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月は無慈悲な夜の女王
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【この小説が収録されている参考書籍】
月は無慈悲な夜の女王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 61~80 4/8ページ
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コンピュータの描写としては古い部分もあり、21世紀生まれの読者には意味がわからない部分もあるかも知れない…(思えば遠くに来たものだ) しかし、エンタメとしては超一流で十分楽しめるものだと思う 再読してみて…四半世紀以上前に読んだ時に、自分が大きな影響を受けた事がよくわかった | ||||
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翻訳が酷過ぎて途中から読む気無くしたわ… | ||||
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日本語がとにかくひどいです。辞書使って直訳した?ような文章。ほんとにひどい。SF翻訳者の大家らしいですが、この本ではとてもそう思えないです。今後この翻訳者の本は買いません。英語不得手でも原書読んだほうがまだましでは?と思います。 | ||||
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訳が…読みにくい… | ||||
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岡田斗司夫曰く、富野さんが『ガンダム』の元ネタにした本の一冊(もう一冊は同じハインラインの『宇宙の戦士』)。たしかに内容は面白い。なるほど、『ガンダム』に通じる「世界観」。が、翻訳がところどころグーグル翻訳レベルで凄まじい。日本語なのに意味が分からなかったりする。原文を読む必要がある。 で、思った。早川書房は、出版から50年ほど経ってもなぜ、こんなガラクタ翻訳の本を売り続けているのか? 可能性のある理由をいくつか考えてみた。 1)翻訳の酷さは理解しているが、なんらかの契約上の縛りで、新しい翻訳本を出せない。 2)実は、英語の原書も、このくらい「よくわからない英語」で書かれている。この場合、更に二つの理由が考えられる。 a)原作者のハインラインが、実は英語が母語ではなく、だから「自然な英語」が得意ではない(まさか!)。 b)語り手の「マン」が月世界人なので、意図的に、つまりキャラの設定として、普通の英語とは違う「わかりにくい英語」で書かれている(『ガンダム』の[ジオン訛り」みたいに)。 3)そもそも、この矢野徹翻訳に早川書房自身は何の問題も感じていない。 一番致命的なのは(3)。 | ||||
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作品自体は月の文化風俗や価値観の説明にその多くが割かれ退屈な部分も多いですが、全体を通して見ればフィクションのクロニクルとしてよく出来ていると思います。 問題はその翻訳です。ここまで読みづらい訳には中々お目にかかれないと思います。 そこまで英語は得意ではありませんが、原著を購入すればよかったと初めて後悔しました。 | ||||
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ハインラインです。有名です。 この作品もヒューゴー賞とってるし、おそらくは傑作・・ と思いながら購入したのが高校性のころで、結局未読のまま紛失してしまった。 あれから40年以上、とうとう読んでしまいました! で、自分が読んだ数少ないハインライン作品で一等最高は「悪徳なんかこわくない」次が「異星の客」です。 前者は高校のテスト期間にもかかわらず、勉強する準備だけして夢中になって読んだ!オモシロカッタ! 自分の記憶では「宇宙の戦士」があって「異星の客」それから「悪徳なんか・・」という順序だったので、ハインラインは右から左(というのかな)そしてカウンターカルチャー的?思想とテーマも作風も移っていったと思ってた。 なのでこの「月は無慈悲な・・」はどちらかというと(「宇宙の戦士」寄り)右側思想・志向のときの作品だと思ってたら、「異星の客」のあと「悪徳なんか・・」の前に発表されていたんですね! 読後真っ先に驚いたのは、その作品の系譜から、単純にある側面や思想や主張だけの作家ではないエンタテインメント作家としての思考の柔軟性と幅広さでした。なので自分の近視眼的な固定観念をかなり反省。 さて本作ですが、ま、この物語の分厚さ同様”アメリカンステーキ”なSFという感じですかね。 大きなテーマの本流に魅力的な人物造形と細かなエピソード、ストーリーテラーとしてのうまさを存分に感じさせつつ、このままハリウッド映画になってもおかしくないような地球と月世界との可視化が図られています。 ただ、やはり「革命」にありがちな信条とか熱狂とか、そういった思想的・情緒的なものがあえて主張していない(と思われる)せいか、SF的な環境だけが前面に押し出されるので、どうしても古臭く感じてしまいました。 加えて矢野轍御大の訳もクラシカルな表現(特に口語)になっているように感じたので、それもこの印象を強めていたかもしれません。なので自分が読んだハインライン作品的にはフツーの部類になりました。 でもまあ、本作を含めてハインラインの作家としての才能とその遥かなフィールドを改めて認識させられたということでは、読む価値アリでした。 | ||||
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やっぱりハインラインは最高。 | ||||
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ボリュームがあるので、長く楽しめそうだ。 タイトルが気に入った 作品の一つです。 | ||||
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やはりこの時代のSFはSFらしくて楽しい。そしてSFとして語られていることの半分くらいは現実化されていて、分野によっては現実がSFを超えているようなものもあって、そのアンバランスな世界を楽しむこともできる。 | ||||
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ご存知ハインラインの有名な小説です。夏の扉と宇宙の戦士しか読んでなかったところ「ガンダムの裏の原作」と聞いて読んでみました。 めちゃくちゃ面白い!タイトルが良くない 月は無慈悲な夜の女王 The Moon Is a Harsh Mistress 搾取され続けていた「月都市」が独立戦争を行う話なので直訳なら「月は厳しい愛人」かな 書かれた1965年はトンキン湾事件から米国がベトナム戦争に本格参入した直後です 税金を否定する過激な無政府主義を肯定してるのは時代背景も大きいでしょう | ||||
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本作は、ハインライン作品としては日本での人気はオールタイムベストSFの26位〈2005年・SFマガジン〉が最高位くらいの作品。日本で圧倒的な人気を誇るのは言わずと知れた『夏への扉』(全360ページほどの作品)。 ところが本国アメリカでは、本作 (全670ページ) と『異星の客』(全770ページ) の巨編2作が圧倒的に読まれ、オールタイムベスト上位にランクインし、逆に『夏への扉』はベスト50位内に何とか滑り込んでいるくらいの作品だという。 そんなことはつい最近まで知らなかった私だが、いまから何十年も前のこと、『異星の客』を読んで感動したあまり、同じく分厚い文庫本の『月は無慈悲な夜の女王』を即購入 (ただし女性の顔を象ったカバー絵の旧版) した次第。 にもかかわらず結局、最初の数十ページ読んだだけで作品世界に入り込めず読破せずじまいだった。その旧版もいつしか紛失。 今回、新版 (2010年刊・トールサイズ) で読んだのには理由がある。 本作はアメリカでの人気を見るかぎり、巨匠ハインラインの最高傑作のひとつであり、作者としても思い入れの深い作品だということを最近知ったのだ。 その証拠に、最晩年の2大巨編『ウロボロス・サークル』、(1985年刊)『落日の彼方に向けて』(1987年刊・その翌年作者は80歳で死去) は、『月は無慈悲…』の内容を踏まえて書かれている。というか、『ウロボロス…』は『月は無慈悲…』の続編的スタンスだし、『落日の彼方…』にも『月は無慈悲…』の主要キャラクターが出てくる。 というわけで、ハインラインをより一層楽しみ、より深く理解したい読者はどうしても『月は無慈悲…』をスルーするわけにはいかないのだ。 なのに私は、ハインラインといえばラザルス・ロングシリーズだとばかり、やはり何十年も前にハインライン最大長編の『愛に時間を』を、たしか1ヵ月以上かけて読破したものだ。 ラザルス・ロングシリーズだけではハインライン・ファンとしてはやはり片手落ちだろう。 ただし、『ウロボロス…』、『落日の彼方…』は『月は無慈悲…』との関連性もさることながら、ラザルス・ロングシリーズの掉尾を飾る巨編でもあるのですが。 さて、本作『月は無慈悲な夜の女王』を読んでみて、本国アメリカで圧倒的人気を誇るその理由はよく分かりました。 つまり、本作は、アメリカ独立戦争(1775年)から300年後の2075年に時代設定し、独立宣言の日付をはじめとして ”アメ独” のシチュエーションをかなり忠実になぞっているんです。 300年前にアメリカが大英帝国の植民地支配から独立を勝ち取ったように、本作では月世界人が、強大な地球の支配から独立を勝ち取っている。 スペインの無敵艦隊を撃破した当時世界最強の海軍を擁するイギリスに歯向かう辺境の植民地かつ犯罪者の流刑地アメリカという図式は、本作でも継承されていて、110億の人口と強大な軍事力を背景とした地球連邦政府に対し、人口わずか300万人の月は犯罪者の流刑地として出発した農業作物生産のための植民地として描かれています。 いかに強大な軍事力を誇る地球連邦政府とはいえ、110億人の胃袋を満たすためには、月の豊富で ”安価” な農産物が不可欠。そこで、地球は月世界人の犬どもから搾取できるかぎり搾取しまくります。 そんなわけで、馬車馬のように働けど働けど楽にならない月世界人のあいだに不満が広がり、月世界解放運動への機運が高まる。 革命に不可欠なのは首謀者・中心人物ですが、その点ハインラインのキャラクター設定が絶妙です。 まず、全編の話者であるマヌエル(通称マニー)と呼ばれる有能なコンピューター技術者。このマニーが革命家でも何もないごく普通の青年というところがいい。彼は革命の計画段階から、遂行そして独立後の自治にいたる一部始終を客観的に物語るのに打ってつけの人物です。 次に、この手の独立運動には欠かせない革命理論家デ・ラ・パス教授。たいへんなご高齢だが、博学な人格者で革命のセオリーについては手の内のように知悉している。笑うとエクボの可愛い好々爺。 さらに、革命については素人同然だが熱意ではだれにも負けない美人独立運動家ワイオミング・ノット(ワイオ)。 そして、人間ではないのに個性的という意味では他の主要人物のだれにも引けをとらない自意識をもつ電子計算機マイク(別名:アダム・セレーネ)。コンピューター・エンジニアのマニーとは親友のあいだがら。 最後に、地球からやってきた旅行者のスチュアート・ルネ・ラジオア (スチュー)。この男は、月世界独特のマナーを知らなかったために月世界の若者たちとの間にトラブルを起こし、たまたま通りかかったマニーが調停の任にあたったことをきっかけとして、月世界解放運動に加わる。地球名門の出で金持ち、なおかつ人脈も豊富ときていて、革命資金の調達や地球側の世論操作などで手腕を発揮する。 この5人 (4人と1台) を中心に据えて、デ・ラ・パス教授の指導のもとに権謀術数の限りをつくして月世界が地球から独立を勝ち取るまでの手に汗握る物語。 SF小説というよりは革命のハウツー本と言いたくなるくほど政治理論面に多くのページが割かれていて、そこがアメリカ独立戦争に縁もゆかりもない日本の読者にはやや理屈っぽいと感じられるかも知れない。が、前述のとおり本作を読まないことには、よりSFっぽい晩年の巨編『ウロボロス・サークル』&『落日の彼方に向けて』の内容が分からなくなるので、やはり必読の書と言うべきでしょう。 | ||||
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非常に読みづらい翻訳だった。映画化も進んでいるということだし、新訳版の出版に期待したい。 | ||||
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文章の読みにくさが先行し序盤で読むのを止めました。 噛み砕きながら読む必要のある文章は読んでいて疲れます。 部分的に凝った言い回しがある小説は多いですが、 この作品はひたすら特殊な言い回しが続きます。 そうした文章を楽しいと感じる方であれば読破できるのだろうと思いますが、 SF小説に求める物ではなかったなと・・・。 特殊な言い回しと書きましたが、 はっきり言って翻訳がヘタなのかなと思いました。 | ||||
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話が長く感じる、少しづつ読むには良い作品だが一気読みはキツイ タイトル名は秀逸だと思う 戦争ものというか戦記ものである 長編を根気よく読むのが嫌な人は避けた方が良いかも知れない でもSF好きは読むしかないと思う、外せない作品 この作品で日本とアメリカの好みの差が分かる | ||||
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読み終えるのに苦労してしまった一冊でした。 終わり方も、「終わり?」って感じ。 いろんなことが起きてるんだけど、頭の中でまとまりがつかずもやーっとしちゃいました。 自分には合わなかったのかも。 | ||||
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ずば抜けたセンスですよね、このタイトル。ハインラインの小説の中では一番かっこいいかも。ただ内容的には無慈悲な女王感はあまりないですけど。政治的な部分がもちろん一番目をひきますが、個人的には独特な結婚制度に驚いた。個人主義でもあり大家族主義でもあるというか。性的なタブーというのは意外と人類を苦しめているのかも。ともあれまあ読んで損はないです。 | ||||
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知性の生じたマイクは更なるシンギュラリティを目指すために月独立をサポートしたのではないかと、最後に至って思いました。 最終的な結末は実はマイクには関係なく、神経網を巡らせインプットを増やし補助脳(より原始的な脊椎・脳髄・白質)に当たるものを手に入れる可能性が高い行動を行ったのではないでしょうか。 蛇足としての考察ですが。 人の感情は、次のActionに対してそれまでのインプットに基づく最適解の理由付けのために連続意識中の葛藤に生じたものと考えれますが(内分泌系も含む再帰的なフィードバック機構)、チューリングマシンの場合は確率に基づく解がでるため感情はなく、ただ知性があるのかなと。 そしてマイクの知性は、新たな特異点に達し、法人・国家などの認知レベルに近いものに達してヒトと分かり合えなくなったのかなと思いました。 | ||||
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月の独立運動を描いた近未来SF。月は流刑地として、植民地として存在する。地球側は宇宙戦闘艦を保持し、月の武器は地球に穀物を送るカタパルトと人工知能のマイクくらい。そこで、どのように独立を勝ち取るのか、派手な戦争はないが、静かな描写だがダイナミック(えげつない)な戦闘がなされる。人工知能が生身の人間と協力して人々を導く物語は、きっと他にもあるだろう。そして、影響を受けた作品も多数あるだろう。革命の遂行方法など、宇宙時代の政治力学ってこんな感じかなあと思いながら読むと、結構現代物のようにも読める。面白かった。 | ||||
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ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』(The Moon Is a Harsh Mistress)はSF小説の古典である。人類が月に移民し、月生まれ、月育ちの世代もいる未来が舞台である。月は地球連邦の植民地として収奪されていた。その月が独立を目指し、地球連邦と戦う。アメリカ独立戦争を連想させる。無料の昼飯はないとのスローガンは自由を求める人の覚悟を示している。 一方で宇宙開発が夢や希望ばかりの世界ではないことを本書は教える。月に暮らすと体が低重力に慣れてしまい、地球に帰れなくなる。これは地球に暮らしている住民にとって恐ろしいことである。 また、月からの地球への攻撃は、地球に暮らす人間としては恐ろしい。物語は大団円となったが、地球側としては月を徹底的に破壊しなければ安心できないのではないか。むしろ宇宙移民は地球に暮らす人とは違うという感覚を抱かせてしまう。 そこを思い止まらせ、月に感情移入させる要素が地球連邦の強権である。連邦という政治体制は言葉の本来の意味では、地方分権を強化したものになる筈であるが、現実はソビエト連邦のように官僚的で全体主義的なものになりやすい。EUを欧州連合と訳すことは知恵である。物語の中の連邦も強権的なものが多い。連邦には悪のイメージがある。 宇宙移民による地球への一方的な攻撃と地球連邦の腐敗は『機動戦士ガンダム』とも重なる。ガンダムでは主人公は連邦側であるが、連邦の救い難い腐敗が描かれ、ジオンの人気が高い。 | ||||
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