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過ぎ去りし王国の城
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過ぎ去りし王国の城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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ファンタジーかと思っていたら、オカルトSFだった。主人公とヒロインが、初めて絵の世界に引き込まれるまでが、丁寧に書いてあったが、感情移入しにくいキャラ造形で、冗長に感じる。そこで出会った中年男は、好感の持てるキャラだが、二人の中学生に魅力がないのは、痛かったと思う。 ストーリーはそれなりに難がなく進行したが、この冒険を通して、二人の中学生が成長したとは、私にはあまり思えなかった。良識派の宮部みゆきなら、そのようにまとめて欲しかった、とは買いかぶりだろうか。 | ||||
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読んでいくと、面白くなったが、本屋で読みたい本を探す時には、買わないと思う。 | ||||
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銀行展示絵が床に落ち、持ち帰った絵に触れると絵の中に入れる不思議な感触。 アバターとなって絵の中に入ることを覚えた尾垣らは10年前の謎の失踪した少女を絵の中の古城で発見。 現実の世界と絵の中で起きる事柄がどう結びつくかが興味あった。 一般文学通算2378作品目の感想。2020/02/27 14:30 | ||||
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心が安らぐ一冊を安価に提供いただき感謝。 | ||||
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自分の嗜好的に「過去のことをやり直す」は余り好まない 並行世界で、仮に「上手くやってる自分」を見たら、他人が上手くやってるのを見るのとは桁違いな「負の感情」が噴出しそうで 1点、エネルギーの補給より「吐き後始末」の面倒くささを詳細に描写して欲しかったかな。「いく度にこんだけの手間が掛る」をリアルに感じるのは喰う事より↑だから 好み的には少々外れているけれど、概ね楽しく読みました | ||||
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情景描写がとても素敵で世界観を鮮やかに感じることができました。しかし、展開が若干のっぺりしてるかなって思います。登場人物もなかなか感情移入しづらい性格でしたね。 | ||||
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バブルを経験した世代の作家に、カタカナの扱い方に関しての講義か何かを行なおう。 出版社の主催で。 いまだに登場人物に若者っぽさ(いや子供っぽさか)を出したい時には、漢字で表記すべき所をカタカナにしたり、語尾をカタカナにすれば良いと思ってる作家が多すぎる。 「ほんとんどビョーキ!」 ↑ これと一緒だからね。やってる事が。 山田詠美は昔からこの片仮名が嫌だって言ってたけど、いまだに使う作家が多すぎるって。 活字離れが進むから、ほんとやめてくれよ。 あけおめ、ことよろ、とかと一緒のレベルだよ? 聞くだけでちょっと苛つくし、使ってる奴の事をちょっと嫌いになっちゃうだろ? クソださいし、あなた達はプロの作家なんだからさ。 | ||||
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主人公とヒロインが絵の世界に入り込めるようになり、仲間を得て、さあこれから冒険の始まり……と思ったら登場人物のセリフによる説明だけであれよあれよという間に広げた風呂敷がたたまれて終わってしまった、という感じ。連載打ち切りが決まった漫画のよう。宮部さんのあの素晴らしい構成力はどこへ? 主人公とヒロインのキャラクターもどうも好きになれない。宮部さんの作品にはこれまでも『ステップファザー・ステップ』の「俺」のように皮肉屋で少々毒舌な主人公が出てきたことがあったが、この作品の主人公は「皮肉屋」というより「ひねくれ者」という感じで見ていてイライラした(特に後半)。 ヒロインは複雑な家庭環境やいじめで苦労しているという事情を差し引いても「可愛げのない子だな」という以上の印象が持てなかった。(絵の世界で二人の仲間になる休職中の漫画のアシスタント、パクさんは個人的には結構好き) 絵の世界で探索を始めるまでの話はさすがに引き込まれただけに残念。 | ||||
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現実世界で居場所をなくした子どもが、バーチャルの城に入っていく、 というプロットは、辻村深月先生のかがみの孤城で見たので、 既視感がありました。 内容としても、かがみの孤城のほうが人間関係の深みがあって、 読み応えもあり、こちらはそこまでではなかったです。 | ||||
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宮部みゆきのファンタジー小説。やはり、英雄の書を越えるものではなかったな。 英雄の書が好きな方はこちらも愉しめると思いますが、他に読むべき動機は見当たらず 宮部さんの現代ものを読むと、子供好きのおばさん、という言葉がいつも思い浮かびます 中年女性ではなく、親戚の。 優しくて世話好きだけど、子供はいない。 世話を焼かれる甥っ子や姪っ子は、おばさん、いい人だけどちょっとズレてるんだよなぁ、なんて思われてる 宮部さんの描く少年少女は、いつも「いい子」。本好きで頭の回転も良くて、小生意気だけど憎めない。家はいろいろ訳ありだけど、大人の事情として受け入れてる。 そんな、健気な彼彼女には、たいてい意地悪な敵役が登場するけど、これまた型通り。こちらには、作者は感情移入しないらしく、淡々と、役の通りに意地悪なので、どうにも印象が薄い。 なんだかなぁ。 悪く言うつもりではないが、あまりにも子供たちが変わらなさすぎて。 逆に変わらないから、時代小説は安定して楽しめるのだけど | ||||
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宮部みゆきさんの小説はどれも淡々としています。どこかで聞いたような平凡なテーマ、説明くさい文章、決まりきった結論、唐突に表れる新設定やSF要素などがごった煮のままそのまま転がっている印象です。 ただ今回は著者の絵画に対する思い入れはよく描かれていたと思います。 | ||||
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主人公が中学生の男子、相方が同級生の女子、そこに休職中の大人(社会からドロップアウト中の擬似未成年ともいえる)の三者による物語。 ジュブナイル小説なのかな?同じ設定で大人を主人公にしてもう一冊書いていただけたらきっと面白いのでは・・・!? もしくは後半の現実とリンクしてからの部分を大幅に盛ると面白かったかも。 これ雑誌にのった連載小説なのですね。雑誌のカラーもあるのか、あまり現実的なリアルに踏み込まず、最後だけ宮部さんの力量で落とし込んだような印象を受けました。 それでも以前出ていた宮部さんの少年もののファンタジー小説からはかなり前進しているのか? 宮部さんのファンタジー物はあまり惹かれないんですけどもうちょっとで読み応えある傑作になりそう。おこがましくも期待 でもやっぱり宮部さんの作品は今のところ時代物が好きです^^ あと装丁や帯が出来過ぎ。もっと力抜いてくれたら読む前の期待値が上がりすぎなかった。表紙と帯だけ見ると重いシリアス問題の学級小説みたいですがちょっと中身と違いませんか。そういう要素もあるけれどそれが主題じゃないし・・・ | ||||
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どこかで読んだようなファンタジーに著者らしいブラックな描写をミックスした作品。 そこそこ読める内容だったが、すっきり感はない。 | ||||
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タイトルと装丁デザインに惹かれ、久々に宮部みゆきさんの物語を読んだ。 導入部分から、主人公の少年が絵の中へ入っていく過程はとても丁寧に描かれていて引き込まれていったが、クライマックス部分が駆け足で進んでいき、もっと物語の奥へと入り込みたいのに、あっさり終わってしまって若干拍子抜けした。 ページ数がもう少し増えたとしても、あともう少し重厚であったらもっとよかった。 カバーやとびら、花ぎれや赤いしおりなどの凝った装丁デザインは、とっても気に入っています。 | ||||
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ん~、モチーフは面白い、ん、面白い。ただ、惜しい。 この作品、かなり力が抜けている感じがする。よく言えば、余裕をもって書いてる。 悪く言えば、商業主義に走っちゃった?! けど、宮部さんらしい情緒的な表現と構成も感じられる。 まるで自分が苔むした森の中にいるような錯覚、モノクロの背景に投げた赤いニット帽の鮮やかさ、 それと、バランスボールを安全装置にするなんて、凄い発想。やっぱりこの人はただ者ではない。 ただ、伊音ちゃんの人物像がまわりの人を通して語られるあたりは「火車」と同じ。 犯人が最後まで現れないのも同じ。 だから、全体を通して「このくらいでいいか~」的な感じを受ける。 そして、エンディング・・・え?それ? パラレルワールドに頼っちゃうとそれで「はい!終わりっ!」になっちゃうわけで。 伊音ちゃんのラストはもうひとひねり、頑張ってほしかったな~。 宮部さんは、やっぱり時代物がピカ一ですな。 | ||||
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銀行に展示されていた子どもたちの絵の中にあった、場違いな中世の 城のデッサン。 子どもらしくない上手な絵に、真は妙に惹かれた。 しかし、窓口に行っている間に絵はパネルから剥がれ落ち、靴に踏まれていた。 拾い上げて家に持って帰り、改めて眺めると、不思議なことに絵の中の木々が 風に揺らいでいる。 森の香りも漂ってきた…。 中学3年生の真と、絵の上手い女子、城田が辿る不思議な冒険ファンタジー。 友だちのいない城田。 だから、誰も彼女のプライベートは知らない。 彼らが出会う漫画家のアシスタントのパクさんにも、何か事情がありそうだ。 そして、この絵の作者にも。 社会の中にあっては、誰しもがそれぞれの困難を抱えて暮らしている。 みんなを救うことは出来ないにしても、誰かを救うことは出来るかも知れない。 著者の視点は、そんなところにあったのだろうか。 それほど得意なこともなく、あまり目立たないごくフツーの中学生の真も 高校に行ったら、きっと今までと違った学校生活を過ごすようになるだろう。 | ||||
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宮部さんのファンタジーは初めて読みました。 複数の時事問題を絡めて物語を織り上げる筆致はさすがだなあと感心しつつ、 要のファンタジー部分がなんだか理屈っぽすぎて感動が半減…。 すごく設定を作り込んだんだろうなあ〜というのは伝わりました(^^; ラストもじんわりした良い終わり方ではありましたが、痛快さがないので少し物足りなく感じました。 | ||||
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大好きな宮部作品の新刊という事で、発売即購入。 でも、ページをめくる手が進まない。 荒唐無稽なお話であるが、そればかりが理由ではない。 主人公に感情移入もできず、何より全体のイメージが描けない。 茂七の事件簿での回向院の茂七親分の推理と活躍、ぼんくら、日暮しでの井筒平四郎の憎めないキャラと江戸情緒たっぷりのお話。 怪(あやし)での、何より恐ろしいのは魑魅魍魎ではなく人なんだと問いただすかのような短編群…。 やはり、宮部先生は現代劇より、こちらの方が似合う気がする。 | ||||
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最近、似たような傾向のものが多い気がする。 「ソロモン・・・」も「悲嘆の門」も・・ 時代物の方が筆が弾んでいる気がするが・・・。 | ||||
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流れるような文体で気持ち良く読ませてもらったけれど、 後半の展開が突飛すぎて、若干ひいてしまった。 これはSF的な展開でもちょっと無理があるだろう、と。 最後は少し心温まる展開にはなったけど、 主軸で語られていた主人公たちの人生というよりも、 三人称のサブストーリーの方に気持ちを寄せてしまう結末は「むむむ」だった。 余談だけどとにかく表紙がかっこいいです。 | ||||
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