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さよならの手口
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さよならの手口の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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にしても、地道に古本の仕入れに励んでいる兼業探偵には、 トイレの汚水と白骨化した頭蓋骨がよく似合う。 私はこういうスマホの保険をまだ使ったことがないけど、 できれば一生使うことなく過ごしたい。 入院すれば依頼人が登場、不可解な失踪の謎を解けと迫るなんて。 失踪は結局ダブル・トリプルと増えていき、 それでもエンディングは圧巻の伏線回収。 すごい。 それに富山店長の発明した「警察にさよならを言う手口」は日本だけのものなのか。 ダシール・ハメットも使えるのかしら。 | ||||
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葉村晶シリーズは主人公以外の殆どの登場人物が好きになれない。強引だったり理不尽だったり、読んでいると少しずつ積もっていくんだけど、なぜか読んでしまう。だからか、読み終えた後は軽く疲れる、でもなぜか読んでしまう。なぜかって?面白いからに決まってるんですけどね。 | ||||
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ハードボイルドファンにとっては、満足できる作品です。作風は結城昌治の探偵真木シリーズに似ています。 | ||||
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古本とは思えぬほど外見がきれいです。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。女探偵を主人公としたシリーズ本。複数の事件が輻輳して、彼女が解決するので、飽きる間もなく、ずーっと楽しめます。主人公の性格から、発想やコメントが面白いので、全体を通してミステリーでありながら、シリアスではないので、楽しんで読めました。別の本も読みたい♪ | ||||
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最初の200ページ、つまり半分くらいは、小さな話だなあと嫌になるのですが、後半は俄然盛り上がります。さすがに文春のミステリーベストテンに入るだけのことはあります。 主人公の葉村は魅力的だし、事件も伏線も入り組んでいて、ミステリーファンを唸らせるには十分な仕上がりです。タイトルにある「さよならの手口」の意味は最後の最後でわかります。 そうした余韻も味わえる良質のミステリー作品なのですが、個人的にはほんのちょっと惜しい点があります。それは、前半200ページが読みにくいこと。 いえ、文章が難解なわけではありません。思うに、不要な描写・記述が多すぎるのです。無駄な表現を可能な限り削ぎ落とせば、200ページは100ページになります。そうすれば、展開もよりスピーディーになると思うのですが。 | ||||
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メインの話の「犯人」、主人公である「葉月」、その他所事件に登場する人物全てにおいて「さよならの手口(何からさよならしたいのかはひとそれぞれ)」という内容があてはまる巧妙で面白い長編小説でした。 タイトルで書いた様に、ひとつの話としては良作ですが、葉月シリーズとしてはどうなんでしょうか。 『静かな炎天→依頼人は死んだ→悪いうさぎ→さよならの手口』の順番で読ませてもらいましたが、依頼主が事件を起こしているというパターン(マンネリ)化があり、新しい切り口がないように思えました。 ただ、はじめのうちに書いていた文が、最後の最後でストーリーと関係があった一文たっだという伏線引きは好きです。 「静かな炎天」と、「さよならの手口」二冊だけ読めばいいかなって感じですね。 | ||||
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若竹七海の女探偵・葉村晶シリーズの長編。前作から10年以上たっての発表で、主人公も相応に歳を重ね、世の中もリアルに2014年を迎えている、という設定になっている。 例によって、有能だが不運な女探偵によるハードボイルドなお話である。冒頭、あれあれ今回は探偵じゃないのかと思わせておいて、バッチリ事件に首を突っ込むことに。ちゃんとお約束で入院もののトラブルである。 そして不思議な縁で失踪人探しを請け負うことになるのだが、これがまた一癖も二癖もある関係者ばかりで…という展開。これまたいろいろな僥倖もあるものの、何かが分かると更に謎が深まっていく。並行して持ち上がるややこしい別件にも振り回されながら、問題の核心に近づいていく。 このシリーズはおおむねそうなのだが、終盤に向けて事実関係が明らかになっていくにつれ、しかしそれは人間の悪意というかとんでもない悪業の暴露に繋がっていく。時代がそうさせた、という見方もあるだろうが、しかしそれにしてもひどい話でフィクションだと知っていても目を背けたくなるくらい。 若竹七海はコージーミステリも得意としていると思うが、それとのギャップも楽しむべきなのかもしれない。個人的には、ちょこちょこ挿入されるミステリ本に関わるマニアックな会話にニヤッとさせられ、巻末のおまけもあってちょっとこれで救われた気もした。 | ||||
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でも、解決の展開が突如急にバタバタと解決に向かうので、今までの推理の長い物語はなんだったんだって感じにはなった。 このさくしは長編モノは向いていないのかもしれない。 | ||||
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「このミス・・」等、昨年度のベストテン入賞の小説を幾つか読みましたが、No.1は本作でした。ユーモアな会話とドキドキハラハラな展開。娘探しからとんでもない事件に発展し、怒涛のクライマックスへ! 面白すぎる。超オススメの傑作ミステリーです(^-^) | ||||
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話の展開に引っ張られて一機読みしました。 シリーズもあるようですので今度はそちらも読みたいと思います。 ひとつ難を言えば、主人公が良い人過ぎて時々「断っちぇばいいじゃん」と呟いてしまいました。 そこが魅力なんでしょうけれど。 | ||||
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文庫書下ろしだという。昨年(2015年)の「このミステリーがすごい!」で4位になったので、若竹七海を読もうと思い、大いに期待した。本書は私立探偵葉村晶シリーズの4作目で、読み進むうちに、この中年女性探偵のドジさが面白く、また考え方や感性が合うというか、読了していないのに、このシリーズを読んでみたいと思わせるのだ。 例えば、――自分は二十一世紀の都市生活にはむいていないのではないか、と時々、真剣に思う。雑踏のなかでも平気で電話をかけられ、歩きながらスマホを操作できるのがいまの時代、必須の技術だとすれば。周囲がやかましいと、電話をかけるのもわたしにはむつかしい。まさに私もその通りだと思う。 さて、本書は私立探偵モノの本流を行く失踪を扱っているが、謎がどんどん拡がっていき、それに伴い登場人物も多くなり、書きぶりは軽快でユーモラス(解説参照)なので、あれっ、これはフロスト(イギリスのユーモア推理小説)警部の到来じゃないかと思わせる堪能の一冊となった。 | ||||
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久しぶりに若竹先生のご本を読みました。 いやはや、素晴らしかったですね。 シリーズのなかでもお気に入りの一冊と成りました。 | ||||
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13年ぶりの葉村晶シリーズの長編。 偶然と僅かな手掛かりで捜査を進めるも、絶妙なタイミングで悲劇が二度三度と葉村探偵を襲う展開は流石です。 芦原吹雪、岩郷克二、倉嶋舞美の3つ事件を並行して追うストーリで、どこでこの事件が交差するか楽しみでしたが、期待しすぎました。 にしても、相変わらず、飽きない展開に頁を次々に捲ってしまいました。 やっぱり若竹さんの作品の面白さは安定しています。 個人的な満足度は、100点満点中71点です。 (^-^) | ||||
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初めて若竹さんの作品を読みました。主人公の葉村さんは怪我の連続で、良くストーリーの最後まで生き延びられたな~と、笑いながらエンディングを迎えました。この本を機に他の若竹さんの本も読みたいと思っています。 | ||||
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電子書籍で、読みました。「悪いうさぎ」を飛ばしてしまいましたが、20代の晶より40代になって ますます受難過ぎ、本作で 合計何回 病院送りに? こんだけ女性探偵(本作では元探偵)に重傷負わせても 本人が ケガや肺にカビが!より 自分のスマホを心配してます(笑)1作目では 携帯を持ってはいましたが 晶さん 携帯なんてキライて感じでしたが、本作では スマホがないとー!!状態で 可愛かったです(^^) 時代も 現在なので 言葉遣いも 自然と、、若いです。 そしてチャリにも乗ってます。ビックリです。40代の処世術で なんとか穏便に済まそうと 努力してたり 、やっぱりブチキレそうになったりと。人間くさくて 好きです、本作の葉村晶。しかし、事件は20年前に遡ります、、 読後の 良い意味で モヤ〜とする事はなく、今回はスッキリでした!タイトルに なるほど〜です。でもやはり独特の 人間の業や やり切れなさ、切なさ、闇の深さは変わらずです。ラスト読んで すぐ最初に戻り いろいろ確認したりと 忙しかった。晶さんには体力大変でしょうが、50代ちょい手前の 探偵へと正式復帰?(笑)話しをあと1作でいい、読みたいです。 | ||||
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葉村晶さんにまた出会えてうれしかった。前作の悪いウサギでは31歳だった彼女も、今作では40過ぎとして描かれてますが、気にせず面白かったです。一本のストーリーの中に、色々な謎が絡みあっておりどんどん話しに引き込まれてゆきました。主人公が物語の中で、出会う人物から巧妙に情報を仕入れてゆくときのワクワクがたまりませんでした。 早く続編が出ないか気長に待ちたいと思います! | ||||
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巻き込まれ型の不運な探偵、葉村晶シリーズ。探偵業じゃ食えなくて副業を掛け持ちしていたり、今はやりのシェアハウスに住んでいたりと、久々の新刊ながらも彼女がきちんと生活していたことがわかる設定に。登場人物もみな一癖あり。読み応えは抜群です。 | ||||
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息もつかせぬスピード感で一気に読んでしまいました。主人公の葉村 晶さんがとても魅力的です。書かれている内容は陰惨な事件なのですが、主人公の語り口で暗くならずに読むことができます。 | ||||
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複数の事件が畳み掛けるように進行してく筋書きに引き込まれて、一気に読了。甘味ゼロ。ほろ苦い顛末の中での、ほんの少しの救い。こうゆうのも新手のハードボイルドなのかなと。 | ||||
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