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後妻業
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後妻業の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全140件 101~120 6/7ページ
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上品な話ではないんだけど、ページをめくり続ける面白さ。「後妻業」って、作者の造語かと思ったけど、ひょっとしたら業界ではひそかに使われている言葉なのかもしれない。たぶん、何か元ネタがあるのだろう。 世間を騒がせたいくつかの類似事件は、個人の犯罪だったが、半組織的にやるところが恐ろしい。 ただ、建築に関するエピソードはどこにもつながらないので、エンターテイメントとしては不必要な部分じゃないかと思った。 | ||||
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恐ろしいことがあるもんだ。いやはや、人間とは何かを考えさせる。非常に皮肉な犯罪である。そして、それが実際にあることだというのだから。人間とはいかに浅はかか。誰をも笑えない。しかし、少なくとも私はだましもだまされもしない立場でありたい。日本人のハートはどこへ行った!! | ||||
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あっと言う間に読んでしまいました。 その後すぐに例の事件が発覚したので、びっくり! | ||||
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結婚相談所の会員の69歳の小夜子は、その結婚相談所の所長柏木 から資産家の老人を紹介してもらい、資産家の老人と結婚、死別、財産 取得を繰り返す。小夜子と所長は資産家の老人の財産狙いの共犯 なのである。このからくりは冒頭から明らかなのでネタバレにはならない。 小夜子と柏木の後妻業を暴こうとする元刑事の探偵本多との絡みが 本筋。 以前週間文春で著者の黒川博行さんが、警察OBの人には事件の内容 だったかを聞くことがある、と言っていた。 筧容疑者の事件も、2年前に死亡した男性から青酸カリが検出されており、 前々から捜査が進んでいて、黒川さんは事件のことを知っていてのかなあ、 と思うほどタイムリーかつリアルな出版。 筧容疑者の事件では同じ週刊文春が、東大法学部卒業の弁護士が 筧容疑者の公正証書作成に何度も関与していたと報じている。 その弁護士が在籍していた法律事務所の当該弁護士のプロフィールは 現在削除されていて見られない。 う~ん、やっぱり超リアル! 伴侶をなくした老人の寂しさに付け込む後妻業。 この小説は、そういった老人に付け込む小夜子や柏木の罪悪感のなさを 際立たせ、本多もまた自分の欲望のためにその悪事を暴こうとする様を 大阪弁の短いセリフで進めていく。 後妻業の内幕とそれを取り巻く人達のエゴがこれでもかと書かれていて、 表紙の絵の通り、内容もいわゆるエグく、ある意味読後感のよい小説とは 言えないかもしれませんが、こういった老人の寂しさに付け込み自分の欲 のために命まで平気で奪える人たちの心境はこういったものかもしれないな、 と、これもリアルに感じます。 一文も短くテンポがよいので一気に読めます。 | ||||
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筧千佐子、木嶋佳苗等の婚活凶悪事件が続くので興味を持って読んでみました。 内容はフィクションの小説でとても読みやすく、ストレスなく読み終えました。テンポがいいですね。 ターゲットは女より男。それも妻に先立たれた老人だった。彼らはイベントやパーティーにせっせと参加し、紹介された相手の容姿や気立てがどうあろうと、一言優しい言葉をかけられれば、ほぼ例外なく交際を望んで驚くほど安易に金を出す。子供や孫に資産を残してやろうという考えは浅く、老いた先短い現世に固執し、孤独が癒されさえすれば、あとはどうでもいい。たとえ老人でなくても主導権と選択権は常に女のほうにあり、寂しい男ほど騙しやすいものはないと思い知った。(36ページの記述ですが、ここが印象深い所でした。婚活ジジィなんてこんなもんですかね。) 男であれば既婚者・独身を問わず、読むべきです。婚活なんか馬鹿げているし、結婚業者について考えさせられました。一人で生きていくことが大変なことは今も昔も変わりませんが、こうした本を読んで勉強しておくことがどれほど有用かわかりません。世の男性諸君!女と婚活業者に騙されてはいけませんよ。 | ||||
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前半は後妻業の実態を描いており、読みながら気がつくと眉間にシワがよっていました。後半からは、スピード感あふれるドキドキハラハラの展開で流石のエンターテイメント。そしてあっけない最後のエンディング。面白かった!! | ||||
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この本を読み終えて暫くして、TVニュースで報道されている「あの事件」を知り、あまりにもタイミングが合致したことに驚きました。怖い話もフィクションということを知って読んでいると安心感もあるのですが、実際の事件として存在していまうと、これからこの本を読む人にとって、もはやフィクションとして読むことができなくなってしまうのではないかと余計な心配をしてしまいます。 | ||||
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今話題の「後妻業」です。一気に読ませる構成と人物の描き方はさすがの一言!90%は事実ですと筆者は言っているそうですが、さもありなんと思わせる取材力の高さを感じました。★4つの理由は単純で、良く出来ていて面白いのですが、後味が悪い、社会のアンダーグラウンドで蠢く人々の気持ち悪さをリアルに描いているため、すっきりお勧めと言えなかったためです。 | ||||
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父が倒れた、と後妻の小夜子から連絡が来た。 娘の尚子に、朋美は当座の入院費用を出して欲しいという。 しかし、父は用意周到な人だ。 入院費用はおろか、葬式費用だって用意しているはず…。 預金や有価証券だって、財産はそこそこあるはず。 一体、どうなっているのか。 相談を受けた弁護士守屋は、すべてを小夜子に遺すという公正証書に 疑問を抱き、探偵事務所に小夜子の身辺調査を依頼した。 結婚相談所、司法書士、探偵、キャバ嬢、ヤクザなどが金の匂いを鋭く 嗅ぎつけ貪り尽くす、迫真の犯罪小説。 | ||||
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テレビで話題になっていたので、読みました。内容がほぼ酷似していまことに驚きましたし、今後も似たような事件が現実でも増えると思うとゾッとしました。映画化かドラマ化してほしいと思います。 | ||||
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読み物としてはすっきりとした読後感がなく、個人的にあまり好きな類のものではなかったが 後妻業というビジネス?のやり口については非常に参考になった そういう意味では社会的意義がある誠実な作品だと思う 身内が急に結婚し、 急に会えなくなったり 誤嚥性肺炎を何度も起こしたら疑ってみよう | ||||
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余命いくばくもない資産家の老人とくっついて入籍、死亡時に相続財産を丸取りする「後妻業」 関西有名タレントTじんさんを主人公にして 実録「〇愛」を黒川さんの視点で描いていただきたいです ナンチャッテ介護日記より何百倍も読み応えがあると思います | ||||
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土・日の休日で一気に読み終えました。テンポのいい文章に次は・・・次は・・・と更なる展開を求めつつ・・・。物語を引っ張っていく作家の筆致は流石です。ありふれた日常を送っている殆どの人間に取り、正に「あなたの知らない世界」でしょう。普段フィクションはあまり読まないのですが、「後妻業」は興味深く、面白く、そしてまた恐ろしい内容でも有りました。映像化を期待してしまいますね。黒川さんの他の作品も読んでみたいと思わせてくれる一冊で、久し振りにフィクションの世界に浸ることが出来ました。 | ||||
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まさに世間を騒がす事件そのままの小説。「住民票を移して、家具を搬入。親戚、近所に顔見せ」することにより「内縁」の事実を確定させ、公正証書による遺言作成する手練手管で、連れ添いを亡くした男性独居資産家老人を徹底的に狙う。 結婚相談所と結託し、事故、自然死を上手に装い、遺産取り分を折半。生命保険金まであてにすると、警察、保険会社が調査に入るので、あくまで「遺産」のみにターゲットを絞りきる。後妻業、所長、娘、弁護士、元・刑事の私立探偵、逆に後妻業をカモにする男などなど欲に取り付かれた面々が織り成す群像劇。 この作者の特色であるドスの効いた関西弁、大阪を中心とした地理に馴染みがないところが、関東圏の読者には評価が別れるかもしれないが、完全に時代を切り取ったタイムリー小説。 | ||||
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イヤー面白かったです! 後妻業・・・・けっして笑えない、エグイ小説なのですが シリアスな場面・緊張感のある場面ほど、あの独特の大阪弁が突き刺さってきて、つい笑ってしまう・・・・。 大阪人はすごいなぁと感心。 また、ひとりひとりのキャラクターがたっていて最初から最後まで堪能出来ました。 そのなかでも、極悪の小夜子。 小夜子の半生だけでも、小説になれそうなキャラ。 小夜子役は・・・・・なんて想像しながら読めました。 | ||||
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やはりリアル社会でも・・・、というべき先見性を感じるテーマです しっかりと近づく相手の人間性を見極める、資産管理する、来るべき老後に向けてそういう強迫観念すら感じます きっとドラマ・映画化の話もあるでしょう、今の社会背景にも見事にマッチしてますし、テンポがいいので サクサク読み進めます、関西弁での丁々発止の掛け合いも読み応えあります 暗いテーマですがしっかりエンターティメントに昇華されてますのでオススメ! | ||||
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後妻業。 高齢・独身の男性に近づいて後妻となり、男性の財産を奪い取る仕事。 老人を食い物にしていく結婚相談所と女。 食い物にされた老人の遺族。 真相を暴こうとする弁護士。 真相をネタに強請りにかかる探偵。 結局、善人も悪人も誰も幸せにならないです。 そんな後味の悪い読後感を味わいたいなら、おすすめの一冊です。 | ||||
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この本を読み終える同じ頃、関西の方で良く似た事件が起きていた。結婚相談所を介して小金持ちの独身男性を…。そして、公正証書遺言書を書く手口など全く類似しているが、作者は、数年前に千葉で起きた事件などを参考にしており、今回の事件が偶然なのか「後妻業」恐るべし…!! | ||||
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内容は、まさに、今報道されている事件そのものです。 既に噂などがあったのかもしれませんが、あまりにタイムリーですごいとしか言えません。 | ||||
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黒川氏のフアンとしては残念ですねこれって参考文書そのままでしょう 直木賞取られて忙しく成ったからと言ってこれは余りに酷い どなたか書いておられたようですが、有りそうな話じゃなくて有った話でしょう 非常に残念です | ||||
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