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女王はかえらない
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女王はかえらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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スクールカーストものとして、気持ち悪さはあるけれど 他にもこういった作品がないかな?と言われるとそうでもないきがするし 衝撃のラストどころか、予想通りの結末だったし 中盤はもう、面白くなさすぎて流し読みになってしまいました 文庫で買ってたら、まだ我慢出来たかもしれないけれど なんとなく損した気分 | ||||
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直接的なネタバレはありませんが、未読の人はご注意下さい。 全体は三部構成になっていて、約半分を占める第一部「子どもたち」は、小学校4年1組で 繰り広げられる人気争い(スクールカースト)が主体で、最後に大きな事件が起きる。 第二部「教師」は、クラスの担任の立場から描かれる。そして第三部が「真相」。 正直、第一部だけを読んだ段階では、ライトノベルとかスクールカーストものが好きな人で ないと評価できないだろう。「なにこれ、このミスってラノベ路線に堕落した?」と思えてし まうかもしれない。ただ、それはそれで多少なりとも楽しめるものではある。 第二部以降、今度は教師という大人の目線で描かれるため、グッと文章も引き締まる。描写 や表現も大人向けのものになっている。その「担任教師」の目線で描かれる中に、第一部とは わずかに異なる矛盾(ヒント)がちりばめられている。それにいち早く気付くと、「ははあ、 そういうことか」と、大体の結末が読めてしまう。本格好きの読者の大半はそうだろう。 結末は、一部違った部分もあったが、概ね予想通りだった。ただ、すごく大きな謎があり、 それが論理的に解き明かされる、というタイプのミステリーではない。あくまでも叙述ミステ リーなので、だまされた人だけが、「ああ、そうだったのか」と溜飲を下げることになる。本 格好きの読者なら、矛盾点には目をつぶり、敢えてだまされてみるのも良いかも知れない。ま た最後には、少し(心理的に)ホラーめいた部分もある。 無論、欠点も多い。・死体が発見されない理由が都合良すぎる。・あだ名や人称がややこじ つけっぽい。・叙述トリックのやり方が徹底していないため早期に真相が分かる等々……。 表紙がいかにも子どもっぽいし、ここアマゾンのレビューもけっして良くはない。なので期 待せずに読んだのだが、意外と良く出来ていて楽しめた。星の数は3としたが、3.5くらい はあげても良いかと思う。 | ||||
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3部仕立てのミステリーで、子どもたちによる事件→大人たちによる解決→そして真相……の順に披露されます。 第1部が描写としても一番の見どころであり、あとは2部・3部としりすぼみな展開になっていきます。と言いますのも、 この1部で大胆なトリックを講じているため、徐々に整合性の問題が生じてしまためです。展開として取りうる可能性が限定されてくるがため、騙すにせよ、あるいは麻耶雄嵩的な打ち壊しを図るにせよ、どっちつかずな結果となってしまい、読後の爽快なカタルシスには結びつきません。 そしてこれは個人的な好みですが、そもそも第1部でのトリックにちょっと受け入れがたい所があります。ここを受容できるかできないかでも評価は変わるところでしょうが、なんにせよ気持ちよい納得は訪れないのではないかと思います。とりあえず「嫌なミステリー」で言えばまずまず、推理小説としてはもう一歩、そんな感想を持ちました。 | ||||
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第1章では学園ドラマが濃密に、 第2章で第1章との違和感を感じ始め、 第3章で腑に落ちる。 すごく綺麗にできた物語だと思う。 ネーミングの絶妙さと、構成の堅牢さがよかった。 | ||||
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帯に騙されました。 第1章は、マキとエリカのどちらが女王になるか…戦いがよく描かれていました。 第2章も展開が気になり話に引き込まれました。 第3章(最終章)残念でした… 偶然が多すぎます。特に名前… あだ名も無理がある気がします。 特にエリカとおっさん… あと、先生と旦那さんが結婚したのも理解できません。 | ||||
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本作のキモとなるトリックについては、ミステリーを読み慣れた方でしたらすぐに気付くと思います。 それだけに、このトリックを作者がどのように見せ(魅せ)てくれるか大変期待して読み進めましたが ちょっとした言葉の選択ミスや設定の甘さが気になり、必要のない深読みをしてしまったせいで 十分楽しむことができませんでした。 特に小学生の事を「児童」ではなく「生徒」としたり、「養護教諭」のことを「保険医」と表現したのは この章の主人公の設定ではありえないことだと個人的に思いました。 ただ、小学校でのいじめの手口、ボス少女ふたりの勢力争いの部分の描写は凄まじくリアルでした。 読んでいて胃が痛くなるほどでした。 | ||||
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鈍いので、真相編を読むまではっきりわからなかった。 ひとつの大きなトリックには真相編の冒頭で「ああそういうことだったかー」となったけど、そこからちょっと長いかも。 最後のどんでん返しにたどり着く頃には、もう、いらんし、みたいになってしまいました。残念。 まあ、でも、面白く読めたのでよかったと思います。後味は悪いです。 | ||||
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※オブラートに包みますがネタバレ含みます 読了後の率直な感想としては、「なんだかなあ。。」というところ。 大きくわけて二つの叙述トリックが仕掛けられてはいますが、ひとつめは確信にまではいたらないものの、すぐに予想できました。 二つめは、たしかにやや驚きはしました。 ただ、主人公のメグに対する気持ちはあからさまでそういう描写も普通にありますし、そこを種明かしされてもせいぜい「辻褄あわせ」くらいにしかなっておらず、読者を騙す必要性に説得力が感じられない。 そして最終章の種明かし。 ただただくどいです。 物語は後味が悪く、トリックも中途半端。 ラストのところを読みながら、「学級歌に伏線が盛り込まれてたら“すごい!”となったんだけどなあ」、と思いました。 目の肥えたミステリファンには、物足りない作品であることは間違いないです。 | ||||
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テレビで紹介していたので読んでみたくなりました。途中登場人物がどうつながっているのかわからなく、最後になるほどーって感じです。面白くてすぐ読んでしまいました。 | ||||
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推理小説を多数読んでいる人は内容の予想がつくと思う。 映像にできないのはちょっとね。 犯罪が露呈しないのも不自然な感じであった。 大賞?といった感じです。 | ||||
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このミス大賞は、これまでいくつか読ませていただきました。 毎回思うのですが、だからなに? と思うような作品が多い気がします。 今作はミステリー好き、あるいはミステリー小説好きなら、オチがある程度は予想出来ます。それは別にいいのです。 オチまでの間にハラハラするような展開が用意されていたり、考えさせるような展開があれば、それらを含めてミステリーだと私は思うのです。今作もそういうものが用意されてはいるのですが、やはり、だからなに? という思いが先にくるのです。文章力の問題なのか、私はお話作りをしたことがないので、専門的なことは分かりませんが、ある程度の読書はしてきたつもりです。このミスという冠が無ければ、まあこんなもんか、と思えるでしょうが、やっぱり大賞って売り出すんだからねぇ・・・ | ||||
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一部はマキVSエリカの周りを巻き込んでの壮絶中傷合戦、くだらん小学生の喧嘩やな~って感じです。 二部は行くへ不明になったエリカの話が進みます、んでも一部に登場するエリカ、マキ他の登場人物も 全くの他人。 三部で全て明らかになります、表題の意味もここで分かります。 買うと後悔するかどうか分かりませんが、図書館で借りるのが無難でしょうね。 | ||||
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平凡 既に手垢の付いた手法にがっかり。 ミステリーという事ですから、 なんらかの新しさがあってもいいでしょうが、 映画や他の小説で見たものばかり。 | ||||
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物語の面白さとしては、大変よかったとおもいます。 文章も読みやすく、キレイにまとまっています。 またこの現代において、ないとも言い切れないリアルなストーリーも、 恐怖を煽り良かったと思います。 ただ、ミステリーとしては期待しない方が、満足できたように思います。 さすがにラスト、少し無理があったんじゃないかな? あまりミステリーを読み慣れていない方や、 途中でラストを暴いてやろうと考えながら読むタイプでない方には、かなり良い作品です。 | ||||
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引き込まれて一気に読んでしまうぐらい面白かったです ただ帯に書かれたほどのどんでん返しとは・・・ 1部の派閥争いからのいじめや子供の純粋な怖さは良かったものの 2部、3部と失速した感じです 性別、人物ミスリード物ですが あまりに露骨にしすぎて逆にわかりやすく 真相が分かってもああやっぱりという感じ ただ女の子のあだ名にオッサンはさすがにねーだろ | ||||
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作中の仕掛けが明らかになってから広がるドラマと仕掛けが全ての作品とは全然違うと思います。 私は人並み(?)にミステリー作品は読んでいる方ですから仕掛けには驚かなかったけれど、それが全ての物語ではなかったので素直に面白かった!と感じました。 第1部の直後を想像すると鳥肌たちます。楽しい読書の時間をありがとうございます。素晴らしいエンターテイメント小説でした。これからも2人で1人の仮面ライダー…ではなく、作品を楽しみにしています。 | ||||
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このミスの公式サイトで選評が出た時から発売を心待ちにしていましたが、お金を払って読んだ者の立場としては「微妙……」が素直な感想でした。 帯に羅列されている選考委員からの宣伝文句を真に受けすぎて、「騙されずに自分で真相を導き出してみせる」と構えてしまったことが最大の原因かもしれませんが宣伝ほどの驚きもなにもありませんでした。 小説は文字だけで勝負することになるので叙述トリックが仕掛けられていることも想像の範囲内でしたが、まず子ども達に付けられている様々なあだ名が狙いすぎている。 あだ名が授けられている子どもが多すぎて、「これは絶対に後でなにかあるな」と思わせているも同然です。 実際、読了したら全ての勘は当たっていました。 第一章の幕切れまでは、さすがに予想できませんでしたが。 作者が読者を最も騙したかったであろう第二章ですが、全くその役目を果たしていないことがすぐにわかってしまいます。 第一章の人物配置や人間関係がしっかり頭に入っていれば騙される要素はどこにもありません。 これが最終章への導入になっていますが、作者が読者を騙すことを目論む以外に「必要性」が感じられないのです。 人間関係をいじくることで読者を混乱させようとしていますが、作者の目的が見え見えである以上苦笑いしながら読むしかありませんでした。 本当に、ちょっとあざとく狙いすぎです。 最終章で全ては明かされますが、ここまでこの話を引っ張る必要があったのだろうかと拍子抜けするほどでした。 全ては大きすぎる期待を抱いて読み始めたことが原因ですが、帯でそう謳う以上読む前から読者が期待するのは当然です。 この作品には、その期待に応えてもらいたかったですが残念でした。 ただ、第一章は時間の経過も忘れるほど夢中になって読み進めるほど面白かったです。 「今時の小学生って、怖いな」と思わざるを得ませんでした。 | ||||
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小学校の1クラスで起こった女子同士の抗争の顛末。 比喩表現が駆使された小4の語り口とは思えない表現はご愛嬌として、 文章力は非常に高い。 読まないとわからないことなのでネタばれにはならないと思いますが、 ・浴衣の件、いい子ぶりっ子、この辺は真相につながってます!? ・あだ名にむりがある!? ここだけちょっと引っかかりました。 全体としては、 第1章で抗争の生々しさに引き込まれ、 第2章であれれと違和感を覚え、 第3章でそうきたか、と。 作者の仕掛ける罠を予想しつつ読みましたが、 さすがに仕掛けが凝りすぎており、 全てには思いが至りませんでした。 いや、そのトリック以上に物語の真相がダーク。 いい話っぽく終わっているものの冷静に考えるとイヤミスでは!? と混乱する、妙な余韻の残る不思議な読後感でした。 湊かなえ『告白』や麻耶雄嵩『さよなら神様』に近いかも。 | ||||
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第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。日本では例を見ない女性ふたりの手による合作。 内容はここ数年でやたら増えた「桐島、部活やめるってよ」に代表されるいわゆるスクール・カーストものの小学生バージョン。 舞台は地方の小学校。クラスでは女子の方が人数が多く、女王として取り巻きを従え、 暴虐の限りを尽くしていた女子児童の前に、都会から美しく洗練された転校生があらわれ、 ふたりは激しく対立し合い、利害を強め、まわりの児童たちを巻き込みながら、ある悲劇へと突き進んでいく……。 三部構成で、女王としてのプライドと威信をかけ、相手をおとしめ陰湿なやりくちでお互いが策略をはかり合う一部は それなりに面白く読める。 だが、同時にミステリをある程度読み慣れたものには、冒頭からかなり見え見えというか丸わかりというべき仕掛けがちらつき、 真相が明かされる三部めに至るころには読み手の想像を超えない着地点に落胆をおぼえる。 タイトルは秀逸であるし、清水寺のキーホルダーやウシガエル、タガメなどディテールも効果的なだけに、あざとすぎる 書き方で損をしている感が否めず、そのせいでアンファンテリブルを扱った主題がひどく人工的なものに成り下がり残念だ。 あと、読後に表紙を読み返すと微妙にアンフェアに感じた。 | ||||
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