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悪魔の羽根



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪魔の羽根 (創元推理文庫)

悪魔の羽根の評価: 3.73/5点 レビュー 15件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(2pt)

つまらない

冗長で退屈。最後には何か一捻りあるかと思い我慢して読んだが、無駄だった。
悪魔の羽根 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の羽根 (創元推理文庫)より
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No.14:
(5pt)

良いです

とても綺麗な状態で届きました。
ありがとうございます。
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No.13:
(4pt)

女性の"幸福と自由と勇気"を謳ったフェミニズム小説の力作

本作のヒロインはアフリカやイラク等での内戦・紛争をレポートするロイター通信の特派員。ヒロインはシエラレオネで起こった5名の女性のレイプ虐殺事件(3名の少年兵が犯人とされた)の真犯人を元傭兵のイギリス人(本名不詳なのでキースとする)だと疑うというのが発端。ちなみに、題名の「悪魔の羽根」とはトルコ語で「そうと知らずに男の性的関心を掻き立てる女」の由。本作が基本的にはフェミニズム小説である事が分かる。

そして、何物かがヒロインを拉致し、(恐らく)監禁し、(何故か)無事解放する。この間、ヒロインの身に何が起こったのか想像するに難くない。その後、ヒロインは拉致事件に関しては一切口を閉ざし、イギリスの片田舎で借家住まいを始めるという展開。この後、村の人間関係が子細に綴られるが、本筋とは無関係なので、この意味が分らなかった(村の女性ジェスの境遇をヒロインと重ね合わせようとしたものか)。ヒロインの願望はスキャンダルの回避とキースからの潜伏(逮捕あるいは復讐出来れば最高だが)である。しかし、ヒロインのPCが拉致監禁者の手に渡っているので、借家が襲撃されるのは時間の問題。実際、襲撃が行なわれるのだが、この部分の描写が曖昧模糊として読者を惑わせる。ジェスの"幸福と自由と勇気"の物語は完結するが、ヒロインの方は未完。

勿論、上述した曖昧模糊な部分は結末で説明され、ジェスの物語と巧妙に組合せられている点には感心するが、サスペンス性に関しては、ストレートに書いた方が良かったという気もする。非常な大作で、正直言って冗漫な記述も多いと思うが、作者の想いが伝わって来る力作だと思った。
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No.12:
(4pt)

Amazonカスタマー

面白かった。でも女性作家らしい?私も女性ですが、男性を見下し過ぎがちょっと・・・。また死体処理方法も読者の想像にお任せ、だから読み終わってもモヤモヤですっきりしてません。せめて最後の最後に処理=女性2人でこうした・・・貴方の推測は?みたいな終わり方がほしかった。=残念⤵=
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No.11:
(4pt)

推測で読ませる

読者の想像に委ねながら話が進んでいきます。 明確に描かれているというより文面で想像していくという感じ。 品がいいというかあまり下世話な表現を好まない人には向いているかも。 メールを使うことで登場人物の時間の流れが違ってくるのはリアルで、現代的ですね。 ただここ関係あるの?というところもあり、もうちょっとコンパクトにしても良かったのでは?
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No.10:
(5pt)

わかる人には「神」作品!

冒頭からすごい緊迫感です。
このままいくとどんどん痛くなってきちゃうぞぉ~、という予想通りの展開で、あ~いやだ! もうやめて! っとなりますし、
緻密すぎるかもしれない文体は合わない人にはツラいかもしれないので、途中で投げ出してしまう読者がいてもまったく不思議はないのですが、
そこはさすが英国の誇る女性作家「二人のW」のうちの一人、ミネット・ウォルターズ様です!
その先に、確実に「読書の愉悦」が待っています。
ハデな本ストーリーの裏でひっそりと、しかしじわじわと、サブリミナルのように読者の脳裏にきざみこまれる「マデリーン」という毒。
・・・・・これ、気づかない人は気づかないのでしょうかね。
はっきり言って、「あとがき」を男性にまかせたのは誤りだったと思いますよ、創元社さん。
そこんとこにはちっともふれてないしっ。
そしてほかの方のレビューにもあるように、「紹介文」は本質からちょっと(かなり?)ズレてます。
けっして単なる「マッチョな傭兵あがりのストーカーによる、残虐レイプ監禁被害者モノ」ではありません。
・・・・というか、たしかにムズカシ~か、この作品の「紹介文」(苦笑)。
そのくらい、一筋縄ではいかない感じがたまりません。

現代社会にひそむ恐怖は、さまざまな形でわれわれを取り巻いています。
「傭兵あがりのストーカー」より「マデリーン」の方がずっとコワイと思った読者は私だけではないはずです。
(とくに女性読者は)
こうなるとまた、「二人のW」のもうひとり、サラ・ウォーターズ様の新作がますます待たれるところです!
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No.9:
(1pt)

挫折。

出だしの部分は引き付けられたような気がしたんですけどね。 主人公がバートンハウスという所に引っ越してきたあたりから、いったいなんの話やらよく分からなくなってしまい挫折・・・。 残念です。
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No.8:
(4pt)

色々想像を掻き立てられます。

E-mailのやりとりで読者に色々推測させる文面、結末も想像で終わらせられる。 でも納得する。
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No.7:
(5pt)

映像が浮かんで来るサスペンス

読んでいて主人公の傍で、出来事を観察している様な臨場感に溢れる作品です。
乾いていて殺伐としたアフリカから、古風なイギリスの領主館へとスピーディーに展開して行きます。孤独でトラウマを抱える主人公が、女性であるが故の苦痛や悔しさと向き合いながら理不尽な暴力と戦います。
イギリスで知り合う風変わりな女性との友情も深くて、一筋縄ではいかない点が読みごたえが有って飽きさせないです。
不撓不屈という言葉が、何度も頭に浮かびました。勇気を持って、知恵を絞って勝つまで闘う芯の強さに元気を貰いました。
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No.6:
(5pt)

新聞の書評のとおり楽しめました。

550ペ-ジほどの長編ですが、発端となる事件が最初の40ページほどの中に書かれていることを解説を読んで驚きました。
発端が緊張感にあふれ、感覚的には全体の3分の1程度占めていたのではないかと錯覚してしまったほどです。
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No.5:
(1pt)

紹介文変えた方がいいのでは??

2002年、シエラレオネで5人の女性が殺害された。元少年兵3人が起訴されるが、記者コニーはイギリス人のマッケンジーを疑っていた。2年後、バグダッドで彼に遭遇したコニーは拉致監禁されてしまう。解放時、彼女はほぼ無傷なうえ曖昧な証言ばかりで監禁中の出来事を警察に話さない。何を隠しているのか?

上記が本書の紹介文。
この紹介文を読んで本書に興味を持たれている人がいるのなら忠告しておく、
「期待しているような展開など何一つ起こらず、
 延々と田舎町の痴話喧嘩を読まされるだけだ」ということを。

過去の被害者はレイプされたうえにめった切りに殺害。
ところが主人公の女性は3日間監禁されたものの無傷で解放。
しかもかたくなに証言を拒否。
当然読者としては、主人公は何かしらの理由があって沈黙を貫いていると思い、
かつ、その謎が徐々に明かされていくものと期待して読んでいく。

ところが550ページ中の360ページまで田舎町の隣人トラブルのお話が続き、
肝心の監禁3日間の謎については、驚くべきことに「何もない」。
本当に「何もない」のだ。
だから、「驚愕の事実があるのだろう」などと期待して読んではいけない。
何にもないことに驚愕し放心するのは読者自身なのだから。

また、翻訳ももう少し何とかならなかったのか。
会話の中で相手に痛いところを突かれて「痛っ」なんて訳ある?
そりゃあ原文は「ouch」なのかもしれないけど「痛いとこ突くなよ」とか
「そんなこと言わないで」とかあるでしょ。

この出版社の文庫は他の出版社より割高なんだから
厳選されたものをしっかりした翻訳で出してほしい。
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No.4:
(1pt)

中だるみが…

中だるみがひどくてギブアップ。
隣人との会話などどうでもいい部分で3~4ページ費やしている。
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No.3:
(5pt)

悪魔の羽根 (創元推理文庫)

翻訳者が沖縄の同窓生なので、同窓生みんなで読んでいます。中東情勢など、世界の今が、理解出来て面白いです!
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No.2:
(5pt)

おもしろい

一気読みした
女性向きだと思う
ややこしいけど読みやすい
イギリスの雰囲気がする
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No.1:
(5pt)

じわじわと迫る主人公の女性記者コニーの怯え、恐怖心。終盤の展開も見事な心理サスペンスです

主人公の女性記者コニーの怯え、恐怖心がヒシヒシと伝わる、読み手を身震いさせる心理サスペンスです。

アフリカの紛争地でかつて発生した拉致事件で主人公コニーは、この事件の真犯人ではないかと、流れ者の傭兵マッケンジーを追求します。
マッケンジーから逆恨みを受けたコニーは拉致、監禁されてしまうのですが、何故か、数日後に無傷で解放されます。
 
解放されてからも、コニーは監禁中のトラウマ、また、襲われるのでは、という恐怖心から抜け出すことができません。
コニーの一人称で語られる、恐怖に怯える心理状態がストーリー展開の主軸です。
心理状態の移ろいが非常にリアルに描写されており、コニーの恐怖心に同調し、展開に引き込まれていきました。
 
マッケンジーに、どんな目にあわせれたのか、コニーからは断片的にしか語られません。いったんは無傷で解放されたにも関わらず、なぜ、再び捕われることへの恐怖を覚えるのか非常に謎を覚えます。ただ、彼女が相当な屈辱を味わわされたと想像するには充分で、読み手としても、マッケンジーという悪漢への憎悪、恐怖心がかきたてられます。
 
解放されたコニーは、心を癒やし、マッケンジーから実を隠すために、イギリスの農村に身を移します。
この農村の住民とコニーとの人間関係がもうひとつの軸として描かれます。
引っ越してきた当初は不穏な、全く打ち解けられない状況でしたが、ご近所として生活を送っていくことで、少しずつ心を通わせ、親密になっていきます。
 
が、親密になるにつれ、身を隠したはずの農村に、マッケンジーの魔の手が少しずつ近づいてきているような雰囲気が漂いだし、コニーの心理状態を通し、どんどんと緊迫感が高まってきます。
 
終盤までのジワジワとした不穏な展開から、終盤、一気、急展開となります。
ストーリー展開のスピードの転調、また、場面設定も大変見事(ラストの展開の大切なところですので、ここで言うわけにいかないのです)で、さらに言うと、事実の見せ方と隠し方とか本当に絶妙、一人称展開の利点を最大に活かしており、読了まで、緊張させられっぱなしでした。
 
一人称展開とあわせて、関係者間のメールが巧みに配置されていたと思います。メールのやりとりゆえ、会話での語りとは異なる雰囲気、送受信にインターバルがあったり、直接に会話ができなかったりすることからのもどかしさといった、メールならではの要素がストーリー展開への絶妙な味付けになっていたと思います。
 
また、松浦正人さんによる後書きが非常にわかりやすく、作品愛に満ちており、読後の満足感をなお一層高めてくれていたと思います。
悪魔の羽根 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の羽根 (創元推理文庫)より
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