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女王はかえらない
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女王はかえらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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少し前の時代では起こり得そうなストーリー仕立てでとても面白かったです。 | ||||
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「ここの部分が、もし、こういう仕掛けになっているとしたら、ちょっとずるい(都合がよすぎる)」と思いながら読み進めていくと、実際にそういう仕掛けだったので、少し残念でした。 他の方々のレビューにも、仕掛けについて低評価のレビューが散見されますが、それもおそらく、「仕掛けの見当がついてしまうこと」より、「仕掛けを実現する際の都合のよさ」に対する不満なのではないか、と思います。 お話としては面白かったです。ぐいぐい引き込まれる文章も素晴らしかったです。 | ||||
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いやまあ大賞受賞するだけのことはある作品だと思う いや、これね、「大賞をとった推理小説」とわかった状態で読むから、 そういうつもりで読んでるんだけど、 そういう前提知識すらない状態で読んだら、そもそも「推理小説」って思わないよ。 少なくとも2部の終盤まではね。 たぶんそういう読み方が一番楽しめると思う。 で、まあ推理小説をときどき読むような人が、 この作品を推理小説だと思って読み始めれば、1部の序盤で、 「ははーん、これはあのパターンだな」と予想するはずだ。 つまり、人称とか呼称を使い分けることで、 「実はこの人とこの人は同一人物でしたー」とかのやつ。 それはそうなのだけど、思ってたのとだいぶ違うことになる。 作者は知らなかったけど、早稲田大学の文学部卒だそうで、 ゴリゴリの文系タイプだ。 いかにも、文学部です、って感じの作品だとは思った。 | ||||
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作者は早稲田の文学部卒だそうで、たしかにいかにも文学部です、という作風が漂う。 3部構成で、まったく完全に予備知識ゼロで読み始めたとすると、たぶん2部の終盤まで、これが「ミステリー」だと思わないはずだ。ふつうの文学作品と感じるだろう。 でも「ミステリー」だと知ったうえで読み始めると、1部の序盤あたりで、「ははーん、これはあのパターンだな」と感づくだろうし、それは当たっている。・・・のだけども、作者側も、読者が感づくことは想定済みだ。そこらへんは双方がわかった、わかられていることをわかった、わかられていることをわかっていることをわかったうえで、作品を楽しみたい。 作品は北関東の田舎町の「針山」が舞台だ。実際の地名ではないが、個人的には、群馬県吾妻郡中之条町の嵩山を想像しながら読んだ。夏を象徴する要素が散りばめられており、夏の田んぼのカエルの鳴き声を聞きながら、群馬の山奥の温泉旅館の座敷に寝っ転がって半日ぐらいで読了するのには最適な作品だ。 | ||||
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本書は、小学校のクラスメートをニックネームで呼び合う、スクールカーストをベースとした犯罪小説である。警察や探偵は出てこない。当事者だけで物語が語られるが故、内向きに、陰湿に展開する。本書のタイトルは、残酷な結論である。 | ||||
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適当に読んでたら、徹夜で読んでしまいました。 それくらいに面白かったです。 ただ、他のレビューでボロクソ言われてますが、 それもわかります。後半は自分は嫌いではないですが、 本格ミステリ求める人だとまぁイヤだろうな、という感じ。 ストーリーは好きです。人間性もよく書けてると思うので、 引き込まれる。ただ大筋がもっと一本調子だと良かったのかな。 面白くないのではなく、好き嫌いがひどく別れる作品という感じ。 ただ自分的には、なかなか良かった。 | ||||
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意外な展開と時空の流れに虚をつかれ、良い意味で一気読みさせられました。途中こじつけ感も多少ありましたが、前頁を読み返し、成る程と思わせてくれました。単なるスクールカーストの話ではなく、そこに二転三転の展開を挟んだ作者の思惑に見事嵌められました。 | ||||
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想像もつかぬ展開に、意表を突かれました。とても読み応えがありました。 | ||||
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第13回「このミステリーがすごい!大賞大賞受賞作品。 ちらっと冒頭を読むだけのつもりが、つい一気読みしてしまって気がついたら夕方になっていた。 それだけ物語に引き込む力とリーダビリティがすごい。冒頭からどぎついキャラを登場させていることといい、エンタメの見本かな。 ミステリー的には、あとがきにもあったけれどよくある手法を散りばめている。なのでかまえて見ていると騙されどころはわかってしまうかも。個人的にはこれ、ミステリー!!って売り方をしないで小学校のスクールカーストものだよ☆って売り方した方が読者の度肝を抜けるんじゃないかと思う。 スクールカースト系エンタメ小説としても十分面白いし。 気になるところは、キャラクターがとても小学四年生には見えないこと。これが小学六年生ならまだ割と説得力があったと思うけれど、一部の子だけならともかく皆が皆こんなに大人びて権謀術数繰り広げるかなあ。10才になるかならないかの年齢で。何故小学四年生の設定にしたんだろう? 子どもならではの残酷さ~ってあとがきにあったけれど、これは子どもならではの無知・純真による残酷さじゃなくて明らかに大人的な残酷さだろう。殴られると痛いとわからないから殴るんじゃなくて、殴られると痛いとわかってるから殴ってるもの。 それにしても終始嫌な気分になる話だったなあ。イヤミスってやつですかね。 以下ネタバレ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ まあ叙述トリックなんですけど、主人公がぼくっ娘は反則かな。もうちょっとそこをからかう描写とかあったらよかったけど。 ただ、性別誤認ミスリードをぼくっ娘とあだ名だけに頼っていないことには素直に感心。 将棋が得意なのは? 物知り博士なのは?→男の子 争いは良くない、と止める気弱な学級委員は?→女の子 といった、性別についての私たちの無意識の思い込みも逆手にとられているから。 この小説、こういうところを見ると非常に丁寧に作られているのがわかる。無理があるところはあるけれど、こういう丁寧に話をつくれる作者さんには好感をもてる。 | ||||
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ミステリっぽい大どんでん返し、おもしろかった! それ以上に田舎の女子小学生の閉鎖的な感じが すごく伝わってきて。地方で育った女性なら、 誰でも共感できるって思うくらいリアル。 作家さんが女性と知ってさらに納得でした。 | ||||
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書店で「このミス大賞」と大々的にあったので、数ページ立ち読みして購入を決めました。 帯や、あおりポップはあえて見ず、先入観なく本を読んだので、過剰な期待もせず、 普通にミステリーとして楽しく読めました。 あおりやポップを見てしまうと、先入観や期待値が上がってしまう為、 編集側もあおりすぎはそろそろやめるべき… | ||||
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読みながら思い描く予想は次々に覆され、物語の核心も最後まで見破ることができませんでした。 すっかり騙されたことに気づいた後には、小さな伏線の数々が理解できました。 そして、怖いことだと思いながら、読後は切なかったです。 書評やレビュー、帯も見ないように気をつけ、情報を入れずに読んでみました。 うまく楽しめた気がします。 | ||||
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とても読みやすく、一気に読み終わりました。 トリックはありがちですし、ストーリーも斬新さはありませんが、、、“読みやすく物語に入り込める”というのは描写や運び方が上手なんだと思います。 ちょっとネタばれになりますが、 タガメが出てきた時、かなり違和感があり(今では田舎でもなかなか見られなくなっている生き物だから)「さては!」と思ったのが的中して嬉しくなりました。 “読み通り”なのを残念に思う声も多いようですが、わたしは逆に楽しかったです。 自分の読みがどこまで合っているか。パズルでいえば“初級~中級”といったところかもしれませんが、やったー!当たった!と、いう満足感が得られました。 表紙を見て店頭で衝動買いしたのですが、後悔はないです。 | ||||
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手厳しい意見をチラホラ見かけますが… 確かにあれこれ読んだミステリー好きさんが読んだら…と思うと『なんだかなぁ…』となると思います。大賞もとったと聞けば期待ハズレ感は否めないです。 が内容は面白く無いか?といえばそんな事も無く私は面白く読みました! スクールカーストの話は万人に共感を与えるハズですし、田舎の小さな町の学校の1クラス内でわちゃわちゃしてる子供達1人1人思い描ける位描写も丁寧だし、 文章も凄く読みやすく、わかり易い小説だと思います。 トリック…というかネタばらしにもって行き方も変に捻られ過ぎず、凄くわかりやすい。 これからミステリー小説とっかかる。 という人にはうってつけの作品じゃないですかね? 大賞もこの作品は偏り無く 『平均点以上』でかっさらったみたいなので…なんとなく納得です。 | ||||
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近くの本屋3軒になかったので、こちらで購入しました。 小4の娘が面白いと読んでいます。 | ||||
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鈍いので、真相編を読むまではっきりわからなかった。 ひとつの大きなトリックには真相編の冒頭で「ああそういうことだったかー」となったけど、そこからちょっと長いかも。 最後のどんでん返しにたどり着く頃には、もう、いらんし、みたいになってしまいました。残念。 まあ、でも、面白く読めたのでよかったと思います。後味は悪いです。 | ||||
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テレビで紹介していたので読んでみたくなりました。途中登場人物がどうつながっているのかわからなく、最後になるほどーって感じです。面白くてすぐ読んでしまいました。 | ||||
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物語の面白さとしては、大変よかったとおもいます。 文章も読みやすく、キレイにまとまっています。 またこの現代において、ないとも言い切れないリアルなストーリーも、 恐怖を煽り良かったと思います。 ただ、ミステリーとしては期待しない方が、満足できたように思います。 さすがにラスト、少し無理があったんじゃないかな? あまりミステリーを読み慣れていない方や、 途中でラストを暴いてやろうと考えながら読むタイプでない方には、かなり良い作品です。 | ||||
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作中の仕掛けが明らかになってから広がるドラマと仕掛けが全ての作品とは全然違うと思います。 私は人並み(?)にミステリー作品は読んでいる方ですから仕掛けには驚かなかったけれど、それが全ての物語ではなかったので素直に面白かった!と感じました。 第1部の直後を想像すると鳥肌たちます。楽しい読書の時間をありがとうございます。素晴らしいエンターテイメント小説でした。これからも2人で1人の仮面ライダー…ではなく、作品を楽しみにしています。 | ||||
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小学校の1クラスで起こった女子同士の抗争の顛末。 比喩表現が駆使された小4の語り口とは思えない表現はご愛嬌として、 文章力は非常に高い。 読まないとわからないことなのでネタばれにはならないと思いますが、 ・浴衣の件、いい子ぶりっ子、この辺は真相につながってます!? ・あだ名にむりがある!? ここだけちょっと引っかかりました。 全体としては、 第1章で抗争の生々しさに引き込まれ、 第2章であれれと違和感を覚え、 第3章でそうきたか、と。 作者の仕掛ける罠を予想しつつ読みましたが、 さすがに仕掛けが凝りすぎており、 全てには思いが至りませんでした。 いや、そのトリック以上に物語の真相がダーク。 いい話っぽく終わっているものの冷静に考えるとイヤミスでは!? と混乱する、妙な余韻の残る不思議な読後感でした。 湊かなえ『告白』や麻耶雄嵩『さよなら神様』に近いかも。 | ||||
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