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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全339件 161~180 9/17ページ
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美冬の悪女っぷりにハマってしまいました。 次はどんな事件を起こすのだろう?とワクワク感さえも感じてしまいました。 白夜行とは違った楽しみ方があります。 | ||||
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前作ともいえる、白夜行は読んでいないのですが、問題なく楽しめました。あれだけのボリュームですが、一切飽きることなく、その世界に引きずり込まれました。これが初めての東野圭吾さんの作品でしたが、東野さんの作品を読破したいと思いました。とにかく一度読んでみてください!ハズレなしです!! | ||||
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阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。 男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。 だが彼女にも恐るべき秘密があった。 白夜行の続き。 そのつながりは一人の女。新海美冬。 前作との類似点が多い。 事の発端、人物の位置づけ、場面の切り替え方、そして結末。 しかし決定的に違うのが、これは2人の物語ではなく1人の女の物語であること。 2人が対等でない。一方的に女が男を利用しているだけ。 前作同様、主人公の美冬に関しての描写は最低限のものにとどまっている。 何を考えているのかは全く描写されない。 ただし、雅也についてはほぼすべてが描写されている。 新海美冬がなにを考えているか だけがなぞだ。 しかし、そこがあまり気にならなかった。 ただ美冬が恐ろしいだけだ。 前作では、お互いを支え合うというか想い合う葛藤が行間に隠されていた。 しかし今作では、隠されているのは完全に自分のための葛藤だ。 なんというか、あまり興味がわかない。どうでもいい。 主人公は何を想い、何をしたのか。 それを想像し、物語のつながりその意味に気付く。 この楽しさがあまりなかった。 彼女はいったい何者なのか? その答えは白夜行を読んだ人しか分からない。 私は最初に読んだとき、さっぱりわからなかった。 そのつながりに気付いてからは、もう夢中で読みました。 正体を知ってから読むと、細かいつながりを発見できそのたびに感動しました。 むしろそこを前提として読まないと、この作品の意味がないでしょう。 震災を機に別人になりすます というアイディアはすごい。 しかもそれを白夜行につなげてきたのにはもう脱帽。 だが、白夜行ほどの感動は味わえなかった。 | ||||
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人の裏の部分,本性が描かれた作品だと思います。話の展開にもどかしさを感じたリもしました。内容ゎ白夜行の続きだと思います。最後の終わリ方ももどかしかった(≧□≦) | ||||
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白夜行の前に読んでしまいました! 今白夜行を読んでます。また感想が変わるかな?と思いながら・・・ 楽しい展開でした。 最後はちょっと残念だったけど、この美冬の続編を読んでみたいと思いました。 けっきょく、何があったの?って感じです。 自分の為にここまでする人がいるなんて怖いけど、同じ女として、ここまでできたらすごい!って 思ってしまいました。 | ||||
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「白夜行」に夢中になり、深い余韻に浸っていた時・・・その「続編」なるものがこちらだと聞いて、さっそく読んでみました。ただし、作者は続編だとは“明言”はしていないとのこと。これは、否定しているわけでも、肯定しているわけでもない、“明言していない”だけなのです。つまり、作者は「ノーコメント」なんですね。 実際に「幻夜」を読んでみて、ここまで書いて、続編でないわけがない!続編に違いない!と、私個人としては強く感じました。さまざまな伏線が、続編を大きく匂わせているからです。面白いぐらい、匂いすぎです!むしろ、その伏線遊びは、作者の狙いどおりなのでしょう。 そうやってパズルを解いていくような感覚で「白夜行」の続編であろうと思う部分を探していくのが面白かったです。 私は、なぜ作者が続編か否かを明言していないか、というと、読み手にそのパズルを解くような面白さ・感覚を先入観なく味わってもらいたいからではないか?と思いました。最初から続編であるといってしまえば、美冬の登場シーンですでに、美冬=雪穂?でも名前が違うし・・・?と、いらない先入観が邪魔してしまいます。それよりも、読んでいくうちにパズルを解いていく、その中での発見を、自分で味わうことのほうが何倍も面白さが増すことでしょう。 白夜行と幻夜、一見、似たようなストーリー展開ではありますが、「裏と表」のようにしてあるところがおもしろい構成で圧巻でした。白夜行では主人公2人の感情が一人称として一切描かれていなく、2人がどうやって接触していたかも「想像」させるのみになっていますが、幻夜を読むと、『白夜行でもこうだったのかなぁ・・・』と想像することができました。また、その逆で、『白夜行の時は、こうでなかった・・・と信じたい。』とも思ったりしました。(白夜行ではまだ雪穂に「心」が残っていたのが、幻夜では完全に人として壊れてしまっていると感じたため。) もし、白夜行の続編でないとして考えると、美冬という人間があまりにも理解できなく、感情移入できなく、嫌悪感が残ると思います。唯一、白夜行の続編であると考えることが、この気持ちを救ってくれる気もして・・・ 「続編」説は、読者としての私の“願望”でもあるのかもしれません。 ただし、最後の終わり方には不満でした・・・。やはり、ハッピーな終わり方(「悪は滅びるもの」的なもの)や、はっきりとした解決場面を見たいのが人の常かもしれません。いつか、この続きとなるものが読みたいです。その時こそ・・・このモヤモヤが解消される結末であることを願います。 「白夜行」なしでは語れない、白夜行の後にセットで読むことをおすすめします! | ||||
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東野圭吾さんは好きで沢山作品を読んでいます。 でもこの「幻夜」は一番がっかりした作品です。 長編にもかかわらずすんなり読めるというのはやっぱり東野圭吾の上手さだと思うのですが、一体何のためにこの作品が出来たのかなぁ、という感じ。ミステリィと言うには、謎も最初から読者には分かりきったような謎で、ただ主人公の男が美冬の正体に気付いていくのを見守っているだけのようです。そして読後の悪さ!あの終わり方は「白夜行」の続々編を描くかもしれないオプションを残しているだけのようです。「白夜行」を読んだ者としては「幻夜」はやっぱり読んでおきたい作品だし、もし続々編が出来たら私も文句を言いながら読んでしまうような気がするけど、東野さん、やめておいて欲しいです。すごく美しい女が主人公のようですが、プラスチックの作り物、全然きれいな女と思えないし共感を持つ読者がいるとは思えません。読まなければよかった。 | ||||
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他のレビューにもある通り、読後感は今ひとつでした。 メインキャストである女性の真の目的はなんであろうか?逆にそれまでにしても女性の「美」への追求は貪欲なのであろうか。寒さを覚えるほどの狂気を感じた。 反面、その女性を愛する男性。彼女を愛するが余り手先として動く。彼女に操られていることも最後の最後まで気が付かずに。そして最後は自爆。 現代の男性なら、彼女の正体に疑惑が浮かんだ時点で、正面をきって疑念を払拭するために本人に聞く人が多いのでは。ところがこの彼は、内密に調べる。そう、彼女を疑ってはいけないと。 そんなところに、日本男児の我慢強さが描かれている。 | ||||
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物語に引き込まれ一晩かけて読み耽りました。 終盤を迎える頃には外が明るくなり始め薄明るくなる部屋でゾクゾクしながら読んでいたのですが。 が、ラストの終わり方で拍子抜け。 どうしてここまで頑張って読んでいたのだろう?と後悔してしまうくらい。 この方の小説は3作しか読んでませんがそのどれもがラストに納得できていません。 ラスト以外は本当に面白いと思います。 | ||||
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イベント毎の展開は面白いんですが、 全体的な共感はしきれないというのが正直な感想・・。 阪神大震災だから、というのでかなり強引なオチになっている気がします。 リアリティがもう少し伴えば、良い作品だったのに、 と少し残念に思います。 東野作品が好きな方は、読んで損は無いと思いますが。 | ||||
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白夜行より先に読んでしまった!!が、かなり楽しめました。白夜行の続編だということを解説で知って今は白夜行を読んでいます。一体どんな伏線が張られていたのか。ワクワクしながら読んでます。 | ||||
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著者はこの小説で何を伝えたいのだろうか。この作品は、白夜行の続編であると言われている。同じパターンで物語が進行するのだ。美冬(主人公の女性)が言う。「昼間の道を歩こうと思たらあかんよ。あたしらは夜の道を行くしかない」しかし、彼女はそんな道を歩く必要性はない。この女性が裏の道を進む明確な理由がないのだ。そのため、この小説は説得力に欠ける。だが、この作品が白夜行の続きなら、すべて説明がつく。彼女が普通の人生を歩めないのも、過去をどんな手を使ってでも隠そうとする理由もはっきりする。それが正しいようだ。 しかし、著者自身は、続編だと言ってはいない。そうでない場合のこの作品の解釈について考えてみた。なぜ「白夜行」と同じような構成であえてこの小説を書いたのか。白夜行は、子供時代にとんでもない経験をし、それに縛られ、引きずって生きざるを得ない男女の話だった。この「幻夜」では、阪神大震災が物語のスタートとなる。著者は、おそらくこの作品を通して震災のショックの大きさを描きたかったのではないか。震災による心の傷はあまりにも大きく、その当事者に裏の道を歩ませるほどだったと。だからこそ、白夜行と同じパターンでこの小説を書いたのだ。彼は作家だ。そして、作家にとって最もうまく自分の思いを表現できるのは、当たり前だがその作品である。関西人である著者にとって、あの震災のショックは大きすぎたのかもしれない。それを何とか自分の中で消化し、乗り越えるためにこの作品を書いたとも考えられる。また、この作品は美冬の表の面だけを見れば、震災をきっかけにしてチャンスをつかみ、成功していく一種のサクセス・ストーリーと言えなくもない。著者はそうやって被災者にエールを送りたかったのではないだろうか。震災をひとつの発奮材料としてもう一度がんばってほしいとのメッセージだとも受けとれる。 | ||||
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『白夜行』の雪穂はどこか人としての気品のようなものがあって、生きることに対して悪かもしれないけれど、悪なりの凛とした態度に惹かれまくりました。が、『幻夜』の美冬は下品で、なにかいかにも育ちの悪い飢えた感じばかりが伝わってきて、読んでいるかぎりではあまり美人という感じもしませんでした。ヒロインに惹かれないから、冷めた気持ちで読んでしまいましたが、登場人物がどう考えても気づきそうなところで騙されたり、なんの工夫もないまま都合よく男性主人公に惹かれる女性がいたり、かなりご都合主義的なところがあり、それらすべてが、ラストへ向けての美冬の正体を早く読者に晒したいという焦りのようにも思えてしまって、今ひとつ、ストーリーにのめりこめませんでした。 ただ、男性主人公の雅也は人としての魅力があり、彼の働く町工場などの描写にもリアリティがあって、こちらはよかったです。どうして美冬に惹かれたのかは最初から最後まで、まったくわかりませんでしたが。惹かれてしまうって納得させるシーンじたいがないような……。 | ||||
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読後の感想は「救いがない」ということ。この作品中、幸せになった人は一人もいない。主人公の職人も食堂の娘も美冬もその夫も義姉もカリスマ美容師も宝石店の店員も鉄工所のオヤジも刑事も登場人物は全員一人として幸せになっていない。何も悪いことをしていないのに(一部例外あり)。 いったい作者はこの作品を通じて何を言いたかったのか? ピカレスクロマンといえばそうであるが、「悪」に感情移入できないし、悪が滅びるというカタルシスも無い。残るのは寂寥感だけ。 しかし評価は高いです(矛盾するけど)。一気に読ませるし、はじめから終わりまで強烈なイメージが残る作品。当然ながら「白夜行」を先に読むことが必須です。なんか続編が読みたいというのは私だけでしょうか。 | ||||
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身内からこの本を借りて途中で読むのを挫折した者です。途中までしか読んでいませんが個人的にクソつまらなかったという印象しかありませんでした。いきなり話が変化したり、そうかと思えば話がだらだらと続いたり、登場人物が多すぎて疲れてしまいました。しかも恋愛系で自分の人生におけることや日々のことを書いた伝記のような感じなので個人的に嫌いで合わなかったです。自分自身ミステリが大好きなので同著者の「仮面山荘殺人事件」のような物語を期待していたのですが内容がそもそも異なるようで期待はずれでした。皆さんのレビューを見るかぎりホラーっぽい感じがあったのですね。あとそれから途中にある18禁のエロイ描写は全くいらないです。恋愛系だからかもしれないけどあれはおかしいです。子供の教育上よくない描写ですよ。あれは。この著者の方の作品を見るかぎり恋愛系、学園系・学校もの系、青春系、友情系のものが多いですね。 | ||||
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私自身、大学生の時に阪神大震災を経験。家が全壊するほどでないものの、あの時、喪失感と混乱と寒さと絶望、皆、明日どうやって生活するかで頭がいっぱいでした。レビューで美冬って怖いとか多いけど、美冬って人間は特殊な人間なのか? という疑問に対し、女の自分からすると「誰しも美冬になる可能性がある」です。若い時は自分勝手な事を異性に対してした事も思い出し、女は聖女にも、悪女にもどちらにでもなってしまう悲しい生物で、何処までも自己愛の延長にしか愛を位置づける事ができないと思いました。 勿論自身が美冬までの悪女ではないけれど、ズルイ女を東野さんはよく描ける作家だと思いました。美冬の過去か、未来が描かれる作品は出ないのかな? | ||||
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悪いですね。 あれだけ太い本を一気に読ませる東野圭吾の筆力は素晴らしいです。 もちろん白夜行を読んでからのほうがいいと思います。 うなじに二つ並んだほくろあたりから美冬の正体が徐々に明らかになります。 特に最終章は息もつかせぬ展開でラストで一気に読ませます。 が、ラストでがっかりでした。 あれではあまりにも雅也が救われない……。 白夜行では雪穂の行動や性格の背景となる辛い過去やそれによって築かれた亮司との絆なんかが物語に重みを持たせていたのですが、幻夜では美冬はただただ悪女です。 亮司と雅也は役割的には似ていますが、亮司のほうが雅也よりも冷酷で、過去背負ってる分雪穂との絆も強いですね。 雅也は亮司よりももっと普通の人間で、それゆえに美冬のパートナーという荷は重すぎた、といったところでしょうか。 とにかく、雅也は美冬にとっては単なる持ち駒の一つで二人の絆はあまりにも希薄すぎる、といった印象でした。 続編に期待です。 | ||||
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東野圭吾の作品は久しく読んでいなかったが、余りの人気にちょっと手を出してみたのだけど、大正解・・・謎の美女が登場する事が物語の骨格になっているが、 勝気で計算高い女性に対して共感できる女性読者なら面白く読めると思います。 阪神淡路大震災の時の青年と美女の出会いと、二人に対して共鳴してしまえば どんどん物語りに入っていける。 実際にあった震災を冒頭に持っていくことで、あくまでも慣れ親しんだ日本が舞台であるのに簡単に非日常の世界に違和感を覚えることなく、突拍子のない事件も受け入れやすく描かれている。登場人物は多いし、事件も多いが、それが気にならなく物語りに深みを与えて 一気に読める。 最後の最後の結末がなんとも後味が悪いのが気になるが、もし続編が出るのなら 充分に許せる。 読後、白夜行を読んだが、同じような雰囲気で白夜行も面白いが、 私はこちらの作品の方が作者が熟練してきただけ読者を釘付けにする技法が高いように思う。 | ||||
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ヒロインの超人ぶり、相棒の悲しい役回り、追う刑事、ストーリー展開から結末まで、 いったい白夜行と何が違うの? この作品で作者は何がしたかったの? という印象。 退屈はしませんが、読後感はよくありません。 | ||||
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全編755ページの良質な長編ミステリー。 主人公である新海美冬と水原雅也、刑事、有子、フクタ工業、華屋、曾我、青木、…出てくる人物の性格描写が精緻であり、現実感があります。阪神淡路大震災を起点に、美冬のサクセスストーリー的展開の中で、次々生じる事件、謎。その謎を伏線に更に大きな謎が。 スピード感があり、最後まで一気に読めます。 (但し、高度に情報化している現代社会で、実際にこのような事は難しいとは思いますが。) | ||||
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