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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全339件 101~120 6/17ページ
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とても感動しました。(ネタバレありなので、読んでない方は注意) 他の方は、読後感は悪いとか、 ラストがいまいちと 書かれてる方が多いようですが 私はラストは素晴らしいと思います。 今から「白夜行」を読んでみるので、 そのつながりからの話は今はわかりません。 私は既婚、30代、女性、子一人です。 でも、もっと綺麗になりたい変身願望はいつでもあります。 変わり続けたいとも思います。 もちろんいい方向に。 だから「目的」とか言われても 「ただ変わり続けたいから」としか言えない。 あなたは誰なんだ、と聞かれても 私は私、としか言えない。きっと美冬もそうだと 思います。 乱暴な言い方をすれば、 男性は地位とか、安定とか(?) そういう固定観念に縛られすぎるのでは? ラストで、雅也と加藤が 死んだのを、美冬はみて、 「弱いやつらだ。死んでしまった。」 と笑ったのでしょう。 そしてこうも思ったのだと思います。 「また、誰も私を殺してくれなかった。」 ラストで、幻のような夜だ、 なんてつぶやくところが、とても美しい。 私を裏切らないでね、というのは 最後はあなたが、私を殺してね、という意味だったのに。 あなたは先に楽になってしまったのね。 いろいろと余韻を残す作品で また読み返すたび、違う印象をもつのかもしれません。 ☆4にしたのは、 ガリレオの方が、やっぱり楽しく読めるから、かな? あと、やっぱり未成年には 「幻夜」はあまり読んでほしくないから、かな。 人間不信になりそうですよね。性描写もなまなましいし。 そういう意味で☆4です。 | ||||
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おそらく前編の白夜行には劣る。なぜか?「描写が具体的で、伏線も分かりやすいから」 白夜行は、ほとんど芸術作品であったが、本作品はワンランク落ちたエンターテインメント本である。 ただし、秀逸な作品であることに変わりなく、白夜行を読まれた方には強くお勧めする。 また松本清張の「砂の器」も同じ方向性であるから間違いなく楽しめると思う。強く推薦する。 | ||||
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「白夜行」を読まずに、この「幻夜」だけ読むと魅力は半減すると思います。 なので是非「白夜行」を読んでから、この「幻夜」を手に取って下さい。 「白夜行」では描かれなかった共犯者の男性側の心情にスポットが当たり、これは亮司の心情をも表している様にも思えました。 亮司が心斎橋の雪穂の店舗前でサンタクロースの姿をして待ちかまえていたのは、本当に彼女を守る為だったのか? 雪穂の叔母を殺害する前に布施周辺を歩いて確かめていたのは、雪穂が自分の親を亮司を殺す様に嵌めた事を確認する為だったのでは? と勝手に想像したりできたので、1度で2度美味しい小説になりました。 ただ全体的な印象としては「白夜行」と比べると粗雑な印象を受けました。 特に美冬への成りすましはかなり無理を感じました。 幾ら核家族化が進んだ現代とは言え、本当の美冬にも親しい人はいるだろう。 特にあの商売上抜け目の無い雪穂が、人付き合いが悪く友達も皆無な人を売り子として雇うだろうか? どう考えても美冬本人では無いと気付く人が何人も出てくる。 あと雪穂が以前やっていたお店の客層と、美冬がやろうしているお店の客層は必ず被る。 整形して表に出てこようとしてる美冬だが、幾ら整形しても、その人物から発する雰囲気や声などから同一人物と気付く人は多々出てくる。 それをイチイチ殺すのか? 最後にこの「白夜行」と「幻夜」の下地に横たわる「布施の人間は、世間の表裏を知っている。だから他の人間なんかイチコロや!」のノリはオカシイ。 私自身、青春時代に布施という街で暮らした事があるが、大阪の他の地域の人間と殆ど変わらん。故郷愛は理解できるけど、行き過ぎやと思う。 でも、そういう私自身がこの小説を購入したイチコロの人間の1人である事は否定はできないが・・・・ | ||||
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救われないエンディング! ハッピーエンド大好きな人は途中から独自のセカンドストーリーを作り出しだしてほしい。 だが、白夜行からの読者は納得がいくのでは。 白夜行ほど心は動かないが、主人公の彼女をより多く知りたいという欲求は満たされた。 | ||||
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『白夜行』も読んでいたので、楽しめましたが、この続きがあるとすれば、主人公は一体何歳?と思うと、難しいのかな | ||||
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格安で買えたので、よかった。文庫本は持っていたけれど、やはり単行本が欲しかった。 | ||||
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引きつけられて一気に読んだのだが、やはり読後感が悪い。 ラストでは、雅也が美冬を殺しに行くのだと、私は思い込み、さてどんなシーンになるのかと ハラハラとして読んだ。しかし、結果はそうではなかった。美冬は、そんなことさえ見通して いたかのようだ。究極の、強かな悪女である。 読んで面白かったのだが、結局は「悪者」がのさばる、という結末なのだから気持ちが良い ものではない。これは、著者にしてやられたという感じ。 この本を人におすすめできるだろうか。いや、私はできない。 | ||||
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白夜行の続編とは、考えないで読み切りましたが、正直つまらない。終わり方も唐突すぎ。ダメです。 | ||||
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≪白夜行と幻夜のネタバレあり≫ 白夜行を読み返し、その流れで幻夜を読みました。 幻夜ははじめて読みました。 白夜行の続編と取るか、独立した作品と取るか。 本屋のポップに書かれており、どういうことだろうと思って読みましたが、私は続編としてとらえたいと思います。そうすると、美冬の行動の動機がよくわかるから。 そうでないと、少し消化不良かな… 様々な伏線から、私は美冬=雪穂だと思いました。 白夜行でのとても印象的なセリフに、雪穂の「私には太陽があって、そのために生きている」といったものがあったと思います。それが彼女のすべてなのだと思いました。 幼いころ、心を失いかけた彼女に、唯一射した光が亮司であり、彼の存在が彼女の原動力となっていたけれど、彼女は彼を失ってしまった。 太陽を失った彼女の心は、もはや壊れてしまったのではないか… だから、あんなに残忍な行動が取れる。 そう思いながら読むと、美冬へは怒りではなく、哀しさが目立ってしまって、彼女を「悪女」として見られませんでした。 あと彼女の美への追及については、幼いころにその美しい外見ゆえに犯されてしまった彼女は、逆に「美」というものを武器に世を渡っていったのかな…なんて。 雅也もとても哀しい存在だけど、美冬も哀しい、と思う。 前作、今作と読んで、「愛」というものはどんな行動を起こす原動力にもなりうるのだな、と思いました。 愛がなければ、人として生きられないのだ、と。 先が気になり、早く読みたいと思う気持ちと、読み終えるのが勿体ない、と思う気持ち、両方を持ちながら読みました。 | ||||
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ドラマ化も観ましたが、面白かった。 最後は、焦れったさが残るが、幸運な人生をおくる人とそうでない人の人生が表れているそんな感じがしました。 | ||||
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東野圭吾さんによる長編小説。白夜行と似た感じのつくりになっているのは 本作と関係があることを示している。 新海美冬という女が目的の達成のためには手段を選ばないことに後半分かると それまで読んでいた部分を思わず読み返してしまう。 美冬を追っていた雅也、加藤刑事は阪神大震災を機に本物の新海美冬と何者かが入れ替わったと 推理しています。それを否定する美冬。しかし本書全体の白夜行との繋がりなどを 考えると美冬=雪穂ではないのかと素直に思いました。 もちろん最後まで断定できる描写はないのですが・・・。 東野圭吾さんもあえて曖昧な点を残したように思えました。 最後には美冬の危険性を知っていた雅也、加藤刑事が共に死亡・・ おいおいこんな終わり方でいいのかよー!と言いたくなる点も白夜行と同じ。 いや刑事が死んでしまった分、それ以上かもしれません。 新海美冬の内的描写は一切無く、余計に怪物じみた感じが出ていて怖いです。 | ||||
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ストーリー自体は面白くて、すごく引き込まれました。 ただラストに納得ができません。 三部作という話しを耳にしたので、三部作だとしたら次に期待します。 話の内容は阪神淡路大震災が起きて物語が進みます。 その震災で両親を亡くした新海美冬、震災の混乱の中衝動的に殺人を犯してしまった水原雅也。 二人が必然的に出会い、そして美冬という魅力的な女性に雅也が虜になります。 雅也はお互いの幸せを信じて、彼女の指示のまま悪事に手を染めていきます。 これが本当に2人の幸せのためなのか?本当にこのままでいいのか? 雅也は迷いながらも美冬を愛しているがため、美冬を守ることを誓います。 たとえ彼女との夜が幻であっても。 幻夜は長編小説ですが、ストーリー、登場人物、すべてが魅力的でどんどん小説に引き込まれます。 個人的にはラストに納得はしていませんが、それでも是非お勧めしたい1冊です。 | ||||
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百夜行では亮司と雪穂の直接的な接点が描かれていなかったと記憶しているが、幻夜では美冬と雅也がたびたび出会う。そこに違和感があったが、衝撃のラストには絶句した。一蓮托生的な亮司雪穂の関係はどこへやら、すんなり終わらせてしまうあたり、さすがという気がする。 読んでいる途中では気付かなかったが、百夜行とのつながりを発見したときにはさらに感動した。第三段が気になる。 | ||||
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長編で分厚いのに、それを感じさせないというか。 悪女っぷりが出てて面白かったです。 しかし最後は、そんなぁ!なんで?(人によりますが、いい意味の裏切り)があります。終わり方がまだ続きそうな終わり方だったので、「白夜行」「幻夜」に続く3作品目を待ってます。早く、彼女の謎を知りたいです。 | ||||
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彼女は月だ 太陽を失った月が見ることが出来る世界は? すべては幻でしかない この物語は彼へ捧げたい だがもし続く物語が書かれるならば… 彼女を見守る彼の心に 今度こそ平穏がもたらされる物語になることを願う | ||||
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早期ご対応、本もきれいで大満足です。ありがとうございました またお世話になりたいと思いますのでよろしくお願いします | ||||
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『白夜行』に似ている話だなぁと思って、読み終わってから レビューを読んで続編と知りました。 相変わらず面白いし、読ませる。 ただ、『白夜行』の後に読むと話しが似ていて、 少し興がそがれる。 そして、主人公の女性は結局なにを手に入れたかったのか? 富や名声だったのか。 睡眠を削って読むほど面白いのだけど。 東野さんの作品はどれも皮相。 タイプ的には宮部みゆきさんとよく似ている。 後世に残るような類のものではないと思う。 ちなみに東野さんの作品に強姦やクロロフォルムが頻出 するのは著者の嗜好でしょうか。。 | ||||
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本書単体では、主人公である女性の心情や動機があまり表現されていないため、やや不満の残る内容です。そのため、本書を読む前に白夜行を読んでおかなければなりません。基本的な設定は百夜行とほぼ同じですが、新たな展開が加わり、白夜行が面白いと思った方は本書を読まずにいられないと思います。 | ||||
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東野さんの作品はほとんど全て読んでいるのですが、 やむ負えず悪になってしまった的な作品が多い中で、 ミフユさんの悪は悔いのない邪悪さであって、その悪女ぶりには賛成かどうかは別としても、 作品としてのひとつの可能性を感じます。 3部作ということで、続編がでると聞きとても不安です。 「いろいろあったけれども、最後には悪人は逮捕されました。」 的な小説は無数にあり、もしもそういった展開だとしたら、 何のための作品だったのか、と強く思ってしまいます。 私にとっては、ミフユさんこそが東野作品への最初の扉でした。 そして、いろいろな作品を読んだ今でも、その中心にはミフユを置いて読んでいます。 なので、3部作には・・・・ どうか彼女が、「最後まで真に悪でいるように、悔いのない悪女であるように」 、と強く思います。TV版とかでは諸事情で「逮捕オチ」にするしかないのかもしれませんが、 小説では「できれば悪のまま逃げ切る、あるいはせめて自害」という余韻で描いてほしいです。 繰り返しになってしまうのですが、最終的に勧善懲悪な〆では、 そもそもなんのための冷酷さだったのかが、まるっきり空中分解してしまう気がします。 それはつまり、この3部作自体の存在意義にも関わる、あまりにも重要なことだと思います。 | ||||
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「白夜行」に比べての難点は、こちらでは私には女主人公の美冬の動機がいまいちわかりませんでした。雪穂は、「二度と昔のような無力な存在にならない。他人は皆敵だ。そのためには手段を選ばない。」の気迫がよくわかるのですが、美冬が怪物化する動機はよくわかりませんでした。 三部作ということなので、次回作に期待致します。「白夜行」を読んだ方ならば、こちらも読んで一つの作品として楽しむのもいいし、また集大成になるとみられる第三部への架け橋として読むのもいいと思います。文庫化で1000円で読めるようになりましたし、また飽きさせない東野氏の筆力は健在ですので、一読してみる価値ありです。 | ||||
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