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幻夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
幻夜
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

幻夜の評価: 3.83/5点 レビュー 335件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 1~20 1/4ページ
No.65:
(3pt)

ラストがイマイチ

スラスラ読めたが、主人公2人に感情移入できなかった。あとラストがイマイチ。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.64:
(3pt)

うーむ

白夜行を先に読まないと、コレだけ読むと
只々恐ろしい女性の話になるかな
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.63:
(3pt)

ラストは物足りない

白夜で描かれていなかった主人公と実行役のやりとりがここでは詳細に表現されている。ラストは次作を睨んだ構想なのかもしれないが、私にはもう少し頑張って欲しかった。しかし、女は魔物、金取られないよう気をつけよう。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.62:
(3pt)

白夜行の続編か

白夜行よりは面白くないかもしれませんが私は好きです。白夜行の続きかと思われます。白夜行が好きな方はぜひ読んでみると面白いかと思います。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.61:
(3pt)

スケールを大きくしてその最後には何が

白夜行も読んで、この作品を読んだ。
基本的には動く金額が大きくなっていって、最後に驚きもあるが、
なにか求めているものと違うようにと思ってしまった。
もちろん女性の内面にもフォーカスしているとは思うのだが、好みは分かれる作品に思う。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.60:
(3pt)

白夜行の裏側を垣間見れる!

続編ではないでしょう。
白夜行をまず先に見ましょう。

白夜行の続きのようには見えるし、実際に作者も続編の位置づけという言い回しはしている。しかし、続編ではないだろう。それは読んでいれば予想できると思う。

白夜行の雪穂のその後(続編)の様な設定で描いた別の物語であると言える。

なので、キャラクターの設定としては白夜行の雪穂で、性格的なものとかは完全に雪穂と一緒であるし、繋がりに見えるような点もいくつか散らばっているが、あくまでも、「続きの様な設定で作った別の作品」であると思う。

であるならば、今回の作品の意図は何か、何のために「続きの様な設定で作った」のかと言うと、白夜行の裏のやり取りを「見せる」為だと思う。
白夜行では、主人公の二人の心情は決して描写されなかったし、二人がどうやって会っていたか、どうやって愛を交わしていたか、普段どうゆう言葉づかいでどうやってやって会話をしていたのか等は、全く描かれていなかった。
しかし、幻夜では、美冬と雅也がいかに会い、美冬が普段はどういった口調で喋るのかというのを「盗み見る」事ができるわけだ。
つまり、美冬の姿を通して、雪穂の人間らしい部分を垣間見れる。白夜行では絶対に描かれなかった、雪穂の普段の姿が見れるのだ。

別の作品だが、性格や設定は一緒のため、白夜行の裏側を再現している作品とも言える。

ただ、相変わらず雪穂の心理描写は一回も出てこなかった。そこは一貫している。

雅也の心理描写は出てくるが、それは雅也と白夜行の主人公との性格の違いを表現しているし、愛され具合も違う、白夜行では主人公二人は愛によって繋がっていた。が、幻夜では、主人公の二人は愛によっては繋がっていない。そのため、雅也の心理描写は載せられている。

つまり、白夜行の主人公の男の普段の様子は結局垣間見れない事にはなる。

評価としては、設定が同じのため、白夜行を読んでいるので、飽きてきて白夜行ほどは面白くないというのが本音だ。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.59:
(3pt)

いいね

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.58:
(3pt)

無駄に長い

最低の女にバカな男たちが振り回される話。白夜行の続編的扱いなので期待して読むと微妙。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.57:
(3pt)

ストーリーの根幹に無理がある(ネタバレ注意)

ヒロインが他人になりすましたのかどうか、100%疑問の余地なしとは言えない。しかし、そうでない場合はストーリー自体が意味不明になってしまう。たとえば、もしなりすましでなかったとしたら、ヒロインに曽我の存在を恐れる必要などないわけだし――。
そうなると、他人になりすましたことの理由が問題になるが、どうしても他人にならなければならない理由は「年齢詐称」くらいしかないと思う。これは、殺人まで必然とするような、そんなに重大な問題とは私には思えない。
また、「ホワイトナイト」の経営者だった段階でたいへんな美人であったことになっており、物語が始まったときと容貌にメチャクチャ大きな違いはないはず。
で、「ホワイトナイト」経営者として接した人達と「BLUE SNOW」経営者・「華屋」社長夫人として接する人達とは、どう考えても集合としてある程度かさならざるを得ないと思う。そういう人達の前に、新海美冬として顔をさらすことが可能かどうか。なんのメリットもなく、危険きわまる行為になるだろう。
作者の小説によくあることだが、物語の設定自体が無理スジだと私には思われる。
ただ、ストーリーをぐいぐいと進めていく(あるいみで強引な)筆力が、たいしたものであるのも事実だ。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.56:
(3pt)

うーん

白夜行を読んで幻夜も読もうっておもい買いました。
感想は白夜行のほうが悲哀を感じなんが納得し重い気持ちの中にも呼んだという達成感がありましたが、美冬が雪穂と同一人物だとして読んだとしても幻夜はただの非情な女のサクセスストーリーとしてしか読めませんでした。幻夜のような這い上がりかたをする女性は存在するとおもいます。たとえ雪穂だとしてもその殺人を犯して這い上がる過程に白夜行以上の特別な意味や目新しさを感じませんでした。彼女の執念はすごいし最後は本当の意味で幸せかわかりませんがすべてを手に入れ女の幸せをつかんだことも、だからなに?という感じです。個人的な感想は幸せをつかんでよかったねって感じでした
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.55:
(3pt)

白夜行より分かりにくい

白夜行をよんで面白いと思い、その続編との評判を聞き読んでみました。震災をきっかけに、他人になりすました美冬が、己の利益のために自分に引かれる男性を利用する物語です。美冬が他人になりすました理由が最後まで分からず、また、彼女に利用された男が滅びゆく結末にすっきりしないものを感じました。
この本を読んだ直後に、たまたま手にした松本清張の砂の器を読んだところ結構似たところがあります。砂の器では、大阪での大東亜戦争の空襲で己の戸籍を消失した男が他人になりすまし、東京に出て成功したのち、自分の元々の素生に気付いた恩人を殺害し、更に犯罪を繰り返すが、最後は栄光が崩れさります。エンディングは砂の器のほうがすっきりしてよい気がします。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.54:
(3pt)

白夜行の続きとして期待しすぎて・・・

がっかりしてしまいました。

特に東野さんファンというわけでもなのですが、一部の作品は好きで読んでいます。
最近になって映画がテレビでオンエアされていたのを見て、幻夜も読んでみたいなと思い
手に取ってみたのですが・・・
なんだか、こう・・・薄汚い感じがしました。不快感というか。
白夜行だって中身としてはドロドロと汚いものかと思うんですが、こんな感じはなかった。
ぜひこの続きをさらに書いてもらって、
白夜行のようななんともいえない読後感をもう一度味わいたいものです。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.53:
(3pt)

ん~~~~~~~

まあまあ面白かったけれど、全体的に無理があるというか・・・・あいまいな所が多すぎる。
特に最後が私はつまらないなと思った。
東野さんの作品は何冊も読んでいますが、私の中の≪東野さんランキング≫では下の方です。
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No.52:
(3pt)

基本的に白夜行と同じ

(大いにネタバレあり)
白夜行に引き続き読了。

基本的に白夜行と同じ。謎の女とその周囲の男の物語。トリックの謎解きを中心に話が展開するが、肝心の謎が大した内容でなかったり、物語のかなり早い段階で美冬が雅也をだまして殺させたという構造には察しがついてしまう。

その上で内面を表現しようとしたのだろうか。
心情の描写もありきたりの印象。

ただ物語を一気に読ませようとする力は流石です。
時間を感じずに一気に読ませる力がある。

自分としては最後に美冬=雪穂が死ぬか気持ちを入れ替えるハッピーエンド的なものを想像していた。
どういう出来事があれば自分が最も納得できるかを考えながら読んだ。
しかし、オチとしては彼女を追っかけていた周りが死ぬということになってしまった。

まだまだ続けたいんですね。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.51:
(3pt)

単独としてみるなら普通

『白夜行』と合わせて姉妹作、という事で。
『白夜行』の続編、という言い方も納得がいく。
きっとはじめから2作を書きたかったわけではなく、
『白夜行』は『白夜行』であり、その後の――という風に、おまけ的な要素で書かれたものではないかな、と察する。

何処が2作の共通になるのか。
それを検証したサイトがあるが、
年代的に重ならず、美冬の過去を敢えて書かない(隠す)事で、
読者の想像力をかきたて期待を呼び刺激するのだろう。
ほんと、面白い作品だと思う。実によく出来ている。

だが、私見で言うと、2作を独立として捉えた場合、
明らかに『白夜行』の方が格上。理由として挙げると、
『白夜行』には珍しいというか、書き方に特徴があった。

『白夜行』には、主要をはじめ登場人物たちの心理描写が無い。
(一度読みしかしていないので言い切れないが)

叙事詩(意味:物事、出来事を記述する形・語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす※一部略)で書かれ、
登場人物たちが何故そのような行動に出たのか、読者の想像力にかかっている。
それなりの経験や社会的知識がないと難しい人には厳しい。
結構な人物の数でもある。
ドラマ等でサポートしてくれるといいかもしれないが。

比べて『幻夜』は、魔性の女、美冬にスポットを置き、雅也の心情で物語が進む謂わば「普通の物語」である。
『風と共に去りぬ』を刷り込ませている。「生きるためには」という部分については、共通してるのだろう。

『白夜行』と2作セットなら良い点を付けてもいいが、
単独として見るとこの本は☆3つ、「普通」だった。
そして結末は、遣り切れない、不満だった。
光が欲しかったと思う。昼の無い世界。「いい」作品ではあるけれども。

東野さんの作品をあまり知らない人には、
『白夜行』を張り切って薦めたいところですが、
思いっきり黒い世界で、大阪人も出てきますので、
それらがだいたいOKなら、おススメします。
読み応え十分です。2作とも、500ページ以上で上下2段式です。ですが読み易いので、ハマればすらすらと読めます。

どっかで無理…という人は、ドラマにもなってるみたいなので(私は未視聴ですが)そっちのがいいのかも。
(というか、読まなくとも…)

『幻夜』、魔性の女っぷり、ラストが嫌ぁ〜〜!!でしたが、
とくと堪能しました。面白かったです。

白夜行 (集英社文庫)
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.50:
(3pt)

「白夜行」と比べると粗雑

「白夜行」を読まずに、この「幻夜」だけ読むと魅力は半減すると思います。
なので是非「白夜行」を読んでから、この「幻夜」を手に取って下さい。

「白夜行」では描かれなかった共犯者の男性側の心情にスポットが当たり、これは亮司の心情をも表している様にも思えました。
亮司が心斎橋の雪穂の店舗前でサンタクロースの姿をして待ちかまえていたのは、本当に彼女を守る為だったのか?
雪穂の叔母を殺害する前に布施周辺を歩いて確かめていたのは、雪穂が自分の親を亮司を殺す様に嵌めた事を確認する為だったのでは?
と勝手に想像したりできたので、1度で2度美味しい小説になりました。

ただ全体的な印象としては「白夜行」と比べると粗雑な印象を受けました。
特に美冬への成りすましはかなり無理を感じました。
幾ら核家族化が進んだ現代とは言え、本当の美冬にも親しい人はいるだろう。
特にあの商売上抜け目の無い雪穂が、人付き合いが悪く友達も皆無な人を売り子として雇うだろうか?
どう考えても美冬本人では無いと気付く人が何人も出てくる。
あと雪穂が以前やっていたお店の客層と、美冬がやろうしているお店の客層は必ず被る。
整形して表に出てこようとしてる美冬だが、幾ら整形しても、その人物から発する雰囲気や声などから同一人物と気付く人は多々出てくる。
それをイチイチ殺すのか?

最後にこの「白夜行」と「幻夜」の下地に横たわる「布施の人間は、世間の表裏を知っている。だから他の人間なんかイチコロや!」のノリはオカシイ。
私自身、青春時代に布施という街で暮らした事があるが、大阪の他の地域の人間と殆ど変わらん。故郷愛は理解できるけど、行き過ぎやと思う。
でも、そういう私自身がこの小説を購入したイチコロの人間の1人である事は否定はできないが・・・・
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.49:
(3pt)

面白かったのだが・・・読後は複雑

引きつけられて一気に読んだのだが、やはり読後感が悪い。
ラストでは、雅也が美冬を殺しに行くのだと、私は思い込み、さてどんなシーンになるのかと
ハラハラとして読んだ。しかし、結果はそうではなかった。美冬は、そんなことさえ見通して
いたかのようだ。究極の、強かな悪女である。

読んで面白かったのだが、結局は「悪者」がのさばる、という結末なのだから気持ちが良い
ものではない。これは、著者にしてやられたという感じ。

この本を人におすすめできるだろうか。いや、私はできない。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.48:
(3pt)

睡眠を削って読むほど面白い。。けど皮相。

『白夜行』に似ている話だなぁと思って、読み終わってから
レビューを読んで続編と知りました。

相変わらず面白いし、読ませる。
ただ、『白夜行』の後に読むと話しが似ていて、
少し興がそがれる。

そして、主人公の女性は結局なにを手に入れたかったのか?
富や名声だったのか。

睡眠を削って読むほど面白いのだけど。

東野さんの作品はどれも皮相。
タイプ的には宮部みゆきさんとよく似ている。

後世に残るような類のものではないと思う。

ちなみに東野さんの作品に強姦やクロロフォルムが頻出
するのは著者の嗜好でしょうか。。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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No.47:
(3pt)

残念な変貌です

白夜行が素晴らし過ぎたからなのかも知れませんが、その続編としてとらえると、なんだかやりきれない感じがします。白夜行も振り回され続ける男の物語だと読みましたが、男も女もそれぞれに「過去に振り回されている」背景があって根底には悲しさが漂っていました。そこに深さがあったのですが、本作はどうでしょう。ただ野心のために暴走している女だけが残っているように見えます。同じく振り回される男がいますが、これもただ振り回されるだけ。白夜行と続けて読まないと面白くありませんが、本作も白夜行と同じくらい読み応えがあるかというと、ちょっと違います。続編が待たれます。続編のでき次第では、この2作目が輝いてくるかも知れません。
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No.46:
(3pt)

うーん

前作「白夜行」は、文句なく星五つです。
が、その続編のような、続編じゃないような、という微妙な位置づけのこちらは、残念ながら
そこまでじゃないかな…という感じです。
続編ならば、もっと明確にすべきことが色々あった筈。
続編ではないならば、もっとちゃんと描写すべきことが色々あった筈。
美貌のヒロインが好き勝手して男たちが振り回される、という構図は前作と同じですが、
前作を読み終わったときに感じた、薄汚く冷酷な社会を手を取り合って生き抜いてきた
薄幸の少年少女に対する切なさややりきれなさ、共感といったものは今回は一切感じ
られません。
自分勝手で傲慢な美貌の女モンスターがやりたい放題やって生きている、というだけの
物語です。
巻き込まれる青年も前作の青年と姿形だけは似ていますが全然別物で、こちらは
顔と体とその他諸々に誑かされていいように働かされたお馬鹿さん、にしか見えません…
もちろん、先生の作品ですから、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件をモチーフに、
緻密な構成、的確な描写の積み重ねで一気に最後まで読ませてくれるのですが、
いかんせん読後感の悪さがどうにもこうにも。
もし続編が出たら絶対に読みますけども、続編など出さなければ良かったのに、と
なるか、さすが先生、ここまで構成見極めて全てをお書きだったのだ、となるか、
楽しみなところです。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))Amazon書評・レビュー:幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
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