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(短編集)
家族シアター
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家族シアターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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NHKラジオの朗読で「妹という祝福」が放送され、この本に興味を持った。兄弟姉妹のいない私には、実感はない世界が描かれていた。しかし、私の子供たちはこのような世界を生きているのかもしれないと感じることが出来た。物語の世界に入り易く、読み易い。この作家の他の作品も読みたくなった。 | ||||
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しっくりくる話もあるが、何だか最初から感情移入するのは難しく、 「家族」の在り方として、ケースとして話の筋として、理解可能ではあるが 思わずお涙腺が緩むような感じではなかった。 皮肉な斜に構えた視線が否応なく人生の澱や疲労を感じさせるし、 ママ友ならぬパパ友の形も探せばあるのかも知れないが、 村社会の町内会の付き合いを連想させて、 自分の記憶の中の「しんどさ」に直結してしまい、楽しむことができない読書だった。 客観的にさらりと読み流せば良いのだろうが、 自分に引き寄せて読まなくては、もしくは近づかなければと思って読むせいか。 | ||||
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中には、泣ける程のシーンが有り鼻を啜って読み耽ってしまいました。 | ||||
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「中学入試頻出作品リスト」にあったので読んでみたら、面白くて一気に全部読んでしまった。 以下7つの短編で合計約360ページ。 (1)「妹」という祝福 (2)サイリウム (3)私のディアマンテ (4)タイムカプセルの八年 (5)1992年の秋空 (6)孫と誕生会 (7)タマシイム・マシンの永遠 全て家族モノの物語。 女性作家の家族モノは当たりが多い気がする。 ちょっと前に別の女性作家による家族モノの小説「翼の翼/朝比奈あすか」を読んだのだが、あれも非常に良かった。 家族間のきれいな愛情ではなく、愛憎入り混じりの感情を描いた作品こそ読み応えがある。 男の自分としては女性の感情を描いたものが興味深く、この短編集でいうと(1)と(5)はいずれも年齢が近くて性格が似ていない姉妹で特に面白かった。 ストーリー的に最も面白いのは(4)で、現在二十歳の息子を持つ父親が、息子が小六の頃を回想するところからストーリーが始まり、最後再び現在に戻って物語が終わるのだが、ストーリーの核をなす"謎"が面白くて引き込まれる。 (6)は「おじいちゃん」と小学生の孫娘の物語で、昭和ジジイのデリカシーのなさが面白く、最後はほっこりする。 (7)は著者のドラえもん愛が炸裂したストーリー。著者のドラえもん愛は本物で、著者が脚本を担当した「映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019)」は映画ドラえもんの中で指折りの名作だ。 | ||||
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家族に関する話が7篇。 タイムカプセルとか学研の科学や学習とか。 すごく懐かしい感じ。 文章がすごく 読みやすい。 | ||||
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家族っていいな、ということが、絵に描いたような素敵家族ではなくちょっとした喧嘩や行き違いによって描かれているのがリアル。読み終えるたびに心がじんわり暖かくなる、やさしい一冊でした。 | ||||
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短編集で、それぞれの家族のストーリーが描かれています。 家族ってウマが合わずにすれ違っていたり本当は優しい気持ちがあるのにうまく伝えられなかったりと、読んでいてあたたかい気持ちになれます。 | ||||
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それぞれ主に、「姉妹」・「姉弟」・「母娘」・「父と息子」・「姉妹」・「祖父と孫」・「夫婦と息子」の素敵な家族模様が順に描かれている。「祖父と孫」や「父と息子」も新鮮で良かったが、やはり女性絡みの話に感心、辻村さん真骨頂の、細やかで鋭い人間心理描写が遺憾なく発揮されている。心温まるラスト、安定の出来栄えで、ファンを裏切らない。恐らく実体験からきているのであろうかと思われるリアルな表現が随所にあり、改めて作家さんの人間好き、観察好き、考察好きが感じられた。ドラエモンに対するオマージュ作品があり、「タイム・マシン」かと思ったら、「タマシウム・マシン」だった。 | ||||
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自分は小梨でも結婚もしてないけど、読んでて楽しめました。 単なる子育ての話の一場面じゃなくて作者らしいミステリーぽいのがチョイ入ってるから 面白かったのかも。 時代は分からないけど幼稚園位の子育て世代にも今の独身にも楽しめると思います。 | ||||
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商品の状態も良くとても満足しています。 | ||||
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家族がテーマって何だか気恥しい。だけど読み出したら性に合わず心が温かくなってしまいました。1人でこっそり読んだ後は家族に優しくしたくなる本です。 | ||||
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中高生の、特に女の子同士の人間関係をシリアスに描かせたら右に出る作家はいないと思っていたのですが、この本では珍しく、若い世代だけでなく、女性だけでなく、お父さん、おじいさんの世代を主人公とする家族関係をテーマにした短編が集められています。 性別や年齢に関わりなく、どんな人でもダメな人はダメな人だし、それでも、人はいくつになっても今日よりも明日、明日よりも明後日、ちょっとずつ成長していきたいという気持ちを持っているんだ、ということを感じさせてくれる素敵な作品集です。 久しぶりに、本を読み終わって、この本は自分だけが読むんじゃなくて、誰かに勧めないといけないという使命感が沸き上がってきました。 辻村さんの初期の作品は好き嫌いが分かれそうですが、この作品は読者を選ばない、というか、誰が読んでも絶対に面白いと言ってくれる1冊だと思います。買ってよかった。お勧めです! | ||||
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作者の作風が以前の小説に似ていると思ったら、 「時の罠」に納められていた短編が「家族 シアター」にも入っていました。 半ばまで読んで気が付きました・・・。 この一冊は7つの短編で成り立っています。 最後の章では作者のドラえもんのファンである 事が明らかに。 と言っても 「凍りのくじら」で藤子・F・不二雄先生を愛して やまないことが良くわかります。 忘れていました。 それと、最終章の見出しを読み間違えていました。 これでは「希美さん」と出会うことができませんねぇ。 | ||||
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7編とも家族の話だが、姉対弟、祖父対孫娘、母対娘など、全て対象の異なる話なので飽きずに読めたし、いい話だな、と感動できるものが多かった。 祖父対孫娘の話では、孫娘の友人関係の悩みがリアルに描かれていて、小学生女子の「あるある」だな、と思った。 女性作家ならではの、そうしたリアルさが面白く、引き込まれた。 | ||||
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辻村さんの大ファンです。 人間の本当の飾らない気持ち、葛藤、本音が 一方通行でなく描かれています。 家族は理屈とか損得ではなく、家族だからこその繋がりがある。家族だからこそのわだかまりもある。家族だからこそ見えてないところもある事に改めて気づきました。 どの物語も温かい。 短編なので子供たちにも読んで欲しいです。 | ||||
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何かと面倒な家族、 逃げることのできない家族、 いつも素っ気ない態度で接する家族、 だけど、本当は自慢の家族。 夢に向かう姿を陰から応援する家族。 そんな物語が胸に刺さりました。 特に姉妹の話にぐっときます。 | ||||
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家族のつながりは理屈ではないんだなということを再認識。 物語は自分に起こったことではないのになぜか自分に起こったような錯覚に陥ってしまいました。 | ||||
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ああ、読んで良かったと思わされた一冊。 「「妹」という祝福」、「サイリウム」、「私のディアマンテ」、「タイムカプセルの八年」、「1992年の秋空」、「孫と誕生会」、「タマシイム・マシンの永遠」の7編からからなる短編集。 家族って難しい。でも家族ってあったかい。 どの話にも、家族だからこそ上手く思いが伝えられないもどかしさや、家族だからこその思いやりが丁寧に描かれていて、じんわりとほっこりした。 一番のお気に入りは「孫と誕生会」。不器用ながらも孫を思うおじいちゃんが格好良かった。 | ||||
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家族をテーマにした短編集。 1章めから泣きました。 どの章も、序盤〜中盤までは家族のワガママさや自己中心的な振る舞いにイライラさせられ、終盤でじんわりと温かい気持ちに、時には涙させられます。 親に対し反抗的だった人、きょうだいとケンカばかりしてきた人、子育て中の人など、環境によってどの話に感情移入できるか変わってきそうです。 辻村深月さんの作品を読むのは『本日は大安なり』に続き2作めなのですが、文章力・物語の構成ともに安定してレベルの高い作家さんだと感じます。 できれば1人になれる時、静かな場所で読むのがおすすめです。 | ||||
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辻村さんの作品は、どれもハズレがなくて、この作品は地味だけどいろんな家族の形があってもいい、ということを深く確信させてくれると共に どれも最後は心がじわ~と温まる。家族にとらわれすぎる人にもぜひ読んでほしい逸品です。 | ||||
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