伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。

出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー 「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。

直木賞受賞、第一作 待望の書き下ろし長編 母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。

この道がずっと続けばいいと思うこともある。 ここから早く抜け出したいと思うこともある。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。

中学校にはいろいろな生徒がいる。

両親を事故で亡くし、施設で暮らす小学生の太輔。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

望むことは、罪ですか？　誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったＤＶ男との逃避行──。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。

一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。

連続通り魔殺人事件の容疑者“コートの男"を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。

今年二十五周年を迎えたテレビドラマ、「世にも奇妙な物語」の大ファンである、直木賞作家・朝井リョウ。

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーー あの事件から10年。

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。

有名劇団のかつてのスター“つかさ様”のファンクラブ「ファミリア」を束ねる美知代。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

発端は山形のホテルだった。借金返済のため一攫千金を狙う相葉時之は、手違いからテロリストに命を狙われる羽目に。

中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。

ちぎれそうな身体だって、おれの走りをするんだ。

小学校一年生の時、結衣子の二歳上の姉・万佑子が失踪した。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。

直木賞作家の、痛いほど切ない青春の傷を描く小説。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。

「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。

日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集 島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。

想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている! 児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。

埼玉県の片田舎・神室町に幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。

あなたに、いつか「恩返し」をしたかった──「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」わたしは恋人に人生初のおねだりをした。

あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。

小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々――。

遠い遠い未来でいい。 あの人に出会えるなら、 いつまでだって待っていられるーー。

時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

本書を読む前に、ぜひ、辻村深月の長編ミステリー『スロウハイツの神様』を手に取ってください。