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女王はかえらない
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女王はかえらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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少し前の時代では起こり得そうなストーリー仕立てでとても面白かったです。 | ||||
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「ここの部分が、もし、こういう仕掛けになっているとしたら、ちょっとずるい(都合がよすぎる)」と思いながら読み進めていくと、実際にそういう仕掛けだったので、少し残念でした。 他の方々のレビューにも、仕掛けについて低評価のレビューが散見されますが、それもおそらく、「仕掛けの見当がついてしまうこと」より、「仕掛けを実現する際の都合のよさ」に対する不満なのではないか、と思います。 お話としては面白かったです。ぐいぐい引き込まれる文章も素晴らしかったです。 | ||||
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いやまあ大賞受賞するだけのことはある作品だと思う いや、これね、「大賞をとった推理小説」とわかった状態で読むから、 そういうつもりで読んでるんだけど、 そういう前提知識すらない状態で読んだら、そもそも「推理小説」って思わないよ。 少なくとも2部の終盤まではね。 たぶんそういう読み方が一番楽しめると思う。 で、まあ推理小説をときどき読むような人が、 この作品を推理小説だと思って読み始めれば、1部の序盤で、 「ははーん、これはあのパターンだな」と予想するはずだ。 つまり、人称とか呼称を使い分けることで、 「実はこの人とこの人は同一人物でしたー」とかのやつ。 それはそうなのだけど、思ってたのとだいぶ違うことになる。 作者は知らなかったけど、早稲田大学の文学部卒だそうで、 ゴリゴリの文系タイプだ。 いかにも、文学部です、って感じの作品だとは思った。 | ||||
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作者は早稲田の文学部卒だそうで、たしかにいかにも文学部です、という作風が漂う。 3部構成で、まったく完全に予備知識ゼロで読み始めたとすると、たぶん2部の終盤まで、これが「ミステリー」だと思わないはずだ。ふつうの文学作品と感じるだろう。 でも「ミステリー」だと知ったうえで読み始めると、1部の序盤あたりで、「ははーん、これはあのパターンだな」と感づくだろうし、それは当たっている。・・・のだけども、作者側も、読者が感づくことは想定済みだ。そこらへんは双方がわかった、わかられていることをわかった、わかられていることをわかっていることをわかったうえで、作品を楽しみたい。 作品は北関東の田舎町の「針山」が舞台だ。実際の地名ではないが、個人的には、群馬県吾妻郡中之条町の嵩山を想像しながら読んだ。夏を象徴する要素が散りばめられており、夏の田んぼのカエルの鳴き声を聞きながら、群馬の山奥の温泉旅館の座敷に寝っ転がって半日ぐらいで読了するのには最適な作品だ。 | ||||
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本書は、小学校のクラスメートをニックネームで呼び合う、スクールカーストをベースとした犯罪小説である。警察や探偵は出てこない。当事者だけで物語が語られるが故、内向きに、陰湿に展開する。本書のタイトルは、残酷な結論である。 | ||||
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叙述トリックの醍醐味は「はぁ~、そういうことだったのか」という賛嘆のため息をつかせることだと思います。 この作品のトリックの場合「そりゃ、無理がある」という感想です。プロットとトリックの根幹をなす部分に強引な力技とご都合主義が絡みすぎです。 | ||||
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一部は面白いです。しかし叙述トリックありきの作品になってしまっていて、読後に何も残らない。 | ||||
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他にも仰っている方がいましたが、第一部は面白かったです。 ただそれ以降が、意外性を狙ったであろうのに、ある程度ミステリを読み慣れている人にとっては、まったく意外性のない展開。読了感もすっきりしないものだけが残ります。いっそ落ちた女王がやはり女王に復帰してクラスを以前とは別の形で支配するというような話としてまとめたほうが、もっとずっと面白くなったのではないかと思いました。 | ||||
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なぜ大賞獲れたのかもハッキリいって謎。ミステリーとしては全然ダメです。何かが起こるかと思わせといて何もおきないままダラダラ時間が経過し、それを受けるわけでもないゴミのような2部があり、真相とか言う名のどうでもいい3部がオマケのようについてきます。ハッキリ言って読んでいてどんどんツマラナクなります。叙述トリックも今更な内容だし、何より真相がつまらない上に読後感も最悪です。作者は何がしたかったんでしょうね。古本でも買う価値ないでしょうね。つか「このミス」は信用出来ないという良い事例にだけはなります。 | ||||
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適当に読んでたら、徹夜で読んでしまいました。 それくらいに面白かったです。 ただ、他のレビューでボロクソ言われてますが、 それもわかります。後半は自分は嫌いではないですが、 本格ミステリ求める人だとまぁイヤだろうな、という感じ。 ストーリーは好きです。人間性もよく書けてると思うので、 引き込まれる。ただ大筋がもっと一本調子だと良かったのかな。 面白くないのではなく、好き嫌いがひどく別れる作品という感じ。 ただ自分的には、なかなか良かった。 | ||||
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意外な展開と時空の流れに虚をつかれ、良い意味で一気読みさせられました。途中こじつけ感も多少ありましたが、前頁を読み返し、成る程と思わせてくれました。単なるスクールカーストの話ではなく、そこに二転三転の展開を挟んだ作者の思惑に見事嵌められました。 | ||||
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想像もつかぬ展開に、意表を突かれました。とても読み応えがありました。 | ||||
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第13回「このミステリーがすごい!大賞大賞受賞作品。 ちらっと冒頭を読むだけのつもりが、つい一気読みしてしまって気がついたら夕方になっていた。 それだけ物語に引き込む力とリーダビリティがすごい。冒頭からどぎついキャラを登場させていることといい、エンタメの見本かな。 ミステリー的には、あとがきにもあったけれどよくある手法を散りばめている。なのでかまえて見ていると騙されどころはわかってしまうかも。個人的にはこれ、ミステリー!!って売り方をしないで小学校のスクールカーストものだよ☆って売り方した方が読者の度肝を抜けるんじゃないかと思う。 スクールカースト系エンタメ小説としても十分面白いし。 気になるところは、キャラクターがとても小学四年生には見えないこと。これが小学六年生ならまだ割と説得力があったと思うけれど、一部の子だけならともかく皆が皆こんなに大人びて権謀術数繰り広げるかなあ。10才になるかならないかの年齢で。何故小学四年生の設定にしたんだろう? 子どもならではの残酷さ~ってあとがきにあったけれど、これは子どもならではの無知・純真による残酷さじゃなくて明らかに大人的な残酷さだろう。殴られると痛いとわからないから殴るんじゃなくて、殴られると痛いとわかってるから殴ってるもの。 それにしても終始嫌な気分になる話だったなあ。イヤミスってやつですかね。 以下ネタバレ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ まあ叙述トリックなんですけど、主人公がぼくっ娘は反則かな。もうちょっとそこをからかう描写とかあったらよかったけど。 ただ、性別誤認ミスリードをぼくっ娘とあだ名だけに頼っていないことには素直に感心。 将棋が得意なのは? 物知り博士なのは?→男の子 争いは良くない、と止める気弱な学級委員は?→女の子 といった、性別についての私たちの無意識の思い込みも逆手にとられているから。 この小説、こういうところを見ると非常に丁寧に作られているのがわかる。無理があるところはあるけれど、こういう丁寧に話をつくれる作者さんには好感をもてる。 | ||||
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悪くもなく特別良いわけでもない感じ。 名前と性別がややこしい。 【未読者注意】 私は感情移入しやすいせいかマキ【牧村敏江】が一番良かった。親を大切に思う事が出来る子、多分早くの出産で苦労した事をマキは知っている母思いな子だと感じる。虐められる立場になり精神的にきつくなりつつも弱みは見せず母の為ベビーカステラを買う姿が脳裏によみがえる。 | ||||
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最初の100ページはとても面白く読めました。けれど、真ん中あたりがちょっとだるい。で、最後に事件の詳細が明かされるのですが、いろいろ詰め込み過ぎで混乱しそうになりました。上手いのは上手いのですが…スカッとするどころか逆にモヤモヤ。最終盤のどんでん返しは、蛇足でしょう。 勧善懲悪モノではないため、読後にスッキリ感は得られません。 | ||||
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物語としてはまとまっているのだが・・・ トリックにリアリティがなさすぎる。 すっきりした、というよりは、強引だ、と感じたことが残念だ。 | ||||
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【あらすじ】 主人公「ぼく」のクラスに確立する、絶対的なスクール・カースト。その頂点に君臨する女王マキ。 誰もがマキに気を使い、マキの女王としての地位は揺るぎないものに思えた。 しかし、東京から転校してきたエリカの存在が、スクール・カーストに亀裂を入れた。 マキは女王の地位から転落し、代わりにエリカが女王となる。そしてそれが、悲劇を生むことに―― 【感想】 第一部はとても面白かったです。「ぼく」視点で描かれる小学生同士の抗争が、実に生々しかったです。 しかし、第二部の教師視点から、話がグダグダで冗長に……事件の結末も納得がいきませんでした。 そして、第三部で明かされる真実は、無理矢理感が酷かったです。トリックの為に、設定がある……と 言いますか……読後感がストンといかず、もやもやだけが残りました。 | ||||
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第一部はすばらしくおもしろいです。 小学三年生の一人称にしてはあまりにも大人な文章、ということに目をつぶれば、クラス内の階級と揉め具合は迫力満点です。 ただ、第二部になると、ブレーキがかかります。 ミステリを読みなれた人なら、ああ、あのトリックか、と見当がつきます。 そしてトリックを成立させるために、作者がかなり無理をしていて、窮屈な感じがします。 そして第三部。 予想していたトリックがあかされるので、やっぱりとしか感じません。 少し意外な種明かしもあるのですが、メインのトリックで、なあんだ、と思ってしまっているので、あまりびっくりもしません。 先例のあるトリックを使ってはいけない、などとは思いませんが、使ってもあまり読者に感慨を与えることができないんだな、とわかりました。 ただ、このトリックを知らない人ならば、おお、と感心するかもしれません。 | ||||
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基本的に第一部のスクールカーストはなかなか読ませてくれます。 ですが二部に入れば小説をよく読む人なら、ほぼトリックに気が付くと思います。 あとミスリードを誘うためのニックネームは、もう少し何とかなっただろうという手抜き感が強く、文体も平たく読みやすいかもしれませんが、せっかくのトリックを殺してしまってるように感じます。 読み終わった直後にこのレビューを書いてるので覚えてますが多分すぐに忘れてしまうだろう印象の薄い作品でした。 | ||||
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ミステリっぽい大どんでん返し、おもしろかった! それ以上に田舎の女子小学生の閉鎖的な感じが すごく伝わってきて。地方で育った女性なら、 誰でも共感できるって思うくらいリアル。 作家さんが女性と知ってさらに納得でした。 | ||||
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