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イノセント・デイズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
イノセント・デイズ
イノセント・デイズ (新潮文庫)

イノセント・デイズの評価: 3.44/5点 レビュー 226件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全130件 41~60 3/7ページ
No.90:
(4pt)

主人公の気持ちは分からないでもない。

総じての感想としては、イヤミス的な結末だったなということくらいかな。
帯に書いてあるような、読後に3日ほど寝込むような衝撃もなかった。
要は、やってない罪で死刑が確定し、再審請求することもなく刑が執行されるのだが、真犯人を全くの第三者でなく、遺族である夫にするとかの方が、ミステリーとしてはさもありなんと思わせられるのでは?
また、せっかく真犯人を見つけたにも拘らず、その真犯人が捕まることもなく、刑を執行させられるまでの過程や経過に全く触れられていないのは、非常に不親切だと思う。
章ごとに一人称になる人物を入れ替えてあるのは斬新だとしても、全体的に荒削りな感は否めない。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.89:
(4pt)

横浜を舞台にした小説としては一級品です

コロナウイルスで外出自粛が続く中、自分が長らく横浜に住んでいるので、その横浜を舞台にした小説を片っ端から読んでいた中の一冊。
横浜の有名なエリアばかりでなく、自分の住む町の隣町が重要な場面で出てきて驚きました。
二日ほどで一気に読んだくらい文章力が素晴らしく、日ノ出町、元町、野毛、山手、寿町?知っている横浜の街のイメージと共に半端ない苦さ、切なさ、重さ、が残ります。
但し疑問符のつく場面も。
例えば幸乃が放火したとすれば、それは誰の家だったのか?現場検証をすれば、本人の取り調べをしっかりすれば…
これ以上はネタバレになるので書きませんが、
横浜を舞台にした小説としては、
一級品だと感じました。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.88:
(5pt)

慟哭、そのもの

彼女のような人を作ってはいけない。
考えさせられる一冊。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.87:
(5pt)

大切な一冊

まず、この作品と出会えたことに感謝します。
年間何冊も小説を読みますが、確実にこの作品は記憶に残ると思います。
読む前と読み終えた今では、明らかに自分の中の価値観が変わったような気がします。

この作品は中高生の課題図書にしても良いと思います。
さらに、法学部の学生やすでに法曹会で働いている方、マスコミの方、児童心理学を勉強されている方
にも読んでほしいと思います。
内容には触れませんが、そのくらい考えさせられる素晴らしい作品です。

最後に、私が一番印象に残った箇所を引用させて頂きます。

「あるいは人を殺すような人間は、生まれながらにしてそのような残虐性を隠し持っているものなのか。
(中略)
犯罪者を「自分とは違う生き物」と断じられるのはどうしてか。たまたまいつか雨が降らなかったから、
自分たちは平々凡々と生きてこられただけかもしれないのに。」
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.86:
(5pt)

肉じゃが

私は肉じゃがのシーンがなんか心に残ったな。
そして初めて作った。
幸乃ちゃんの大好きな肉じゃが・・・

作者さん、素晴らしい作品をありがとう。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.85:
(4pt)

一気に読んだけど…

読み進めるとやめられなくなり一気に読みました。主人公のおかれた境遇の辛さやより悪いものに巻き込まれる人生に読んでて辛くて辛くて。だからといってラストはあれで良かったのか、切なく思いました。読後までもやもやした本でした。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.84:
(5pt)

この小説の根本のテーマは「孤独」

田中幸乃、30歳。
元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。
筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー、とある

この小説の根本のテーマは「孤独」
人間が人間として生きるには、人とのつながりを必要とする

読者の多くには、家族がいて、平和に暮らしているだろうが
世の中には、自分一人で孤独と戦いながら辛い思いをして生きている人もいることを思い知らされる

田中幸乃の「孤独」にあなたは耐えられるか?と問われ
ミステリーを通じて家族、友人、社会について考えさせられる本

本の最後に紹介されていた
著者が参考にした40冊以上の犯罪に関する書籍がこの本の内容の濃さを物語る
この本を薦めてくれた友人に感謝したい

通勤電車では読まない方がいい(泣くとみっともないし、乗り過ごす)
できたら休日の午後3時くらいから一気に読みたい本
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4101206910
No.83:
(4pt)

罪がある人間は誰なのか

死刑囚幸乃の温かい人生が暗転していく様を、そこに関わった人間たちの視点で追っていく形で構成されている。

彼らの思い出の幸乃はイノセントそのものである。

読後の重苦しさや、登場人物たちの物足りなさはイノセントの象徴として描かれる幸乃との対比のように描かれており、ギルティではないけどイノセントとは言えないということを暗に示しているように思える。
そして、私も決してイノセントな人間ではないのだろうと考えさせられる作品だった。
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4101206910
No.82:
(4pt)

最後が納得いきません。

私はやはり最後、彼女を助けたかったです。
死で終わらせてしまうのは日本的で好きではありません。
でもずっしりと重い内容で久しぶりに読み応えがありました。他の作品も読んでみようと思います。
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4101206910
No.81:
(4pt)

息をするのが辛くなった

この作品を読み終えて、自分の中に何か誰にも見せれない自分の汚いところを少し持ち上げられたような気になりました。
実際最後の何ページかは少し呼吸をしづらくなっていました。笑笑
そんな気持ちにさせてくだっさた作者さんはある意味本当にすごいなと思うと同時に恐ろしくなりました。
また他の作品も読んでみたいと思います。
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4101206910
No.80:
(4pt)

切ない

幼少の頃の事が一生引きずる切ない内容。なんでこうなってしまうのか苦しいながら、引きずりこまれてしまった。
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4101206910
No.79:
(5pt)

後半が特によかった

非常に切ない内容ですが、人間の優しさが登場人物たちから感じられるところもあり、最後まで気持ちよく読むことができました。
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4101206910
No.78:
(4pt)

偏見の再認識

1人の女性の死刑ということから始まり、読み進めていくうちに何かがおかしいということにどんどん惹かれていく。
偏見について考えさせられました。
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4101206910
No.77:
(4pt)

たしかに衝撃だった

衝撃のまるまる!という帯からはしばらく離れていたのだけどこれは買ってしまった。次へ次へと読み進めてしまう。テディベアのくだりがとても引っかかった。読む人によって気持ちの入りやすい人物が違うと思う。よそでは幸乃によりそう感想が多かったけど、自分は優しくなれなかった。それが衝撃だった。人の感情の行方が生々しくて読後にひとりシーンとした。他人の感想がとても気になる本です。
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4101206910
No.76:
(4pt)

ジャケットのセンス

映画版はこの終わり方でいいと思います。
ですが、本の場合、ラストは気絶して刑は延期
救ってあげて欲しかった。それに期待していた。

それが死ぬために初めて努力した、みたいな
主人公の人物像に違和感を感じました。
あとジャケットの絵ね。主人公は色白の幸薄そうな人
ですよね?見るたびに気になる。
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4101206910
No.75:
(4pt)

人から必要とされることを欲し続けていた彼女

本書冒頭で死刑判決を受けた田中幸乃。
 彼女に関わった人物が過去を回想する形で物語は進んでいき、裁判で述べられた彼女の過去が現実とは全く違うことが読者に明らかになっていきます。
 幼いころから辛い経験をしてきた彼女。
 彼女に関わってきた人物のうち、彼女の側にたちながらも他人の言いなりとなり、彼女のために何もできないという人物が二人(高校時代の親友と彼女をヒモのように扱っていた元カレの友人)登場しますが、その煮えきらない態度にイライラさせられながらも、そのリーダビリティの高さからか、時間を忘れるほど物語世界に没頭している自分がいます。
 本書は、いわゆる「徹夜本」といえるでしょう。
 読みだしたら最後、時間の経過に気が付かないほど没入します。
 そして彼女の過去が明らかになっていくほど、彼女に肩入れしたくなる気持ちが強くなり、その後の展開が益々不安になってきます。
 ああ、なんとか最期には報われてほしい。
 そう切に願いながら読み進めていくことになるでしょう。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.74:
(4pt)

はずかしながら、泣いちゃいました。

ネタバレになるかと思いますが、アルレーの「わらの女」を読んだ時に、最後の最後まで、どこかで真実が露見して、必ず助けがあると思いながら読み続けていたのですが、どこまでいっても大逆転のない、救いようのない、悲しいお話でした。
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4101206910
No.73:
(4pt)

是非読んで、考えてみて欲しい。

結末のためだけに全てが書かれている。
なので小説としてはいまいちだが、メッセージとしてはとても強いものがある。受取手の感受性に委ねられている。あなたはどう感じますか?
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.72:
(4pt)

面白かったけど

『嫌われ松子』を彷彿させます。
本人の意志を超えて、不幸になっていく女性の物語。
とても面白かったが、なぜ主人公が死を希求するのか、その根拠が弱いような。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.71:
(4pt)

切なく悲しい物語

平凡な女性、田中幸乃はなぜ元恋人の家に放火して妻と幼子を殺めたのか。そして死刑を宣告されてどうして控訴しなかったのか。

読み進めるに連れ幸乃が世間で言われているような陰湿なストーカー女ではないことが分かり、控訴しなかった理由も明らかになりますが、あまりにも切なくて悲しい理由でした。

幸乃のために頑張った慎一が立ち直れるのかも心配です。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910

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