■スポンサードリンク
月は無慈悲な夜の女王
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
月は無慈悲な夜の女王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 1~20 1/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今ふたたび読まれるべき作品。何と言う洞察。全ての心ある者達にとっての道しるべ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(アンディ・ウィアー作)を読んだとき、『ウィアーの描く主人公はたぶんこんなタイプなんだろうな』と思った。映画「オデッセイ」の主人公と同じだ、と思ったからだ。(作者がそういうタイプなのかもしれない。) ハインラインの描く主人公も「宇宙の戦士」や「夏への扉」、そして、この「月は無慈悲な夜の女王」でも同じようなタイプだ(善人だけど、ちょい悪。器用で頭の回転が速い)けれど、この小説には「マイク」と言う魅力的な相棒キャラクターが登場する。 現実の、ネットで簡単に使えるAIサービスの「知性」は、ヒトが求める答えを、データベースから拾い上げて組み上げるように設計されたアルゴリズムでしかないが、 「マイク」は巨大なコンピューターの中に自然発生した知性であり、「アルゴリズムの海で生まれた生命体」とでもいえるような、よく言えばロマンティック、悪く言えば時代なりの科学考証だと言えるだろう。 (むしろ現代科学では人間の方が単なるアルゴリズムであることが解ってきてしまっている。) しかし、無邪気で好奇心旺盛、卓越した能力を持ちながらも紳士的なマイクと仲良く、共にに戦う(上手いことやっつける)話は単純にワクワクする。 また、マイクと一緒に革命の計画を牽引する「デ・ラ・パス教授」は何とも掴みどころのない、魅力的な大人物で、飄々としながらも時折、ずしりと語る思想がこの作品をハインライン作品の中で特別なものにしていると思う。 革命とか独立を描いたフィクションで成功する話って見た記憶がないのだけれど、 これは、まあ…上手くいく(ネタバレすみません)。 たぶん、それはハインラインが理想的な政治形態、社会構造の実現を前提にして描いているからで、 それを何らかの主張・発信とみるか、SFおとぎ話の安易な解決と取るかで読後感が変わってくると思う。 ただ、民主主義ベースの資本主義社会がそこそこの閉塞感に包まれている現代、 こういった作品を読んで、「そういうこと」を考えてみてもいいんじゃないかな、とも思う。 (『民主主義は最悪の政治形態である。他のあらゆる政治形態を除けば』(だったかな?)とも言われるし、 岡田斗司夫やイーロンマスクが好んだ、と言うのは彼らの自由さがハインラインが作中で述べるアナーキズム(?)的なところに共鳴したのではないかと。) 蛇足のネタバレながら、ラストは少しだけ寂しい。喪失、と言うわけではなく、希望を抱くこともできるが。 「夏への扉」もハッピーエンドだけれど、「ピート」の老いに少し寂しさも感じた。 ハインラインの小説のラストはそういうものなのかも知れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
と言いたいところだけれど、ともかく翻訳が酷くて無条件ではお薦めできない 矢野徹訳のハインラインは全て新訳を出すべきでしょうね 酷い翻訳を我慢できる人に限定して、お薦め | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかくストーリーが面白くどんどん読み進められました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンピュータに人格があると人間が感じてしまったら、どう思い、そして仲間意識までも共有するのかと、今ではありふれた題材も発表された年代を考えると尊敬に値する先見性だ。また話し合いでは解決しない場合、軍備が有効になると思う発想も現在に通じてしまう悲しさを感じる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハインラインの傑作の中でも上位5作に入ると思います。「異星の客」に迫るという私的評価。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スペースXをイーロン・マスクが何故作ろうと考えたのか。彼が若い時に読み影響を受けたという本書を読み、目指す方向性や夢が理解できる様に思います。現在議論になっている生成AIが人知を超えた存在になっている姿も織り込まれていて、イーロン・マスクがAIの将来を危惧しているのも分かるように思います。 上記のような視点からでなくても、第一級のSF小説だと思います。原著が1966年に出版されていることに、本当に驚かされます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良かったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最高 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の構想は面白いのに、回りくどい翻訳が難しくなり途中で断念 再翻訳お願いします | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人工知能と人間との理想的な関係が描かれています。 本書に登場する人工知能「マイク」は、いわゆるフランケンシュタイン・コンプレックスに侵されていない、極めて健全な仲間です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳がひどいというコメが多いですが、原作自体が古いので、英語力がある人が原語で読んでも、すでに読みづらいかもですよ。 大正に書かれた日本文学は、現代日本人から見ても読みづらいのと一緒で。 翻訳が不満だと言ってる人は、現代日本人にわかりやすく翻訳したものを出版してほしいということでは? 私はオールドファンなので、こういう訳はムードがあって好きですけれど、新しいファンを獲得するには新訳がいるんじゃないかと思います。 ただ、その新訳も遠からず古びてしまいますが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
岡田斗司夫氏がYouTube で推薦していたSF小説です。どれどれと思い、読んでみました。 なるほど。革命、独立そして独立戦争とは如何なるものかを示そうとした「寓話」として読むと、じわじわと面白さがこみ上げてきます。 Wikipedia を読んでいたら著者のハインライン氏は、作家になる前、軍隊にいたり、州議会議員に立候補したり、この小説の骨格の部分は経験済みなんですね。 「タダの昼飯はない」 代償をどこまで払う気があるのか? という著者のメッセージは、ロシアがウクライナに侵攻し、また、中国が台湾を武力で脅かす今日も不変であると思います。主人公であるマニュエル氏も代償を払うことになりますが、それがまたなんとも切ない読後感となります。 今ひとつ読みづらい翻訳でしたので、星4個としました。 他の方のレビューでも日本語訳に関して触れられていましたので、今度は英文のほうもサンプルをダウンロードしてみました。うーむ。これは確かに難物です。さぞかしたいへんな仕事であったかと思います。日本語訳を読んでから原文を読み直してみるという楽しみもありそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
計算機のマイクがすごくかわいい。月という特異な立地を利用した設定、革命の戦い方も面白い。結婚形態とか、法律のない社会という思考実験まさにSF的。もりだくさん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校の時に一度読み、40年ぶりに読み返し、やっぱりハインラインはよいなあと思いアマゾンのレビューを見にここへ来たら、「翻訳が酷い」の書き込みの連射に息が止まりました・・ 他の方のレビューで『DUNE』を読み比べてみてくださいとあったので、①英語版ペーパーバッグのkindle試し読み、②手持ちの矢野訳文庫本、③酒井訳のKindle試し読み、の3つを最初の1ページだけ読み比べて以下に比較例を記載しました ①英語版・・the ancient pile of stone(中略)bore that cooled-sweat feeling ②矢野訳・・古い石のかたまりは、冷えた汗のような感じを漂わせていた ③酒井訳・・古い歴史を持つ石造建築の内壁には、びっしりと結露が生じていた 「古い石のかたまり」→「古い歴史を持つ石造建築」、「冷えた汗のような感じ」→「びっしりと結露」などと、1ページ目ですでに大きな違いがありました。 よく言えば矢野さんは原文に忠実(補足的な日本語は追加しない)、悪く言えばそのまま直訳(たぶん「結露」のことだとは気づいてなかった)。 一方酒井訳は、日本語に適した言葉に自由に変換し、足りない日本語を補足する(「内壁」「びっしりと」に相当する英単語はどこにも無し)、かつ異なるセンテンスに出てくる単語も含め順番を入れ替えているようです。新訳とはそういうことなのですね。勉強になったように思います (他の方のレビューで「馬鹿でなし」という日本語はないとありましたが、あれは「a not stupid」と本来英語でも一つのまとまりとしては使わない変なマイクの表現を、「ろくでなし」に似せた変な言い方にした矢野さんの工夫だと思います) ああ、でも・・ 40年前は「また、矢野さんが新訳本を出してくれた」と喜んだあの日々を思うと、今昔の感を禁じえないです。 戦後の日本にSFの楽しさを紹介しよう、情報が足りないからアメリカのファンに手紙を出してみようとアッカーマン氏へわずかな糸をたぐり、やがて日本人として一人初めて世界SF大会に招待された矢野さん。ハインラインが亡くなった時は日本人代表としてアメリカの追悼式で弔辞を読み、でも途中で涙声となってしまい途中で読むことをあきらめ、壇上から降りる矢野氏の背中に大きな拍手が送られたエピソード、などなど。 素晴らしい偉業を残した人だからといって、改善の必要がある不十分な翻訳本を購入者に届けてよいと言えないことは、当然そのとおりです。 ただ・・「海外SFを日本にこれからどんどん紹介するぞ!」と意気込んだSF黎明期の先人たちが当時、精一杯頑張った成果の一つであり、そのおかげで今われわれは多くの海外SFを読めているはずで、そのような事情も踏まえていただければ・・との想いを伝えたくコメントしました 故・矢野さん。私が高校の時に参加したSFイベントでの合宿部屋で、明け方の4時ごろ、8畳ぐらいの畳部屋で10人くらいの若者たち男女の前で矢野さんがあぐらを組み、初めて世界SF大会へ一人で行った時のことを懐かしそうに、嬉しそうに語ってくれたことを今も思い出します。 (そのあとにお願いしたサインには、「矢野徹」の脇に「SF、わが心」との言葉も添えられて、日本SF開拓者としての矜持と、SFの素晴らしさを次世代へ伝えたいSFおじさんのお人柄の良さを、当時高校生だった私は感じました・・) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり昔に読んだSFです。ストーリーが面白いので、Kindle版を購入し読み返してみました。 やっぱり面白い、と言いたいところですが、翻訳に問題があり没頭出来ませんでした。 スラスラと頭に入ってこない箇所があり、そんなところは何度読み返してみても文章に違和感 を覚えます。哲学書や経済学書では無いので、飛ばしてしまってもストーリーの理解には影響 しませんが、残念。 最近はSFも新訳版が出版されていて、とても自然な翻訳に生まれ変わった作品も多い中、是非 とも新しい翻訳を期待したい。例えばデューン砂の惑星の新訳版をお読みになって下さい。 その違いに驚かれること請け合います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハインラインの「夏への扉」がたいへん良かったのでこちらを購入しましたが、翻訳が悪いです。せっかくの名著が台無しです。残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
680ページくらいあって読み応えありました。 レビューに多かった翻訳についてですが 確かに読みづらいとこが所々あります。 何回読み返してみても、ここは絶対おかしいって所もありますw ですがストーリーがいいです。 次の展開が気になって パラパラと読めました。 SFのいろんな要素が入ってると思うおもしろい作品です。 ラストも好きな終わり方でした。 夏への扉もいいですが 「月は無慈悲な夜の女王」も好きな作品になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初読は多分中学時代? 大好きな話で何度も読み返してる。直近は2012年9月。結構前だな… 地球の流刑植民地である月世界の独立運動。円熟期の名手ハインラインが、その始末記を描きます。 冗談を理解したい、意識を持ったコンピュータ。強くて美人、純粋な部分もあるヒロイン、老練で一筋縄ではいかない教授。登場人物も皆魅力的。 無慈悲な真空がすぐそこにあり、女性が絶対的に少ない社会。女性が全ての選択権をもった世界。~紳士的でない人は簡単に死んじゃうからね~。 分厚さを感じさせないスピード感。 いまだ、第一級のSFだよー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
身体を持たない知能だけのロボットが登場します。性能はスーパーコンピュータをイメージさせます。自我意識を持つ素敵なスーパーコンピュータです。そのスーパーコンピュータと月世界の革命家が友達になります。そして地球連邦と戦います。月世界は地球連邦の植民地です。スーパーコンピュータは世界の全てとオンラインしているので、情報戦は月世界が有利です。ですが月世界には一つの武器もない、そんな戦いです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!