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(短編集)
御手洗潔と進々堂珈琲
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御手洗潔と進々堂珈琲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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おなじみ「御手洗シリーズ」の1冊で、御手洗潔が京大医学部で学んでいたという設定に合わせ、個性のはっきりしない浪人生と御手洗が京大北門前のレストラン進々堂で出会い、語り合うという体裁の中短編が4本。他のレビュアーも書いておられるとおり、ミステリーとしての仕掛けやなぞ解きはほとんどなく、往年のシリーズからすると拍子抜け。とはいえ、それぞれ京都が語りの舞台になっていて興趣がなくはなかった。 各編に登場するのは、進々堂のほか、堀川一条の戻り橋、京福電車と嵐山など。ミステリーではないので、ほかのことを示すと、例えば、第二次大戦中のインパール作戦には、京都出身者からなる第15師団(祇園祭にちなんで「祭兵団」と呼ばれた由)が加わり、その多くが過酷な行軍・退却の過程で戦病死した。あるいは、ソメイヨシノは江戸の篤農家が品種改良で開発した「大量の花を爆発的に咲かせる異常なサクラ」であり、しかもこの新品種にはサクランボが成らないので、接ぎ木などで移植された「クローン」ばかり、とか。本筋から離れたそんなエピソードが印象に残る程度、ということで、大甘ながらも☆は三つ。 | ||||
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