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乱鴉の島
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乱鴉の島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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率直に言って話が面白くない。タイトルから凝った舞台設定、複雑な背景や人間関係を期待したが、ページ数をかけるわりに島に集まった人々の理由はたいしてインパクトはなく、しかも肝心の殺人事件の動機とは無関係という全くの期待はずれ。読者を楽しませようという気が作者にあるのか疑ってしまう。 | ||||
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実は、著者の作品を読むのは、この作品が初めて 本格ミステリーベスト10の2006年第一位ということで かなり期待読みました。 読みやすい文章と描写で 物語の世界観にへすぐに入り込めました。 ポーの詩の引用、面白い登場人物などすいすい読めます。 どんな連続殺人が起きるのか、どんなトリックと解決があるのか、と期待しながら読みすすめました……。 と、思いながら読んできましたが 案外な感じで肩すかしを食らいました。汗 これって本格ミステリーなのか?と、読み終えて疑問が 自分が期待したものとはかなり違っていました。 動機とトリックも何とも平凡な感じで…… 普通に小説としては興味深く読める部分がありよかったのですが やはり本格ミステリーとして身構えて読むと肩すかしを食らう作品です! | ||||
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この本は、冒頭からポー、そして日本のポー(江戸川乱歩)の怪奇、幻想小説を暗示しているのがわかる。 そこに現代のSF、いやそれを超えてリアルになりつつある不気味なもの、「クローン」を題材にしているのはいい。 いいがそれなら最後までそのテイストを維持して欲しかったものだ。 序盤でおどろおどろしさを意識し、オカルトベースを期待して読むと肩透かしをくらう。 火村とアリス、二人の持ち味が後半急速に消えていってしまった(終盤の火村にいたっては……)のが彼らのキャラクターを愛する身としてはなんとも悲しい。唯一良いのは、子供二人との交流シーンだろうが、やはりどことなくとってつけた印象を受ける。 また現代のサブカルチャーについても触れてはいるものの、やはり問題提起を途中であきらめたような書き方である。 せっかく背景が出来上がり、アイテムがたくさんあるというのに、どうにも構成が下手で個々を生かし切れていないのが残念だ。 また、主人公二人以外の面々に一切魅力を感じないのも問題がある。 正直犯人ととりまく面々、中心軸となる人物の集まりが、メンヘラチックで乙女じみた妄想をするだけに留まっているのがなんとも消化不良で、味気ない。はっきり言ってつまらない。犯人の動機となった人物にも、それだけ人を盲信させるだけの人格を感じられなかった。 登場人物がなそうとしていることはエゴイズム抜きに歪んでいることなのに、それを一切顧みることがない面々、他者(この場合には火村達にか)にその感動を押しつけて平然としている様は滑稽を通り越してうすら寒い。 作者が昨今の医療技術に一喜一憂している人々を皮肉っているのなら、まあ成功したとはいえるが、火村のフォローを見るにそうではないのだろう……。 以上のことから、多作な有栖川作品の中でも、最低作であるといっても過言ではない。 | ||||
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謎解きのまともに機能しない推理小説の多い中で、有栖川作品は常に高いクオリティーの謎解きを提供してくれるので、その点では安心して読むことができます。本作品も、推理の面白さという点で、読者の期待を裏切りません。 とはいえ、今回作者はあまりに多くの要素をこの作品に詰め込みすぎました。孤島、ポーの詩、IT長者、クローンなど、どれか1つだけでも十分魅力的な舞台を作れるのですが、それを1つの小説に詰め込んだばかりに、却って読後「な〜んだ」という感じしか持てませんでした。豪華な舞台衣装を着た演歌歌手が、ビンボーくさい世界を切々と歌う光景とよく似ています。 もともと、有栖川作品は、動機(犯人の心理)面にはあまり重きを置いていません。今回の作品では、作者はこの部分の強化を狙い、このような派手な舞台を設定したのでしょう。しかし、その試みはこの作品については完全に失敗したと言わざるを得ません。 | ||||
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ノベルズになったので即購入。期待して読んでみてガッカリでした。 最後まで引っ張りまくったにもかかわらず、島に集まった人たちの秘密の目的が全然予想外ではない。 犯人の殺害方法にもちょっと無理があると思います。ネタバレで書けませんが、あの犯人に あの殺害方法は無理があると思います。偶然性に頼りすぎてます。 また、有栖川作品にしては文中に余計な注釈が多すぎて疲れてしまいました。 有栖川有栖が著者でなければ酷評の嵐だと思います。 好きな作家さんだけに辛口の☆2つで。 | ||||
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新潮社はすぐにノベルズや文庫に落とさないから思い切って単行本を買ったのに、 2年余りで、しかも他社(講談社)からノベルズ出版とはちょっとショックでした。 肝心の作品ですが、読後一番に思ったのは、 「火村シリーズの長編でリリカルファンタジーはやめてくれ」 です。 火村とアリスも30男にしては大概なのに、 いい大人の登場人物たち(1人2人ならまだしも7人)が、 あまりにもロマンチック過ぎてあきれます。 登場人物たちの間にある「秘密」でひっぱってますが、 事件自体は作中で火村も言っているように「ありふれた殺人事件」なので、 その「秘密」がなかったら中短編で済んでいたような気がします。 (個人的にはその方がよかったです) 肝心の「秘密」もわりと早い段階でネタバレしますし。 この作者の作品のリリカルな部分が好きな人には楽しめますが、 そこがキライな人にはちょっとお勧めできません。 | ||||
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火村シリーズの長編ということで期待していたんですが………。読んでがっかりでした。孤島に滞在している登場人物がとにかく薄っぺらい、最後に真犯人が明かされても「だれ?」という感じでした。何故人物がこんなに描けていないのか?犯行動機も、あれでは結局誰を犯人にしてもよいわけで、何の驚きもありませんでした。 | ||||
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時事の色々なことを詰め込みすぎたと思う。 導入部分とか、どうでもいい背景説明が長すぎる。 ヒミツもどのくらい大事な秘密なのか疑問。 ストーリー練る順番を間違ったんじゃないかしら? | ||||
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古本屋で100円だったのと、前から「有栖川というのがすごいペンネームだな」と思っていたので購入してみました。 …これは… 好きな人には好きな類でしょう。でも本格的ミステリーかどうかと言われると… ライトノベルに分類されても良いと思います。 中学校の図書室などに置いて、「読書嫌いの人でも読みやすい!」というポップをつければ 人気がでるような、そんな作品です。 でもここまで人物設定が立っているのなら、ルパンやホームズのように主役のカリスマ性や ぶっとんだ性格で読者を引っ張っていってほしい気がします。 あるいは浅見光彦ぼっちゃんのように旅情サスペンスにしてしまうとか。 2時間サスペンスの原作にすれば面白いかもしれませんね。 著者のほかの作品はもっと練りこまれているのでしょうか。 少々気になりますが、残念ながら他のものまで読もうという気は起こりませんでした。 火村先生と有栖川さんの格好良さ(キャラクターの魅力)に酔いたい方にはオススメ。 でもそれだけで感動やドキドキ感はほとんどありませんでした。ごめんなさい。 | ||||
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「本格ミステリ大賞」受賞作が、え?この程度か?という感じ。 謎解きのワクワク感もなかれば、興奮もない。 この作家の本を初めて読んだが、最初に読む本を間違えたのか? 彼が敬愛するというクイーンの足下にも及ばない。 | ||||
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