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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全694件 301~320 16/35ページ
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本格ミステリーは初めて読みましたが、文章がすべて「要素」になっていく感覚は新しい体験でした。 これ以外にミステリーを読んだことがないので比較しようがありませんが、初心者でも面白かったです。 | ||||
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ミステリーにはノックスの十戒と呼ばれる暗黙のルールのようなものがあります。この十戒を私はルールや制限というよりも、作者にとっては作品をよりミステリーらしくするガイドラインであり、読者にとっては作品がミステリーとして楽しめたかどうかのひとつの評価基準と思っています。 この館シリーズに加えAnotherも読んで私が感じた印象は、ホラーであっても決してミステリーではないというものです。 上記の十戒をあえて逸脱したミステリー作品も少なくはありませんが、綾辻作品に関しては逸脱とは呼べる領域ではなく全くの別ジャンルに思えました。 やや抽象的なネタバレとなりますが、綾辻作品は基本的に作品内で終盤になり初めて読者に明かされる情報が数多くあります。 この作品も例外ではなく、読者として登場した人物と与えられた情報から犯人像を絞ると、必然的に犯人が予想の範疇の外側に出ます。そしてこの予想の範疇の外側と言うのは読者にとってはもはや想像の範囲でしかなく考え始めればキリがありません。ミステリーが好きだからこそ、推理も読んでいた時間も非常にバカらしくなりました。 最後に、物語としては纏まっており出来が悪いとは思いません。ですがやはりミステリーとして買うことは到底おすすめできません | ||||
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いつもはあまりミステリーは読まないのですが友達に勧められ購入しました! 最初はちゃんと最後まで読み切れるか不安でしたが読み始めてからは止まらなくなってしまいあっという間に読み終わってしまいました ほぼ初めてのミステリーとしてはちょっと長いとは感じつつ、ストーリーはものすごくよく考えられていてとても面白かったです! | ||||
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ミステリーはほとんど読んだことがない初心者ですが、「殺戮にいたる病」を読んで、もう一度この感じを味わいたいと思い、ネットで調べたところ、どこを見てもこの作品が推されているので購入しました。 確かに、あの一行には衝撃を受けます!ミステリー初心者の自分からすると、え!?お前だったの!?と驚きます。しかし、一応頭の片隅に可能性としてはあったので、目からウロコ、というほどではありませんでした。 衝撃度で言うと、個人的には「殺戮にいたる病」の方が上でした。 あと、衝撃の事実のあと、何も語られずに幕を閉じる「殺戮にいたる病」と違って、本作は、衝撃の一行のあと、犯人の口から真実が淡々と語られるのですが、何故かそこが冗長で無駄に感じてしまいました。もちろん、物語の真実を知るうえで欠かせない部分ですし、これがないともやもやが晴れないのでしょうが、「殺戮にいたる病」の「真実を伝えてあとは放ったらかし」に魅了された自分にとっては、何故か蛇足に思えてしまいました。 それでも、間違いなくミステリーの中では王道かつ名作であることに間違いはありません。 | ||||
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一見の価値あり。ただ、他のレビューほどの衝撃は感じなかった。 もちろん、そして誰もいなくなった、など王道は読んできてその後にこの小説を読んだ。ただ、それでも騙されなかった。展開が読めた。うまいこと書き進めている気もするが、結構な違和感がある部分が多く、これは展開が読める。ただ、面白いことは間違いない。 | ||||
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そもそも1987年に書かれたものを現代の視点で読むと、人間関係やキャラ設定、世界観等々、かえって新鮮に感じます。大学生の友達でこんなヤツいるかなぁ。。。などと考えたりしました(笑)。非常に評価の高い作品とのことで購入しましたが、評価に違わずとても楽しめるコンテンツだと思います。 | ||||
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非常に高く評価されている作品ですが、なんとなく読むタイミングがありませんでした。( そんな本てありますよね?) 読んでみて、少し期待はずれ。 本格派の推理小説ではあるものの、過去の名作群と比べて劣るとも勝らない。 最後のオチが特に納得がいかなかった。 本書を読むなら、本書内の登場人物達のあだ名としてつけられていた著者の作品を再読したほうが、楽しめると思います。 | ||||
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思い立ってこの頃綾辻行人を読み始めた。「時計館」「水車館」と読んでこの「十角館」を読んだが、本を読んでいてこんなにびっくりすることもあまりないかも、と思った。たぶん、大方の読者はあの展開にずいぶんびっくりするんじゃないかと思う。 無人島と本土の場面が交互に出てくるが、無人島に滞在する学生らはお互いを外国人ミステリー作家や作中の探偵の名をニックネームにして呼び合う。そのためもあって、島での彼らの様子はなんとなく海外ドラマを見ているような気分にさせられる。しかし、本土の方は、とてもリアルなじっくりとした落ち着いた様子で、その二つの場面が交互に現れるのも読んでいて楽しかった。 いずれにしても、結末にたどり着いて驚いて、そういうことならまた読み直してみないと!なんて思わせられたミステリーは初めてかもしれない。びっくりしたい人は是非!(笑)。 | ||||
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読みやすい。すいすい読める。アガサの「そして誰もいなくなった」のリメイク版と書けばそれまでかもしれない。展開はかなり急展開で、登場人物のそれぞれの過去は、実際には「ありえない」かなあと思われるが、小説としては「あり」なのかもしれない。少し凝り過ぎた感は否めないと思う。理路整然としているが、読んでいる途中と読後、九州(大分県)で、春に桜の咲くころ、この展開が実際に「海」「豊後水道」でありえるかどうか考えた。私の経験では無理だと思う。瀬戸内海の芸予諸島ならありえるかもしれない。これは各読者が読後にそれぞれ判断すればいい。日本のどこか架空の設定で読むなら「こういう展開もあり」なのだろうと思う。島と本土(大分)の展開がそれぞれ書かれる訳だが、とても手が込んでいる。初めて読まれる人には、今後もこの作者の小説を読むファンになるか、ならないかの出発点になるのだろう。ミステリーとしてはいい作品だと思う。 | ||||
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かねて評価の高いこの作品を、刊行から約30年を経て読んだ。 叙述トリックは評価に値する。 しかし設定に無理がありすぎ、読み終えてバカバカしくなった。 ※※ 以下ネタバレ ※※ 犯人は、犯行を終えた後、こう述懐している。 「島に行く連中に対しては自分も同行すると思わせ、その他一切の人間に対しては、自分は同行せず、島に渡るのは六人だけであると信じさせるよう、細心の注意を払う必要があった。」 「その他一切の人間に対して信じさせる」など無理でしょう?そんなこと。 信じさせたのは、このお話の登場人物に対してだけだ。 こういうのをご都合主義という。 学生が1週間泊りがけの旅行に行くのだ。 「誰と行くのか」家族や友人に話す可能性は十分ある。 その可能性を抜きにして、こんな複雑な計画を立てたわけ? アホらしいにもほどがある。 | ||||
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読書初心者です。 ミステリー小説おすすめで調べると、必ずこの作品が紹介されます。 どんな作品だろうと、かなり期待していました。 それがいけなかったのでしょうか。 いたって普通の作品では。 非常に読みやすかったです。 でもあとはいたって平凡な展開。 おそらく犯人がわかるあの一行がこの本の全てなのでしょうが、 とくに驚きもせずで。 最後のほうもなんかいまひとつもやもやが。 今年に入って読書(といってもミステリー小説、文庫本ですが)しようと思い立ち、 いろいろなサイトのおすすめ20冊くらい読みましたが、 この本はその中では下の方です。 | ||||
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孤島を舞台とした連続殺人事件というミステリー小説の王道中の王道を題材とした作品。最後まで犯人はわからないのに、見事にたったの一行で真相に気づかされるのは本当に面白いです。しかし、それゆえに調べると直ぐにネタバレを食らってしまうので、興味があるのなら深く調べるよりも先に、購入するなりして一読することをオススメします。 ただ、犯人を当てるにはアンフェアではあると思う。けれどもそういった細かいことを気にしないという方は読んで損はしないだろうとは思います。 | ||||
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読みました。犯人が誰なのか、ただそれだけを知りたくて…。最近読んだ本の中でも突出して面白かった作品です。 | ||||
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初めて読んだのは高校の頃でした。 中学の頃に母の本棚にあった海外ミステリーをむさぼるように読んでいて、当然、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』も読んでいました(母はクリスティーファン)。その後、国産ミステリーを読むようになって、比較的始めの頃にこれを読みました。読み終えた瞬間、これは盗作じゃないの?と眉をひそめ、訴えられたりしないの?と心配になったものです。ファーストインプレッションが最悪だったので、その後、綾辻さんの作品は、『人形舘』と『殺人鬼』しか読んでません。 20年ぶりに読み返す機会があったのですが、やっぱりパクリかな…。デビュー作でほぼパクリって…ある意味衝撃的ですね。この作品、数年ごとに出し直してますけど、何回も掘り起こす価値、ありますかね?一度読めば充分ですよ。 今邑彩さんの『そして誰もいなくなる』も読みましたが、こちらは『そして誰もいなくなった』を下敷きにしながら、きちんとオリジナリティーもありますね。パクリというより、オマージュだと思っております。他人のアイディアを使うなら、『十角舘の殺人』より『そして誰もいなくなる』の使い方の方が、好みです。 | ||||
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読み始めたときはエラリイやポウなどがなんとも安っぽくてかなり抵抗があったのですが、読み終えてみればその名称さえもしっかりと読者に向けてのトリックとなっていて納得しました。江南さんも安直で冴えないネーミングだなぁと思ってたら、それさえもミスリードの材料だったとは。 物語としてはクリスティの「そして誰もいなくなった」をなぞりながら独自展開で進んでいくという感じで、そして~を読んでるとより楽しめるかも。 "たった一行が~”の売り文句を事前に知らなかったので、逆に良い意味で驚くことができました。他のレビュアーさんも書かれているように、「別の同名人物がいたの?」と少しの間混乱しましたが。 ちょっと残念に思った点は、館シリーズということで館自体が何かギミックとして使われるのを期待していたのですが、あんまりそういうの無くて、最後のほうでちょこっと使われる程度だったのが肩透かしでした。作者さんも別にそんなとこ期待されても困るのかもしれませんけど。 犯人に関してはそんな都合よく島での所在不明状態を続けられるかなぁ?一度でも確認に来られたらアウトというかなり運任せな要素が強かったりするので、ミステリーは1から10まで筋が通ってないと嫌だという人には向かないと思います。 粗探ししようと思って読んでる人は楽しめないでしょうが、普通にミステリーを楽しみたいと思っている読者にはおすすめです。この著者の作品は今回初めて読んだのですが、次回作以降も読んでみようと思います。今作よりも各館独自の何かを利用した内容であることを期待しつつ。 | ||||
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期待しすぎた… "たった一行が世界を変える"って事でどれほどのラストが待ってるのかと期待してどんどん読み進めていった。 最後まで読み終えた所であの一行だったの?って感じだった。 例の一行からまだページ数があったのでそこじゃなくてまだ驚かされる部分があるのかと思ってたら最後まで読み終えてしまった。 『殺戮にいたる病』や映画『シックスセンス』ぐらいの驚愕のラストを期待してたのでちょっと残念でした。 | ||||
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レビューがいいので読んでみた後の感想。推理小説としては面白い範疇には入るものの、もう一つワクワクする面白さがなかった。時間つぶしには良かった。 | ||||
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まず全体を通して、登場人物の呼び名が海外の有名な古典ミステリー作家で、文体もどことなく古典を意識したようなものになっていて非常に読みやすく何が起きているのかわかりやすかった。 そして、やはり何よりも最後の一行で私の脳髄は吹き飛ばされました。 これぞミステリでは定番の「犯人は誰か」という謎を超えた謎! まさに新本格と呼ぶにふさわしい一冊でした。 | ||||
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ミステリの基本が詰まったような一冊。 今読むと多少古臭い感は否めないが その根底に流れているのは純粋な面白さ。 時間を忘れて没頭できる内容。 | ||||
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お見事!小説を小さいころからよくよんでいる訳ではない私にとっては、やられた!と、思いました。この手法は思い付きませんでした。たった一文でびっくりさせられました!ページを戻って見返しました(笑)それから館シリーズを急いで買いそろえました | ||||
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