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オービタル・クラウド



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オービタル・クラウド

オービタル・クラウドの評価: 4.24/5点 レビュー 25件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 1~20 1/2ページ
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No.25:
(5pt)

スケールの大きな次世代SFエンタメ

軌道上の衛星を破壊する謎の雲(クラウド)。そのテロ行為を阻止するために立ち上がるエンジニアのSFエンターテインメント。

まず衛星を破壊するクラウド、という危機がユニーク。それを阻止する主人公がフリーランスのエンジニアだったり、明らかにイーロン・マスクフィーチャーな人物が出てきたりと、登場人物回りも次世代フィクションの香りが漂う(もう10年近く前の作品だけど)。
とにかく現代から地続きの世界、そこに登場する危機にリアリティがあり、スケールの大きな展開と、話運びのうまさもあってノンストップにぐいぐい読まされた。ぜひ映画で見てみたいけど、これはハリウッドにしかできないだろうなあ……。
オービタル・クラウドAmazon書評・レビュー:オービタル・クラウドより
4152094443
No.24:
(2pt)

何、これ?

週刊文春による2014ミステリー第9位です。期待して読んだのですが・・・。

何これ?

次世代の小説って、誰かが言ってたの、よくわかりました。だって、私の古い頭では全く理解不能なんですもん。

あと、これって理系の人用の作品じゃないでしょうか。その意味でも、私にはちんぷんかんぷん。
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No.23:
(4pt)

ハードSF小説よ永遠なれ

正統派ハードSF。読み応えのある小説である。サスペンスな味も用意しているので最後まで楽しめる。宇宙空間の
透明な暗さや深淵の描写が宇宙SF好きにはたまらない。
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No.22:
(5pt)

期待以上のSF的面白さ

藤井太陽さんの長編初読み。注目を浴びている作家であるが、正直なところ本当に面白い小説を書いているのか疑いを持っていた。本作品は宇宙が舞台になっていることもあり、自分の興味に近いと思い手に取った。感想は・・・。今まで疑っていてごめんなさい。圧倒的な想像力と創造力。スケールの大きさ,非の打ち所がない。物語の展開で論理的な矛盾もほとんどなく、実際に起こっているのではないかと錯覚するほどリアリティーがある。読んでいて自然にその光景が頭に浮かび上がる。きっと映画化しても面白いだろう。登場人物が日本人である必要はない物語なので、ハリウッドでぜひ映画化して欲しい。楽しみました。
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4152094443
No.21:
(5pt)

スピード感のある展開

すごく現実感のあるストーリーで、展開にもスピード感があり、最後まで一気に読んでしまいました。
この作者の他の作品も読みましたが、この作品が一番気に入っています。
この話の中に出てくる種類の人工衛星?が、近い将来、本当に実現されそうな気分になりました。
最後も良くて、面白く読ませていただきました。
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No.20:
(4pt)

今ある世界の延長にある近未来がよく描けている

自分は技術屋ではないので、描かれている専門分野の正誤については言及しない。 が、それでも遠くない2020年に実現していそうな技術やサービスにはリアリティあがあり、主人公たちをとりまく環境を容易に想像することができ、物語の世界に深く引き込まれた。 ただそれらの周辺環境の描写と比較して登場人物たちの内面、人間味に奥行きが感じられず、情緒や心理描写の面でいまひとつ共感が得られなかったのが残念。 主人公たちが優秀すぎて、問題がすごいスピード感で解決に向かっていくのも、爽快感がある一方で現実味がないと感じる一因になっているように思える。
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No.19:
(3pt)

想像力

SFといえば想像力。そしてそれを説明する語り口と知識。そのどちらも十分すぎるくらい十分な作品。分厚くて読み応えもある。シーンごとにネットワークで接続されたキャラクタがシームレスに状況に対応する構成も読みやすくて良い。作者のIT、宇宙工学、国際情勢、ミリタリと豊富すぎる知識を噛み砕く必要もなく読める。
ただジーンマッパーと同じく人間が薄いと感じた。白石はもっと深く掘り下げてもよかったのではなかろうか。
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No.18:
(4pt)

すこし不思議系の宇宙小説

「Gene Mapper」の作者、藤井太洋さんの長編2作目。

宇宙にばらまかれた未知の脅威を渋谷のIT起業家と凄腕エンジニアが立ち向かう話。主人公サイドも悪人サイドもキャラが魅力的で、罠の掛け合い、化かし合いも読んでて楽しい。登場人物に外国人が多いせいか、洋画っぽい雰囲気。

藤井さんは、現存する技術やガジェットを組合わせてに、非常にSF的なアイディアを「それっぽく」演出するがうまい。出版は2014年で、話の舞台は2020年。「今は無理だけど6年後にはできてるかもね」と思わせてくれる。
一点、主人公コンビが有能すぎるのが気になった(漫画的に感じ、リアリティが薄れた)。

ジャンルはSFだが、「幼年期の終り」や「銀河ヒッチハイクガイド」のような途方もない超技術は出てこない。「火星の人」や「第六大陸」、「南極点のピアピア動画」など「すこし不思議」系が好きな人に特におすすめできる作品。
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4152094443
No.17:
(5pt)

どこを捲っても「映像」が浮かぶ

SFメインに、国際政治をスパイスにして仕上げたポリティカル・SFな作品。

 前作『Gene Mapper』,に増して、読者を惹きこむ力が強くなった感を受けます。
複数のストーリーが流れますが、一本しっかりとした筋を構築しているのと、場面転換を
丁寧に行っているので「え?今どこ?何?」ということがありません。
名前付きのキャラ(登場人物)が20人位出てくるのに(それも横文字キャラも多い)
「この人だれ?」ということもありません。

 また、国際情勢が「現在(2014年前半)」と同様なので、リアルさも備えています。
(フィクション故に、ウソをつくなら上手くつかないと興ざめしてしまう)

 SF的な面の良し悪し(実現可・不可等)は分かりませんが、少なくとも「そういうことも
出来るのか?」と思えたので、不可だとしてもやはり興ざめするものではないと思います。
(そっち方面に明るい方がより楽しめるのは事実ですが、ストーリーそのものを楽しむには
何の障害もありません)。

 何より、この作品のお勧めなところはどこを読んでも絵が浮かぶという点です。
(いわゆるIT系のガジェットを用いて、世界観の構築に成功しています。そのおかけで場面
場面の絵が浮かびやすくなっている)

 ストーリーの良さ、SF的な良さに加えて、キャラの造形もしっかりしています。
ハリウッドで映画化したら、主人公はこの役者で…なんてことも夢想したくなるくらいに(笑)。

 以上の理由により、特にSFがOKな方にはお勧めの一作です。
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4152094443
No.16:
(2pt)

文科省認定されそうな、いい人しか出てこない幸せな物語

若干ネタバレ気味なので未読の方はご注意を。

最高のエンターテインメントだった『ジーン・マッパー』の作者が待望の次回作を発表!とのことなので、即座にKindleから注文してワクワク感全開で読み始めたのだが・・・内容が小綺麗すぎて物語中盤で興味が失せ、クライマックスの20ページほどは飛ばし読みしたい誘惑に必死に抗いながらの読了という、まさかの悲しい展開が待っていた。せっかくSF的なアイデアは素晴らしいのに、物語の展開がお花畑すぎて、どの人物にも、どの出来事にもまったく感情移入できない・・・。

この物語、とにかく「いい人」しか出てこない。悪役もいい人ばかり。ハマスが登場したあたりは血生臭い殺戮劇がようやく始まるかと期待させたが、無差別殺戮を始めるべきシーンで「いい人」に毒気を抜かれたハマス、1発も撃たずに退散。物語中で最も「悪意」を放っていた某国の工作員も、ロクな働きをできず生きたまま退場。なんだこれ・・・。悪役が悪役として機能しておらず、大した悪事も働かないので、物語にまったくリアリティを感じられず、読んでいる最中のハラハラ感も皆無。物語最大の仕掛けも、盛り上がる前に解決されてしまい肩すかし感がハンパなく、カタルシスのカの字もなし。最後の幸せ一杯なエピローグを読んだときの気分は、擬音で表すと「ぽかーん」という感じ。

自分の確認を兼ねてストーリーを簡単にまとめると ― 豊かな才能に恵まれながらブレイクのきっかけをつかめず、渋谷の貸しオフィスで細々とウェブ制作を請け負う零細フリーランサーの若い男女。ひょんな成り行きで、世界の宇宙開発を根底から揺るがす国際的な謀略に巻き込まれた途端、彼・彼女の潜在能力が爆発的に開花。異様に有能でお人好しなJAXA職員達の助けを借りながら謎解きを開始し、マヌケな工作員の追跡をちょちょいと躱して渡米すると、あまりに優秀な二人になんとCIAからスカウトが。そのCIAもいい人ばかりで、日本から来たばかりで英語もロクに喋れない二人が萎縮しないよう、日本人も真っ青の気遣いで働きやすい環境をお膳立て。おかげで二人はCIA、NASA、NORADのプロ達が顔色を失うほどのハイパーな能力を発揮するに至り、宇宙開発の頓挫も危惧されたほどの国際的謀略を、ほとんど死傷者を出さずにクールかつクリーンに解決。しかもその過程で億万長者のアントレプレナー(もちろんいい人)に見初められ、莫大な資金提供を受けて宇宙開発ビジネスを起業。エピローグでは起業のお披露目パーティーで、それまでに関わったJAXA、CIA、NORADのいい人達に祝福されて大団円。ストーリー、これで合ってますか?

全体の1/3も読み進めれば、「ああ、この物語はほとんど死人も出ずハッピーエンドになるんだな」と予想できる展開なので、そうした物語が好きな人は安心して楽しめる良作だろう。そうした価値観を否定するつもりは毛頭ない。しかし私は個人的に、あまりにお花畑な展開だとリアリティを感じられなくなってしまう歪んだ性質なので、この小説はほとんど楽しめずに終わってしまった。

なにはともあれ、アイデア力はずば抜けている作者の次回作に期待。
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No.15:
(3pt)

近未来SF型民間人巻き込まれ系宇宙テロ阻止小説

「人の想像力は宇宙より広い」ことを教えてくれる逸品。オビのアオリで「底知れぬ恐怖」「テクノスリラー」「圧倒的な臨場感」となっているが、残念ながらこのキャッチコピーは、編集者の無理解の表れでピントはずれ。

こちらも「宇宙開発」「物理学」「IT技術」にはまったく疎く、はたして作者の意図するリアリティーをどこまで味わえたのか疑問も残るが、少年時代に大薮春彦作品で「クルマ」「バイク」「銃」といった要素を軽く読み飛ばしていた経験を生かし、小説としての面白味を堪能できた。

宇宙モノwebサイトをほぼボランティアのごとく運営する日本人2人が、宇宙空間でのテロ決行に気づき、日本とアメリカ、中国、北朝鮮、イラン、セイシェル、宇宙船と各地に散らばる関係者を連携させて、テロリスト、学者、政府機関、IT長者などさまざまな人々の手の内を読みあい、限られた時間内にはたしてテロを排除できるのか?という冒険小説としての要素、どことどこが繋がっているのか最後までわからずに一気に突き進むスパイ小説の側面、ミッションを共有する使命感、(ちょっと蛇足感も残るが)親族の因縁などなど。最後はハッピーエンドになることも予想できるので安心して楽しめる作品でした。
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4152094443
No.14:
(5pt)

一気に読んでも、じっくり読んでも楽しめる

のっけから宇宙ネタをバリバリ出してくるので、文系の自分に読めるかな?と不安になりましたが、あっという間に読むことが出来ました。
色々な情報がバンバン出てきますが、すべてわかっている必要は無く、「スペーステザー」以外はこんなものかな?という認識でも大丈夫な作りになっていると感じました。
iPhoneやRaspberry Piに代表される「最近の流行モノ」が随所にちりばめられており、テクノロジー系が好きな方ならニヤニヤしてしまうでしょう。
作者の「Gene Mapper」や「UNDERGROUND MARKET」シリーズに見られる終盤のスピード感は今作も健在です。

作中でキーパーソンが死亡するシーンがあるのですが、あまりにあっさり過ぎたのが残念です。
(0.3点くらい減らしたい気分です)
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No.13:
(4pt)

新世代の「今そこにある危機」

何とも心くすぐられる作品だった。低軌道上にISSと天宮という二つの宇宙ステーションが存在し、折しもJAXAがデブリ除去を目的として導電性テザーを使った宇宙機の実験を始めた現在。それをベースに六年後の二0二0年には起こるかもしれない、という近未来の地球を描いた一作。SFではあるのだが、限りなく実現してしまうのではないだろうかと感じてしまった。
 もちろんそのためには数万に及ぶ宇宙機をどうやって低軌道上に上げるか、という大問題がある。そして仮にそれができたとして、数キロメートルの長さの導電性テザーを一体どうやって作るのか、という技術的課題もある。けれども、仮にそれらがクリアしたら、どういうことができるか、そしてどのように運用するかということを具体的に示していたことと、その内容が非常に奇想天外で興味深いものだった。
 何しろ、本著で使われていた一連のアイデアは、一昔前なら夢物語で一笑に付されたかもしれないが、イプシロンロケットでPC管制ができることを実証し、USBメモリ経由でのウイルス被害が現実となった現在、それらは実現可能な技術となった。さらに示唆的なのが、これらを行ったのが北朝鮮で、計画の立案者が元JAXA職員だった日本人技術者ということ。
 これこそまさに、今真剣に考えなければならない安全保障問題なのだ。攻める攻められるのに旧態依然の巨艦大砲や航空機戦力が全く必要なくなってしまい、本著に描かれていたようなアイデア一つで世界を脅かすことができるようになったのが現在なのだ。
 無知無能無策な政治家の思惑をよそに、頭脳流出が相次ぐ日本。それらの人材を、高待遇で迎える中国・韓国。製造の現場ですらそれらの国々に移行した今、本著の内容は今まさに実行されていてもおかしくない。
 更に痛快なのは、そんな計画を見破り、解決に導いたのが、政府機関でも軍でもなく、渋谷のベンチャー企業の一技術者ということ。CIAやNORADも手玉に取ってというのも今を象徴している。
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No.12:
(4pt)

面白いが惜しい

とっても面白くてハリウッドあたりが映画化すると映えると思うが、技術によってる割には致命的なミスがあるので☆一つマイナス。
残念だけどその周波数は象の檻とかじゃないと出ないよ。通常の軍事レーダーはSバンドとかXバンドだから。
出力も控えめ。本気出せば4MWぐらい出せる。25KWは少々足りないかな。
まぁ些細な問題ではあるので、普通に楽しめば良い。
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4152094443
No.11:
(5pt)

この作者は期待を裏切らない。

「GENE MAPPER」が良かったのでこの本を購入。期待どうりの面白さだった。登場人物のキャラクターもいいしストーリーの展開のスピード感も自分の好みです。読み終わってからもう一度最初から読み返したくなる一冊です。
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No.10:
(5pt)

なんて面白いんだ!

専門的知識があればもっと楽しめるのに…
途中で挿し絵があるのなおのことよかったのに…
それでも星五つ付けられる程、ワクワクしました。
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4152094443
No.9:
(5pt)

装丁と題名で選んで損はなかった。

あの場面では・・・ 、あの登場人物は・・・ 、あの意味がわからないなど、言いたいことが個人的にありますし、皆様にもいろいろなご意見があるかもしれませんが、エンターテインメントとして単純に面白かったです。ちょっとアレンジして映画にしたらこれはいけるんじゃないかと読み終えた後に思いました。
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4152094443
No.8:
(5pt)

感動のエピローグ

勇気と力を与えてくれるSFとでも表現しましょうか。ほんの近未来であることが逆説的にリアリティを生んでいる。
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4152094443
No.7:
(2pt)

ボリボリとした文章をガツガツ食べたい人向け

専門用語や説明が多すぎて、いまいち乗れなかった。
それに登場人物らが、マンガのように優秀だったりイケメンだったり美人だったりと、
なんだか都合のよすぎる設定なのも白けてしまい、リアルさを損なっている気がする。

映画「グラビティ」を例に挙げてる人もいるが、
あっちは無駄を省いてシンプルにしながら、宇宙空間に放り出される恐怖を上手いこと描いていたが、
こっちは説明過多すぎるのが残念。
オービタル・クラウドAmazon書評・レビュー:オービタル・クラウドより
4152094443
No.6:
(5pt)

面白い!

天才と挫折、そして未来が描かれている。とてもテンポのよい一気に読んでしまえるけどそうしたくない、続編を早く読みたい!
オービタル・クラウドAmazon書評・レビュー:オービタル・クラウドより
4152094443

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