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オービタル・クラウドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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SFといえば想像力。そしてそれを説明する語り口と知識。そのどちらも十分すぎるくらい十分な作品。分厚くて読み応えもある。シーンごとにネットワークで接続されたキャラクタがシームレスに状況に対応する構成も読みやすくて良い。作者のIT、宇宙工学、国際情勢、ミリタリと豊富すぎる知識を噛み砕く必要もなく読める。 ただジーンマッパーと同じく人間が薄いと感じた。白石はもっと深く掘り下げてもよかったのではなかろうか。 | ||||
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「人の想像力は宇宙より広い」ことを教えてくれる逸品。オビのアオリで「底知れぬ恐怖」「テクノスリラー」「圧倒的な臨場感」となっているが、残念ながらこのキャッチコピーは、編集者の無理解の表れでピントはずれ。 こちらも「宇宙開発」「物理学」「IT技術」にはまったく疎く、はたして作者の意図するリアリティーをどこまで味わえたのか疑問も残るが、少年時代に大薮春彦作品で「クルマ」「バイク」「銃」といった要素を軽く読み飛ばしていた経験を生かし、小説としての面白味を堪能できた。 宇宙モノwebサイトをほぼボランティアのごとく運営する日本人2人が、宇宙空間でのテロ決行に気づき、日本とアメリカ、中国、北朝鮮、イラン、セイシェル、宇宙船と各地に散らばる関係者を連携させて、テロリスト、学者、政府機関、IT長者などさまざまな人々の手の内を読みあい、限られた時間内にはたしてテロを排除できるのか?という冒険小説としての要素、どことどこが繋がっているのか最後までわからずに一気に突き進むスパイ小説の側面、ミッションを共有する使命感、(ちょっと蛇足感も残るが)親族の因縁などなど。最後はハッピーエンドになることも予想できるので安心して楽しめる作品でした。 | ||||
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