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乱鴉の島



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【この小説が収録されている参考書籍】
乱鴉の島
乱鴉の島 (講談社ノベルス)
乱鴉の島 (新潮文庫)

乱鴉の島の評価: 3.38/5点 レビュー 42件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(3pt)

面白い部分もあるが

典型的な孤島物な感じだが殺人事件の謎解きには大して面白みが無く、
どちらかといえば『なぜ彼らはこの島に集まったのか』という謎がメインで、
いくつかの推測がなされじわじわと真相に近づいていくのは面白いのだが、
最終的に明らかになる真相がそれまでの想像と大して差がないのがややガッカリ

また『なぜ犯人は被害者の発見をわずかに遅らせようとしたのか』という謎の答えが
現代的かつ孤島物というネタを利用したものだったのが、新世代的ミステリな感じがした

名作とまではいかないが、まあそれなりに楽しめる作品
乱鴉の島 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:乱鴉の島 (講談社ノベルス)より
4061826158
No.9:
(3pt)

孤島ものですけど・・・

否が応でも期待してしまう孤島ものですが、本格ミステリーとしてみると有栖川作品としては物足りなさを感じます。

それでもロジック重視の有栖川ミステリーではあり、真相解明の流れは流石です。

ただ本作のテーマがまずありきで、それをベースに本格推理物に仕上げたという感じがします。
乱鴉の島 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:乱鴉の島 (講談社ノベルス)より
4061826158
No.8:
(3pt)

本格ミステリベストワン獲得作だが平凡

本格ミステリベストワン獲得作なので読む前から期待値が上がってしまうが、読んでみると火村シリーズとしては凡作の部類で詰まらないという訳ではないが、何故よりによってこれがベストワンなのか・・・と思ってしまうのは確実。
孤島ものだが、出版当時の時世を反映してホリエモンもどきの若手社長やらDNA操作など従来の孤島ものから想像される雰囲気はあまりない。火村シリーズとしてはページ数の多い作品だが、殺人が起こるまでは長いし、事件自体も非常に地味なものである。メインの殺人ネタが地味なのでSF的な味付けで何とか体裁を整えたような感じ。あまり本格ミステリベストワンというコピーに踊らされずにいつもの火村シリーズの一編として読めばそれなりによく出来た作品だと言える。
乱鴉の島 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:乱鴉の島 (講談社ノベルス)より
4061826158
No.7:
(3pt)

最後がいまいち

孤島での殺人、ポーの詩の余韻、孤高のカリスマ作家や現代のミダス王とも言えるハッシーなど、
状況設定、登場人物にはとても魅力があります。
現代科学と男女の愛が、孤島に集まる集団の謎に絡み合っている点もロマンチックです。
でもでも、だからこそ、動機の点が痛かった。
凄く通俗的で唐突で、「えっ。なにそれ」と呟きたくなる気持ちになったのは、
自分だけではないと思います。
本格物を書こうとする真摯な姿勢が感じ取れる作家さんだけに、惜しい。
この作品では別の動機、別の犯人を用意して欲しかったと思います。
乱鴉の島 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:乱鴉の島 (講談社ノベルス)より
4061826158
No.6:
(3pt)

これは少しガッカリかもしれない

この作者のものは結構気に入っているんですが、この作品はちょっとガッカリかも知れません。孤島での殺人事件、そこに集まった人たちの特異性等々、いろいろな条件を持たせた割に、おこる事件はかなりありきたりのものだし、ちりばめられた謎も一部しか明確になっていない。愛妻をなくした天才詩人とクローン技術の先駆者である医師といった特異な配役の過去や現在がもっと事件に影を落としているような展開を期待したんですが、雰囲気つくりをしているだけでした。本格推理物はどうしても事件そのものに焦点があたり、登場人物の背景等の書き込みは弱くなりがちなんですが、この作品もその傾向があり、なおかつ事件自体も種を明かすとあまり複雑な要素はなく、全体が中途半端になってしまったなあというのが私の読後の感想です。もっとあっと驚くような面白い展開のものを書ける人なので、次作に期待というところでしょうか。
乱鴉の島 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:乱鴉の島 (講談社ノベルス)より
4061826158
No.5:
(3pt)

カラスの島

 有栖川作品としては平均的な出来と思う。可もなく不可もなくで、ミステリとしてはいまいち魅力に乏しい。
 火村シリーズで4年ぶりの長編ということもあってか、火村・有栖川コンビがいまいち冴えない感じなのが残念。特に有栖川の暴走(本当はそうでもないのだが)にはしらけてしまう。
 メイントリックは、それはそれで面白いのだが、本筋とは関係ないような気がするのは私だけではないだろう。
 クローンとか巨億を稼ぐ青年実業家とか、時事ネタに走っているのもちょっと。
乱鴉の島Amazon書評・レビュー:乱鴉の島より
4104308021
No.4:
(3pt)

いちおう3つ☆だけど…

よく出来たミステリだったと思う。「本格ミステリ」という枠内にきっちりと収めきった印象。
しかし「本格ミステリ」の枠内にきれいに収められる作家というのは、あまりいない。
多くの作家は、枠から少しはみだそうとしたり、枠の中でオリジナリティを出そうとして小説としてのバランスを崩す。
有栖川は「本格ミステリ」を忠実に模写しようとする。
惰性で書きつづけるのでもなく、ミステリというジャンルと格闘するのでもなく、ただただ「本格ミステリ」の美しさを称えつづける。
単に保守的なのではなく、おそらくその魅力に飽くことなく魅せられつづけているからなのだろう。
この一途さ、ピュアさこそが有栖川有栖の最大の魅力なのではないかと、私は思う。
乱鴉の島Amazon書評・レビュー:乱鴉の島より
4104308021
No.3:
(3pt)

まあまですか・・・

有栖川有栖と火村先生のコンビが直面する孤島の連続殺人事件。華麗な文章と構成力で何時とはなく読者は小説の舞台に引き込まれてゆきます。しかし、残念なのは結果があまりにも通俗的なうえ、そこへ至るロジックも少々突飛である観が否めません。全体の4分の3くらいまでは良かったのですが、最後にちょっとガッカリという感じです。
乱鴉の島Amazon書評・レビュー:乱鴉の島より
4104308021
No.2:
(3pt)

リアリズム

 有栖川有栖氏も、そしてこのシリーズも好きなです。初の孤島での事件という事でいつもよりもシリアスな内容になっていると思います。内容としては本格的なミステリで、読み応えがありましたが、場面場面が切り取られているようで、連続性が私には感じられなかった。これは好みの問題でもあると思うのですが。
 しかし、又すぐに新刊を読みたくなりました。できれば年内に短編でもよいので、読めれば幸せだなと思います。
乱鴉の島Amazon書評・レビュー:乱鴉の島より
4104308021
No.1:
(3pt)

清潔かつ丁寧な本格ミステリ。

待望の火村シリーズの長編。
今回はトリックというよりも、犯人や、その状況の動機の謎がメインであって。
破天荒な、ストーリではないけれど、丁寧に書かれた本格ミステリはやっぱりおもしろい。
そう実感させてくれた。
もう少し、せめて1年か2年に1作でてきていただけると、なおうれしい。
あ、株取引の部分で、ちょっと微妙なところがあったかな。
信用のみ可能で現物ではムリだけど、そこのところは曖昧だった。(わかる人にはわかる)
ただ物理的に破綻しているわけではないです、はい。
乱鴉の島Amazon書評・レビュー:乱鴉の島より
4104308021

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