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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全335件 81~100 5/17ページ
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白夜行に続く悪女の物語です。 主人公の美冬の内面が悪に染まって醜悪な様を見事に描写していると思います。 東野作品は、冒頭での人物説明がしっかりしているので、分かり易く、作品に没頭できます。 情景描写と心理描写、性格描写が卓越しているので、著者独特の世界を生み出しているとも思います。 この作品は、著者の作風の幅の広さを象徴しています。 私は美冬は、白夜行の主人公とは異なる人物として、作品を読み通しました。 美冬は、たちの悪い野良猫のようであって、白夜行の主人公のような洗練された女狐の雰囲気は感じられませんでした。 おどろおどろした雰囲気を持つ作品に時々出会えるので、東野作品を楽しみにしています。 | ||||
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白夜行がとてもよかったので、そのままこちらも手にとりました。 前作の迫力はすこしなくなったと思いましたが、やっぱり主人公が好きでした。 もう一作あるのでしょうか。 読みたいような読みたくないような怖い気持ちにもあります。 でも出たらきっと読んでしまうと思います。 主人公のような女性に憧れますが、実際にいたら怖いんでしょうね。 | ||||
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(大いにネタバレあり) 白夜行に引き続き読了。 基本的に白夜行と同じ。謎の女とその周囲の男の物語。トリックの謎解きを中心に話が展開するが、肝心の謎が大した内容でなかったり、物語のかなり早い段階で美冬が雅也をだまして殺させたという構造には察しがついてしまう。 その上で内面を表現しようとしたのだろうか。 心情の描写もありきたりの印象。 ただ物語を一気に読ませようとする力は流石です。 時間を感じずに一気に読ませる力がある。 自分としては最後に美冬=雪穂が死ぬか気持ちを入れ替えるハッピーエンド的なものを想像していた。 どういう出来事があれば自分が最も納得できるかを考えながら読んだ。 しかし、オチとしては彼女を追っかけていた周りが死ぬということになってしまった。 まだまだ続けたいんですね。 | ||||
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東野圭吾の本は読みやすくて好きですがこの作品はとくに文章が読みやすく 又長編でも飽きさせず読みきれるのは素晴らしい けどヒロインの中身とラストが非常に残念 伏線の貼り方はいいとして回収は極めて雑です ここまで読ませてそりゃないだろって感じでした 他に気になる本がある人には勧めません | ||||
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長い。が、圧倒的に読ませる。 その力量にはあらためてすごいと心から感心させられる。 だけど、どこか「漫画みたいだなあ」という気がしないでもない。 本書は『白夜行』の実質的な続編である。 なぜなら……おっと、それはいわぬが花だろう。 しかし、そうした仕掛けが徐々に見えてくるあたりに、 もしかしたら出来すぎた空々しさを感じてしまうのかもしれない。 まあ、そんな細かいことはさておき、 どんどん読ませるエンタテインメントであることは間違いない。 こんなボリューム満点の作品が次から次へと書けてしまう 東野圭吾って、とんでもない才能の持ち主だと思う。 | ||||
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最期のシーン、雅也が望んでいたのか いやそれともやはり騙されていたのか また美冬は一体誰なのか、正直自分の頭だけでは噛み切れず 人の解釈に頼ってしまったが、色々回答はあったものの これという正解はなかった、読者に正解は委ねるそんなスタンスでお描きになられたようだ ここのレビューでも多数比べられているのが、白夜行 結構前にやっていたドラマの後に読んだので大雑把にしか覚えてないが 私は幻夜の方が面白かったというのが素直な感想 大きな違いは雅也と亮司の性格の差だと思う 雅也はとても人間的で(殺人していてこれ書くのも変だけど)一般的な思考の持ち主 亮司は浮世離れしていてとっつき辛い印象だった記憶があります そんな雅也だからこそ復讐するというある意味まともな思考に辿り着いてしまったのだが。 美冬が雅也のに関してまったく愛情がなかったとは私は感じなかった 最後の方に「彼女の背後にレインボーブリッジが 見えた今夜はライトアップを続ける気らしい その光を受けて彼女の頬が輝いていた」 という文章があるが、これは泣いていたという意味だと思うが 雅也が亡くなって悲しいのではなく、全てを知った上で尚私の為に尽くしてくれる人 そんな人物であって欲しかったのだと解釈しました、亮司程ではなかった、美冬はそんな印象を抱いたのじゃないかな | ||||
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東日本大震災版もそろそろ世に出してもいいんじゃないですが?筆者どの。 | ||||
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白夜行に続く 夜シリーズ第2弾。 美冬の悪女っぷりは、 見ていて何とも言えなくなる。 白夜行の雪穂と比べると、 さらにパワーアップした 感じです(苦笑)。 もうお分かりですが、 これは白夜行の続編です。 雪穂=美冬が、どういった 結末を迎えるか… 完結編が、早く見たい。 | ||||
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商品の状態「良い」だったので、大丈夫だろうと注文しましたが、 開いてみると、シミが数ページに亘ってみられました。 どうやら、濡らしてしまったようなあとが 本の下部全頁にわたってよれたような感じでした。 決して「良い」状態ではありませんでした。 | ||||
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『白夜行』と合わせて姉妹作、という事で。 『白夜行』の続編、という言い方も納得がいく。 きっとはじめから2作を書きたかったわけではなく、 『白夜行』は『白夜行』であり、その後の――という風に、おまけ的な要素で書かれたものではないかな、と察する。 何処が2作の共通になるのか。 それを検証したサイトがあるが、 年代的に重ならず、美冬の過去を敢えて書かない(隠す)事で、 読者の想像力をかきたて期待を呼び刺激するのだろう。 ほんと、面白い作品だと思う。実によく出来ている。 だが、私見で言うと、2作を独立として捉えた場合、 明らかに『白夜行』の方が格上。理由として挙げると、 『白夜行』には珍しいというか、書き方に特徴があった。 『白夜行』には、主要をはじめ登場人物たちの心理描写が無い。 (一度読みしかしていないので言い切れないが) 叙事詩(意味:物事、出来事を記述する形・語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす※一部略)で書かれ、 登場人物たちが何故そのような行動に出たのか、読者の想像力にかかっている。 それなりの経験や社会的知識がないと難しい人には厳しい。 結構な人物の数でもある。 ドラマ等でサポートしてくれるといいかもしれないが。 比べて『幻夜』は、魔性の女、美冬にスポットを置き、雅也の心情で物語が進む謂わば「普通の物語」である。 『風と共に去りぬ』を刷り込ませている。「生きるためには」という部分については、共通してるのだろう。 『白夜行』と2作セットなら良い点を付けてもいいが、 単独として見るとこの本は☆3つ、「普通」だった。 そして結末は、遣り切れない、不満だった。 光が欲しかったと思う。昼の無い世界。「いい」作品ではあるけれども。 東野さんの作品をあまり知らない人には、 『白夜行』を張り切って薦めたいところですが、 思いっきり黒い世界で、大阪人も出てきますので、 それらがだいたいOKなら、おススメします。 読み応え十分です。2作とも、500ページ以上で上下2段式です。ですが読み易いので、ハマればすらすらと読めます。 どっかで無理…という人は、ドラマにもなってるみたいなので(私は未視聴ですが)そっちのがいいのかも。 (というか、読まなくとも…) 『幻夜』、魔性の女っぷり、ラストが嫌ぁ〜〜!!でしたが、 とくと堪能しました。面白かったです。 白夜行 (集英社文庫) | ||||
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読み終わりましたけどほんとにいい本でした。 最後まで本に釘付けでした。 商品も非常にいい状態で大変満足です。 | ||||
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本の厚さを忘れるほどの重厚感、残り少ないページにはらはらしながら読み進んだ。ラストでは「えー…そんな」と言葉を発してしまった。 「白夜」同様、ヒロインの今後が気になる。解説にあったように三部作としての「白夜」「幻夜」の続きの作品が見たい | ||||
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阪神大震災で知り合った美冬と雅也。雅也は殺人を犯すところを美冬に目撃されたことで彼女に負い目があるが、 それ以上に彼女を愛するようになる。しかし、この美冬はとんでもない魔性の女であり、また正体の分からない女であった。 美冬のいわれるままに殺人を犯し、また自分の人生を破滅に導いていく雅也。やがて彼女が本当の美冬ではなく、 また自分だけが破滅に追いやられたと自覚する雅也は、彼女を追う刑事加藤とともに死んでしまう。ここで物語りは 終わってしまう。美冬の正体は分からず、この後の作品がいずれ続くことを示唆するがごとくのエンディングとなっている。 前作「白夜行」の連作と言われるこの作品は、ある意味より主人公の女が魔性化している。後書きによると「白夜行」に この美冬の正体が分かるヒントがあるという。「白夜行」も大分前に読んだので、まったくその意味が分からない。再読 せざるをえまい。デティルにこだわったこの「幻夜」はやはり非常に面白い作品となっている。いつ出るか分からない この「幻夜」に続く第三作が非常に待たれる。 | ||||
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白夜行のyukihoのその後、として読めば面白いかも? しかし、幻夜のみだと後味は悪い。 「白夜行」→「幻夜」→「?」 で、完結を期待したい。 | ||||
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妄想が肥大化したチープな大衆娯楽作品、リアル感も何も無いです、とはいっても才能はありますから売れなくても良い「良書」を書いて欲しいものですね、作者自体が一番良く判ってると思いますけど・・・ | ||||
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ストーリ―そのものよりも、白夜行の続編を意識させる伏線を見つけ、そこから様々な推測をして楽しみました。 例のシュークリームを喜んで食べられるということは、もう彼女(同一人物だとしたら)は完全に過去の出来事は 吹っ切ったのだなと考えたり、美冬と雅也との会話から白夜行の二人の会話の様子を推測してみたり。 衝撃と言われているラストも、東野作品を何作か読んだ後では予想のつくものでした。 二作のヒロインが同一人物として、しぶとく生き残る彼女にはどんなラストがあるか考えてみました。 1.周囲に惜しまれつつ逝く美しい死(最後まで周囲の人間に正体は明かされない) 2.物語のラスト近く、ストーリーとは関係ないところであっさりと事故死(やはり正体は明かされない) 3.それまでの美貌を無残に打ち砕く醜い死(具体的に正体は明かされないが、暗に彼女の真の姿を表す) 4.フェードアウト(周囲が真実を知ったとき行方をくらます。生死は明らかではない。またどこかで悪さを…) 5.魅力的な好敵手との最終対決にて誇り高く命を落とす。(周囲が真実を知らない場合、5→1につながる) ヒロインにとっては一番痛いのは「3」でしょうね。 死んだ後であれ、世間に醜い姿を晒させることが、彼女への一番の罰になると思います。 でも、作者はこのヒロインにそんなことはさせないだろうな。 いずれにせよ私はこの作品は百夜行の続編としてとても面白いと思いましたし、三部作として更なる続編が 出ることを期待しています。 ちなみに私はこのヒロインは好きではありませんが、「秘密」のヒロインの様な善人ぶってて人を苦しめるタイプ の方がより苦手です。 | ||||
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とても感動しました。(ネタバレありなので、読んでない方は注意) 他の方は、読後感は悪いとか、 ラストがいまいちと 書かれてる方が多いようですが 私はラストは素晴らしいと思います。 今から「白夜行」を読んでみるので、 そのつながりからの話は今はわかりません。 私は既婚、30代、女性、子一人です。 でも、もっと綺麗になりたい変身願望はいつでもあります。 変わり続けたいとも思います。 もちろんいい方向に。 だから「目的」とか言われても 「ただ変わり続けたいから」としか言えない。 あなたは誰なんだ、と聞かれても 私は私、としか言えない。きっと美冬もそうだと 思います。 乱暴な言い方をすれば、 男性は地位とか、安定とか(?) そういう固定観念に縛られすぎるのでは? ラストで、雅也と加藤が 死んだのを、美冬はみて、 「弱いやつらだ。死んでしまった。」 と笑ったのでしょう。 そしてこうも思ったのだと思います。 「また、誰も私を殺してくれなかった。」 ラストで、幻のような夜だ、 なんてつぶやくところが、とても美しい。 私を裏切らないでね、というのは 最後はあなたが、私を殺してね、という意味だったのに。 あなたは先に楽になってしまったのね。 いろいろと余韻を残す作品で また読み返すたび、違う印象をもつのかもしれません。 ☆4にしたのは、 ガリレオの方が、やっぱり楽しく読めるから、かな? あと、やっぱり未成年には 「幻夜」はあまり読んでほしくないから、かな。 人間不信になりそうですよね。性描写もなまなましいし。 そういう意味で☆4です。 | ||||
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おそらく前編の白夜行には劣る。なぜか?「描写が具体的で、伏線も分かりやすいから」 白夜行は、ほとんど芸術作品であったが、本作品はワンランク落ちたエンターテインメント本である。 ただし、秀逸な作品であることに変わりなく、白夜行を読まれた方には強くお勧めする。 また松本清張の「砂の器」も同じ方向性であるから間違いなく楽しめると思う。強く推薦する。 | ||||
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「白夜行」を読まずに、この「幻夜」だけ読むと魅力は半減すると思います。 なので是非「白夜行」を読んでから、この「幻夜」を手に取って下さい。 「白夜行」では描かれなかった共犯者の男性側の心情にスポットが当たり、これは亮司の心情をも表している様にも思えました。 亮司が心斎橋の雪穂の店舗前でサンタクロースの姿をして待ちかまえていたのは、本当に彼女を守る為だったのか? 雪穂の叔母を殺害する前に布施周辺を歩いて確かめていたのは、雪穂が自分の親を亮司を殺す様に嵌めた事を確認する為だったのでは? と勝手に想像したりできたので、1度で2度美味しい小説になりました。 ただ全体的な印象としては「白夜行」と比べると粗雑な印象を受けました。 特に美冬への成りすましはかなり無理を感じました。 幾ら核家族化が進んだ現代とは言え、本当の美冬にも親しい人はいるだろう。 特にあの商売上抜け目の無い雪穂が、人付き合いが悪く友達も皆無な人を売り子として雇うだろうか? どう考えても美冬本人では無いと気付く人が何人も出てくる。 あと雪穂が以前やっていたお店の客層と、美冬がやろうしているお店の客層は必ず被る。 整形して表に出てこようとしてる美冬だが、幾ら整形しても、その人物から発する雰囲気や声などから同一人物と気付く人は多々出てくる。 それをイチイチ殺すのか? 最後にこの「白夜行」と「幻夜」の下地に横たわる「布施の人間は、世間の表裏を知っている。だから他の人間なんかイチコロや!」のノリはオカシイ。 私自身、青春時代に布施という街で暮らした事があるが、大阪の他の地域の人間と殆ど変わらん。故郷愛は理解できるけど、行き過ぎやと思う。 でも、そういう私自身がこの小説を購入したイチコロの人間の1人である事は否定はできないが・・・・ | ||||
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救われないエンディング! ハッピーエンド大好きな人は途中から独自のセカンドストーリーを作り出しだしてほしい。 だが、白夜行からの読者は納得がいくのでは。 白夜行ほど心は動かないが、主人公の彼女をより多く知りたいという欲求は満たされた。 | ||||
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