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月光ゲーム Yの悲劇'88
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月光ゲーム Yの悲劇'88の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 21~40 2/4ページ
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今、途中なのですが、登場人物が多すぎて、「こんな人いたっけ?」ということもちょこちょこあります。読み始めて一番ひっかかるのが妙な関西弁です。登場人物の大半が関西から来たという設定なので関西弁の会話なんだと思うのですが、関西弁のイントネーションを知らないキャストが無理やりしゃべっているのが明らかで、あまりのひどさに滑稽にさへ感じました。非常に聞きにくいです。収録中に誰もそれを指摘しなかったのでしょうか?ここまで無茶苦茶なのであれば、いっそのこと関西弁にこだわらないという選択はなかったのかな、と思います。その方がすんなり聞けると思います。有栖川さんの作品を前から読みたかったのですが、なかなか時間がなく、自動車での通勤時間が長いため、オーディオブックっていい方法だと思って楽しみにしていたのに、なんだがっかりしながら聴いている状態です。 | ||||
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私自身初めての有栖川有栖作品。 作者の記念すべき長編デビュー作だそうです。 4つのグループに属する学生17名が、とあるキャンプ場で同泊。 楽しく過ごすうちに近くの火山が噴火し、舞台は思いがけずクローズド・サークルへ。 断続する地震や噴火の過酷な状況のなか、しだいに行方不明者や死体が... 場面設定・展開の大仕掛け感と登場人物の多さのせいか、個々の人物掘り下げはほどほど。 この点、人物描写や人間関係の深み、動機などについて少々物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも? 一方、"that's 推理小説"的に展開するストーリーは、「ああ、これが本格ミステリーか!」と思わせるもの。 しっかりとミステリーを組み立てていらっしゃると思います。 ちなみに... 物語後半に出てくる「読者への挑戦」は、そのような展開になるとはつゆ知らず、個人的にはちょいとびっくり! こういうのも「推理小説」の色濃くて面白いですね。 (とてもとてもワタクシのようなミステリー素人では、私一人で謎解きなんてのは到底難しいですが...) 時折、織り交ぜられる他の名作ミステリーへの言及はとても勉強になります。 思わずエラリー・クイーン作品をいくらか購入してしまいました。 あと、キャンプや山登りをこよなく愛する私としては、特に前半に出てくる自然描写・キャンプ描写がとても良い。 自然に囲まれ、いつもより多めに吸い込みたくなる空気や、日常ではなんてことはない行動がとても新鮮に感じられることなど、また再び自然に触れたいという想いを膨らませてくれる、心に響く描写です。 ともあれ、楽しく読ませていただいた、初の有栖川作品。そして初の学生アリスシリーズ。 作中人物、そして、作者自身をより理解し、作品をより深く味わうべく、今後の有栖川作品読書が楽しみです。 | ||||
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名作の呼び声高い「双頭の悪魔」がシリーズ三作目とのことで 予備知識としてシリーズ一作目の本書から読み始める 著者の初長編作とのことで何度も書き直しをしたそうで 思い入れの深さを感じました。 キャンプ場での大学生同士のクローズド・サークル さらに噴火という自然災害も加わるなどシチュエーションとしては とても面白いです。 謎ときとしては面白かったです。 ただ、クローズド・サークルにしては 登場人物が17人と多すぎて理解がついていかないです この17名ですが、もともとは4グループで 人間関係も初対面同士、もともと知り合いだったりと 複雑です。 各人物の人物描写も差がありますし、あだ名だったり 本名だったり、覚えにくいです。 なので、人物描写が少ないままに事件が進んで 人間関係が出てくるので 「この人とこの人って、どんな関係?」 「初対面なのになんで仲良く一緒にいるの?」とか 人間関係描写、説明の少なさを感じることが多かったです。 17人の登場人物に関しても描写の厚みに結構な差があるので 人数を半分くらいに減らして、各人物の描写の厚みを増やし 均等にしたほうが、推理の楽しみも増えたように思えます。 クローズド・サークルの名作 クリスティの「そして誰もいなくなった」や 著者と同時期の作家であり同じくで初長編作でもある 綾辻行人の「十角館殺人事件」のように 容疑者は10人程度の方が分かりやすいですし 推理する楽しみも湧くように思えます。 ・・と書いてみましたが、今やミステリ界での 重鎮となり、多くの賞の選考委員や創作塾を 主催する著者としては、そんなことは百も承知だと思います。 改定版や修正など自作に手を入れる著者もミステリでは 多くあります。(島田荘司,綾辻行人など) 創作塾のケーススタディとしても デビュー当時の作品をベテラン作家となった現在の著者に 本書の改定版を読んでみたいです。 | ||||
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おもしろくない。それ以上に表現しようがなかった。申し訳ありません。 | ||||
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有栖川有栖のデビュー作。 よっぽどペンネームが気に入っているのか、主人公も同じ名前。 ふるーい作品なので、設定も、動機も、トリックも、うーむ… 一度、挫折して、再チャレンジしてなんとか読み切ったのですが、探偵役の江神さんがいいです。 主人公の推理はかすりもしないし、頼りないし、恋心を抱く女性ははじめから振られていたという、いいところなし。 火山が噴火とかの設定はいらないかもしれないなと思いましたが、閉ざされた空間「クローズドサークル」!これぞ、本格ミステリーの設定だ!と気づきました。 シリーズ全部は読んでませんが自作から病み付きになりました。 | ||||
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「こんなことで犯人が分かってしまうのか」という犯人当てのロジックが一番の読みどころ。証拠の隠し方、青春小説的な一面など、抑えるべきところを抑えた作品。動機の推理が一切排除される展開や、ダイイングメッセージの扱いなどに筆者の色が現れている。 フェアプレイを意識した王道の犯人当て。犯人当てに挑みたい人、コテコテの本格ミステリを読みたい人には、特におススメ。素朴でシンプルで懐かしい『月光ゲーム』の妙味をぜひ味わってほしい。 ただし、良くも悪くも素朴なミステリなので、海外ミステリの古典的作品を一つ二つ読んだ人じゃないと、楽しめないと思う。読んだことのない人は、せっかくなので『Xの悲劇』『Yの悲劇』辺りを読んでから本書に挑もう。 ちなみに、本書『月光ゲーム』と、かの有名な『Yの悲劇』に(私の読む限りでは)明確な繋がりはない。 | ||||
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有栖川有栖の原点を垣間見たような推理小説で面白かった。 描写等で少々くどい部分があるのが残念・・・。 | ||||
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とても楽しい読書になりました。文章がとてもうまくて、ユーモアがあり、僕こと主人公の有栖川有栖君のキャラクターに好感が持てるし、他の先輩や友達になった人たちもみな個性的で、すんなりと物語に入っていけました。初日のキャンプファイヤーのくだりでは、読んでいて、本当に楽しい気持ちになりました。そんな楽しいキャンプに、突然の火山噴火と殺人、行方不明、そして恋愛、息詰まるいろんな要素があり、読んでいて飽きませんでした。犯人をあばく最後の章での部長の推理はエラリー・クイーンのように論理的。犯人は本当にわからなかったので意外でした。犯行の動機や、行方不明になる理由は、ちょっと弱い気がしましたが、彼等は大学生で若くて多感でもろいのだし、そういった瑞々しさまで含めて描かれていたので、まぁ納得です。 | ||||
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昔の探偵小説ばかり読んでいました。故に今のミステリー初めて拝読のような感じです。 面白かったです。 犯人当ての謎解きで,古き良き探偵小説を現代に蘇らせ、ロマンも詩情もありました。 カバーの絵もいいですね。 | ||||
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これはおすすめできません この作家の本を買うならもう少しあとに出た奴買ったほうがいいね アリバイが微妙すぎる キャンプだから茂みに入り放題 | ||||
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地道な理詰めでの事件解決は論理的で素晴らしいと思う。 しかし、噴火の起きた山でのクローズドサークルという壮大な舞台の割りに、トリックや動機が地味で衝撃はない。又、登場人物にあまり感情移入出来なかった。 これらが気にならないなら本格ものとして充分楽しめると思う。 | ||||
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有栖川氏の記念すべきデビュー作で、火山の噴火により孤立した大学生のキャンプで、連続殺人が起こるという設定は奇抜だが、実際は非常にこじんまりとした印象を受ける。各キャラが描き込めていないので、誰が死のうがあまり切実さが伝わってこない。全体的に地味な展開で、真相が分かってもあまり盛り上がることなく終わってしまう。 本作は江戸川乱歩賞に応募して1次選考すら通らなかったそうだが、読む前は後の人気ミステリー作家のデビュー作が1次すら通らないなんて、審査員の目が節穴かと思ってしまったが、実際読むとこれでは1次すら通らなかったのも納得できてしまう。そもそも乱歩賞向けの内容じゃ全くないよな・・・。 出来的には同人誌レベルだが、デビュー作としてその稚拙さを暖かい目で読んでみたいものだ。 | ||||
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面白いです。読みやすいしね。 買って損ではありません。 月の綺麗な夜に是非。 | ||||
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有栖川有栖さんのデビュー作。 クローズド・サークルとなるなりゆきも 殺人がおこる前提も、 起こってからの犯人の行動も いずれもやや無理があると思う。 読者へ挑戦するころには犯人はわかってしまうし 必然が感じられない作品ではあった。 ただ、この後に続く「学生アリス」シリーズの作品であることから 期待を込めて☆四つ | ||||
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昨今(2011年現在)の主流のミステリーに比べると、読者の読解、謎解きへの努力を前提としているので「疲れる」作品ですが、こういった、探偵・推理小説の伝統を意識的に受け継ぐ、という主旨の作品があってもいいじゃないかということで☆5つにしました。読後感は、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」といい勝負です。横溝正史ばりのゴシック的雰囲気に魅かれて手に取ってみると、あまりの衒学ぶりに「疲れる」といったところです。好き嫌いが分かれると思いますので、もちろん廉価の文庫版または古書での購入をおすすめいたします。 | ||||
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作り物めいた設定や解決編の説明にそんなに都合よく出来るかと、違和感や疑問を持つかもしれません。 そこを割り切って読めば、物語に背景に配された火山の脅威も緊迫感を盛り上げてくれて、十分楽しめる水準だと思います。 | ||||
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有栖川作品はこれで二冊目でした。他の方も指摘されているように登場人物が全員学生ではじめのうちは誰が誰やらわからなくなるところがありました。でも犯人の立場と最後の美加の言葉にはぐっときた。そこはよかったのですが、推理小説というよりは冒険日記みたいな感じでしたね。あのクイーンのタイトルを拝借している割にはトリックもその謎解き部分も深くはない。ダイイングメッセージのオチもイマイチ。当たり前かも知れないが勿論クイーンの領域にはかすってもいない。それでも有栖川さんの他の作品をもっと読みたいとは思いました。雰囲気は好みです。 | ||||
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クローズド・サークル、ダイイングメッセージ、フーダニット(犯人捜し) 所謂、本格謎解きミステリ。 ―――???だった点 ◇初版が1994年だが、学生像がどうも旧い? ◇夏季休暇を利用して矢吹山へ合宿キャンプに出かけた大学生。突然山が噴火し地震もあって下山ルートが山崩れで閉ざされた。ついでに吊橋も落っこちた。クローズド・サークル(密室)の設定ですがちょっと強引かな。作中でも出て来る13日の金曜日的なパニック状態の演出はされてますが、状況証拠からジェイソン役の仕業では無くあくまでフーダニットに徹してしまっているところが話しの展開を却って小さくしてしまっている様な・・。 ◇本作は詩的な表現がふんだんに表現されてますが、それがどうも浮いてしまっていたかな。目指すべき処はエラリー・クイーン(ドルリー・レーン)張りの表現だったと思うのですが、本格推理小説という傾向と照らし合わせると華美に成りすぎてしまっていた? ◇whoフーダニット howハウダニット、何故(動機)一つ一つが弱いでの全体が薄い印象。 ―――良かった点 ◇有栖川有栖という人の文章は関西弁であろうと何だろうと、やはり処女作から読み易いです。文章が綺麗。 ◇短時間で読破出来る調度良い量。次作へさらっと行ける。 ◇探偵役がいて僕(有栖川有栖)がいてと、人称スタイルが3人称以上で複雑にも関わらず破綻してないのは見事。 ◇読了後にもやもや感が残らないのが良かった。伏線を回収させる際、プロットが堅牢なので整合性が有りラスト30ページで解答と物語をまとめ上げていた。 | ||||
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著者の長編デビュー作であり、オープンエアの孤島ものである。多くのデビュー作がそうであるように、本作もかなり盛りだくさんで、読み終えるとおなかいっぱいになる。 しかし、クイーン信者の著者のこと、謎の解明に至るロジックはさすがである。江神の存在が超然としすぎではあるが、有栖の甘い感情なども青春すぎるきらいはあるが、何より何より、本作はまぎれもなく本格ミステリである。著者が意図した本格テイストが、読者にきちんと伝わってくる。その快感は、本格好きには何物にも代えられないものである。 後の著者の作品の木曽は、間違いなく本作にある。 | ||||
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真相解明編の直前に、読者が推理するための「間」が作られているのが個人的に良かった。 そこで自分なりに推理して、犯人を考えるのがちょっと楽しかった。 当たってたので、気持ち良くなれたので☆5。 | ||||
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