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オービタル・クラウド
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オービタル・クラウドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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軌道上の衛星を破壊する謎の雲(クラウド)。そのテロ行為を阻止するために立ち上がるエンジニアのSFエンターテインメント。 まず衛星を破壊するクラウド、という危機がユニーク。それを阻止する主人公がフリーランスのエンジニアだったり、明らかにイーロン・マスクフィーチャーな人物が出てきたりと、登場人物回りも次世代フィクションの香りが漂う(もう10年近く前の作品だけど)。 とにかく現代から地続きの世界、そこに登場する危機にリアリティがあり、スケールの大きな展開と、話運びのうまさもあってノンストップにぐいぐい読まされた。ぜひ映画で見てみたいけど、これはハリウッドにしかできないだろうなあ……。 | ||||
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正統派ハードSF。読み応えのある小説である。サスペンスな味も用意しているので最後まで楽しめる。宇宙空間の 透明な暗さや深淵の描写が宇宙SF好きにはたまらない。 | ||||
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藤井太陽さんの長編初読み。注目を浴びている作家であるが、正直なところ本当に面白い小説を書いているのか疑いを持っていた。本作品は宇宙が舞台になっていることもあり、自分の興味に近いと思い手に取った。感想は・・・。今まで疑っていてごめんなさい。圧倒的な想像力と創造力。スケールの大きさ,非の打ち所がない。物語の展開で論理的な矛盾もほとんどなく、実際に起こっているのではないかと錯覚するほどリアリティーがある。読んでいて自然にその光景が頭に浮かび上がる。きっと映画化しても面白いだろう。登場人物が日本人である必要はない物語なので、ハリウッドでぜひ映画化して欲しい。楽しみました。 | ||||
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すごく現実感のあるストーリーで、展開にもスピード感があり、最後まで一気に読んでしまいました。 この作者の他の作品も読みましたが、この作品が一番気に入っています。 この話の中に出てくる種類の人工衛星?が、近い将来、本当に実現されそうな気分になりました。 最後も良くて、面白く読ませていただきました。 | ||||
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自分は技術屋ではないので、描かれている専門分野の正誤については言及しない。 が、それでも遠くない2020年に実現していそうな技術やサービスにはリアリティあがあり、主人公たちをとりまく環境を容易に想像することができ、物語の世界に深く引き込まれた。 ただそれらの周辺環境の描写と比較して登場人物たちの内面、人間味に奥行きが感じられず、情緒や心理描写の面でいまひとつ共感が得られなかったのが残念。 主人公たちが優秀すぎて、問題がすごいスピード感で解決に向かっていくのも、爽快感がある一方で現実味がないと感じる一因になっているように思える。 | ||||
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「Gene Mapper」の作者、藤井太洋さんの長編2作目。 宇宙にばらまかれた未知の脅威を渋谷のIT起業家と凄腕エンジニアが立ち向かう話。主人公サイドも悪人サイドもキャラが魅力的で、罠の掛け合い、化かし合いも読んでて楽しい。登場人物に外国人が多いせいか、洋画っぽい雰囲気。 藤井さんは、現存する技術やガジェットを組合わせてに、非常にSF的なアイディアを「それっぽく」演出するがうまい。出版は2014年で、話の舞台は2020年。「今は無理だけど6年後にはできてるかもね」と思わせてくれる。 一点、主人公コンビが有能すぎるのが気になった(漫画的に感じ、リアリティが薄れた)。 ジャンルはSFだが、「幼年期の終り」や「銀河ヒッチハイクガイド」のような途方もない超技術は出てこない。「火星の人」や「第六大陸」、「南極点のピアピア動画」など「すこし不思議」系が好きな人に特におすすめできる作品。 | ||||
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SFメインに、国際政治をスパイスにして仕上げたポリティカル・SFな作品。 前作『Gene Mapper』,に増して、読者を惹きこむ力が強くなった感を受けます。 複数のストーリーが流れますが、一本しっかりとした筋を構築しているのと、場面転換を 丁寧に行っているので「え?今どこ?何?」ということがありません。 名前付きのキャラ(登場人物)が20人位出てくるのに(それも横文字キャラも多い) 「この人だれ?」ということもありません。 また、国際情勢が「現在(2014年前半)」と同様なので、リアルさも備えています。 (フィクション故に、ウソをつくなら上手くつかないと興ざめしてしまう) SF的な面の良し悪し(実現可・不可等)は分かりませんが、少なくとも「そういうことも 出来るのか?」と思えたので、不可だとしてもやはり興ざめするものではないと思います。 (そっち方面に明るい方がより楽しめるのは事実ですが、ストーリーそのものを楽しむには 何の障害もありません)。 何より、この作品のお勧めなところはどこを読んでも絵が浮かぶという点です。 (いわゆるIT系のガジェットを用いて、世界観の構築に成功しています。そのおかけで場面 場面の絵が浮かびやすくなっている) ストーリーの良さ、SF的な良さに加えて、キャラの造形もしっかりしています。 ハリウッドで映画化したら、主人公はこの役者で…なんてことも夢想したくなるくらいに(笑)。 以上の理由により、特にSFがOKな方にはお勧めの一作です。 | ||||
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のっけから宇宙ネタをバリバリ出してくるので、文系の自分に読めるかな?と不安になりましたが、あっという間に読むことが出来ました。 色々な情報がバンバン出てきますが、すべてわかっている必要は無く、「スペーステザー」以外はこんなものかな?という認識でも大丈夫な作りになっていると感じました。 iPhoneやRaspberry Piに代表される「最近の流行モノ」が随所にちりばめられており、テクノロジー系が好きな方ならニヤニヤしてしまうでしょう。 作者の「Gene Mapper」や「UNDERGROUND MARKET」シリーズに見られる終盤のスピード感は今作も健在です。 作中でキーパーソンが死亡するシーンがあるのですが、あまりにあっさり過ぎたのが残念です。 (0.3点くらい減らしたい気分です) | ||||
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何とも心くすぐられる作品だった。低軌道上にISSと天宮という二つの宇宙ステーションが存在し、折しもJAXAがデブリ除去を目的として導電性テザーを使った宇宙機の実験を始めた現在。それをベースに六年後の二0二0年には起こるかもしれない、という近未来の地球を描いた一作。SFではあるのだが、限りなく実現してしまうのではないだろうかと感じてしまった。 もちろんそのためには数万に及ぶ宇宙機をどうやって低軌道上に上げるか、という大問題がある。そして仮にそれができたとして、数キロメートルの長さの導電性テザーを一体どうやって作るのか、という技術的課題もある。けれども、仮にそれらがクリアしたら、どういうことができるか、そしてどのように運用するかということを具体的に示していたことと、その内容が非常に奇想天外で興味深いものだった。 何しろ、本著で使われていた一連のアイデアは、一昔前なら夢物語で一笑に付されたかもしれないが、イプシロンロケットでPC管制ができることを実証し、USBメモリ経由でのウイルス被害が現実となった現在、それらは実現可能な技術となった。さらに示唆的なのが、これらを行ったのが北朝鮮で、計画の立案者が元JAXA職員だった日本人技術者ということ。 これこそまさに、今真剣に考えなければならない安全保障問題なのだ。攻める攻められるのに旧態依然の巨艦大砲や航空機戦力が全く必要なくなってしまい、本著に描かれていたようなアイデア一つで世界を脅かすことができるようになったのが現在なのだ。 無知無能無策な政治家の思惑をよそに、頭脳流出が相次ぐ日本。それらの人材を、高待遇で迎える中国・韓国。製造の現場ですらそれらの国々に移行した今、本著の内容は今まさに実行されていてもおかしくない。 更に痛快なのは、そんな計画を見破り、解決に導いたのが、政府機関でも軍でもなく、渋谷のベンチャー企業の一技術者ということ。CIAやNORADも手玉に取ってというのも今を象徴している。 | ||||
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とっても面白くてハリウッドあたりが映画化すると映えると思うが、技術によってる割には致命的なミスがあるので☆一つマイナス。 残念だけどその周波数は象の檻とかじゃないと出ないよ。通常の軍事レーダーはSバンドとかXバンドだから。 出力も控えめ。本気出せば4MWぐらい出せる。25KWは少々足りないかな。 まぁ些細な問題ではあるので、普通に楽しめば良い。 | ||||
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「GENE MAPPER」が良かったのでこの本を購入。期待どうりの面白さだった。登場人物のキャラクターもいいしストーリーの展開のスピード感も自分の好みです。読み終わってからもう一度最初から読み返したくなる一冊です。 | ||||
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専門的知識があればもっと楽しめるのに… 途中で挿し絵があるのなおのことよかったのに… それでも星五つ付けられる程、ワクワクしました。 | ||||
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あの場面では・・・ 、あの登場人物は・・・ 、あの意味がわからないなど、言いたいことが個人的にありますし、皆様にもいろいろなご意見があるかもしれませんが、エンターテインメントとして単純に面白かったです。ちょっとアレンジして映画にしたらこれはいけるんじゃないかと読み終えた後に思いました。 | ||||
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勇気と力を与えてくれるSFとでも表現しましょうか。ほんの近未来であることが逆説的にリアリティを生んでいる。 | ||||
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天才と挫折、そして未来が描かれている。とてもテンポのよい一気に読んでしまえるけどそうしたくない、続編を早く読みたい! | ||||
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ITや宇宙分野に詳しくなくても、知的好奇心を充分にくすぐってくれる内容に好感が持てる。 近未来、いかにもありそうな設定がより身近に感じさせてくれるのか、処女作『Gene Mapper』よりもかなりスケールアップした内容は、やはり映像で見てみたい。 読者を次第に惹きつけて行くスピード感、そして何より全力であがく登場人物も魅力的で、読了後、主人公達の達成感に共感するのがなんとも心地よい。 | ||||
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全体的には良作。「ジーン・マッパー」と同様、先端の科学と流行をふんだんに取り込んだ近未来のリアルな日常描写を読んでいるだけで楽しく、グレッグ・イーガンの短編と似た感覚を覚える。今作は映画「ゼロ・グラビティ」を観た人なら一層楽しめるだろう。 細かい粗だが、「40ビリオンドル(400億ドル)」は四千億円でなく四兆円だとか(猛烈な円高の未来なのか…とも思ったが、のちに50ドル=5千円の言及がある)、テザーで半永久に充電できるとか(発生する電力は宇宙機の運動エネルギーを転換している=高度が落ちる)いう粗が気になった。とはいえ本筋には関係ない話なので、気にせず楽しもう。 | ||||
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宇宙のゴミを題材にするのがすごい。大変面白く映画化を望みます。 | ||||
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同僚がこの本を是非読め!と貸してくれたのですが、 とっても面白いですね。 細部のリアリティがとても高いです。宇宙関係では、国連宇宙平和利用委員会(COPUOS)の デブリ低減ガイドラインの記述、天宮2やインフレータブルな宇宙ホテルが出てくる所なんて、 嬉しくなっちゃいます。宇宙分野での最近の国際情勢を物語の中に上手く取り込んでいて、 わくわくします。ICT関係では、流行のラズベリーによる並列処理、クラウドによるイラスト発注 など、この頃出てきたやり方が物語に盛り込まれています。 もう30年前になりますが、ウォー・ゲームという映画がありました。 この映画も北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が舞台になっていました。 「オービタル・クラウド」を映画化すると、これ以上の映画になりますよ。 誰か、映画にしてくれないかなあ..ちょっと期待しています。 | ||||
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「オービタル・クラウド」(藤井太洋)[Kindle版]を読んだ。ほんの目と鼻の先のすぐそこの未来がこんななら悪くないね。そう思わせる見事な近未来の描き方は藤井太洋さんならでは。しかも、出てくるヤツ出てくるヤツがみんな格好いいんだよ。最高に面白い痛快エンターテインメント。読むべし。 | ||||
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