三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。

インターネット上に溢れる情報の中で、法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。

父の汚名をそそぎたい。そんな思いを胸に秘めた笙之介は…。

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。

森崎友理子は小学生。中学生の兄・大樹が、学校で同級生をナイフで刺し、そのまま逃走、行方不明になった。

離婚した杉村三郎は私立探偵事務所を設立。

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。

加賀様は悪霊だ。丸海に災厄を運んでくる。

「皆さん、お静かに。動かないでください」。

盆市で大工が拾った迷子の男の子。

蓋を開けたら災いが降りかかるという堪忍箱とは…。

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰! 塩断ちを機に次々と家族を襲った身も凍るほどの怪異、妖を呼び寄せる声をもった女中の奉公話、世にも奇妙な写本の話……人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――清濁すべての感情を併せ呑む、

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」―江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。

夜な夜な江戸市中に出没する辻斬り「かまいたち」。町医者の娘おようは、夜おそく父を迎えに出て、かまいたちに出会ってしまう。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。

轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。被害者は森元隆一。

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか―。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は実の母、葵だという。

双子の「長靴の戦士」ピノとピピは、かつて魔王の居城があった街アクアテクを舞台に、〈ボツコニアン〉の世界の謎に果敢に挑む。

江戸・深川の料理屋「ふね屋」では、店の船出を飾る宴も終ろうとしていた。

元警察犬で現在は蓮見探偵事務所の用心棒ならぬ用心犬・マサが、加代ちゃんやその家族、前作で亡くなった高校野球のヒロー諸岡克彦の弟・進也も加わった面々と活躍する、マサの語る事件簿をこれも新装版で。

にぎやかなキャラクター達の織りなす楽しさ、軽妙さに加え、恐ろしい妖の要素で背筋がぞくっともさせられる、「明治・妖モダン」シリーズ絶好調の第2弾! 明治21年の東京・銀座。

“ボツコニアン”の世界では、中国四千年の歴史「三国志」でもやっぱりボツネタ集めちゃいました。

17歳のおちかは、ある事件を境に、ぴたりと他人に心を閉ざした。

おちかに代わり三島屋次男坊・富次郎が新たな聞き手に。心揺さぶる極上の江戸怪談、新章突入─。

“ボツ”になったゲームネタが集まってできた、できそこないの世界“ボツコニアン”。

月夜の晩の本当に恐い恐い江戸ふしぎ噺―著者渾身の奇談小説。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

「江戸が終わって20年。

「模倣犯」事件から9年が経った。

明日も仕事に行くための、勇気と熱狂ここにあります! 感動を巻き起こせ! 大ヒット『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』 累計25万部突破「行こう!」シリーズ、待望の第3弾 奇跡の復活をとげた遊園地ファンタシア・パーク 夢を抱けな

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

マンションの屋上からの飛び降り、地下鉄への飛び込み、そしてタクシーへの飛び出し。

中学生の弟・拓を養うため、元大物政治家・大堂剛の事務所で事務員として働く佐倉聖は大学三年生。

誰もがみんな、心に願いを秘めている。空を飛んでみたくて、妖になりたいという変わり者。

一九九四年二月二十六日未明、予備校受験のために上京した浪人生の孝史は宿泊中のホテルで火事に遭遇する。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。

雅男は、サッカーが好きなごくふつうの中学生。

ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、当時起きた殺人事件のことを思い出す。

レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。

五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。