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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全339件 121~140 7/17ページ
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白夜行を読んでおらず、いきなり本作を読んでしまいましたので、美冬の過去等がわかりませんが、解説を読んでみて、白夜行→本作と読み進めるのが基本であるということがわかりました。少し残念でしたが、単独の話として本作を読んでも全く問題なく読むことができます。 読んでいる途中から何となく悲劇的結末が想像され、細かいところはともかくある程度その想像通りの結末で、やや後味の悪さを感じました。 しかし、さすが東野圭吾、これだけの長編ですが、テンポの良さ、つい次が読みたくなるような引き込まれる展開により、寝不足・一気読み必至だと思います。 | ||||
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本作品は白夜行と併せて読んで頂きたい。 雪穂は美冬という別人へ成り代わるきっかけを見つけ、それを実行したわけですがなぜ彼女は別人になったことで過去を捨て、普通の人生を歩まなかったのか… 私はやはり亮司を愛しつづけ、幼少期の自分達の悲しき殺人があったからこそ、普通でいてはいけないという考えが消えなかったのではないかと思いました。 そこで本作の雅也に、少なからず亮司を重ねていたとも感じました。唯一の太陽だった亮司に…しかし実際は美冬がみたのは雅也という幻の太陽だったのでしょう。 やはり美冬(=雪穂)は亮司以外愛していなかった?愛せなかった?のかなぁなんて勝手に想像してつらい気持ちでいっぱいです。 なので彼女をただの悪女で終わらせてほしくないです。 補足。。。 まだ白夜行、幻夜どちらとも未読の方は、幻夜→白夜行の順で読んで見ても違った面白さや驚き?を発見出来るのかもしれない、と私の勝手な意見ですが(笑) | ||||
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東野圭吾さんの本は約40冊読んでいますが、 なぜかこの幻夜は避けてきました。 白夜行がとてもおもしろかったのですが後味が悪かったからです。 満を持して読み始めましたが、 結論から言うと白夜行同様、いやそれ以上におもしかったですし、 読後感も白夜行より良かったです。 白夜行を読んでいなければ、 なぜ美冬がそこまで過去にこだわったのか理解できず、 後味は悪かったと思います。 ストーリーはテンポがよく、 1つ1つのエピソードがどれも楽しめます。 特に曽我孝道が美冬に接触しようとし、 阻止された真相が最後の方で明らかになるのですが、 事件発覚から真相究明までの展開が絶妙です。 約800ページの大作ですが、 最初の阪神大震災の時に雅也が叔父を殺すエピソードから グイグイ引き込まれ、落ち着く間もなくラストまで持っていかれます。 やっぱり東野圭吾は外れません。 本当に読み易いです。安心して読めます。 | ||||
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本を読む前に解説を読むことがあります。 幻夜は,あまりに分厚いので,読んだら面白そうかどうか, 解説を読みました。 解説を読むと,「白夜行」との関連があるが,単独で読めるものであることが分かりました。 次に、最後の章を読んでしまいました。 まだ東野圭吾の本は10冊程度しか読んでいないので, どういう手を繰り出す人かがよくわからっていないので, これだけの分厚い本を読んで、残念な結果だとがっくり来そうだったためかもしれません。 恐怖小説で、すごく読んだ後、落ち込むときがあるためです。 幸い、読んでも、落ち込むことがなさそうだったので, 安心して読み始めました。 どれだけ尽くしても、報われない人の話だということは分かりました。落ち込まない防御策をたててから,読み進んでいます。 | ||||
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私の勝手な思いですが、作品の中に美冬(雪穂)には、かつて心から信用した人間(亮司)いた事を書いて欲しかった… | ||||
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この作品を「白夜行の二番煎じ」なんて思う(感じた)人は大間違いです。 確かに中盤まではそうなんですよ。しかし似た"コンビ"をあえて(白夜行の「続き」)として同じように使い、ここまで持っていく凄さと東野圭吾の綿密な物語の構成力と組立方に圧倒されました。 また「おそらく白夜行を読んでるだろうから、読み手はこう考えるだろう・・」というのを「前提」でこの作品を書いているのが伝わってくるので余計に面白い。木を見て森を・・ではないですが個々の場面を評価するのではなく全体のバランスで判断すれば必ず★5はいきます。 しかも東野さんの作品はビックリさせられるラストが多いですが、コレはアッパレでした。美冬自体のことも最後の最後まで多くを語らず(正体解らずに)「謎」で終わらせるとこなんかたいしたモノ。 それと個人的にマニアックな部分なんですが、美冬が最後の方で今までより派手に美容整形をしてきて、旦那とそのことで会話するシーンが妙にアンドロイドと話してるかの様な感じ(なんか無表情で口をあまり動かさないマネキンと話しているような印象)が文面から伝わってきて凄く面白かった。 正に納得の「いいね!」Click! | ||||
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廃業寸前の工場で工場長が自殺する。その工場長の息子、雅也は絶望の淵に立たされた。そんな時に、あの阪神淡路大震災が起こる。この機に乗じて、彼はある人間を殺害する。その時一人の女性、美冬が犯行を目撃していた。その後、美冬と雅也は手を組み、不景気な世の中を独自の判断で生き抜く。 この本は緻密に設計図が作り上げられていて、その完成度は間違いなく高い。 しかし、読書中も読書後も煮え切らない思いが残ってしまう。 美冬視点からは全く描かれていないことが原因だろう。 彼女の人間味の感じられな言動、天賦の才能に恵まれた、その所以。それはなんなのか? 彼女のバックボーンが表面的にしか、語られておらず、深い部分には全く踏み入られていない。 そして、迎えた最終章。 お笑いにも程がある。あれだけ焦らしておいて、あれは…ない。 今後も、東野氏のファンで居続けられるか悩んでしまう。 | ||||
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人気作家・東野圭吾の白夜行に続く長編。 阪神大震災の混乱の中、借金を帳消しにするために人を殺してしまった雅也。彼は偶然、その場を美冬に見られてしまう。だが、美冬はそのことには触れずに雅也と一緒に東京へ行こうと持ちかけて……。 白夜行では何が起こっているのか実際のところは描かれていないという大きな魅力があったのですが、作者はこの作品ではそれをやめて、はっきりと「悪女」を描いています。 それがいいか悪いかはわかりませんが、僕は「白夜行」のほうが面白いと思いました。 とはいえ、読ませる力は抜群なので、ぐいぐいと惹きつけられのは前作と同じです。そして、読み終わった後に、続きが読みたいと思わずにはいられないのも前作同様。 分厚い本ですが、そんなの気にならないほど一気に読めます。 白夜行よりは、とは思うものの、面白い一冊であることは変わりません。 読んで損なしです。 | ||||
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ラスト手前、美冬と加藤の会話にでた言葉が印象深かったです。 「その人は私にとっての太陽です。迂闊には名前を口にできません」 …なんだかとても響きました。美冬の言葉。亮司のことじゃないのかな…。 嘘のなかの真実。幻夜のなかの太陽。彼女にとって太陽だけは幻じゃなかったのではと思います。 | ||||
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マニュアル警察。からのファンです。 今回の作品もオススメですよ。 | ||||
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白夜行は最低だったが、 それと比べると格段に面白かった。 幻夜は、白夜行の様に無駄な描写が少なく、 かなり、スピード感を感じて読む事ができた。 そう、クライマーズハイや火車の様に。 ただ、露骨な性描写が多くてそれがネック。 だから星4つ。 東野圭吾さんは、性描写抜きにして小説を書けないのですかね? 私♂ですが、こんな小説に、性的興奮を望んでいないんですよね〜 ちんけな性描写は、スパイスになるどころか、作品の質をかなり落とします。 まぁ、美冬の悪女ぷりを描写するには必要不可欠なのですかね・・ 東野氏の求める女性像とは、こういう悪女なのですね。 俺は、こんな女嫌だな。 まぁ、幻夜自体は、白夜行より完成度が高かったと思うよ。 面白かった。 それと、ラストについては、賛否両論だが、 個人的には好きだなこういうラスト。 白夜行や火車のラストも好きだな。 読者に考えさせる余地・余韻を与える意味でも、こういうラストは、効果的だと思うな。 | ||||
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最近、東野作品にはまりだしました。4作品目の大作であるが面白い。多少現実離れしている面は否めないが賢すぎる美冬に頭がさがる。結末に多少物足りなさがあるが今後も東野作品に触れてみたい。今WOWOWドラマも放送中なのでそちらも楽しんでみたい。一般文学303作品目の感想。2010/12/01 | ||||
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これは、『白夜行』の続編ともいえる作品であり、これを読んで、東野圭吾という作家を見直したきっかけになったのだが、『幻夜』はどうもいただけなかった。『白夜行』では、主人公二人の魂が寄り添っていたのに、『幻夜』では、男が女に一方的に利用されるだけで、せっかくの傑作である前作まで台無しになるような後味の悪い作品だった。 ちなみに、「見直した」というのは、彼の昔の江戸川乱歩賞作品『放課後』についてはそれほど感興を覚えなかったからだ。 私は、江戸川乱歩賞作品を、小説が対象になってから最初の受賞作仁木悦子『猫は知っていた』から、最新作全部読んでいる。 最近は質が落ちてきたが、昔の受賞作品はすごかった。 トリックや人間心理の描写が卓越しているだけでなく、『写楽殺人事件』では写楽の正体についての謎解き、『20万光年の孤独』には、考古学等、ミステリーを切り離しても、十分通じる世界が描かれていたし、『伯林1888年』では森鴎外、『猿丸幻視行』では折口信夫という著名文学者が主人公だったりして、重厚な作品世界を作り出していた。『アルキメデスは手を汚さない』の小峰元の作品(古代哲学者の名を冠したもの)も全部読んだ。一番すきなのは、大谷羊太郎の『殺意の演奏』。 高校の文化祭でミステリー劇の脚本を担当したのだが、この作品のトリックがあまりに気に入っていたので、トリックだけ使わせてもらった。 今はトラベルミステリーで荒稼ぎしている西村京太郎も、乱歩賞作品は『天使の傷痕』という、障害者差別を扱うきわめてまじめな社会派の作品だった。 そういえば、桐野夏生についても、受賞作品『顔に降りかかる雨』はそれほど感心しなかったが、『OUT』で示された才能には驚嘆し、今では全ての作品を読破している。とくに東電OL事件をモデルにした『グロテスク』に心酔した。 | ||||
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読書スピードが決して速くない方ですが、4日くらいで読めました。そのくらいストーリーに引き込まれていきます。ラストが突然ぷつっと終わってしまったように感じ、いまいち納得いかないので−☆1つ。白夜行は原作は読まずにドラマだけ見た状態でこちらの幻夜を読みましたが、特に問題はありませんでした。でも細部に白夜行との関連を示すキーワードがあってゾクゾクしました。ですので原作本でもドラマでもいいので、白夜行を見てからの方がより楽しめるのではないかと思います。しかし美冬は悪いですね!あんな女性、世の中にいない(私の周りにいないだけかも)と思いますが、それでも面白い作品でした。*文庫でも分厚いので持ち運びで読むのは結構苦労しました | ||||
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主人公の美冬がスカーレット・オハラを目指しているという背景ですが、S・オハラには守るべきものがある女性の芯の強さを感じましたが、美冬の行動は結局のところ、自己的で冷酷に過ぎず、S・オハラとの行動原理の根本的な違いを思うと、このラストは余り好きになれませんでした。 | ||||
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この著者の作品はどうも苦手と友人に話したら、これはおすすめと言われたのが、「白夜行」。「白夜行」長くて救いようがないのに読了できたことは驚きだったが、あの二人の心情が語られないままでは、「はぁ?」と思った。「幻夜」白夜行の続編らしいということで、白夜行の不完全燃焼を解消できるかもと思い購入。阪神大震災を元に始まるが、これって震災に遭った方たちが読んだらどうなの?と思うまたまた救いのない始まり方。早々にドロップアウトです。著者は阪神大震災には遭ったのでしょうか?もしそうならそれも驚きだけど、そうでなければ、あの描写の細かさは想像?もしかして当時取材しに行ったとか??かなり気分が悪いです。時間もお金も無駄にした。それよりも評価が高いことに世の中に不信感さえ覚えそう。やっぱりもう読みません。 | ||||
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ヒロインの極悪非道の徹底ぶりに恐怖を覚えつつ感嘆してました。 読んだ後疑問に思ったのは 何故ここまでできるのか、彼女を突き動かすのは何か?ただ単に元から異常な性格の持ち主である、というのでは片付けられない何かがあります。 次作ではそこの所に触れて欲しいと思います。 | ||||
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「白夜行」の続編と言うことを知って読んだので、新海美冬が誰であるかすぐに解ってしまったのですが、そうでなければ結構「謎」に満ちた展開でもっとミステリーらしさを堪能出来たかも知れません。 前作の「白夜行」が主人公二人の心理状況を他者から窺わせると言う作風だったのですが、本作は美冬の相手方である水原雅也の心理状況を中心に物語が展開して行きます。 その意味では、犯罪者の側から描いており、前作よりも一層クライム小説らしくなったかなあと思います。 いずれにしても、リアルな描写が続き、今回ドラマ化されるのも頷ける作品になっています。 解説にも書かれていましたが、三部作としての続編を読んでみたいと願わずにはいられない作品でした。 | ||||
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白夜行が素晴らし過ぎたからなのかも知れませんが、その続編としてとらえると、なんだかやりきれない感じがします。白夜行も振り回され続ける男の物語だと読みましたが、男も女もそれぞれに「過去に振り回されている」背景があって根底には悲しさが漂っていました。そこに深さがあったのですが、本作はどうでしょう。ただ野心のために暴走している女だけが残っているように見えます。同じく振り回される男がいますが、これもただ振り回されるだけ。白夜行と続けて読まないと面白くありませんが、本作も白夜行と同じくらい読み応えがあるかというと、ちょっと違います。続編が待たれます。続編のでき次第では、この2作目が輝いてくるかも知れません。 | ||||
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ドラマ化されるということで、是非読んでおきたいと思っていました。謎の女、新海美冬の周りで次々と起こる不可解な事件、それを追う加藤刑事美冬に利用され続ける水原雅也。とてもスリリングな展開で、一気に読んでしまいました。自らの目的の為には、手段を選ばす雅也をはじめ数々の男を陥れて行った冷酷、非常な女新海美冬。正に最凶の女でしょう。 | ||||
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