■スポンサードリンク
幻夜
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全335件 181~200 10/17ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんと言うか、内容のわりにページ数が無駄。 読後感悪い。 ゾンビが街中で増えて、どうしようもないから戦術核落としたパターンの 安っぽい恐怖映画を見ているよう。 万が一、続編を視野に入れてのことなら、「いい加減にしろ」って感じ。 圭吾作品30作品程読んで、泣かされた作品も多数ありました。 まあ、そのギャップでこんな評価です。 地元の地名がいくつか出てきたのはやや良。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ファンの間ではもっぱら百夜行の続編とされているようですが 東野氏がエッセイのなかで続編ではないと語っているように、 雰囲気は似てるけど別の作品として読んだほうが良さそうです。 男が女に利用される所は同じです。 こういう女性に惚れてしまったら男は勝ち目ないですね。 美貌を武器に男を次々と食い物にする美冬は小説のなかだけの女性像 とも思えないところがまた恐ろしいですが、 美冬VS雪穂の物語があれば是非読んでみたいものです。 百夜行と比べても楽しめる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の男女について多くを語らないことによって、叙事詩的な美しさを湛えた 前作「白夜行」。その男女の内実について雄弁に語ることによって、グロテスクで、 醜く、そして力強い作品となった今作「幻夜」。どっちが好みかと言われれば、 人それぞれということになるだろう。 この作品に登場する男たちはあまりにも馬鹿であり、いとも簡単に美冬の虜になり 騙されてゆくので、ちょっと物語としては不自然かな、という気がしていた。でも、 ふと我が身を振り返ってみると、美冬の物語の虜となり、二日間ぶっ通しでこの 小説を読みふけってしまったのだから、やっぱ男は馬鹿だから不自然でもないな、 という結論に至ってしまう、恐るべき小説です(笑 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東京湾の深海にゴブリンという鮫が生息している 獲物を捕らえるときに普段は顎に折りたたむように、しまわれてるその大きな口で喰らいつく様は、凄まじく醜い形相になる (新海)シンカイ魚 美冬は 人間ではない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは、絶対「白夜行」の続編だと思います。 だから、そちらを読んでからのが楽しめます。 「ホワイトナイツ」という店の名前、「ハーモニー」のシュークリームなど ちらちらと、白夜行を思わせる言葉がでてきます。 雪穂の悪女ぶりをはるかに上回る美冬の悪女ぶりには ぞっとします。 太陽を失って、夜を生きていく決意をした女の執念が見えます。 犠牲になった雅也が本当に哀れで悲しいけど、 美冬の心には、一人の男しかいないんだろうな、と 思いました。 長い作品だけど、一気に読んでしまいました。 つくづく東野さんは、すごい! が、最後があまりにも救われない。その方が美冬の悪女ぶりが 引き立つんだけど、ちょっと後味が悪かったので ☆4つにしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近売れてますが、こんなもんですか。 行き当たりばったり。謎を後回しにして新たな謎を作っていく アメリカの連続ドラマのような完結にがっかりしました。 ピカレスクが書きたかったのかな?まあ俺に小説の評価はできませんが、 一般大衆からすれば、結構な量を読み進めた分、なおさら時間を損したと いう感じですかね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
驚きのラストを謳う作品は数々ありますが、本当に驚愕のラストを体感することは滅多にありません。 でも、この作品は体感させてくれます。 分厚い本ですが、土曜日に読み始めれば日曜日に読み終わります。どうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は「白夜行」を読んでいないので、美冬の正体は知らないし本当の性格も知らないが、どうしても雅也を単に利用したとは思いたくない。この時点で私は、美冬に手玉に取られてしまっていますね。 さらに、なんとか彼女の心を開かせみたいと思うのは、バカなことなんでしょうね。 これから「白夜行」を読んでみます、じっくりと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
白夜行も読んだ。白夜行のパラレルワールド?美冬の今後を読みたい。彼女が白夜行と繋がる彼女ならば、彼女は白夜行の結末によって壊れた気も…。だから美冬の徹底ぶりになったのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
続きも気になるし読みごたえもあって面白いです。面白いんだけど、あんな分厚い一冊を読み終えた感想は、『男ってほんっとバカだなぁ』の一言でした。ルックスがよく色っぽくて、自分の性欲を満たしてくれる女の言う事なら、ここまでやるか、と。三作目では、これでもかと言うほどにこの女をけちょんけちょん(笑)にして欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
明確な位置づけはされていないようですが、白夜行の続編と考えていいと思います。 前作同様、かなりのボリュームでしたが、一気に読ませる力は一緒です。 前作は、主人公二人の内面を描かずに展開されていきましたが、 今作では、主人公二人の心のやりとりも展開されていきます(女性のほうは表面的な部分だけですが…)。 となってくると、どうもその感情に共感できないためか(あまりにも行動が短絡的で)、ただイマイチなサスペンスかなと…。 白夜行の続編を思わせる伏線が出てくるまでは、 正直、結論だけ気になるからとりあえず読んでおこう、というだけの小説でした。 前作とのつながりを思うと、美冬の行動にもある種の切なさを感じられるのですが、 本作ではそこまでは描かれません。 続編はあるのか? そこでは本当の美冬=雪穂は描かれるのか? そこがあれば、この作品の持つ意味も変わってくる気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「誰もが幸福を追求する権利がある」ことは憲法に明記されている。 ただし、それは他人に害を与えない限りという条件つきだ。 主人公は冒頭から自己利益のためだけに一方的に他人を害し、しかも 平然と良心の呵責もなく、遺族との駆け引きをまんまと切り抜けている。 父親が詐欺にあった、頼りない親類が父親の自殺を見過ごした、だから 復讐してやった、そんなことが認められるだろうか?同情できるか? 震災に直面した主人公は、物語冒頭から悪魔に魂を売った鬼畜だ。 その鬼畜が、自らの罪を償うこともなく、その後も悪魔に魂を売り続け、 はたして「幸せ」になれるだろうか?むしのいい話だ。同情の余地はない。 「幸せ」になるために手を汚し続けるのか? 人の心を売り渡してしまった鬼畜は、もはや目的と手段を判断するための 人としての理性も失ってしまったのか。 なぜ気づかない?手を汚すから「幸せ」からドンドン遠ざかるのだろう。 この鬼畜にも更生のチャンスは、何度もあったハズだ。 被害者の娘婿が来た時、食堂の無邪気な娘に出会った時、右手を失った 同僚の告白を受けた時、なぜ自らの業に気づき、なぜ改心できなかったか? 幻と気づきながらも九章・京都帰りの決断は、あまりにも愚かすぎる。 主人公の業は重い、救いようのない哀れな男だ。 この物語は未完だ、悪魔の結末は次回作に期待する。 PS●『マクベス』『ゲームの達人』を日本向けにスケールダウンした 様な作品だ。サリン・ストーカー・ねずみ講・カリスマ美容師…と 95年〜世紀末にかけての時事ネタが、テンコ盛りの犯罪ミステリだ。 僕が読んだ08年には、中国四川省・岩手県と立て続けに地震が起きたが 人の本性は、こうしたパニックに直面した時にわかるんだな、この読書で の収穫は、自分がパニックに直面した時、理性的に行動できるだろうか という自問を得たことだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今、読み終わりました。う〜ん、やっぱり面白い。 美冬は、本当にメーテルでした。歳をとらない。というか、どんどん若返って来る!! 西本雪穂は、1962年生まれのはずなんですよね。白夜行の第二部と知りながら読んでも、その辺りが???でしたが、読み進めるにつれて出てくる、出てくる雪穂の影が・・・。 知らずに読めば、かなりの興奮物だったかも。でも、謎も残りました。風と共に去りぬ。あれは、どう解釈したら良いのでしょう。ラストの加藤刑事とのやり取りは、我々、読者までもがホンモノの美冬?と思わされてしまうものでした。まあ、そういった余韻を残して、ああでも無い、こうでも無いと謎を楽しむのがこのシリーズの醍醐味なんでしょうね。 あと、雪穂が関西弁をほとんど使わなかったのに対し、美冬が関西弁バリバリなのも面白い。雪穂が亮司と関西弁で話していた光景を想像させてくれますし、幻夜を読んだ後では、かなり亮司のイメージも変わるのでは。白夜行のラストで雪穂も一瞬だけ関西弁使うんですけど、これも伏線? 徐々に全体像が見えてきた白夜行シリーズ。でも、雪穂も今年46歳。早く続きを読ませてください、東野先生! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世間の裏街道を力を合せて歩く男女二人を主人公にしたシリーズ(?)の続編。 前作『白夜行』のレビューに書かせて頂きましたが、同作では徹底的に主人公らの感情説明を排除した為、私にとっては今一つしっくりきませんでしたが、今回は二人の視点も含まれており気持ち良くストーリーを追うことが出来ました。しかし驚かされたのは結局美冬は雅也を利用していただけという結末で、そう見せかけて最後には雅也の疑いが晴れて超感動と密かに期待していた私自身が雅也以上に裏切られたような錯覚に陥りました。作者については多くを知りませんが、作品毎に色々な試みに挑戦しているそうで、つくづく喰えないタイプかと想像します。 それにしてもアプローチこそ違うものの、全く同じテーマで長編2作を発表する作者の狙いは何なのでしょうか。余程こうした男女・裏街道モノにご執心なのでしょうか。シリーズ化で儲けてやろうという実にありがちなパターンでないことを祈りますが、解説によれば矢張り第三作目も出るそうで、その辺を全てすっきりさせて欲しいものです。こうしてまんまと釣られて続編を買うことになる訳ですが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結局登場人物全てが本当の意味で報われることも幸せになることもなかった。 狙ったのならば凄い。 白夜行を読んだ人は結末がどの種のものになるか検討はついたかもしれないけれど それでもやっぱりやるせない。カタルシスは得られないけれど 読み終わった後、思わずため息をつきたくなる。そんな作品でした。 女の"魅力"。腕力や筋力、戦力と同様に"力"という言葉が含まれています。 そしてこの本を読むと魅力もれっきとした"力"の一種であると 感じずにはいられません。余りにもホイホイついていく男達を鼻で笑いたくも なりますが・・・ 自分もあのような女が目の前に現れたら思うが侭に操られそうだから笑えない。 第3作目、いつでるのか楽しみです。ただ結末は今までの2作とは違った志向で 読者を驚かせて欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに「白夜行」〜「幻夜」を続けて再読。一気に読むことで物語の背景である時代(=昭和)が小説世界と密接にリンクしていることを改めて感じました。 「白夜行」の最初が高度経済成長の公害問題、そこからバブル経済〜崩壊、阪神大震災、地下鉄サリン事件と続く大きな時代の流れや、 2作の中で段々に進化するパソコン、ネットワーク社会という要素が登場人物達の行動(=悪意)を左右し、それが物語の大きなうねりとなっています。 主人公雪穂=美冬の行動も時代とともに小さな悪意が段々とエスカレートしていくようで興味深いです。 特に「白夜行」ではまだギリギリでかかっていたリミッターが、「幻夜」では一気に振り切れてしまったようで、書かれていない2作の間でいったい何があったのかと思ってしまいます。 もしこの作品が3部作であるならば、平成の世に生きる雪穂=美冬の悪意がどう変化しているのか見てみたいです。 (「幻夜」の後半、雅也の働いていた工場の社長が語る「世の中もっと悪くなる。自分の懐を肥やすことしか考えてない連中がこの国を仕切っているんだから当然のことだ。」というセリフが深いです。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕は、東野圭吾さんの作品で「白夜行」を初めて読みました。そのときは、計算高く、冷酷な唐沢雪穂というキャラクターにとても引き込まれました。この女は何者なのか、最後にどうなるのかとワクワクしながら読みました。そして、この「幻夜」を読みました。読み始めてまず思いました…「あれ、この女は白夜行の唐沢雪穂とキャラ同じじゃん」と。それから、なんとなく起こる事件もこの女が影で糸を引いてるんだなと予想がつき、マンネリ感を感じて、白夜行ほどの興奮を感じることは出来ませんでした。最後の展開も白夜行とは違って、新海美冬は殺されるのかなと思いましたが、似たようなもので、拍子抜けしました。しかしながら、物語自体は面白かったです。人物描写が巧みで、いろいろな人間の人生をのぞき見ることができます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
白夜行の続編になります。 雪穂が新海冬美になりすまし生きていく。 他人を利用し、回りがどうなろうが構わない生き様は変わらないが、 前作の亮二という唯一の理解者というか自分と同じ位大切に思える人間がいなくなってしまった分、 つけいる隙を全く見せつけず、最初から最後まで完璧な悪女になりきっています。 白夜行よりこっちの方が断然おもしろいです。ただ、白夜行は前もって読んでいた方が良いかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾ゆえにPerfectを求めてしまうせいか、終盤からのバタバタした展開にがっかりしました。確かに面白いです。引き込まれます。だからこそ、最後はもっと丁寧に仕上げて欲しかった。盛り上げて盛り上げて…え?これですか?って感じでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
彼女は本当は弱いんだと思う。だから男がいないと生きていけれないし男をエサにする。 人間誰でも弱いとは思う。だから『愛』がある。 でも彼女の弱さは究極なんだと思う。かわいそうな位に。 かわいそうって言っても救ってあげたいとも思わないけど。 でも。彼女がこれからどう変わるのか、それとも変わらないのか。先がすごく知りたい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!