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荒神
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荒神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全128件 61~80 4/7ページ
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“荒神”の出自が納得できない。超自然現象を合理的に描写しようという愚を犯している。映画ならばともかく小説では納得し難い。だが、宮部みゆき愛好家にとってはこれでよいのだろう。こうした解りやすさも、大衆をひきつける魅力なのではないか。 そう考えると、類型的な人物造型も、冗漫な語り口も不自然でなくなる(それでも兄妹相姦の挿話は蛇足でしょう)。なにより、いまどき、このようにアナクロなステレオタイプを堂々と描いてしまうのが凄い。 | ||||
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中盤を越えたあたりまでは夢中で読みました。江戸時代の小藩に現れた怪物の恐ろしさと気味悪さが臨場感たっぷりに書かれていて、ゾクゾクしました。 でも、肝心の怪物退治があまりおもしろくなく、残念。おそらく鍵となる人物が思いの他たいした悪者でも、傑物でもなかったのが理由かなと思います。ここが際立っていたらおもしろかったのに。 それ以外の登場人物は魅力あり共感できたので、クライマックスにはちょっとがっかりしたものの、最後までおもしろく読めました。 | ||||
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宮部さんの時代物が大好きで、書店で文庫になっているのを見つけて購入しました。 怪物の描写がファンタジー寄りで時代と合っていない気はしました。生み出したのは呪術なのだからもっとそちらに寄せれば浮いている感じはしなかったと思います。書き方の問題でしょうか。また、怪物の暴れるシーンが多すぎたように思います。 最後は可哀想で、何故朱音様があそこまで兄のことに責任を感じているのか納得出来ました。 源じいがかっこよかったし他にも好きなキャラが沢山出来て、時代物大好きな私は楽しめました。源じいさんまた別の話に登場してくれないでしょうか。しぶといし職人気質だし飄々としてて素敵です。伊吉はあれが演技だと知った時、本当に怖かったけど思ったよりいい人で安心しました。 ラストはとても好きです。山のことも、絵のことも。怖いけどその絵を見てみたい。でも見たら見なかったら良かったと一生後悔すると思います。 読みながらこの化け物の話、どこかでと思ったら宮部さんの別シリーズで似たような話がありましたね。それとお家騒動の種明かしの部分もあっさりしすぎていたので、この評価にしました。 | ||||
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荒神:宮部みゆき 以前読んだはずなのに、また購入してしまった。 読み始めて、記憶が少しずつ戻ったが、新たな興奮に見舞われた。壮大な歴史と、 民の日常の対比をしっかりと読めた。とても面白かった。 吉田洋二 | ||||
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時代物で怪物登場ということで、何となくジブリワールドを連想。 理不尽に暴れる怪物と、その怪物に翻弄される人々の様を描く前半部分は圧巻。すぐに引き込まれた。 ただし、中盤から終盤の展開は正直なんだかなぁという感想。 怪物が生まれる動機も弱いし過程も今一。終わり方も意外とあっけなくて唐突な印象を受ける。 誤解して欲しくないが、全体としてすっきりとまとまっており、けっしてつまらないわけではない。 個人的な思いとして、前半の勢いそのままに最後まで突き抜けた先の展開がみてみたかったいうだけである。 | ||||
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時代物&ファンタジー。正に宮部ワールドです。人物描写はさすがですね、最後までハラハラしながら一気に読んでしましました。 | ||||
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時代もののエイリアン物語か!?と思う場面もありましたが、飽きることなく最後まで楽しんで読むことができました。この作品に限ったことではないのだけれど、登場人物のキャラクターの良さか光ります。それぞれに思い入れができるため、楽しく読むことができました。 これをドラマ化して、実写で見るのは厳しいかなと思うので、ドラマは見ません。結局、物語としては人間の業の結果なんだなと感じた作品でした。 | ||||
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序盤はさすが宮部みゆきワールドといったもので、文章の運び方からわくわくさせられ、息をつくのも忘れるほどだった。 しかし残念なのは中盤から…。なんだかあのテレビアニメとあのアニメーション映画のパクリのような設定がチラホラしてきて、嫌な予感が拭えないまま、物語もホイホイと嫌な予感に突入していってしまった残念な印象。 ここまで浮世離れさせる必要があったものだろうか…。中盤からのありきたりなストーリー展開と、設定の残念感がすごすぎた。 甘々に点数をつけて☆3つ。 | ||||
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三島屋変調のまぐる笛を書き直した?ような 。もう少し愛すべきキャラが欲しかった。 | ||||
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今年夏の宮部みゆきはコレ。まさかの怪獣小説でした。発表は、「シン・ゴジラ」よりも2年早いので、原発事故を怪獣に代えるのは、宮部みゆきが最初ということになろうか。解説において「シン・ゴジラ」の特殊撮影監督の樋口真嗣さんがつくり手として映画化を挙手しています。どころが、帯にはそれとは別方面なのか、「NHKドラマ化決定!」の文字が。悪い予感しかしないのですが。 宮部みゆきはつくづくスティーブン・キングの愛弟子だと思う。現代サスペンス、SFから時代小説、ホラーをエンタメとして仕上げて秀逸。そしてそれらを我々に提示する時に、最も判りやすいのが「怪物」小説だ。キングも確か同じようなモノを書いていたような気がする。 ともかく、今迄見たこともない怪物を描いて、なおかつ怖い楽しい興味深い、宮部エンタメの極致だろう。 宮部の怪獣(神)は、人間が関わり、それをつくった人々が居なくなる頃に、忘れた頃にやって来て、大きな厄災を起こす。敵側にも、つくった者にとっても、厄災がやってくる、ということでは原発事故に似ているし、人間というモノの業を写しているとも言えるだろう。それを防ごうとする人たちと、それを利用しようとする人たちと。恨みは形となって、人々を襲うだろう。 2017年7月17日読了 | ||||
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宮部みゆきさんの小説はいつも面白いです 話の展開が魅力的であきません | ||||
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話の構造として非常に近しいのは「孤宿の人」。場所の設定だけではなく、人同士の関係性(迫害される(であろう)子どもと権力者、など)も似通っているような印象を受けました。かといって面白くないわけではなく、まぁ普通に楽しめます、が、先んじて「孤宿の人に近いなぁ」と感じたせいか、オチの展開が見えてしまい、あまり泣けたりはしなかったです、残念。ついでに泣き童子の中にもこういう怪獣退治みたいな話があったなぁ、と。 それと、やじの正体を、「ああいった形」にすることに何か意味はあったのだろうか、という……。新聞連載の場合、一回の記事で一か所、目の引きどころ(驚かせどころ)を作らねばならない、と聞いたことがありますが、そういったサプライズ的な要素でしかないように感じました。 「ああいう人」だからこその何か、がない。たとえば和尚が背中を預けなかったのはやじのそういった部分が要因だった、などを差し挟んでいれば、「おれが継ぐと言ったのに」の前段階である朱音の「だからわたくしが必要だったのですね」もぐっと活きるというか……。 何かいろいろ物足りない!感はありますが、面白いは面白いです。映像化されるようですが、柳沢の菊池は、必要以上にうるさそうだと笑ってしまいました。 | ||||
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宮部みゆきが書いたの?ホントに?? と言いたくなるくらい設定から人物まで陳腐の極み。 そして、ネタをひろーくあさーく詰め込み過ぎ。 そして映画化??? アレはやっぱりCGになるんだろうけれど、いっそのこと、初期のゴジラみたいに着ぐるみでやったほうがいいのでは? | ||||
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私にとっては、読み返すごとに、さまざまな事に気づかせてくれる本です。いまの自分にとって生きていく上で大切な事や思いに気づかせてくれるみたいな…。きっとそれは読む人ごとに違うのだと思います。もとろん読み物としてもとても面白く飽きさせることがありません。 | ||||
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面白かったです! 宮部みゆきさんは、いろいろ読んでいますがこれはその中でも展開も良く、あっと言う間に読みきりました! | ||||
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「弧宿の人」と同じく地方の架空の藩が舞台のため、最初は設定をじっくり頭にいれながら、それ以降は一気に読みました。 新聞連載中は、途切れ途切れで怪物のグロテスクさや人々の抗戦ぶりばかりが目立ち、漫画っぽい挿絵もイメージに合わなかったため、あまり熱心に読んでいませんでした。単行本で読み直してみて、スティーブン・キングを思わせるホラー/パニック小説であり、細かい謎が絡み合うミステリーであり、何より宮部みゆきさんの時代ものに共通する、与えられた境遇で精一杯生きる人々の姿が印象的でした。 確かに終盤で怪物の退治方法が明かされてからの展開はちょっとあっけなく、怪物の最後の変貌シーンはえ?そうなっちゃうの?と思いましたが、ナウシカ的と表現していた方がいて、なるほどと思いました。やはりさすがの宮部作品です。 | ||||
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悲しい兄妹の結末ですが村に吹く優しい風に朱音の匂いがしたというところで「千の風にのって」が浮かびました | ||||
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三島屋シリース゛のまぐる笛に少し似ているようで そうでなく 古い戦国の昔より続く家系、又毒薬と 二つの領土問題にまたがる昔話が絡み合って 物語は進む、登場人物には悪人は居ない しかし たくさんの人々が無残に死ぬ ただ一人己の生まれを 恨み、怒り、それもその人のせいでは無い ただ毎日 働き、その収穫に満足し、生活している無垢の人々が 襲われる 登場人物全て、怪しく思われて、わくわくする 心優しき、若くない女性だけが、己の運命を知り受け入れ たったひとりで恨みを背負った双子の兄を静めて行く 謎が謎を呼び、幾重にも絡まった昔の怨念を知る | ||||
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得体の知れない怪物ばかりに目が行きがちですが、敵対する二つの藩に蠢く政治の闇、それに関わるお家の事情、 そして人としてあるべき姿を見事に描いた宮部さんならではの作品です。 単なる怪物モノも、作り手と読み手の視点を考慮した文章と表現力を以ってすれば、濃密な人間ドラマになるのだと思わされます。 | ||||
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宮部さんらしい時代小説でした。 中弛みすることなく、一気に読み上げました。 新作期待しています。 | ||||
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