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(短編集)
家族シアター
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家族シアターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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ああ、読んで良かったと思わされた一冊。 「「妹」という祝福」、「サイリウム」、「私のディアマンテ」、「タイムカプセルの八年」、「1992年の秋空」、「孫と誕生会」、「タマシイム・マシンの永遠」の7編からからなる短編集。 家族って難しい。でも家族ってあったかい。 どの話にも、家族だからこそ上手く思いが伝えられないもどかしさや、家族だからこその思いやりが丁寧に描かれていて、じんわりとほっこりした。 一番のお気に入りは「孫と誕生会」。不器用ながらも孫を思うおじいちゃんが格好良かった。 | ||||
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自分の育った家族と比べてあまりにも桁外れにどれも異なるため、違和感しか残らなかった。 人間関係のずいぶんと希薄な描かれ方だと感じた。 もう少しコミュニケーションがあってもいいのでは? こんな家族から育った子供たちは、コミュニケーションに苦しむ大人になり、 社会生活や次世代の子育てで困難に遭うのではないのかとすら余計な心配をした。 読みやすさは抜群だが、後味がどれも今一つだった。 | ||||
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家族をテーマにした短編集。 1章めから泣きました。 どの章も、序盤〜中盤までは家族のワガママさや自己中心的な振る舞いにイライラさせられ、終盤でじんわりと温かい気持ちに、時には涙させられます。 親に対し反抗的だった人、きょうだいとケンカばかりしてきた人、子育て中の人など、環境によってどの話に感情移入できるか変わってきそうです。 辻村深月さんの作品を読むのは『本日は大安なり』に続き2作めなのですが、文章力・物語の構成ともに安定してレベルの高い作家さんだと感じます。 できれば1人になれる時、静かな場所で読むのがおすすめです。 | ||||
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辻村さんの作品は、どれもハズレがなくて、この作品は地味だけどいろんな家族の形があってもいい、ということを深く確信させてくれると共に どれも最後は心がじわ~と温まる。家族にとらわれすぎる人にもぜひ読んでほしい逸品です。 | ||||
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主人公が、中高生の女の子から年配の男性と幅広い。ゆえに読者によって、当たりと大当たりの差は出てきそう。 男の私は、やはり男主人公が面白かった。男主人公は大人で、人生観を感じさせる深みがあったことも影響しているだろう。 最後のタマシイム・マシンの永遠は短編でも短い方なのに凄く良い。親や先祖に感謝の気持ちのわく良作。 | ||||
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6冊くらい読ませていただいております。 どれもとても面白く、今の時代も満更じゃないなーと感じさせてくれる素晴らしい作家さんだと思います。 この「家族シアター」はいずれの短編も家族の関係にまつわるストーリーですが(辻村さんは家族関係の描写がとても深い) 家族間の失望、喪失、怨恨、などの思いがある時間を経て愛、希望、笑い、などに変化していく様を淡々と描いています。 いずれのストーリーも最後は、胸にストンと落ちる暖かい気持ちで終わらせてくれるのはやはり作家の力量ではないでしょうか。 歴史も未来もすべてが、それぞれの家族の中にあると改めて感じさせてくれる1冊です。 これからも、楽しみにしておりますので面白い小説お書きください。 | ||||
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辻村の小説にしては反響が少ないように、 とにかく内容が地味。 まあだから悪いというわけではないんだけれど、印象に残ることはすくなく、 また、展開も遅い。序盤もダラダラで面白くなるまでが遅い。 序盤で切った読者は相当数いると思われる。 合格点ではあるので、★4つ。 | ||||
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じんわりするお話が満載な本です。島は僕らとが好きで、辻村さんの本をチェックするようになりました。今後も楽しみな作家さんです。 | ||||
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家族のぶつかりあいや愛情を描いた7つの短編集。 どの話も家族の愛情が感じられて読後感がよかった。個人的には「1992年の秋空」と「孫と誕生会」が好きだった。 「1992年の秋空」は、はるかとうみかの姉妹の物語。宇宙飛行士になることを夢見るちょっと変わった妹のうみかに、姉のはるかが振り回されつつも、妹のために奮闘する姉の姿が微笑ましかった。 「孫と誕生会」は、帰国子女で友達とうまくいかない小学生の実音(みおん)と一緒に住むことになったおじいちゃんの話。なにかと自分の頃と比べておせっかいをやくおじいちゃんは実音に嫌われてしまうのだが、友達のお誕生会とたけとんぼをきっかけに、実音とおじいちゃんの距離が縮まっていく。 ちなみに、「タイムカプセルの八年」も好きなのだが、「時の罠(文春文庫)」にも掲載されており、すでに読んでいた話だった。 | ||||
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ミステリの要素は皆無です☆直木賞受賞後、「島はぼくらと」や「盲目的な恋と友情」など、青春ものの良い作品を執筆している深月さんの最新単行本です。基本的には「島はぼくらと」に近い作風だと思いますNE(*^_^*) 短編作品が7つ載っています。 (鈴木)ちなみにこんな人たちが登場します。 同じ中学校に通う、真面目な姉(JC3)とイケてる妹(JC2) バンギャ(バンドのおっかけギャル)の姉(23)とアイドルオタクの弟(19) 大学受験を控えた優等生の娘(JK2)と、心配性な母親 教師に憧れる6年生の息子と、大学准教授の父親 宇宙を愛するちょっとズレてる萌え系妹(JS5)と、自分の普通さがコンプレックスな姉(JS6) 息子家族と一緒に暮らすことになった、おじいちゃん 赤ちゃんを連れて帰省する、藤子・F・不二雄を敬愛する若い夫婦 読後感が超絶さわやかで本当に感動して、何度も何度も目頭が熱くなり、泣いてしまいました。心を打たれて涙が止まりませんでした。 それくらい珠玉の作品が詰まっています。 テーマは家族愛や姉妹の絆の大切さを訴えています。家族のぶつかりあいや憎しみあいを通して、家族の大切さやすばらしさを教えてくれています。読者にやすらぎや感動を与えてくれます。読むとやさしい気持ちになれる一冊です。 反抗期や(姉妹ゲンカの多い)思春期の中高生にも読んで欲しいですが、思春期のお子さまを持つ子育てに悩んでいる父親や母親にも読んで貰いたいですNE☆幅広い世代の方々へオススメいたします。 反抗期や思春期の女子小中高生特有の心情を、女性の立場からするどく描写していて、すごく共感がもてます。 表紙のイラストや、扉絵の白とパステルカラー系の水色のストライプの配色やレイアウト、デザインも、素敵すぎて辻村さんが大好きになってしまいました(も*^_^*え)(惚) 女子小中高生がヒロインの、ガールズトーク満載のティーンズ恋愛小説っぽいお話もあります。 個人的には禁断の純愛と苦悩を描いた「私のディアマンテ」や、学研の学習雑誌「6年の学習」と「6年の科学」とスペースシャトルを題材にした「1992年の秋空」が一番大好きなお話です。 道徳の授業などでも十分に扱えるすばらしい内容です。 全国の学校図書館に置いて欲しい、良書のオススメで間違いなくナンバー1の作品です。 | ||||
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色々な視点から家族を眺め直す。子供として経験した家族の役割、今経験している親としての経験、そしてこれからの祖父としての家族。どれも楽しみ。 | ||||
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姉と妹、姉と弟、母と娘、父と息子、祖父と孫・・・。それぞれにいろいろな事情を抱え、いろいろなトラブルに巻き込まれたりもする。さまざまな家族のさまざまな愛の物語を7編収録。 私にも4歳違いの妹がいる。小さい頃はケンカばかりしていた。けれど、それぞれ家庭を持ってからは、何でも話せる仲の良い姉妹になった。今は、妹がいてくれて本当によかったと思っている。 この作品に登場するさまざまな家族・・・。かけがえのない家族だからこそ許せないこともある。争うこともある。時には傷つけあうこともある。けれど、家族だからこそ心を寄り添わせることもできる。許すこともできる。 7つの話の中で特に印象に残ったのは、「1992年の秋空」と「タマシイム・マシンの永遠」のふたつだ。「1992年の秋空」は姉妹の物語で、自分たち姉妹と重ね合わせながら読んだ。「なぜ小さい頃は妹とケンカばかりしたのだろう?」今思うと胸が痛くなる。「タマシイム・マシンの永遠」は、赤ちゃんを連れて帰省する夫婦の物語だ。「覚えててね。」この言葉が意味するものに触れたとき、涙が出そうになった。とてもいい話だと思う。 家族・・・。それがどんなに大切でかけがえのないものであるかを、この作品はあらためて教えてくれた。穏やかなぬくもりが感じられる作品だった。 | ||||
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どこかしら「間が抜けてる滑稽感」をそこはかとなく浮かばせてるような人々の短編集。 この作者さんの著作は好き嫌いがかなり極端に分かれますが「本書は軽快に楽しめた」方のくくりです。 | ||||
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効能 ツッコミを入れたくなります 素直で判りやすい文章なのに 視界のはしに見えていた物にはっとさせられます ヒッチコックの映画の手法で編まれた サスペンスでもホラーでもない 癒しの物語 | ||||
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