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オービタル・クラウドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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週刊文春による2014ミステリー第9位です。期待して読んだのですが・・・。 何これ? 次世代の小説って、誰かが言ってたの、よくわかりました。だって、私の古い頭では全く理解不能なんですもん。 あと、これって理系の人用の作品じゃないでしょうか。その意味でも、私にはちんぷんかんぷん。 | ||||
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若干ネタバレ気味なので未読の方はご注意を。 最高のエンターテインメントだった『ジーン・マッパー』の作者が待望の次回作を発表!とのことなので、即座にKindleから注文してワクワク感全開で読み始めたのだが・・・内容が小綺麗すぎて物語中盤で興味が失せ、クライマックスの20ページほどは飛ばし読みしたい誘惑に必死に抗いながらの読了という、まさかの悲しい展開が待っていた。せっかくSF的なアイデアは素晴らしいのに、物語の展開がお花畑すぎて、どの人物にも、どの出来事にもまったく感情移入できない・・・。 この物語、とにかく「いい人」しか出てこない。悪役もいい人ばかり。ハマスが登場したあたりは血生臭い殺戮劇がようやく始まるかと期待させたが、無差別殺戮を始めるべきシーンで「いい人」に毒気を抜かれたハマス、1発も撃たずに退散。物語中で最も「悪意」を放っていた某国の工作員も、ロクな働きをできず生きたまま退場。なんだこれ・・・。悪役が悪役として機能しておらず、大した悪事も働かないので、物語にまったくリアリティを感じられず、読んでいる最中のハラハラ感も皆無。物語最大の仕掛けも、盛り上がる前に解決されてしまい肩すかし感がハンパなく、カタルシスのカの字もなし。最後の幸せ一杯なエピローグを読んだときの気分は、擬音で表すと「ぽかーん」という感じ。 自分の確認を兼ねてストーリーを簡単にまとめると ― 豊かな才能に恵まれながらブレイクのきっかけをつかめず、渋谷の貸しオフィスで細々とウェブ制作を請け負う零細フリーランサーの若い男女。ひょんな成り行きで、世界の宇宙開発を根底から揺るがす国際的な謀略に巻き込まれた途端、彼・彼女の潜在能力が爆発的に開花。異様に有能でお人好しなJAXA職員達の助けを借りながら謎解きを開始し、マヌケな工作員の追跡をちょちょいと躱して渡米すると、あまりに優秀な二人になんとCIAからスカウトが。そのCIAもいい人ばかりで、日本から来たばかりで英語もロクに喋れない二人が萎縮しないよう、日本人も真っ青の気遣いで働きやすい環境をお膳立て。おかげで二人はCIA、NASA、NORADのプロ達が顔色を失うほどのハイパーな能力を発揮するに至り、宇宙開発の頓挫も危惧されたほどの国際的謀略を、ほとんど死傷者を出さずにクールかつクリーンに解決。しかもその過程で億万長者のアントレプレナー(もちろんいい人)に見初められ、莫大な資金提供を受けて宇宙開発ビジネスを起業。エピローグでは起業のお披露目パーティーで、それまでに関わったJAXA、CIA、NORADのいい人達に祝福されて大団円。ストーリー、これで合ってますか? 全体の1/3も読み進めれば、「ああ、この物語はほとんど死人も出ずハッピーエンドになるんだな」と予想できる展開なので、そうした物語が好きな人は安心して楽しめる良作だろう。そうした価値観を否定するつもりは毛頭ない。しかし私は個人的に、あまりにお花畑な展開だとリアリティを感じられなくなってしまう歪んだ性質なので、この小説はほとんど楽しめずに終わってしまった。 なにはともあれ、アイデア力はずば抜けている作者の次回作に期待。 | ||||
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専門用語や説明が多すぎて、いまいち乗れなかった。 それに登場人物らが、マンガのように優秀だったりイケメンだったり美人だったりと、 なんだか都合のよすぎる設定なのも白けてしまい、リアルさを損なっている気がする。 映画「グラビティ」を例に挙げてる人もいるが、 あっちは無駄を省いてシンプルにしながら、宇宙空間に放り出される恐怖を上手いこと描いていたが、 こっちは説明過多すぎるのが残念。 | ||||
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