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ピルグリム
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ピルグリムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 41~60 3/5ページ
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久々に面白かったです。 広義の宗教、各々の民族間の戦いをテーマに狭義の人間関係、親子・友人・兄弟等(出会いに少し無理はあるが)を交差させて 読者を飽きさせない工夫をしてます。3シリーズ一気に読みました。 | ||||
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おもしろいです。こんなことがあるんだ、という驚きの連続です。リサーチしているのでしょう、話にリアリティーがあります。登場人物の名前は本物ではないのですが、こういうことが本当にあったのだろうなー、というエピソードを組み立てて話ができている感じです。実際にあったエピソードなのかどうかを確かめる術(すべ)はないのですが、話の内容に説得力があって、読んでいて「んー、こういうこともあるだろうな」と思います。たとえば、拷問に関するエピソードについて言えば、「タイム」や「ニューズウィーク」で読んだCIAに関する現実の話と一致している部分がかなりあります。ですので、「ピルグリム」の内容は絵空事ではなく、現実に起こっている事件をかなりリサーチした後で創作されているという印象です。話の筋も面白い。お勧めです。 | ||||
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ゴールデンウイークを利用して、電子本を読了。毎晩寝る前に読み進めた。プロットのひねりが効いていて、先へ先へと読み進んでしまう。ル・カレを連想させるスパイものだがスケールが大きい。世界中を旅行しているような気分にさせるのは映画「ボーン・アイデンティティー」シリーズ顔負け。今回の主な舞台はトルコだ。イスラム教徒のテロリストが主人公の一人だが欧州の若いイスラム教徒の一面も活写される。昨今話題の「イスラム国」のことも思い出された。携帯電話(スマホ)が重要なツールとして使われているのも現代的だ。 | ||||
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テロを題材にした極めて面白い本です、9:11以降の世界にとってイスラムの問題は避けて通れません | ||||
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評判が良いので手にとってみました。感想・・・・普通です。2時間弱のハリウッド映画なら手に汗握るところですが、3巻は長すぎるかな。事件(テーマ)が大きすぎて最初から結論が想定できてしまいます。安心感をもってストーリーを辿ることはできますし、プロットの質も高いかと思いますが、ミステリーとしては如何なものかと感じました。 | ||||
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文庫本3冊の長編である。にもかかわらず、ストーリーの骨格は分かりやすく、各章が短いので大変読みやすい。構成も主要な登場人物の過去に行ったり来たりするのだが違和感がない。むしろそれぞれの過去のストーリーが物語の厚みになっている。 第3巻はテロリスト〈サラセン〉を諜報員〈ピルグリム〉が追う追跡劇が中心となる。1巻、2巻での伏線は鮮やかに回収され、あれだけ丁寧に過去の背景を描いているのにもかかわらず無駄がない。 雲をつかむような僅かな手がかりから、テロリストに肉薄していくプロセスはユニークでオリジナリティがある。主人公は任務遂行のため非情な手段も厭わないが、それと並行して身分を偽って接する関係者に対しての優しさや思いやりを持って接し、諜報員らしからぬ葛藤も持っている。また、マッチョなスーパーマンではなく、知略を持って目的を達する戦略家だ。 巧みなプロットと主人公の魅力が絶妙にマッチしたジャンルレスな傑作といえよう。 | ||||
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第1巻での長いプロローグに続く第2巻ではやっと主人公とテロリストが結びつく。テロリストを追うことになる主人公には冒頭でピルグリム(放浪者)というコードネームが付けられ、ここで初めてタイトルの意味が分かる。これだけ読むと、あまりにゆっくり過ぎる展開は冗長なのではと思われるかもしれないが、を全く感じないところがすごい。 第2巻でメインの舞台はトルコに移る。トルコというと親日で我々にとっては比較的親しみを感じる国ではあるが、本書ではトルコの現状が描かれ興味深い。トルコは実は保守的でイスラム教に帰依し、西洋の価値観に深い猜疑心を抱いていることが登場人物を通して描かれている。また、クルド人虐殺を行い、現代のシルクロードとして麻薬取引の要衝としての役割を担ってきた。現在では政府の厳しい薬物犯罪の取り締まりが行われているそうだが、そんなトルコのダークサイドはほとんど日本では報道されない。 日本人は新聞やテレビで報道されない事実はないと妄信している人が非常に多い。裏を取ることは必要であるが、フィクションを通して世界情勢を知るきっかけとするのもよいのではないか。 | ||||
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これは、最近問題の「イスラム国」のテロに参考にされたら怖いお話。 いろいろなオムニバス進行。読んで飽きさせません。 | ||||
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最初このシリーズの1を読みとてもスリリングでこれはおもしろいと感じました。然し、シリーズ2のレビューへ続く・・・。 | ||||
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シリーズ1の面白さが喪失し間延びした展開で途中から読む気力が無くなりました。 | ||||
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数ページ読んで止めました。このシリーズの構成は無理をしていると思えます。少なくとも新品を買う必要は無いでしょう。 | ||||
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スパイ小説も活躍の舞台を東西冷戦からイスラムテロ戦争に移ってきたものの、舞台を新たにした秀逸なスパイ小説は少ない。その原因としてテロリストをイスラム狂信者というステレオタイプから抜け出せないジレンマがあったように思われる。 本作が他のネオ・スパイ小説より優れている点は、主人公のバックグラウンドを丁寧に明らかにさせているだけでなく敵役のテロリストにも綿密なストーリーを持たせている点だろう。第1巻を丸々登場人物の背景紹介で終わらせている程である。そのため作品の長さに比べて第1巻に登場する人物が他の作品に比べてかなり少ない。かといってリーダビリティーはすこぶる高い。登場人物がそれぞれストーリーを持っているので誰もが主人公となって作品をかけるほどのキャラ立ちだ。 また、第1巻ではサウジアラビアの社会についての描写があり興味深い。サウジアラビアは日本にとって原油総輸入量の30%を調達している最大の原油供給国で、日本もサウジアラビアにとってアメリカに次ぐ世界第2位の輸出相手国である。そのため、イメージとしては西側文化を取り入れた穏健なイスラム国というイメージがあるが、そうではないらしい。女性は一人で外出することもできない程、女性の人権に関してはイスラム諸国の中でも最低レベルのようだ。また、国王に対する冒涜で死刑になり人口当たりの祖刑執行数は世界一だそうだ。それも公開処刑の執行数だけで未公開死刑を含めると総数は明らかになっていない。人権の面では敵対するイスラムと大差ないにもかかわらず、その事実が報道されないのは日本ならではなのだろうか。ネットで情報を取りに行けば取り出せるだけまだ良いと、自分に言い聞かせてしまうは我ながら情けないことだ。 | ||||
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よく売れているようで、2巻が届くまでに半月以上待ちました。 様々な領域にまたがる周辺事情について、どこまでが事実なのか分からない自分の無知を呪い、 途中からは100%フィクションであることを祈りながら読みました。 巻末に参考文献を載せてあればいくらか推察することもできるし、事情に通じる方の解説があれば有難かったのにと 思いつつ、知らない方がいいこともあるか?と思い直しました。 この小説どおり、超有能で善き心の持ち主が数人いたら世界は救われるならいいけれど、 実際は、恐ろしく知能が高く自分以外の命に関心を持たないたった一人によって世界は滅びる可能性を知らされ、 恐怖におののきながら、続編をにおわせる結末にウキウキもしていて、 やられました。 久しぶりに興奮する諜報ものに出会いました。 | ||||
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ニューヨーク、サウジアラビア、バーレーン、アフガニスタン、パレスチナ、ロシア、パリ、トルコ、・・・超一流諜報員がテロリストを追って世界を駆け巡るスピード感がこの本の一番の魅力だが、それぞれの地域の異なる人種、生活様式や風景まで目に浮かぶディテールの書き込みも流石です。映画の脚本から始めた作家というのが良くわかります。文句なし大傑作!!! | ||||
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評価が高いので期待して読みましたが、ハッキリ言って期待外れです。前半はともかく、これ程の無敵のテロリストが陥落して行く様子が余りにも安易で、しかも、後半の早い時期にネタバレしていて白けました。 とてもお薦め出来ません。 | ||||
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久しぶりに期待大の諜報ものと見込んで買いました。 不幸な生い立ちで裕福な家庭の養子として育ち、賢く繊細だとそうなるかな?という シニカル主人公と、その相棒となる人物も暗いものを背負ってはいますが、 これまでのところは魅力的です。 冒頭の事件の現場検証で浮かぶ意外な犯人像の薄気味悪さにゾクッとさせられ、 主人公、相棒となる刑事、二人の敵となる世界史上最強の男、 それぞれの素姓と9.11から1年後復讐の狼煙が上がるまでが速い展開と濃いエピソードで綴られ、 400ページを映画を観るようにサラサラと読めます。 相棒の再起に賭ける動機とスローガン、主人公が虚無感から一度は下りた舞台へ戻ることにする件の アメリカ的すぎる単純さには、少し興ざめもしながら、それも中東の混沌を招くことになった要因だと 理解したり・・・ さあ次の2巻!と買おうとしたら、「イスラム国」のせいかすぐには手に入らず半月くらい待つことになり、 驚いています。 | ||||
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全然関係なさそうな事件がどんどんつながっていく、そしてムダなエピソードがない。スピード感あって先を読まずにはいられませんでした。 | ||||
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時間と空間の推移を実に巧妙にリンクさせ、読者を離さずに引き付ける優れた読み物に仕上げている。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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やや冗長の感あるが一気に読めた。 ル・カレnext を期待してます。 非アルカイダ的テロリズム。 湯川氏と後藤氏が拉致された現状が華々しく報道されている最中。 あまりにもタイムリー過ぎ恐ろしくもある。 しかし、イスラムのテロリズムを生み出す元凶、その源への追求も小説化してほしい。 次作も楽しみにします。 | ||||
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