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荒神
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荒神の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全128件 121~128 7/7ページ
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| つまんねぇぇ! 宮部みゆきは最近時代小説ばかり買ってたけど三分の一位で挫折。荒神にも登場人物にもまっったく興味がわかない!ひっばってくれてない!人間関係の心情の深さの描写も薄くて。広く浅くこれから纏めるんだろうけど読んでいられない!誰にも好意?興味?を抱けない!作者が違うけど 熊撃ち みたいに序盤中盤が苦痛!熊撃ちは熊より犬の話しになって最後感動したけどこれはキツイ!あんじゅうシリーズ?それまでもういいや | ||||
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| 宮部みゆきさんの時代物だけ購入しています。現代物は気が荒む・・・。「孤宿の人(でしたか?)」はアレでしたが「泣き童子」とかいいと思います。今回は色々なしがらみ、思い、秘密が絡んだ内容です。最初は入りにくいな、と思っていたのですが最後まで一気読みしてしまいました。難を言えば、うるさい役立たずがよく出て来る気がします。それはパターン化と言うことでしょうか。 最後に。読んだ方の自由ですが、お子さまには難しいと思われます。 | ||||
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| 優しく合理的な登場人物が多い宮部みゆき、今回は「時代劇」「怪獣小説」です。 「赤影」や「大魔神」のような舞台設定ですが、おそらく宮部さんが、無意識で下敷きにされたのは、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」ではないかという印象を持ちました。双子の兄が暴君的権力者で、その責任を感じながら生きる女性主人公の自己犠牲物語。「映画化以前設定のもののけ姫」にも通じます。「怪物」を二つのチームが追いかけて邂逅する構成も「ナウシカ」的。オームの体液、アスベルやクロトワを思い起こすシーンもあります。 宮部みゆき小説の楽しさは、登場人物ひとりひとりの背景を書き込む人物造形の細やかさとリーダビリティにあると思っていますが、今回に限れば、前半でのそれがやや冗長だったように感じられ(はよ、怪物を出せと、若干イライラしました)、最後にまとめて全員分種明かしの感じがチープな推理小説風でした。しかし、それも小説全体のおもしろさから考えるとわずかな瑕疵に過ぎません。 宮部さんのような文壇の中心人物が、こうして既存の枠組みにとらわれないエンターテインメントを発表されることは、非常に意義のあることだと思います。 | ||||
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| 確かにエンターテイメントな面白さはありますが「荒神」という設定で、どうしてもああいうモンスターにして出すしかなかったのかしら?と興醒め感は否めません。これは子ども向けのマンガです。ハードカバーにするほどの作品ではありませんでした。 | ||||
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| 本書の舞台について、4頁にある地図は、上野と下野の北に延々と広がる陸奥の一番南だよと教えてくれる。 それは、福島県であり、本書が3.11の寓話であること抜きに本書を語ることは出来ないだろう。でも、敢えて会津藩に近いとか、そういうモロ出しにはしない、それが全編を通じてのトーンになっているので、気付かない人には、一気読みできる面白いエンタメで終わるわけだが。 別に、原発の是非とか科学の怖さとか安い月並みな感想を言う必要はないわけだが、宮部みゆきがタイミングとしては3.11後に間を置かずに構想を練り出したことからも、少なくとも彼女が向き合おうとしたもの、描こうとしたものを考えないと、本書の味わいはずいぶんと薄口ジャンクになってしまうだろう。 すでに3.11を題材やテーマとした作品は多くの作家が手掛けているが、ファンタジーや時代小説でも活躍する著者が、3.11や文明論に気圧されることなく、自らの小説世界の上に更なる傑作を描いた点でも本書は読み甲斐があるものと評価したい。 私は本レビューの表題に「何を見出せるのか?」と書きながら、その答えを敢えて書かない。実は、その答えは一つではないどころか、私達の生き方の数だけ答えはあると思えるからだ。ゆっくりと 時には振り返ったり繰り返したりして読むもの、それが本来の長編小説だろう。自分の生き方や読書感を問われる一冊であり、その価値はとても重い。 とりあえず、本来は一つであったものが、対立するまでに二極化すること、そのお互いに普遍的な良い価値と悪い価値が内在していること、二極化がその両者の善意と悪意を巻き込んで増幅すること、などなど3.11モノの中で現代日本論としての指摘としては、東京自叙伝以上に突っ込んだ内容であることはもう少し書評で触れてもいいのではないだろうか。 | ||||
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| 時は江戸時代、山奥の村を突然異変が襲う。住居は押しつぶされ、村人たちは熱湯を浴びせられたような火傷と異臭のなかで次々と殺戮されていく。このショッキングな冒頭シーンからたちまち物語の中に引き込まれた。 舞台は二つの兄弟藩である。もとは一つであったが分離して、今は敵対関係にある。人物は最初それぞれ無関係に登場して物語が進行し、彼らの身辺で異変の前触れが次々に起きる。場面は人物の視点から描かれるから、彼らの不安や不審、恐怖を読者も共有する。場面は交互に転換して、しだいに異変は形をなしていく。高まっていく謎と緊張感。このあたりのサスペンス感あふれる盛り上げ方はさすがだ。そして、ためにためた緊張感が頂点に達して‥‥。あり得ない世界が現れる。 だが、あり得ないことながら非常なリアル感。CGよりはるかに迫真性のある固唾をのむシーンが延々と展開していく。恐るべき描写力である。 登場人物は最後に一点に収斂して、物語は読者の予想を裏切りつつ希望の余地を残す結末を迎える。 人間の抱く憎しみと愚かさが怪物となり、世界を滅亡の淵へ導く有様が描かれる。同時にそれを打ち破る愛と叡智が人には宿ることも啓示される。作者は、映画『大魔神』から作品のヒントを得たということを書いておられた。エンターテイメントとしての醍醐味を十分味わえて、さらに人間の誰しもが抱える善悪二面性への内省へと読後感は誘う。 | ||||
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| 荒神、一気読みしました。宮部みゆきの本は 全部読んでいます。宮部みゆきワールドの摩訶不思議な世界が、大好きです。宮部みゆきの描く、物語は全てが、人間の欲、妬み、憎しみが、生み出すもの。故に、心底怖い。。荒神も、例に漏れず、そういう類いの怪物。何故、そんなものを、作ろうとしたか、半端に作られ、封じ込められた怪物が、今、何故、動き、村人を食らい尽くすのか。それは読んでいくうちに、わかり始めます。哀しいし、せつない。 中身はとっても深い。桜ほうさらも、そうでした。でも私は、宮部みゆきの他の本の方が好きです。あやし、おそろし、ばんば憑き、ぼんくら、等々。荒神が面白くないわけではない。桜ほうさらも。個人的に、少し好みから外れてるだけ。宮部みゆきの本には引き込まれる、外れがないのは、確かです。 | ||||
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| ただ、これで全部なのでしょうか・・? 白い怪物の絵が特に好きだったのですが、気に入ってたのが無かったような・・しかし、1冊の本に纏まったのは純粋に嬉しいですね。 | ||||
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