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虹果て村の秘密
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虹果て村の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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20年近く前の本なので多少古く感じられる部分もありますがとても読みやすい本でした。 気になったのがカブトムシについての描写です。 10時も過ぎて日差しが強くなっているのに木立に入るとどの木にもカブトムシがしがみついているなんて。 夜21時にはカブトムシが寝ているのかな?なんて推理小説を書く者は色々知っておかないとと言いながらそこについてはどうなのって少しモヤモヤしました。 | ||||
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子どもでも読めそうな内容、文章でした。子ども達が主役だからだと思いますが、大人も軽く読めて満足の一冊です。 | ||||
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有栖川さんのジュブナイルなら安心して子供に与えられる、そんな期待で小学3年生に読ませてみましたが、期待以上どころか最高の本格ミステリ入門体験になったようです。 冒頭からぐいぐい引き込まれていき数時間で読了してしまいました。その後何度も読み返し、読み返すたびに発見があり、飽きないようです。 殺人事件は起こるのですがあまり残虐な描写がなく、えげつない大人の事情が出てこないという点では「子供向け」です。 しかし本作はジュブナイルといっても、解決までのロジックには大人が読んでもまったく瑕疵がなく、十分に読みごたえがあり、むしろ近年の有栖川さんの短編よりずっと本格テイストを満喫できたと思います(失礼)。 おそらく著者は、これから本格を読み始める小中学生のために、全編のすみずみまで練りに練った作品を投下したのではないでしょうか。 登場人物にそれぞれ癖があるようでいて、実はすべてしっかりとした理由がある。 環境保護やインフラ整備といった社会問題には様々な視点があり、単純に割り切れるものではないという示唆。 彼は善玉、あっちは悪玉ときっぱり割り切れない点。 少しも子供をなめていません。 そして何より、「本格とはこういうものだ」「ミステリを愛するというのはこういう事だ」というメッセージが丁寧に本編に織り込まれていて、少しもいやみが残らない点。 かつての青春本格ミステリの旗手(?)、江神シリーズや傑作『マジックミラー』で瑞々しくも痛々しい若者の感性を表現してきた作家ならではのジュブナイル作品です。 かつて若い頃、孤独な独身時代に江神シリーズ・国名シリーズを読んでいた私が、いま自分の子供にこの本を薦めることができるのは幸福です。 人の親になってもまだ人殺しの話を読む自分に何か違和感を持ちながらも、ミステリから離れることはできなかった。 この本で、自分が本格に何を求めてきたのか、何が楽しくて本格を読んできたのか、今更ながら少しわかったような気がします。 「本格ミステリって面白い」と思ってくれる子供が一人でも増えてくれますように。 そして有栖川さんがジュブナイルをもっと書いてくれますように。 | ||||
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有栖川によるジュヴナイルものである。 ミステリ作家志望の少年と刑事志望の少女とが、夏休みに「虹果て村」にやってくるところから物語は始まる。 あくまで少年少女向けという味付けではあるが、密室トリックあり、ダイイングメッセージあり、ちょっとした冒険もありと盛りだくさん。 いとこのお姉さんの恋心とか、有栖川では珍しいうまそうな料理が登場したりとか、サイドのネタもばっちりだ。 文庫としてはそれほど厚手でもなく、また文字が大きめの型のせいか、かなりスラスラ高速で読めてしまう。 後書きにもあるが、この作品を読むことで、本格ミステリへの導入になってくれれば、という位置づけでかかれているとのことだ。 実は、最初読み始めた時にはこれがジュヴナイルという認識が無く、子供たちがまるでメインキャスト扱いだなぁ、この後どういう展開にするのかなぁ、と思っていたら彼らが主人公だった、というところ。ミステリとは関係なく時々出てくるチョイ鉄道マニアネタも楽しいが、全編を通じて、本格ミステリへの愛が満ちあふれている印象であった。 | ||||
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講談社の「ミステリーランド」シリーズ 少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける思い切ったシリーズで 豪華な装丁が素晴らしいと思う。 自分の子供向けに購入したが、自分がいろいろ読み漁っている。 島田荘司さんの作品初体験だが、爽やかでとっても素晴らしい。 少年少女に向けたミステリーで 推理作家志望の刑事を父に持つ少年と 刑事志望の推理作家を母に持つ少女が 虹果て村で夏のひと時を過ごすときの事件が題材。 この本に出会える少年少女がうらやましい。 講談社のまわし者ではないが、このシリーズは素晴らしいと思う。 | ||||
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ジュヴナイルではあるが、大人でも楽しめる。というより、大人のほうが子供の時を思い出して、 寂寥感と哀愁に浸れるのではないだろうか。 そういった世界観を作るのが上手い作家だと、改めて思った。 | ||||
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内容は楽しめました。子供が主人公でもしっかり推理してますし、大人の役どころもいいと思います。 ただ装丁が…。文庫や新書に慣れ親しんでいると、行間や書体、文字の大きさなどにとてつもない違和感を抱いてしまいます。はっきり言えば読みづらい。思わず、「これを文庫に換算したら何ページ…」と考えてしまうくらいに。 と、これは大人の事情なのですが、ダブって二冊を買ってしまったため、一冊を小学高学年の姪に渡したところ、ぐぐい読んでいたのには驚きです。正直、マンガは読んでいるのを見たことはあっても、今まで課した本には見向きもしなかったのに…。本を読む楽しさを姪が持ってくれただけでも、一冊分無駄にならずに済みました。 | ||||
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内容は楽しめました。子供が主人公でもしっかり推理してますし、大人の役どころもいいと思います。ただ装丁が…。文庫や新書に慣れ親しんでいると、行間や書体、文字の大きさなどにとてつもない違和感を抱いてしまいます。はっきり言えば読みづらい。思わず、「これを文庫に換算したら何ページ…」と考えてしまうくらいに。と、これは大人の事情なのですが、ダブって二冊を買ってしまったため、一冊を小学高学年の姪に渡したところ、ぐぐい読んでいたのには驚きです。正直、マンガは読んでいるのを見たことはあっても、今まで課した本には見向きもしなかったのに…。本を読む楽しさを姪が持ってくれただけでも、一冊分無駄にならずに済みました。 | ||||
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「ミステリーランド」の一冊 田舎の村で起きた、密室殺人の謎に 推理作家を目指す少年と、刑事を目指す少女が挑む 密室トリック自体は非常に初歩的なもので 少年も一瞬で見破る しかし、トリックが判明したところで 当たり前だが、犯人が判るわけではない 何故、そのようなトリックを用いる必要があったのか そして、犯人は誰なのか そちらこそが本命の謎 ミステリの重要な要素はトリックのみでは無いという当たり前のことを 推理作家を目指す少年を主人公に据えることで、わかりやすく説明している まさに、ミステリ入門にぴったりな作品だった | ||||
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「ミステリーランド」の一冊田舎の村で起きた、密室殺人の謎に推理作家を目指す少年と、刑事を目指す少女が挑む密室トリック自体は非常に初歩的なもので少年も一瞬で見破るしかし、トリックが判明したところで当たり前だが、犯人が判るわけではない何故、そのようなトリックを用いる必要があったのかそして、犯人は誰なのかそちらこそが本命の謎ミステリの重要な要素はトリックのみでは無いという当たり前のことを推理作家を目指す少年を主人公に据えることで、わかりやすく説明しているまさに、ミステリ入門にぴったりな作品だった | ||||
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「何年生の夏休みに何をしたかなんて意外と忘れてしまうものだ」・・・ある本にそんな言葉がありました。 でも、この夏休みは、秀介と優希にとって忘れられない大切な夏休みになっただろうと思います。 夏休みに「虹果て村」を訪れることになった小学六年生の秀介と優希。 子供だけですごす夏休み、田舎、山、空、カブト虫、変なおじさん、虹にまつわるいい伝え、将来の夢・・。 大人は懐かしく、子供は自分のことのように、楽しめると思います。 ミステリもよくできているので、ミステリ好きの方も楽しめると思います。 | ||||
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「何年生の夏休みに何をしたかなんて意外と忘れてしまうものだ」・・・ある本にそんな言葉がありました。 でも、この夏休みは、秀介と優希にとって忘れられない大切な夏休みになっただろうと思います。 夏休みに「虹果て村」を訪れることになった小学六年生の秀介と優希。 子供だけですごす夏休み、田舎、山、空、カブト虫、変なおじさん、虹にまつわるいい伝え、将来の夢・・。 大人は懐かしく、子供は自分のことのように、楽しめると思います。 ミステリもよくできているので、ミステリ好きの方も楽しめると思います。 | ||||
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ミステリーランドのシリーズは今までに4冊読みましたが この作品が一番楽しめました。二人の小学6年生の子供らしい、いきいきとした感じもいいし 本格としても正統派といえる作品だし・・。 一気に読んでしまいました。こういう作品が、私の少年時代にあったらなあと 思わずにはいられない作品でした。 | ||||
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ミステリーランドのシリーズは今までに4冊読みましたがこの作品が一番楽しめました。二人の小学6年生の子供らしい、いきいきとした感じもいいし本格としても正統派といえる作品だし・・。一気に読んでしまいました。こういう作品が、私の少年時代にあったらなあと思わずにはいられない作品でした。 | ||||
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さすが有栖川氏である。 トリックもストーリーも破綻なく、緻密に練り上げられている。 文章はテンポよく、読みやすい。 人間関係が上手く書かれている。鄙びた虹果て村で起こった殺人事件と、高速道路建設の是非をめぐる社会問題が上手く合致して、考えさせられる物語でもあった。 ところどころに見られる遊び心もなかなか・・・。 | ||||
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さすが有栖川氏である。トリックもストーリーも破綻なく、緻密に練り上げられている。文章はテンポよく、読みやすい。人間関係が上手く書かれている。鄙びた虹果て村で起こった殺人事件と、高速道路建設の是非をめぐる社会問題が上手く合致して、考えさせられる物語でもあった。ところどころに見られる遊び心もなかなか・・・。 | ||||
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夏休みを虹果て村で過ごすことになった上月秀介(こうづき・しゅうすけ)と二宮優希(にのみや・ゆうき)。二人とも、小学六年生。推理作家になりたい秀介と、刑事になりたい優希が、少年少女探偵として、虹果て村で起きた殺人事件の謎を推理していくミステリ。高速道路の建設をめぐって、賛成派と反対派に分かれた村人が対立している状況。そんななかで起きた密室殺人ほかの事件を、小学生のふたりが解き明かしていく話。有栖川さんが、本書の読者として想定しただろう子どもたち、あるいは若い読者層に向けて、社会問題に目を向けることの大切さとともに、他人への思いやりや気遣いの大切さを、さり気なく話に盛り込んでいます。大人に対するのと同じように、子どもだからといって変に手加減したり、媚びたりしない姿勢が、清々しく感じられました。ミステリとしても、論理的な思考の働かせ方にポイントを置いて、事件の謎を解き明かしていく件りは、なかなか読みごたえがありました。事件の核心に迫る話を聞かされたある人物が、「なるほど、ロジックだ」と言う箇所では、「この台詞、本書のどこかで使ってみたかったんだろうなあ。いかにも有栖川さんらしいや」と、嬉しくなりました。 | ||||
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夏休みを虹果て村で過ごすことになった上月秀介(こうづき・しゅうすけ)と二宮優希(にのみや・ゆうき)。二人とも、小学六年生。推理作家になりたい秀介と、刑事になりたい優希が、少年少女探偵として、虹果て村で起きた殺人事件の謎を推理していくミステリ。高速道路の建設をめぐって、賛成派と反対派に分かれた村人が対立している状況。そんななかで起きた密室殺人ほかの事件を、小学生のふたりが解き明かしていく話。有栖川さんが、本書の読者として想定しただろう子どもたち、あるいは若い読者層に向けて、社会問題に目を向けることの大切さとともに、他人への思いやりや気遣いの大切さを、さり気なく話に盛り込んでいます。大人に対するのと同じように、子どもだからといって変に手加減したり、媚びたりしない姿勢が、清々しく感じられました。ミステリとしても、論理的な思考の働かせ方にポイントを置いて、事件の謎を解き明かしていく件りは、なかなか読みごたえがありました。事件の核心に迫る話を聞かされたある人物が、「なるほど、ロジックだ」と言う箇所では、「この台詞、本書のどこかで使ってみたかったんだろうなあ。いかにも有栖川さんらしいや」と、嬉しくなりました。 | ||||
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推理作家にあこがれる刑事の息子秀作と、刑事にあこがれる推理作家の娘優希は 夏休み優希の母の実家「虹果て村」へ。そこは虹にまつわる伝説の残る美しい村だったが・・・。子ども向けの物語はとかく、とっぴな展開や強引なトリックがありがちだけれども、事件の背景やトリックなど大人にも納得できるような内容になっています。秀作と優希のかけあいも楽しく気軽に読める作品です。講談社ミステリーランドの第2回配本!このシリーズは、子どもの頃の夏休みのにおいがたっぷり詰まっている作品ばかりです。装丁も内容も贅沢で、自分の子どもの頃に読めたらどんなに幸せだったか・・。そういう意味で子どもにも大人にも読んでほしい作品です。 | ||||
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推理作家にあこがれる刑事の息子秀作と、刑事にあこがれる推理作家の娘優希は 夏休み優希の母の実家「虹果て村」へ。そこは虹にまつわる伝説の残る美しい村だったが・・・。子ども向けの物語はとかく、とっぴな展開や強引なトリックがありがちだけれども、事件の背景やトリックなど大人にも納得できるような内容になっています。秀作と優希のかけあいも楽しく気軽に読める作品です。講談社ミステリーランドの第2回配本!このシリーズは、子どもの頃の夏休みのにおいがたっぷり詰まっている作品ばかりです。装丁も内容も贅沢で、自分の子どもの頃に読めたらどんなに幸せだったか・・。そういう意味で子どもにも大人にも読んでほしい作品です。 | ||||
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