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(短編集)
家族シアター
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家族シアターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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NHKラジオの朗読で「妹という祝福」が放送され、この本に興味を持った。兄弟姉妹のいない私には、実感はない世界が描かれていた。しかし、私の子供たちはこのような世界を生きているのかもしれないと感じることが出来た。物語の世界に入り易く、読み易い。この作家の他の作品も読みたくなった。 | ||||
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しっくりくる話もあるが、何だか最初から感情移入するのは難しく、 「家族」の在り方として、ケースとして話の筋として、理解可能ではあるが 思わずお涙腺が緩むような感じではなかった。 皮肉な斜に構えた視線が否応なく人生の澱や疲労を感じさせるし、 ママ友ならぬパパ友の形も探せばあるのかも知れないが、 村社会の町内会の付き合いを連想させて、 自分の記憶の中の「しんどさ」に直結してしまい、楽しむことができない読書だった。 客観的にさらりと読み流せば良いのだろうが、 自分に引き寄せて読まなくては、もしくは近づかなければと思って読むせいか。 | ||||
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中には、泣ける程のシーンが有り鼻を啜って読み耽ってしまいました。 | ||||
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「中学入試頻出作品リスト」にあったので読んでみたら、面白くて一気に全部読んでしまった。 以下7つの短編で合計約360ページ。 (1)「妹」という祝福 (2)サイリウム (3)私のディアマンテ (4)タイムカプセルの八年 (5)1992年の秋空 (6)孫と誕生会 (7)タマシイム・マシンの永遠 全て家族モノの物語。 女性作家の家族モノは当たりが多い気がする。 ちょっと前に別の女性作家による家族モノの小説「翼の翼/朝比奈あすか」を読んだのだが、あれも非常に良かった。 家族間のきれいな愛情ではなく、愛憎入り混じりの感情を描いた作品こそ読み応えがある。 男の自分としては女性の感情を描いたものが興味深く、この短編集でいうと(1)と(5)はいずれも年齢が近くて性格が似ていない姉妹で特に面白かった。 ストーリー的に最も面白いのは(4)で、現在二十歳の息子を持つ父親が、息子が小六の頃を回想するところからストーリーが始まり、最後再び現在に戻って物語が終わるのだが、ストーリーの核をなす"謎"が面白くて引き込まれる。 (6)は「おじいちゃん」と小学生の孫娘の物語で、昭和ジジイのデリカシーのなさが面白く、最後はほっこりする。 (7)は著者のドラえもん愛が炸裂したストーリー。著者のドラえもん愛は本物で、著者が脚本を担当した「映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019)」は映画ドラえもんの中で指折りの名作だ。 | ||||
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家族に関する話が7篇。 タイムカプセルとか学研の科学や学習とか。 すごく懐かしい感じ。 文章がすごく 読みやすい。 | ||||
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家族っていいな、ということが、絵に描いたような素敵家族ではなくちょっとした喧嘩や行き違いによって描かれているのがリアル。読み終えるたびに心がじんわり暖かくなる、やさしい一冊でした。 | ||||
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家族をテーマとした7作品が収められた短編集。 自分は年齢のせいか、父親やじいさんのお話にはホロリときてしまう。やっぱり、家族は色々あっても、やっぱり家族なのだ。 良かったのは『私のディアマンテ』、『タイムカプセルの八年』、『孫と誕生会』。特に、『孫と誕生会』は、距離を置いて孫を見守る祖父の姿に、ホロリくる作品。孫に、竹とんぼを通して元気を与えるシーンが良いのだ。あぁ、これに感動するようになるとは、自分もじいさんになったという証拠・・・。息子であり兄であり父である自分は、じいちゃんの役割を残すのみ。 | ||||
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短編集で、それぞれの家族のストーリーが描かれています。 家族ってウマが合わずにすれ違っていたり本当は優しい気持ちがあるのにうまく伝えられなかったりと、読んでいてあたたかい気持ちになれます。 | ||||
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それぞれ主に、「姉妹」・「姉弟」・「母娘」・「父と息子」・「姉妹」・「祖父と孫」・「夫婦と息子」の素敵な家族模様が順に描かれている。「祖父と孫」や「父と息子」も新鮮で良かったが、やはり女性絡みの話に感心、辻村さん真骨頂の、細やかで鋭い人間心理描写が遺憾なく発揮されている。心温まるラスト、安定の出来栄えで、ファンを裏切らない。恐らく実体験からきているのであろうかと思われるリアルな表現が随所にあり、改めて作家さんの人間好き、観察好き、考察好きが感じられた。ドラエモンに対するオマージュ作品があり、「タイム・マシン」かと思ったら、「タマシウム・マシン」だった。 | ||||
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自分は小梨でも結婚もしてないけど、読んでて楽しめました。 単なる子育ての話の一場面じゃなくて作者らしいミステリーぽいのがチョイ入ってるから 面白かったのかも。 時代は分からないけど幼稚園位の子育て世代にも今の独身にも楽しめると思います。 | ||||
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商品の状態も良くとても満足しています。 | ||||
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最初の2つの短編を読んだのですが、どちらもなぜか違和感しか感じませんでした。 例えば姉妹(姉弟)の会話の内容があまりに不快で、読んでいて全く共感できなかったのです。 おそらく、私の幼いころからの育ち方も原因の1つかもしれないです。親や兄弟に対し、悪い言葉遣いをしたり、悪態をついたりといったことがなかった(正確に言えばできなかった)からです。ですから、何1つピンとこなかったのかもしれません。 頑張って読み進めれば面白いと感じるかもしれないと思いましたが結局、4つ目の短編あたりで完全に読めなくなりました。大げさな言葉の羅列がなくとも、繊細な心の内の描写が欲しい。 一見うわべでは穏やかな会話をして、上手く暮らせてるような家族でも、本当は根っこに、古くて深いトラウマを抱えて生きている。 そのような人生描写を期待していた私が甘いですが、人それぞれ合う合わないがあって当然なので、今後もいろいろな本を探してみたいです。 | ||||
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家族がテーマって何だか気恥しい。だけど読み出したら性に合わず心が温かくなってしまいました。1人でこっそり読んだ後は家族に優しくしたくなる本です。 | ||||
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中高生の、特に女の子同士の人間関係をシリアスに描かせたら右に出る作家はいないと思っていたのですが、この本では珍しく、若い世代だけでなく、女性だけでなく、お父さん、おじいさんの世代を主人公とする家族関係をテーマにした短編が集められています。 性別や年齢に関わりなく、どんな人でもダメな人はダメな人だし、それでも、人はいくつになっても今日よりも明日、明日よりも明後日、ちょっとずつ成長していきたいという気持ちを持っているんだ、ということを感じさせてくれる素敵な作品集です。 久しぶりに、本を読み終わって、この本は自分だけが読むんじゃなくて、誰かに勧めないといけないという使命感が沸き上がってきました。 辻村さんの初期の作品は好き嫌いが分かれそうですが、この作品は読者を選ばない、というか、誰が読んでも絶対に面白いと言ってくれる1冊だと思います。買ってよかった。お勧めです! | ||||
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いろんな家族のお話。感動する家族ものとして、ものすごく期待して読んだからかちょっと薄味な気がしてしまった。だけど、どれもしっかりリアリティとコミカルさと感情が詰まったお話でした。 | ||||
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作者の作風が以前の小説に似ていると思ったら、 「時の罠」に納められていた短編が「家族 シアター」にも入っていました。 半ばまで読んで気が付きました・・・。 この一冊は7つの短編で成り立っています。 最後の章では作者のドラえもんのファンである 事が明らかに。 と言っても 「凍りのくじら」で藤子・F・不二雄先生を愛して やまないことが良くわかります。 忘れていました。 それと、最終章の見出しを読み間違えていました。 これでは「希美さん」と出会うことができませんねぇ。 | ||||
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7編とも家族の話だが、姉対弟、祖父対孫娘、母対娘など、全て対象の異なる話なので飽きずに読めたし、いい話だな、と感動できるものが多かった。 祖父対孫娘の話では、孫娘の友人関係の悩みがリアルに描かれていて、小学生女子の「あるある」だな、と思った。 女性作家ならではの、そうしたリアルさが面白く、引き込まれた。 | ||||
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辻村さんの大ファンです。 人間の本当の飾らない気持ち、葛藤、本音が 一方通行でなく描かれています。 家族は理屈とか損得ではなく、家族だからこその繋がりがある。家族だからこそのわだかまりもある。家族だからこそ見えてないところもある事に改めて気づきました。 どの物語も温かい。 短編なので子供たちにも読んで欲しいです。 | ||||
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何かと面倒な家族、 逃げることのできない家族、 いつも素っ気ない態度で接する家族、 だけど、本当は自慢の家族。 夢に向かう姿を陰から応援する家族。 そんな物語が胸に刺さりました。 特に姉妹の話にぐっときます。 | ||||
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家族のつながりは理屈ではないんだなということを再認識。 物語は自分に起こったことではないのになぜか自分に起こったような錯覚に陥ってしまいました。 | ||||
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