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銀翼のイカロス
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銀翼のイカロスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全493件 221~240 12/25ページ
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・政権交代により新たに任命された国交大臣による巨大航空会社の私設再建タスクフォース と 銀行(半沢)の闘い。 ・タスクフォース側が描いた一律債権カット案を力強く拒絶する半沢!(2つ返事でお断りだ(笑)) ・これらの過程では、過去のさまざまな不祥事が明らかになり、国交大臣の後ろ盾の大物議員が所属政党を離党、国交大臣は辞任、銀行は担当常務(大和田さんの後任)が引責(辞任)、そして頭取も辞任(中野渡さん、お疲れ様)。 ・この本に出てくるキーパーソンは検査部のトミさんです。この方がジョーカー的な役割を与えられ、上記の不祥事を白日の下にさらすお膳立てをする(見た目は冴えないが仕事はできる、ステレオタイプな登場人物)。 ・読後爽快感のなさは今まで以上にご期待ください(笑)(途中の過程のやりとりを楽しむ本です)。 ・個人的には半沢と渡真利の飲食の描写が好きなのでその部分だけ抽出すると、 ①銀座の馬肉料理店でビール(P31) ②銀座のコリドー街にある寿司屋で栗焼酎のロック(P66) ③神田にあるベルギービール専門店でモアネットの大瓶(P95) ④銀座の裏通りにあるバーでシングルモルトのウイスキーのロック(P151) ⑤新橋の居酒屋で焼酎のロック(P207) ⑥場所不明、ビールのジョッキをあけている(P223) ⑦新橋にあるガード下の居酒屋でビール(P243) ⑧烏森神社に近い路地に面した新橋のバーでシングルモルトのウイスキーのロック(P250) ⑨神宮前にある馴染みの焼き鳥屋でビール(P275) ⑩新丸ビルにある和食レストランでビール(P300) ⑪場所不明、ビールのジョッキをあける(P365) と半沢が登場する飲食店の描写部分だけで11か所もあり、これらが緊迫したストーリーを和らげる役割を果たしています。 ・本書で一番好きな描写は内藤部長が役員会で債権放棄への反対を述べるシーン。 【「経営判断は常に銀行の収益に寄与するものでなくてはなりません。 ~中略~ 債権放棄をするというのであれば、そこには将来それが必ず銀行経営に寄与するという確固たる信念がなければならない。 ~以下略~」 中野渡に対し、内藤は真っ向から正論を叩き付けた。 普段のスマートな印象をかなぐり捨て、今内藤が問うているのはバンカーとしてのプライドと決意に他ならない。】 ・本書で一番面白いと思える描写はトミさんと文書センターの男とのやりとりで最後に出てきた描写。 【富岡との短いやりとりが終わると、ビルの事務所は再び退屈な気配に包み込まれる。 銀行は紙と人でできているといわれてきた。 東新宿のこのビルの書類は、保存年限を過ぎると運び出され廃棄される運命にあるが、考えてみればサラリーマンとしての銀行員の運命もまた、それとさして変わりはしない。】 ・半沢と一緒に拳を握りしめたくなる描写は以下(笑) 【半沢は静かに怒りを噛みしめた。「たとえ相手が政治家だろうと、関係ない。この際きっちり片をつけてやる。やられたら、倍返しだ」】 以上、脈絡なく乱れ書き、失礼いたしました。 | ||||
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文句無しにおもしろい話しでした。飛行機は安全に飛んであたりまえ。。 | ||||
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プロットがしっかりしており読み応えのある小説でJALを彷彿とさせるリアル感がたっぷり。 半沢直樹の崖っぷちで踏ん張る粘り強さ、小さな可能性にもキッチリ手を打っておく周到さは小気味よい。 | ||||
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普通に面白いがロスジェネを見た後では見劣りする もう一度出向させろ!! | ||||
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映画化希望、でも難しいかな。 黒崎が、、、 あ、ネタバレか。 | ||||
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航空会社の再建かそれとも銀行の防衛か。 破綻寸前の航空会社の債権を放棄せよとの新政権からの恫喝に一矢報いるべき半沢直樹が奮起する。 とにかく素晴らしい作品だった。 銀行作品でこれだけ面白い内容が書けるのは大下、幸田、高杉、真山など数人しかいないと思っている。 読んでいて作品に引き込まれると止まらなくなる。 超一級の作品だと思う。 一般文学通算1451作品目の感想。2015/06/26 21:30 | ||||
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シリーズもの全て読んでしまいました。今の時代になかはか居ないサラリーマン!憧れますね。これから先の展開も見てみたいです。 | ||||
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記者が大勢見ている中で、大臣をやり込めるなんて、ちょっとリアリティがなさすぎます。 テンポがよくあっという間に読んでしまいましたが、半沢シリーズでは最下位の出来だと思います。 | ||||
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期待が高い分、うわ、こう来たか、の展開が少なかったような気がします。 | ||||
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楽しく読み進めさせていただきましたが、 初期の頃にあったような「あっと驚く」展開がなかったので、 ☆4つとさせていただきます。 | ||||
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特に問題のない状態でした。満足しています。・・・・・・・・・ | ||||
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予想通りの面白さでした。映像化するとどうなるか、こちらも期待したいし次回作も期待します。 | ||||
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半沢直樹シリーズには毎回驚かされます。今回は航空業界を舞台に政治家相手です。今後はどのようなキャリアを積んで、バンカー半沢直樹が成長して行くのか楽しみです。同業の政府系投資銀行のバンカーがキーマンになるかと思えば、脇役に終わってたのは意外でした。 | ||||
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中野渡社長!半沢!読み終わったあと、しばらく呆然としてしまいました。ひとつの時代が終わった。。。 | ||||
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中野渡頭取、半沢次長、富岡さんのバンカーとしての誇りとプライドに溢れる作品でした。 | ||||
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これならドラマ化のみでなく映画化してほしいものです。絶対に観に行きます。 | ||||
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半沢気分ウキウキで、読書苦手な私でも、数日で読みました。池井戸ドラマたのしみ! | ||||
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シリーズの読後の印象は、レビューを読めばその感触がよくわかる。 今回シリーズ4作目まで来ると、いささか陰りが見えてくる。 特に3冊目の前作 「ロスジェネの逆襲」と比較して、★★★以下の レビューが極端に増加しているのが、その証左である。 (1) デッサンがしっかりしていない絵画と同じ。 (2) ただただ半沢の言葉で本書の魅力を維持しているだけ。 (3) TVドラマで惹きつけた坊ちゃん、嬢ちゃんを相手にしていてはお終い。 (4) 登場人物を俄かファンに分かり易くして、政界も、金融界も ビジネス界も、深く描き上げてないから底が非常に浅い。 ということで、シリーズが進むにつれて、徐々に読者離れが進みそう。 | ||||
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JALの経営破綻や,政権が自民党から民主党に交替したことなどがモチーフになってます。 大ヒットしたテレビドラマを見た後に読んだせいか,それとも,書き手の方もテレビの影響を受けているのか, 前作までと比べてテレビっぽいというか,ライトな書き味に思えました。 「やられたら倍返しだ」の名台詞は出てきましたが,今回,半沢はそんなにやられてないし, 倍返しっていうか,痛み分けのようなところもあるので,スリリングさや爽快さもライト。 いや,もちろん,面白かったですが。さくさく読み終わっちゃいました。 半沢シリーズは,適役にしろ味方役にしろ,仕事が出来る女性はほぼ出てこないですが, 今回一人出てきましたね。 しかし,描き方が難しいためか,鉄の女とかサッチャーとかいう呼び名だけで,具体的なイメージはなく, 風のように通り過ぎていった脇役でした。 ただのイメージですが,根回しとか,派閥とか,しのぎを削る出世争いみたいな小説は, 女性を絡めにくいのかもしれないです。 小説の主眼からは外れますが,女性幹部を増やそうという状況にあって 半沢シリーズみたいな世界自体が変容していくのか,女性の方がこういう世界に順応していくのか, どうなんだろうな,と思いました。 | ||||
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その昔、2008年頃に池井戸潤という名を初めて知った。 銀行内部の問題を描いた作品で、我々70年代初めの入行より後の、バブル組というのも目を引いた。 そして図書館にあった「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を借りた。 当時は借りる人も無く直ぐに借りられた。 率直に面白かった。 そして続いて「シャイロックの子供たち」、「銀行仕置人」、「不祥事(花咲舞)」、「仇敵」、「銀行総務特命」、「金融探偵」、「銀行狐」などを懸命に読み漁った。 とても面白かった。 投稿レビューも当時は非常に少なかった。 しかし直木賞受賞があり、TVドラマ「半沢直樹」のお蔭で爆発的に人気が出て、ミーハー読者が一気に増え、図書館でのウェイティングが驚異的に長くなってしまった。 本書も昨年8月に予約して、半年後の今年2月に晴れて借りられた。 隔世の感だ。 しかし本書を読み始めて、最早あの昔に感動したあの池井戸潤の作品ではなかった。 バブル入行組では大阪西支店、 花のバブル組では営業二部、 シャイロックの子供たちでは大田区の長原支店が舞台だ。 基本は大田区内の住宅地にある支店がホームだ。 そこには銀行内部の事件と、取引先との関係や、本部や金融庁検査という組み合せが、地味だが面白かった。 しかし本書に至るとどうだろうか。 永年ナショナルフラッグであった航空会社の凋落と、憲民党と進政党の政争、政府と政府系金融機関と金融庁。 その舞台を描くのであれば、より深く掘り下げた真面目なドキュメンタリータッチの重厚な話の展開が欲しい。 そこに描かれるのは浅く表面的なつまらない展開で、しかも変わり映えしない。 全てはTVドラマのキャラがそのまま登場して安易であり、話の展開・構想にinnovationというものがない。 金融機関に永年籍を置いた者から見ると、正直申し上げて内容、会話は実につまらない。 あの「商事」、東京中央商事が帝国航空の物流部門に出資を検討中、ということで始まるが、早々に出資の話は呆気なく打ち切りだ。 「商事」とは三菱商事のつもりなら、その出資提携案件も頗る単純であまりに軽い。 東京中央銀行の「審査部」は、業績不振の問題先企業を扱い、帝国航空も入院する病院だ。 それを資本系列大企業、つまり三菱グループを担当するような「営業第2部」に移管する。 商事の出資案件があるとは言え通常はあり得ない。 憲民党(自民党)時にあった帝国航空修正再建プランの有識者会議が、 政権交代で進政党(民主党)は全て否定し、帝国航空再生タスクフォースと入れ替える。 しかもこれは女性の白井国交相の私設諮問機関だそうだ。 その白井大臣は一民間の帝国航空の件で、東京中央銀行に乗り込み、「7割債権カットの稟議書」の早期回付を促す始末。 一時が万事に下らないストーリー展開に、このままでいいのか、と他人事ながら心配する。 銀行関係の小説では、江波戸哲夫氏は銀行をもう書いておらず、高任和夫氏は時代小説に転向したのが非常に残念だ。 江上剛氏は最初は素晴らしかったが、徐々に荒唐無稽になってきて、今では読むに値しない。 池井戸潤氏もその傾向を辿っているような気がする。 ここで本来あるべき銀行小説の原点を見つめ直すべきではないかと、忠告したい。 勧善懲悪に快刀乱麻を断つのも、あまりに大衆迎合TV的に突っ込み過ぎると、ドタバタに陥り、飽きられていくのを心配する。 あっと言わせる秘策も、数十倍返しも、何にも怖いものなしの次長の活躍も、一般読者には受け入れられても、私にはもっと現実味と深さが欲しい。 表面的になでた薄っぺらい小説にしたらダメだ。 | ||||
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