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女王はかえらない
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女王はかえらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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一部は面白いです。しかし叙述トリックありきの作品になってしまっていて、読後に何も残らない。 | ||||
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悪くもなく特別良いわけでもない感じ。 名前と性別がややこしい。 【未読者注意】 私は感情移入しやすいせいかマキ【牧村敏江】が一番良かった。親を大切に思う事が出来る子、多分早くの出産で苦労した事をマキは知っている母思いな子だと感じる。虐められる立場になり精神的にきつくなりつつも弱みは見せず母の為ベビーカステラを買う姿が脳裏によみがえる。 | ||||
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最初の100ページはとても面白く読めました。けれど、真ん中あたりがちょっとだるい。で、最後に事件の詳細が明かされるのですが、いろいろ詰め込み過ぎで混乱しそうになりました。上手いのは上手いのですが…スカッとするどころか逆にモヤモヤ。最終盤のどんでん返しは、蛇足でしょう。 勧善懲悪モノではないため、読後にスッキリ感は得られません。 | ||||
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物語としてはまとまっているのだが・・・ トリックにリアリティがなさすぎる。 すっきりした、というよりは、強引だ、と感じたことが残念だ。 | ||||
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第一部はすばらしくおもしろいです。 小学三年生の一人称にしてはあまりにも大人な文章、ということに目をつぶれば、クラス内の階級と揉め具合は迫力満点です。 ただ、第二部になると、ブレーキがかかります。 ミステリを読みなれた人なら、ああ、あのトリックか、と見当がつきます。 そしてトリックを成立させるために、作者がかなり無理をしていて、窮屈な感じがします。 そして第三部。 予想していたトリックがあかされるので、やっぱりとしか感じません。 少し意外な種明かしもあるのですが、メインのトリックで、なあんだ、と思ってしまっているので、あまりびっくりもしません。 先例のあるトリックを使ってはいけない、などとは思いませんが、使ってもあまり読者に感慨を与えることができないんだな、とわかりました。 ただ、このトリックを知らない人ならば、おお、と感心するかもしれません。 | ||||
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ミステリーや本格推理小説に精通している方は 本作をスルーしてOKです。 1章のニックネーム表記でピンときちゃうでしょう。 展開もトリックもみなさんが予想する範疇に収まっており 特別驚きを与えてくれるわけではありません。 それでも帯等での煽りがなければもう少し評価できたかもしれません。 売りたいのはわかるけど 「どんでん返しあるよ~」っていう宣伝文句は逆効果であることを 出版社さんにはもう少し学んでほしい。 | ||||
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このミス大賞ということで、気になっていた作品。今回文庫になったというので読んでみた。 片田舎の小学校に転校生がやってくるのだが、その美しい少女が、それまでクラスで女王として君臨していた少女の座を脅かすようになり、やがて激化した権力闘争は悲劇を生むという話なのだけれど、一章の小学校のシーンがとにかく素晴らしくて夢中で読んだ。 この嫌な感じ、上手いなあ。 ただ、「二度読み必至」などと煽られていたこともあって、ミステリーのトリックが早々にわかってしまったのが残念。こういうネタなんだろうな、という予想が覆されずに進んでしまって、冒頭が面白かっただけに残念だった。 それでも、ただのトリックありきの物語にはなりきっていない気はする。トリックは若干やりすぎだけれど、ミステリーを読み慣れていない人ならば驚けるだろうし楽しめるかもしれない。 | ||||
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本屋でなんとなく目に入って買ってみて、ついさきほど読了。 トリックというかギミックというか、文章の流れがそちらにばかり気が向いていて、細かな文章や設定に違和感があります。 中には、無理矢理ねじ込んだようなものもあって、初心者ながらに「そこはさすがに無理あんじゃね?」と思いながら 内容も相まってとても読後感は悪いです。さくっと流されていますが、主要な人物以外の心情たるや その背景にあるであろう、その人物たちの人生を考えると、とても居た堪れない気持ちになり、読了しても「あー、おもしろかった!」とはならなかった。 読了してからの第1部冒頭を読み返した時の何とも言えない感じは良かったです。 | ||||
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スクールカースト系は、共感しやすい。故にその部分は面白く読んだ。 2部で違和感。 誘拐?拉致監禁?行方不明事件には随分とおっとり構えてるのに、タバコと盗み(個人的には「家のモノを持ち出した」を「盗み」というのもなんか違うんだけど)を物凄い大事件として反応してるのが、これまたなんか違う。 好奇心でタバコ吸ってみる話と、2ヶ月監禁(→こういうのは何事が起こってたのかは容易に推測できる故に、「見つかってよかったねえ」だけを手放しで言える系の精神構造は分からないタチだから)の話の、捉え具合が余りにも「なんか違う」。 で、終盤の事件描写のトコで「蠅の王」だ、と。こういう描写はやっぱり2番煎じや焼き直しに思えちゃうなあ…で、途端に醒めたw まあ普通に楽しめました。 …表紙絵見た時「双子の争いの話か?それとも経験によりタイプを変えた少女の話か?」と思ってしまったw キャラは記号だから、厳密な事いう気はないが、「この二人は別の人」位は明確に分かる様に描いて欲しかったりして。 | ||||
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『このミス』大賞受賞作。やられた感を味わえることも出来ますが、多くの方が語られているように新鮮さはありません。第二部あたりで何となく気づく方も多いのではと思います。『このミス』らしい作品といえば、そうだと思います。 この核の仕掛けを、小学生のクラスの権力闘争の結末とどう上手く絡めて仕込んだのか、が評価の分かれ目かと思います。重点を事件の結末・真相に置くのか、そうだったのかという読後感におくのかで変わってきます。 但し、伏線は張り巡らされ、読者を驚かせようという意気込みは伝わってきます。 | ||||
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(第二部 教師)は第一部が派手なのでかすんでますが、読み応えがありました。 幼い口調ながら残忍な方向にエスカレートしていくいじめが読んでいて胃が痛くなりました。 狙いすぎな設定が、ちょっと話を軽くしている印象がありますが文章が上手なので楽しかったです。 | ||||
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直接的なネタバレはありませんが、未読の人はご注意下さい。 全体は三部構成になっていて、約半分を占める第一部「子どもたち」は、小学校4年1組で 繰り広げられる人気争い(スクールカースト)が主体で、最後に大きな事件が起きる。 第二部「教師」は、クラスの担任の立場から描かれる。そして第三部が「真相」。 正直、第一部だけを読んだ段階では、ライトノベルとかスクールカーストものが好きな人で ないと評価できないだろう。「なにこれ、このミスってラノベ路線に堕落した?」と思えてし まうかもしれない。ただ、それはそれで多少なりとも楽しめるものではある。 第二部以降、今度は教師という大人の目線で描かれるため、グッと文章も引き締まる。描写 や表現も大人向けのものになっている。その「担任教師」の目線で描かれる中に、第一部とは わずかに異なる矛盾(ヒント)がちりばめられている。それにいち早く気付くと、「ははあ、 そういうことか」と、大体の結末が読めてしまう。本格好きの読者の大半はそうだろう。 結末は、一部違った部分もあったが、概ね予想通りだった。ただ、すごく大きな謎があり、 それが論理的に解き明かされる、というタイプのミステリーではない。あくまでも叙述ミステ リーなので、だまされた人だけが、「ああ、そうだったのか」と溜飲を下げることになる。本 格好きの読者なら、矛盾点には目をつぶり、敢えてだまされてみるのも良いかも知れない。ま た最後には、少し(心理的に)ホラーめいた部分もある。 無論、欠点も多い。・死体が発見されない理由が都合良すぎる。・あだ名や人称がややこじ つけっぽい。・叙述トリックのやり方が徹底していないため早期に真相が分かる等々……。 表紙がいかにも子どもっぽいし、ここアマゾンのレビューもけっして良くはない。なので期 待せずに読んだのだが、意外と良く出来ていて楽しめた。星の数は3としたが、3.5くらい はあげても良いかと思う。 | ||||
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3部仕立てのミステリーで、子どもたちによる事件→大人たちによる解決→そして真相……の順に披露されます。 第1部が描写としても一番の見どころであり、あとは2部・3部としりすぼみな展開になっていきます。と言いますのも、 この1部で大胆なトリックを講じているため、徐々に整合性の問題が生じてしまためです。展開として取りうる可能性が限定されてくるがため、騙すにせよ、あるいは麻耶雄嵩的な打ち壊しを図るにせよ、どっちつかずな結果となってしまい、読後の爽快なカタルシスには結びつきません。 そしてこれは個人的な好みですが、そもそも第1部でのトリックにちょっと受け入れがたい所があります。ここを受容できるかできないかでも評価は変わるところでしょうが、なんにせよ気持ちよい納得は訪れないのではないかと思います。とりあえず「嫌なミステリー」で言えばまずまず、推理小説としてはもう一歩、そんな感想を持ちました。 | ||||
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第1章では学園ドラマが濃密に、 第2章で第1章との違和感を感じ始め、 第3章で腑に落ちる。 すごく綺麗にできた物語だと思う。 ネーミングの絶妙さと、構成の堅牢さがよかった。 | ||||
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帯に騙されました。 第1章は、マキとエリカのどちらが女王になるか…戦いがよく描かれていました。 第2章も展開が気になり話に引き込まれました。 第3章(最終章)残念でした… 偶然が多すぎます。特に名前… あだ名も無理がある気がします。 特にエリカとおっさん… あと、先生と旦那さんが結婚したのも理解できません。 | ||||
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※オブラートに包みますがネタバレ含みます 読了後の率直な感想としては、「なんだかなあ。。」というところ。 大きくわけて二つの叙述トリックが仕掛けられてはいますが、ひとつめは確信にまではいたらないものの、すぐに予想できました。 二つめは、たしかにやや驚きはしました。 ただ、主人公のメグに対する気持ちはあからさまでそういう描写も普通にありますし、そこを種明かしされてもせいぜい「辻褄あわせ」くらいにしかなっておらず、読者を騙す必要性に説得力が感じられない。 そして最終章の種明かし。 ただただくどいです。 物語は後味が悪く、トリックも中途半端。 ラストのところを読みながら、「学級歌に伏線が盛り込まれてたら“すごい!”となったんだけどなあ」、と思いました。 目の肥えたミステリファンには、物足りない作品であることは間違いないです。 | ||||
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このミス大賞は、これまでいくつか読ませていただきました。 毎回思うのですが、だからなに? と思うような作品が多い気がします。 今作はミステリー好き、あるいはミステリー小説好きなら、オチがある程度は予想出来ます。それは別にいいのです。 オチまでの間にハラハラするような展開が用意されていたり、考えさせるような展開があれば、それらを含めてミステリーだと私は思うのです。今作もそういうものが用意されてはいるのですが、やはり、だからなに? という思いが先にくるのです。文章力の問題なのか、私はお話作りをしたことがないので、専門的なことは分かりませんが、ある程度の読書はしてきたつもりです。このミスという冠が無ければ、まあこんなもんか、と思えるでしょうが、やっぱり大賞って売り出すんだからねぇ・・・ | ||||
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引き込まれて一気に読んでしまうぐらい面白かったです ただ帯に書かれたほどのどんでん返しとは・・・ 1部の派閥争いからのいじめや子供の純粋な怖さは良かったものの 2部、3部と失速した感じです 性別、人物ミスリード物ですが あまりに露骨にしすぎて逆にわかりやすく 真相が分かってもああやっぱりという感じ ただ女の子のあだ名にオッサンはさすがにねーだろ | ||||
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第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。日本では例を見ない女性ふたりの手による合作。 内容はここ数年でやたら増えた「桐島、部活やめるってよ」に代表されるいわゆるスクール・カーストものの小学生バージョン。 舞台は地方の小学校。クラスでは女子の方が人数が多く、女王として取り巻きを従え、 暴虐の限りを尽くしていた女子児童の前に、都会から美しく洗練された転校生があらわれ、 ふたりは激しく対立し合い、利害を強め、まわりの児童たちを巻き込みながら、ある悲劇へと突き進んでいく……。 三部構成で、女王としてのプライドと威信をかけ、相手をおとしめ陰湿なやりくちでお互いが策略をはかり合う一部は それなりに面白く読める。 だが、同時にミステリをある程度読み慣れたものには、冒頭からかなり見え見えというか丸わかりというべき仕掛けがちらつき、 真相が明かされる三部めに至るころには読み手の想像を超えない着地点に落胆をおぼえる。 タイトルは秀逸であるし、清水寺のキーホルダーやウシガエル、タガメなどディテールも効果的なだけに、あざとすぎる 書き方で損をしている感が否めず、そのせいでアンファンテリブルを扱った主題がひどく人工的なものに成り下がり残念だ。 あと、読後に表紙を読み返すと微妙にアンフェアに感じた。 | ||||
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