章の 片倉ひかりが頭悪すぎてイライラする。 | ||||
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辻村さんの作品が好きですべて読んでいますが、このような「普通」の作品を書く方だとは思っていませんでした。厳しい言い方ですが、今までの作品にあった言葉のキレも意外性のある描写も、深みのある人物設定もなく、正直驚いています。本当に、辻村さんが書いたお話ですか? 他の方も仰っていますが、途中まではよかったのに、後半のひかりの話は昔流行った携帯小説並みです。途中で子供目線になった箇所も編集者がなぜ止めなかったのか不思議に思うほど無意味ですし、子供の存在によって救われるというラストも安直な印象です。辻村さんは「養子縁組をした家族が、実は産みの母親に感謝していることが多い」ということを伝えたかったようですが、それは前半ですでに書かれてしまっていて、あとは消化試合のような内容でした。養子縁組というテーマが先行し、小説全体の面白みがなくなってしまった作品なのかなと思います。 色々と書いてしまいましたが辻村さんは実力のある方だと信じていますので、次の作品に期待しています。 | ||||
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最初から最後まで「かくあるべし」という啓蒙の書となっているように感じた。 一、子供の必死の訴えは最後まで信じるべし。 二、実子でなくとも実子同様の深い愛情をもって育てるべし。 三、自分の子供が嘘をついたとわかったら隠すことなく告白し、それに基づく自分の行為を謝罪すべし。 四、男は不妊の原因が自分だとわかったら、すみやかに自分の両親に告げるべし。 五、養子をもらったら、その事実を子供本人と周囲の人に明らかにすべし。 六、隣人から養子の事実を知らされようと、それは噂話のネタにはすべからず。 七、一見非人道的な行為をしているようであっても、そこにはやむをえない事情があると忖度すべし。 どれ一つとってもそう簡単にできることではないのに、登場人物はこの七戒をいとも簡単に克服している。この話のポイントは、「ひかり」の紆余曲折だから、ほかはさらりと書き流したのだろうか。あるいは「特別養子縁組」を推進するために書かれたのだろうか。私もこの制度は全身全霊で応援したい。この小説を読んで、養子に目が向く人がいたらとは願っているけれど、でもあまりにも安易な印象を受けた。 | ||||
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知人から勧められて読んでみました。1日で一気に読み終えてしまえるくらい、読みやすい文章ではありました。 内容についての情報は一切なく読み始めたので、初めのママ友同士のトラブルで何か始まるのかとドキドキしましたが。が、一件落着。子供は養子だったと言う話に移り、実親とのバトルが始まるのかと思いきや、実親の昔話。(この章での性描写については少し違和感あり。若い子に買ってもらいたいのか?と思いました。)なるほど子供を産んで手放す人にも色々な事情があるのだと言いたいのだな、とは思いました。しかしながらひかりの、自身の家族に対しての感情は、反抗期の娘にはあるあるでわかる部分もあるのですが、母親が本当に心配しているのだな、と思えるくだりでは、もう少しひかりの心情に変化を持たせて欲しかったかな。 そして、やはり最後は「えっ?その終わり方?」と言う感じでした。というか、その前の文章で違う展開を想像してしまったといのもありますが・・・。最後にもう少し、育ての親の心情を描写してほしかった。 | ||||
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主観の年齢幅が広く感情移入がしづらい。最後まで読んだが、ひかりの章の部分は携帯小説でも読んでいるのかと思った。そしてどこまでも毅然と正しい行動をするあさと親子にんなわけあるかいとつっこむレベル。なんで買ってしまったんだろう。 母性や特別養子縁組がテーマが故に大きく期待したのに、まさか大部分が携帯小説とは。途中少しではあるもののあさと主観のページになったときには本当にやめてくれと思った。子どもは語らずして良しのところをなぜ子どもの目線を入れたのか。また文中によく出ていた「働き者」という表現。小さい頃厳格な母から働き者になりなさいとかいう教えでもあったのかな?20歳の女の子が仕事に打ち込むことを働き者と言うだろうか。多用されていたからこそその語彙のチョイスに違和感を感じる。そしてひかりは確かに少し残念な両親の元に育ったかもしれないが、あまりにも思慮が足らず、この作品のヒロインとしてとても好きになれない。同情はするが、、、それだけだ。 またひかりが親子の前に登場してから、捜索に至るまでの過程は急に読み手解釈になっていて、今までの長い長い携帯小説よりもそこの方がみてーわ。むしろ。 | ||||
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子供を産めなかった人と、子供を産まざるをえなかった人を描いた、非常に重いテーマの作品。 読んでいて何度も暗い気持ちになって、読むのを中断しましたが、自分の知らない不妊治療と学生妊娠の辛さを知りたい気持ちが勝って、どうにか最後まで読み終わりました。 残念ながら中学生という身で子供ができてしまったひかりには、全く同情できませんでした。 母親の潔白さを気持ち悪がっている点はわからないでもないですが、だからと言って好きな男子と付き合って母親に対して優越感を得て、あまつさえ子供を作るとか、壊滅的に頭が足りてないところが、読んでいて気持ち悪いです。 もっと子供を産むことや産んだことに対して葛藤があってもいいのではないですか? そこらへんの深掘りが浅かったためか、同情もできず終わってしまっています。 かなりのページ数をひかりが借金や生活費に苦しんで泥沼にはまっていく話に割いていますが、ここにページを割くなら、もっと学校で何があったかなどの心理描写を丁寧に書いて欲しいです。 一方、栗原家の養子縁組や不妊治療の話は、どうしても子供が欲しい、でもどうしても出来ない、という葛藤が心に刺さりました。 やることをやっているのに周りからいびられる母親や、不妊治療をなかなか受け入れられない父親、その二人が養子縁組を選んだ瞬間は、温かい気持ちになりました。 物語には描かれていませんが、物語の後日談として、きっとすてきなこの夫婦がひかりに朝を迎えさせてあげるんでしょうね。 | ||||
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この本の主人公って実質ひかりなんだよな。作者はグランドホテル形式で複数主人公が並列する形で描いているつもりだろうけど、全くバランスが良くない。レビュー高いけど、ちょっと過大評価だと思う。辻村深月は1980年生まれで、まだ本質的に不妊の苦しさが分かってないんだろうな。この本で描かれている不妊は、聞きかじった知識の羅列でしかないように思う。不妊治療経験者が読みたいのは、そんなペラい知識ではなく、それを乗り越える人生の知恵である。そのような知恵が描かれていないので、単に感動ポルノになってしまっているのだ。若気のいたりで子どもができちゃった普通の中学生が子供を育てられないから、特別養子縁組に出した。その後、中学生は人生を転落。頼る相手がいないので養親を訪ねたが、養親と自分の子供の成長を見て、自分を再発見する…。これだけの話。最後は、今時の自分探しかよって落ちで、養親目線で読んでると、ここで終わりかよって感じです。 結局、作者の描きたかったのはミステリーで不妊や特別養子縁組はそのための単なるモチーフってとこなんでしょ。 | ||||
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短絡的な人が読めば、本書は最後に救いがあるようにも見えよう。しかし、残念ながらあれでは救いになっていない。 また、本書は養親という立場で読むか、他人事として読むかによっても、感想はまるっきり変わってしまうと思う。 少なくとも、私に養子はいないから、そういった意味では、養親の心理よりも、実親のことの方が気になったし、書籍自体も、そちらの方に力を入れて描かれているようにも感じた。 ただ、それにしても、最後は紙幅の都合で無理やり打ち切ったような印象しかない。 短絡的な人は、あれで救いがあったように感じるのかもしれないが、本書は、ひかりにフォーカスして読むならば、(厳しい表現かもしれないが)すべて、彼女の心の弱さが生んだ不幸でしかない。 その、根源の部分に光をあてることなく、まるで、いい人に巡り合えれば不幸の流転から抜け出せるかのような最後の描写は、あまりにも情けないというか、残念だ。 ひかりについては、短絡的に読めば、ヒステリーな教育ママに人生を狂わされた少女と読めるが、実質においては、表を裏と取り、裏を表と取り、姉や両親への当てつけとしてSEXをしたり、浅はかな言動繰り返していったのはひかり自身だ。 こんなものに心底共感できるのは、両親とうまくいっていない思春期の子供くらいで、およそ大人の鑑賞に耐えうるものではない。 そして、少なくとも出産以降は、それらを棚上げして、何もかもを他人のせいにして自己正当化していった彼女の”心の弱さ”が生んだ悲劇だ。 この心の弱さに光が当たらない限り、不幸は本書の最終文の後も続いていく。 書籍自体は紙幅の関係上終わったが、彼女の課題は何一つ解決されないままだったのが中途半端なルポのようで残念だ。 | ||||
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一言でいうなら、小説とは思えなかった。 【養子縁組】というテーマ・ワードありきのみで書かれており、既視感のある設定・展開が最後までつらつらと続くので、小説としてどうかと思う代物。 作者の色や顔が見えてこない作品である。 これなら、それ系のノンフィクションを読んだ方がよっぽど面白いだろうし、リアリティも感じられるだろう。 この内容と出来で世に出してしまったのは、実際に制度を利用している方々に失礼にあたるのでないかとすら思ってしまう。 とにかく、全編を通して制度の事以外は驚きのない、ありがちな展開が続き、この作品で、著者は何を言いたいのか謎。本当に、こういう制度があるんですよ的な事しか感じされず、取材した情報をそのまま載っけているような印象を受ける。 作中、一部子供による一人称視点で描かれる部分があるがそれは特に酷い。全く子供らしさが感じられず、大人が考える子供像といった風で何とも言えない気持ち悪さといたたまれなさがある。 もうちょっとなんとかならなかったのか。 物語ラストも、何となく「感動”げ”」にして終わらせてあるだけで、彼らのその後の姿がイメージ出来なかった。 感動的になるテーマを扱っておけば、読者が感動したり、泣いたりしてくれるとでも思っているのだろうか。 この内容、テーマ的にそのうち映画化かドラマ化でもされるのだろうが、こんなものが感動作・衝撃作、号泣必至などの謳い文句で実写化されると思うと怒りを通り越してため息が出てくる。 ここまでの悪印象でありながら、それなりに読めてしまうのは著者の実力なのだろうが同時に、辻村深月という作家の底が見えてしまったような作品である。 『ハケンアニメ』の時にも感じていた事だが、著者は取材内容を自作に小説として落としこむという才能がないのではないか、とあらためて思ってしまった作品であった。 | ||||
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普段から本を読む人なら、内容の薄さにびっくりすると思います。あまりにもありきたりな話で、後半は話を先読みできるほどのテンプレート通りの転落劇でした。実母もまるで考えが浅く、まったく共感もできず、、、。 ケータイ小説と揶揄されてもしょうがないものでした。 | ||||
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お気軽に入手できる資料で知ったかぶりなストーリーはさすが。 まあ、妊娠して男に逃げられてしまう女性は変なモノに引っかかりやすい気はしますが―。 企画ものとかで急こしらえだったのかな。誰もアカ入れられなかったんでしょうね。色んな意味で。 | ||||
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タイトルの「朝が来る」が、前半の養父母と後半の実母だと言いたいのでしょうが、実母には本当に朝が来たのだろうか?と疑問です。犯罪者になってしまい、これからどう本当の朝を迎えるのか、そこを書いて欲しかったです。このラストで朝が来るでは、薄っぺらい感じで、残念です。 | ||||
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八日目の蝉と比べてはいけないが 感動できなかった 産んだ子供の事を毎日思って生きていたら そもそも家出なんてしないと思う。 家出した挙句、お金に困り、子供に会うことになるのも理解できない。 | ||||
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養子縁組を希望し、書籍やテレビ、ネットなどを通じ、勉強しています。養子縁組団体の説明会に出席したこともあります。 この本に出てくる養子縁組の団体は、以前見たことのある養子縁組のテレビドキュメンタリーの内容を切り貼りしたものでした。 設定はおろか、セリフまでそっくりです。かといって、参考資料の中に上がっているわけでもありません。 ストーリー自体は、考えられたものだと思いますし、不妊治療の描写などは、共感できる場面もありましたが、上記が原因で、いまいちストーリーに入り込めず、安易に作られた感を感じてしまいました。残念で仕方ありません。 | ||||
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養親の1人です。 内容は、とっても偏っているように思います。 小説だからドラマチックにしているのかもしれませんが、特別養子縁組がメインなので、読んだ人が特別養子縁組に対して誤ったイメージを持ちはしないかと心配になります。 友だちにはもちろん、家族にも勧められる本ではありません。 また、内容は某ドキュメンタリーにそっくりだったり、団体も某団体と似ていたり。。。 読んでいてこの番組のこの家族に似せたんだとすぐに分かりました。 でも、参考資料には、そのドキュメンタリーは記載されていませんでした。 こんなに酷似しているのに勝手に小説に引用していいのかなと疑問に思います。 最後まで読んで気持ちがモヤモヤしました。 特別養子縁組はそんなに暗いものではないと思います。 | ||||
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養子縁組に興味があり読んでみましたが、ドキュメントで観た民間団体の映像そのままで、あれっ!?これもあれもって感じで驚きました。 本の後ろに参考資料とありましたが、取材をお願いしたわけじゃなく勝手に載せたんですね。 なんか、フィクションとノンフィクションがごちゃまぜになっててもったいない本になってました。 | ||||
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