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銀翼のイカロス



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【この小説が収録されている参考書籍】
銀翼のイカロス
銀翼のイカロス (文春文庫)

銀翼のイカロスの評価: 4.35/5点 レビュー 493件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全493件 481~493 25/25ページ
No.13:
(5pt)

黒崎ぃ…アンタって奴は…

冒頭のシンプルな相関図は未読の方のシリーズ物への抵抗を減らしたのではないか。(そこにいないキャラ達の活躍がコレまた…)専門用語の煩雑さもなく、話のスケールに反比例して一層読みやすい作品になりました。
次作は、ドラマほどキャラがたってない花さんあたりにスポットが当たらないかな?「死神」も気になりますが…
銀翼のイカロスAmazon書評・レビュー:銀翼のイカロスより
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No.12:
(5pt)

戦い続ける男たちの矜恃

発売日の早朝に購入し、その日のうちに読み切ってしまいました。
読みながら、あたまの中でテレビドラマのシーンが設定を変えてそのまま流れているかのような臨場感でした。
前作では、半沢が部下に仕事とは何かを身をもって示す姿に惚れたけど、今作では、半沢にバンカーとしての矜恃を示す上司たちに心を掴まれました。
もう早速、次作が読みたいです…笑
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No.11:
(4pt)

おもしろいけどパターン化している感も

おもしろかったはおもしろかったし、
あっという間に読み終えたのだが、
正直にいうともうちょっと予定調和的になってきたというか、
ワンパターン化してきたかなとの懸念もある。

半沢直樹が今までよりすごく窮地に追い込まれた感があんまりなく、
結構さらっと切り抜けてしまう印象で、
なんとなく読んでいて「どうせ切り抜けちゃうんだろうな」
みたいな安心感が生まれてしまう。

またなんとなくこれまでとパターンが同じで、
結局は「敵」となる行内派閥のドンの不正融資で最終決着、
みたいなのも、今までの話と似たような繰り返しなのかなと思わなくもない。

ただ今回は政権交代とJAL破綻をテーマにしているところが今までとは違い、
政治家がらみのありそうな権力闘争や腐敗の絡みの中で、
どう半沢直樹が立ち回っていくかという意味ではおもしろい。

ただ正直、今回のは半沢直樹が活躍したというより、
いろいろな立場の人間がそれぞれの立場で、
自分の利益になるよう最適に動いたらこうなっちゃいました、
という感じにも見えなくもない。
結局は「敵」が一枚岩でなかったことが、
彼らの敗北だったような気がする。

とはいえ半沢直樹節は炸裂でおもしろいことはおもしろいです。
前述の通り、半沢直樹の活躍というより、
航空行政をめぐる政治家の動きみたいなところが、
今回の一番のおもしろいところなのかなと思います。
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No.10:
(5pt)

本作では半沢直樹以上にいいなあと思ったのは、中野渡頭取だった

2014年8月1日リリース。多くの半沢直樹ファン待望の新作である。あまりの面白さにリリースされてわずか4時間で読了してしまった。

多くの未読の方のために詳細には触れないが、今回の作品、モデルは誰が読んでもJALである。まず、実在した『JAL再生タスクフォース』と本作の『タスクフォース』をちょっと比較してみると、

・2009年9月に自由民主党から民主党へ政権交代 →同じ
・前原誠司国土交通大臣が前政権の『日本航空の経営改善のための有識者会議』を廃止 →同じ
・『JAL再生タスクフォース』を設置。政治主導で再生計画を策定 →同じ
・メンバーは、西村あさひ法律事務所出身者など合計約100名 →同じ
・債権放棄をめぐって銀行団の反発を招いた →同じ
・結局2009年10月末、およそ1ヶ月で解散、企業再生支援機構へと引き継がれる →同じ

以上のように、ほぼ『現実通り』である。あの稲盛和夫氏が徒手空拳、JALのトップに着いたのは、2010年1月のことで、その際、『給与』に当たるものは受け取らなかったようだ。その後のJALの見事な復活は記憶に新しい。

そして、この本に書かれている内容は、ぼく自身が銀行員なので、身に沁みていることばかりだ。ある意味、全ての鍵を握っているのは、『債務者区分』と呼ばれる格付であり、その内容に見合った貸倒引当金を計上しなければならないという金融機関のルールだ。そして企業が破綻すれば、期中償却するという税のルールだ。全ては自分の金融機関に預けてくれた尊い顧客の預金をいかにプロとして正しく貸しつけられるかを問われている。だから、その尊い預金が原資の貸付金をバンカーは、政治主導で債権放棄をするなど絶対に許せないのだ。

本作では半沢直樹以上にいいなあと思ったのは、中野渡頭取である。

『銀行という組織を生き抜くのに必要なのは、学業で得た知識でもなければ学歴でもない。知恵だ。知恵の有る者は生き残り、無い者は去っていく・・・それが銀行であり、ひいては社会なのだ・・・・。』

と、作者は紀本という人物に語らせている。しかし、それだけではダメである。自分の信じるところをきちんと持ち、ブレることなく、信じるままに、タフに生き抜くために、己の『知恵』を使うのだ。中野渡頭取や半沢直樹はそれを実践しているのだと思うし、そこに惹きつけられるのだ。ますます、これからの池井戸作品が愉しみである。
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No.9:
(4pt)

飛行機を飛ばすのは燃料でもコストでもない,人なんだ。

脱官僚を旗印に政権交代を実現した民主党を彷彿させる本書の進政党。
 国民の圧倒的支持を受け,そのイメージの一端を担うテレビアナウンサー出身の女性議員白井亜希子。
 この白井議員が国土交通大臣として脚光を浴びるがために目をつけたのが,半沢が再建計画中であった帝国航空。
 本書は数年前の現実の社会での出来事を彷彿させる設定のもと,これに合併銀行である東京中央銀行内の派閥争いによる人間関係を盛り込み,著者ならではの読者を掴んだら離さない力業でぐいぐいと最後まで読ませます。
 そして,相手が大臣だろうと自分が正しいと信じるやりかたを貫く半沢直樹の倍返しが味わえる,そういう作品となっています。
 
 前作の「ロスジェネの逆襲」では、半沢直樹シリーズの新しい方向性が味わえて著書の成熟を感じたのですが,本作では再び著者が最も得意とする銀行内の派閥争いが舞台となっています。
 
 最後に半沢がバンカーとして尊敬する東京中央銀行頭首中野渡の次の言葉を引用します。
 「もしかしたら,間違っているかも知れない。だからこそ,いま自分が正しいと信じる選択をしなければならない。決して後悔しないために」
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No.8:
(5pt)

これほどの小説を読んだことがない

表題は大げさでも何でもない。池井戸 潤氏は銀行ものしか書けないカタヨリのある作家だとおもっていたが、銀行しか描けないではなく、銀行ものを書かせると超一流だということがわかった。読み終わっちゃうのがもったいないくらい、はらはらドキドキの連続で、最後まで興奮しながら読めた。

今まで「企業小説」は高杉良が最高峰だと思っていたけど、
池井戸はそこにエンターテイメント性をふんだんに盛り込んだ
「エンターテイメント企業小説」というジャンルを確立した気がする。
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No.7:
(5pt)

 JALの破綻を思い出しました

私はJALの株主でしたから、民主党政権になって当時の国交大臣がJALをつぶしたときには
大打撃を受け非常に悔しい思いをしました。あの時の国交大臣って誰でしたっけ。
ほら、かえるのつらに小便と言った感じのつるりとした顔のおじさん。
最近テレビで見かけないから名前も忘れてしまいましたが・・・

 「銀翼のイカロス」、面白くて一気に読みました。忘れていたJALの苦い経験を思い出し、
身につまされながら読みました。私もまさかJALがつぶれるなんてそんなことは絶対にない
と思っていただけに、登場する帝国航空の経営陣や社員と同じレベルの危機意識の無さ
だったんだなあとあらためて反省。

 さて、半沢直樹シリーズも四冊目。格闘技ゲームのストリートファイターIVのように
敵のキャラが数も増え、パワーアップして登場です。しかも敵同士が微妙にからみあい、
お互いを牽制するから話が面白い。この四面楚歌状態を半沢が
どう乗り切るか。わくわくはらはらしているうちに、あっという間に最後の頁でした。
このたびは大物政治家も敵キャラとして登場。箕部は小沢一郎だろう、
白井国交大臣は蓮舫かあるいはよその党だけど小池百合子っぽいななどと
妄想しながら読むのも楽しい。

早く映画化されて、半沢が大会議室で、初めは劣勢だったのに、最後に盛り返して敵を
名指しで「曾根崎!」と怒鳴りつけるシーンを見たいです。
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No.6:
(5pt)

早くドラマが見たい

最新作楽しみにしていました。敵は身内にいるものですね。
映像になったら、この役は誰なんだろう、誰が適役なのかを思い描きながら読みました。ハラハラドキドキいつもの逆境からのスッキリの展開。まだ続きはありますよね?
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No.5:
(5pt)

期待通りの面白さ

当方ドラマ半沢直樹を見て原作が読みたくなった人種です。

ドラマもいいですが、原作独特の雰囲気とスピーディーな展開が好きです。

今回も連載を読んでいましたが、通しで読みたくなったため購入しました。

IT業界が舞台となるロスジェネの逆襲から一転し、

今回は航空業界が舞台となっています。

実際の航空業界や ドラマの出演者たちの顔を創造しながら読むとより楽しいかも。

前作を読んだ方も納得の、期待通りの面白さでした。
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No.4:
(5pt)

安定の面白さ

安定の面白さ。一気読みしました。
今回はJALの再生をモデルにした話です。相変わらずリアリティがあります。本当にこんなやり取りがあったんじゃないかと思うくらいです。国交大臣のキャラクターに関しては、こんな国交大臣だったら嫌だな、というか、こんなに感情をむき出しにする人が国交大臣になれるのかなと思わなくもないですが、エンターテイメント性を出しながら、ちゃんと最低限のリアリティは保っているのはさすがです。
1〜3巻まで読んで楽しめた方なら、読んで損はないでしょう。この巻から読み始める方はいないとは思いますが、もしいるとしたら、1〜3巻を読むことをオススメします。ドラマは観たという方であれば、3巻の「ロスジェネの逆襲」だけでもいいかもしれません。3巻も文句無しの5つ星です。
これまで外れなしの半沢直樹シリーズ。次作はどうなるのか、シリーズものにつきものなマンネリ化をせずにどこまでいけるのか、期待して5巻を待ちたいと思います。
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No.3:
(5pt)

半沢節絶好調!『乃村さんよ、そういうあんたこそ、根本的に勘違いしていないか』

テレビドラマではまった半沢直樹シリーズの第4弾! 待っていました半沢直樹! ロスジェネ読破後に我慢できなくて毎週、週刊ダイヤモンドで連載を追っていました♪ 随分加筆・修正されたんですね。タイトルの人の名前が変わっていたのにはビックリでした。池井戸さんの作品はバブルにはじまり、IT、航空再編など、今の時代が舞台になっているので、本当にわかりやすく読めます。

今回の舞台は経営破綻したJALをモデルにした帝国航空。記憶に新しいこともあり、実際に繰り広げられた政治屋同士の覇権争いもモデルがすぐに想定できますし、全体も把握しやすかったです。作品内ではいつもどおりの半沢節で複雑にからむ政治家、ドラマでもお馴染みのあの人にバッサバッサと物申す! 終盤に繰り広げられるやりとりは読むだけでその様が目に浮かんできました!

早くドラマでも映画でもいいので実写が観てみたくなる、前作以上に勢いが感じられる作品です! 絶好調の池井戸さん、今後も期待しています!
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No.2:
(5pt)

早速完読

半沢直樹シリーズ最新作を早速完読。
今回の役どころは行内に誰も仲間もなく絶体絶命のピンチ状態は少なく王道のバンカーというところ?
花さんの出番もなく、タフな任務にもかかわらず同期三人組で仲良く飲むシーンが散見。
倍返し発言も一度のみ。
まあ水戸黄門的に考えれば楽しめたかも?
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No.1:
(5pt)

面白かった

早速読破しましたが面白かった
まさに現代チャンバラ劇ですね
ますます乗りに乗ってる半沢直樹
脳内では半沢=堺雅人、黒崎=ラブリン、内藤=吉田鋼太郎などなど
スムーズに映像が浮かんできて二度おいしい。
やはりロウジェネよりこちらこそドラマ化希望したいですね
もちろん主演堺雅人で・・
やはりこのメンバーでこそ面白いと思います。
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