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過ぎ去りし王国の城



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【この小説が収録されている参考書籍】
過ぎ去りし王国の城
過ぎ去りし王国の城 (角川文庫)

過ぎ去りし王国の城の評価: 3.54/5点 レビュー 57件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 1~20 1/2ページ
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No.27:
(5pt)

リンクする。

河原で、焼死体で発見された御夫婦の事件の内容とか、リンクして、宮部先生の小説は凄い。
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No.26:
(5pt)

おもしろいよ

おもしろいよ
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No.25:
(5pt)

虐待のやまないこの世界で我々ができること

単行本で買って読んだのだが、近所の小さな図書館に寄付してしまったので文庫版を買い直した。カバーは人気になった黒板アートで変わらなかった。ただ、私の記憶の方がおかしくなっていて、細かいところをすべて忘れていた。
 「古城」を描いたスケッチに入り込むことができる、という設定は覚えていたのだが、誰がそのスケッチを描いたのかを忘れていた。そしてその動機も。これはテーマに関わる重要な要素なのに。
 とにかく、虐待を受けている子どもを救うためにこの絵は描かれた。主人公の真(しん)は卒業を控えた中学3年生。偶然、この「古城」を描いたスケッチを手に入れ、隣のクラスの珠美に協力してもらって絵の中に入ることができるようになる。ファンタジーにありがちな設定だが、その城にかくまわれている少女を助けることによって、苦境にある現在の状況を変えることができるかもしれない、ということに気づく。珠美と、漫画家のアシスタントであるパクさんは変えたいと願い、真は変えたくないと反対する。それぞれのエゴがぶつかり合う。
 虐待のニュースが途切れることなく報道されるのに、我々は何もできないのだろうか。作者は1つの可能性を示唆する。それは、誰でもできることだ。周りをよく見て関心を持つことだ。もしかしたら、電話番号を書き込むための油性ペン一本あれば、悲惨な運命を変えられるかもしれない。そう、そんなことは誰にでもできることだ。
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No.24:
(4pt)

作者の描く不思議な世界

1冊に収めるにはどこか無理がある。

もっと丁寧に書いてほしかった。あまりにも

主人公たちの物わかりの良さに、違和感を覚える。

もっと自然に丁寧に話が進めば

おじさんの私にもすぐ理解できたかも・・・。
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No.23:
(4pt)

納得のいかない点はいろいろありましたが、結構楽しめました

酷評が多いのにちょっとびっくりしました。個人的には、おもしろくてひきこまれ、一気読みしてしまいました。

確かにポイント、ポイントで、ん?と納得できないことはいくつかありました。たとえば、真が、自分が拾った絵の中に別世界があることに気がついて、その中に入ってみようと考えるのですが、入ってしまった後でどうなるのか?どうして戻ってくるのか?帰れなくなるかもしれないのでは?ということはまったく考えていないようで、ここまで無思慮で警戒心がなさすぎるのはおかしいと感じてしまいました。
それは、もうひとりの主人公、城田も同様です。城田は大きな病院の娘ながら家庭事情が複雑で、学校ではきついいじめを受けています。心の中で、ここではないどこかへ行ってしまいたいという願望がある、そのことが彼女を絵の中へと駆り立てるように描いてあります。最初に絵の世界に入った時、笛の音を聞いた彼女は、大声で「誰かいますかぁ~?」と叫びます。これもびっくりでした。何もわからない得体の知れない世界の中で、もし相手に敵意があったらいったいどうするのか?へたをすると殺されてしまうことだってあるかもしれないのに。彼らの無用心さがあまりにも不自然では、と思ってしまいました。
また、絵の世界から過去を変えることによって、自分たちの望まない現状も好転するかもしれないと考えることも、理論的にも確率としてもそんなにうまくいくわけないだろ、と思ってしまい、なんでそんな危ないことをするのか?へたをしたら、今、自分たちが生きている世界が消えてしまうことだってありうるのでは?と、このあたりは専門知識がないのでよくわかりませんが、とにかく登場人物たちの行動に納得のいかない点が多かったです。

ネタばれになってしまうのであまり書けませんが、あとは、絵の世界に奥行きがなかったことが残念でした。というか、こういう展開になるのでは?と思っていたような雄大な別世界の物語ではまったくありませんでした。最初はすごくミステリアスでどきどきしたのですが、わりとスケールの小さな話で終わってしまいました。
それでも、この世界の成り立ちがわかってきて、中に入っている間にどんどん世界が消えていってしまうあたりはいったいどうなるのだろうとハラハラし、希望のあるラストは清々しかったです。私はゲームもしないし、ファンタジーもそんなに多くは読んでいないので、結構楽しめたのかも。普段から、もっと奥の深いゲームをしている人だったら、物足りないかもしれません。
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No.22:
(4pt)

星5の傑作ではないが、描写の濃さと読後感は流石

他の方もレビューされているが、セリフ回しや描写が古臭い。
内容の方も、人間や社会の醜く悲しいところをストレートに描く、既存の宮部みゆき作品を思わせるものだ。ある意味、救いのない内容で、「火車」や「模倣犯」を思い出した。
ギミックもSFとしては使い古された、予想の範囲内のものだ。ともすると、異世界転生ものやタイムトラベルものの安っぽい焼き直しに感じてしまうかもしれない。

ただこの作品が異にしているのは、その悲劇やギミック自体が主題ではない、というところか。理不尽な境遇を受け入れる少女の、強さと健気さが素晴らしく、美しい。それと対比するような、安全地帯で何もできない(虐げる側や高みの見物を決め込むのと何らかわらない)意気地なしの自分。この主人公に嫌悪感やイライラを感じてしまうのも、自己投影によるものかもしれない。人物描写においては毎度過剰なほどに書き込む、作者らしさ、こだわりを感じた。この一点によって、中途半端な結末でも心に残る切なさ、読後感が生まれるのだろう。
あくまでファンタジーとして、現実味や結末の整合性も重視していないのだろう。だからこそ終盤のカタルシスがもの足りないのだが、なにもかもhappy endにしておけば良かったとはならない。それこそ、左近流行りの異世界転生、なろう系作品として、ライトノベルがお似合いだ。(それはそれで、深夜アニメにでもなったかもしれないが。)

上記のように、よくも悪くも宮部みゆきらしさを感じるファンタジーで、筆者にとってはこれからも宮部みゆき作品を読みたいと思わせるものであった。
手放しで☆5をつけたくなる傑作ではないが、この読後感を大事にしたいと思う一冊であった。
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No.21:
(4pt)

彼女ならではのファンタジー

『悲嘆の門』といい、これといい、宮部みゆきはファンタジー続きである。

あまり好みとは言えないこの分野だけど、彼女が書くなら許す、というか読んでしまう。

絵画の世界にアバターを通じて入り込んでしまうという設定だが、思うに、こういう世界を生き生きと描けるのは、彼女が何十年も前からテレビゲーマーであることに関係するのではないかな?

今回も、それなりに満足した作品だった。
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No.20:
(4pt)

好きなジャンルの話

ではなかったのですが吸い込まれるように読むのに没頭してました。
自分で想像してたのとは随分と期待を裏切られた最後でしたが
宮部みゆきの最初に読んだ本よりは楽しめたかな。
文庫本の解説にのっていた問いの答えですが
迷わず城田・パクの選択を取ります。
それが悪い方向に転んだとしても・・・
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No.19:
(5pt)

私が居る世界は、ここだけでは無かったと言う事。

私が、ずっと行きたかった、もしくは行っていた世界が描かれていました。自分がいる世界は、ここだけでは無かった事を実感しています。…他に世界を持たないと生きていけない人もいるんですね。この本に出会えて、自分に対する肯定感が生まれた気がします。ありがとうございます。
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No.18:
(5pt)

私はこの本が好きである。

宮部みゆき、らしさの表現がある。
私は彼女のファンタジーが毎回楽しみでしょうがない。好みは人それぞれですよね。
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No.17:
(5pt)

いつの間にか時間を忘れて引き込まれてしまいこの先が気になる宮部作品の特徴です。

始めはダラダラと児童小説を読んでる気分でなかなかいつものスピード感やスタートダッシュがありません。それが気がついたら半日で読んでしまい「もったいない」と思わせるところが宮部作品の一番良い所でしょうね。いろんな作家に必ずそんな思いを描く作品がありますが、次々と出てくる作品に飽きがこない処は山本周五郎的で中味のスピード感は宮部みゆき的なんですね。才能が枯渇しないようにいつも気にしています。
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No.16:
(4pt)

解説は、読了後のお楽しみに取っておこう。

銀行内の壁に貼られた子どもたちの絵の中に、格段に上手な、しかし
さりげなく置かれた絵があった。
それは、ヨーロッパの古城のデッサン。
人の行き来する中で壁から剥がれ、靴に踏まれたのを見て拾い上げた
真(しん)。
そのまま持って帰ってしまったことから始まる、絵の中の世界の冒険
ファンタジーだ。
おとなしく目立たない真とハブられ女子の城田、画は上手だが一本立ち
できず漫画家のアシスタントから抜け出せないパクさん。
自分は何になりたいのか?
自分が望んでいるのは何なのか?
大人の読者は、ファンタジーにはありがちな成長物語というかもしれない。
しかしそれでは、あまりに散文的すぎるだろう。
心の中の葛藤とは、実はモヤモヤとして必ずしも形を成さないものが多い。
著者は本書で、取敢えず誰にでもありそうないくつかのカタチを見せて
くれている。

そしてもうひとつ、読後は解説を読むことをお勧めしたい。
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No.15:
(4pt)

一緒に冒険をしてみたくなる、引き込む力を持った世界

絵に惹かれ、読んでみた。

冒険小説にSF要素を加えた感じ。

設定が面白く、ぐんぐん引き込まれていく。

終盤に差し掛かるまで、「どうなっていくんだろう?」
と読み手を飽きさせず、離さない。

主人公が、元々 仲が良かった訳ではない
男女の中学生 という設定も良かった。

もう一工夫あれば、素晴らしい本になり得る。

内容がよく練られた冒険小説で、
『読むのが 楽しい』
そんな気持ちにさせてくれる!
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No.14:
(4pt)

表紙の意味

表紙の「王国の城」は、実は絵ではない。ということに気がついたのは、物語を半分近く読んだ時だった。

目次の前に「装画 れなれな(イラスト資料提供 PPS通信社)」とある。これだけならば、「凄い絵だ。確かに、こんな絵ならば物語にあるような不思議なことが起きてもアリかも」と思ったかもしれない。資料提供は、物語通りに何処かの世界遺産のお城の写真を提供して貰ったのだろう。そんなことにまで気を使わざるを得ないほどに重要な絵なのである。ところが、その後に「撮影 帆刈一哉」と続く。「えっ︎写真だったのか?」まるで写真絵画のように見えた椅子や机は、ホンモノの教室だったのだ。だとすると、これは流行りの黒板アートというヤツか。物語に出てくる件の絵は黒板アートではない。でも、物語のテーマにちゃんとあっている。教室の風景も物語のテーマの中で重要な意味を持つだろう。また、心を込めて描いた絵に感動するということも、この絵の「意味」にこだわることも、物語のテーマに深く関係する。

だから、この物語を紹介するに当たっては、この表紙の絵(写真)のことを、ただいろいろと呟けばそれで足りる。あまりにも淋しくて、つまらない絵と思ったならば、貴方はこの物語の登場人物にはなれない。尾垣くんも城田さんも、パクさんも、写真からでも十分絵にアクセス出来る感受性を持っていた。宮部みゆきの小説自体が、作品世界にすっかり自分を溶け込ませる体験を提供する。だから別の言葉で言えば、宮部みゆきの小説世界に入ることが出来た人は、この絵に出会ったとき、彼らのような体験も可能かもしれない。小説の愉しみ方は、正にそういうことなのだろう。とも思う。

話は、キチンとファンタジーの王道を経て着地する。パクさんの名前は、2ヶ月前に亡くなった高畑勲のあだ名から採ったのだろう(あだ名の付け方がまるきり同じだ)。私の頭の中では、常に(壮年の頃の)高畑勲アバターがずっと活躍していた。

2018年6月読了
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No.13:
(4pt)

ミステリーではなく、ファンタジー

城のイメージから昔読んだモンゴメリの「青い城」を思い出しました。こういうファンタジーを現実と織り交ぜた物語は好みで、少女マンガを読むように一気に読めました。もう少しそれぞれの境遇を掘り下げて欲しかった部分もあるけれど、マンガとして考えると満足な物語でした。
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No.12:
(5pt)

楽しめました

宮部作品は引き込まれますね。最後が駆け足だったように思いますが十分楽しめました。
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No.11:
(4pt)

不快な異世界ファンタジー

最近は不満足な作品もあるが、やはり宮部だけのことはある。読んでよかった。

中三の尾垣真は推薦入学が決まり、受験で大変なクラスメートを尻目に呑気な三学期を送っていた。
そんなある日、銀行に展示されていた古城のスケッチになぜか惹きつけられる。実はその絵は異世界への扉だったのだ。
クラスで浮いている美術部員の珠美に相談し、冒険が始まるのだが。

不思議で奇妙な冒険ではあるが、全然ときめかないし楽しくもない。暗くて沈んだ世界である。
手探りで冒険のルールを確認しながら、世界の秘密を探る。非現実的な話なのに、ディテールを積み重ねてリアルな物語を作り上げていく。
さすがの手並みである。
「どこにも居場所がない」やるせなさが胸に迫る。
「ここは俺の世界じゃない」と投げ出すのは簡単だが、そう都合よく英雄やお姫様として迎えてくれる異世界が転がっているわけではないのだ。
世界の種明かしは唖然とするほど意外だ。意表を突くという点では満点だが、あまりにも強引な。もともとファンタジー系の話だし、こういうのもありかな。

主人公たちがあくまでも前向きに事態に向き合うところは好感が持てる。宮部らしい結末も好きだ
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No.10:
(4pt)

楽しく読ませていただきました

新鮮な感じはなかっのですが、いつもどうりとても楽しく読ませていただきました。
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No.9:
(4pt)

一見、ファンタジー小説なんだけど、重い。

近所にある銀行の支店。その掲示板に無造作に貼られた一枚の古城の絵。
物語はそこから始まる。ひょんなことから絵の中の世界に出入りできるようになり・・・・。しかし、そこまでの展開にページ全体の約3分の二を費やしている。そこからいよいよファンタジーの世界が展開するかと思いきや、「いじめ」「児童虐待」等々と、現在社会の問題を凝縮したような課題が次々と現れてくる。
 いくらファンタジーの世界ではヒーローでも、奇想天外な活動ができていても、そこで問題は解決しない。現存する課題は、リアルの世界で解決さなければならないのだ。しかし、辛い毎日が続く日々に、ほんの少しでも逃げ込める場所が有れば、こころのシェルターを見つけることができれば、救われることがあるかもしれない。
 文学にはそんな可能性もある。そんなことを感じた。

 さすがに「宮部みゆき」彼女らしい切り口で切り込んだ。明解な回答を提示できなくても良いのだ。(実際、そんなものは存在しないのだから)「もしかしたら」「ひょっとして」という可能性を示すだけでも、何らかの力になるかもしれない。

 楽しく読む本ではない。しかし、読後にほんの少しだけ心が「軽く」なっているかもしれない。
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4041028361
No.8:
(4pt)

ファンタジー要素の内容で進みますが、最終章は現実と地続きもあり、一読の価値ありです。

宮部みゆきさんと言う作家名は、勿論前から知ってますが、読書好きなのに、数冊しか読んだ事がありませんでした。
書店によく行くので、色々見てたら、こちらの本の表紙が目に止まり、手に取りました。
表紙の古城の絵と、金色で書かれたタイトルに惹かれ、帯に書かれた内容も気になったので、購入しました。

帯の印象としては、現実と地続きの内容かな?と思いきや、読み進めるとファンタジーな内容が出てき、物語は進んでいきます。
地続きに入るまでが少し長い様に感じましたが、やっぱり最後の4章目「城主」は、そこでやっぱり購入してよかった。と思いました。
ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、「城主」の章は、ただのファンタジー小説ではありませんでした。
今を生きる私達の現実の世の中でも、よく?起こりうる事が、このファンタジーな内容に繋がる原因の1つになっていると感じました。
帯に書かれた内容通りです。
帯の「居場所なんか、どこにもなかった」は、城主の魂だったのです。

【表の紙の表紙も綺麗?ですが、紙の表紙を外すと、本の自体の装幀の、黒地に古城が描かれている姿は、更に素敵と言うか、格好いい感じで、眺めてしまいます】。←これは、物語の内容には関係ない感想ですが。

宮部みゆきさんのファンで、何冊も読まれている方は「似た傾向の内容の本がある!」と言われる方もいる様ですが、私はそうではなかったので、これはこれで、読んで良かったと思いました。特に最終章は。
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