(短編集)

スイス時計の謎

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評判

スイス時計の謎の評価:

3.89/5点 レビュー 27件。 A ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 21〜40 2/3ページ
No.25
(4pt)

時の象徴

クイーンの国名シリーズを模した第7弾。
やはり表題作が白眉と思います。

まず火村は、犯人がガラス片を回収したがっていたことを
改めて指摘し、某は優等生クラブのメンバー内にいると
結論づけます。

それで、犯人がふたりに絞れたさい、
一方を心理的根拠で以って消去し、もう一方を正確な道筋で
炙り出します。

ところで本篇はどうやら「時」の象徴がとびかっている。

主役となるスイス製腕時計ディプテロスはもちろんのこと、時をへだてた
リユニオン、神坂氏デザインによる時計をモチーフにした
カフェ「クロックワーク」、そしてアリスが夢を発端に高校時代へ
記憶を遡行させてある少女の失意の思い出に浸る一幕。

ロジカルな文脈のほかに、著者は「時」の暗喩をちりばめ、
別の貌をもたせて二面構造にせしめ、軽妙かつ奥の深い一篇に
仕立てています。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.24
(4pt)

時の象徴

クイーンの国名シリーズを模した第7弾。やはり表題作が白眉。

まず火村は、犯人がガラス片を回収したがっていたことを
改めて指摘し、某は優等生クラブのメンバー内にいると
結論づけます。

有栖川先生さすがと思ったのは、犯人がふたりに絞れたさい、
心理的根拠で以って一方を消去し、もう一方を正確な道筋で
炙り出した終盤のロジックです。

ところで本篇はどうやら「時」の象徴がとびかっている。

主役となるスイス製腕時計ディプテロスはもちろんのこと、時をへだてた
リユニオン、神坂氏デザインによる時計をモチーフにした
カフェ「クロックワーク」、そしてアリスが夢を発端に高校時代へ
記憶を遡行させてある少女の失意の思い出に浸る一幕。

ロジカルな文脈のほかに、著者は「時」の暗喩をちりばめ、
別の貌をもたせて二面構造にせしめ、軽妙かつ奥の深い一篇に
仕立てています。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.23
(4pt)

テーマは「時」

クイーンの国名シリーズを模した第7弾。やはり表題作が白眉。

段ボール箱の問題やアリバイ崩しなど、無駄に頁を割いている
部分もありますが、肝心な所で論理に傷はありません。

まず火村は、犯人がガラス片を回収したがっていたことを
改めて指摘し、某は優等生クラブのメンバー内にいると
結論づけます。

有栖川先生さすがと思ったのは、犯人がふたりに絞れたさい、
心理的根拠で以って一方を消去し、もう一方を正確な道筋で
特定した終盤のロジックです
(「心変わりするかもしれないじゃないか」とツッコミが入る
おそれもありますが、本格ミステリの本来的なものではないでしょうか)。

ところで本篇はどうやら「時」に支配されているようです。

主役となるスイス製腕時計ディプテロスはもちろんのこと、時をへだてた
リユニオン、神坂氏デザインによる時計をモチーフにした
カフェ「クロックワーク」、そして有栖川が夢を発端に高校時代へ
記憶を遡行させてある少女の失意の思い出に浸る一幕。

タイトルからたとえクイーンの亜流に読み取れようとも、
著者は本篇で「時」というテーマを見据えつつ、軽妙なオリジナリティを
発揮しています。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.22
(4pt)

テーマは「時」

クイーンの国名シリーズを模した第7弾。やはり表題作が白眉。

段ボール箱の問題やアリバイ崩しなど、無駄に頁を割いている
部分もありますが、肝心な所で論理に傷はありません。

まず火村は、犯人がガラス片を回収したがっていたことを
改めて指摘し、某は優等生クラブのメンバー内にいると
結論づけます。

有栖川先生さすがと思ったのは、犯人がふたりに絞れたさい、
心理的根拠で以って一方を消去し、もう一方を正確な道筋で
特定した終盤のロジックです
(「心変わりするかもしれないじゃないか」とツッコミが入る
おそれもありますが、本格ミステリの本来的なものではないでしょうか)。

ところで本篇はどうやら「時」に支配されているようです。

主役となるスイス製腕時計ディプテロスはもちろんのこと、時をへだてた
リユニオン、神坂氏デザインによる時計をモチーフにした
カフェ「クロックワーク」、そして有栖川が夢を発端に高校時代へ
記憶を遡行させてある少女の失意の思い出に浸る一幕。

タイトルからたとえクイーンの亜流に読み取れようとも、
著者は本篇で「時」というテーマを見据えつつ、軽妙なオリジナリティを
発揮しています。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.21
(4pt)

ミステリファンにはうれしいメニュー

表題作の中編のほか、3本の短編を収めた1冊。
全体的にちょっと地味めな印象だが、
そもそもこの人はケレンとかこけおどしとは比較的無縁の作家だ。
地味というより、堅実な作風といったほうがいいだろう。

『あるYの悲劇』はダイイングメッセージもの。
『女彫刻家の首』は「すげ替えられた首」を扱った作品。
『シャイロックの密室』はタイトル通り密室もの。
『スイス時計の謎』は、クイーン・スタイルの本格犯人当て小説。
と地味だけれどミステリ・ファンにはうれしいメニューが並んでいる。
あ、また地味といってしまった…。
もとい、堅実なトリックと謎解きが楽しめる好編ばかりである。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.20
(4pt)

ミステリファンにはうれしいメニュー

表題作の中編のほか、3本の短編を収めた1冊。
全体的にちょっと地味めな印象だが、
そもそもこの人はケレンとかこけおどしとは比較的無縁の作家だ。
地味というより、堅実な作風といったほうがいいだろう。

『あるYの悲劇』はダイイングメッセージもの。
『女彫刻家の首』は「すげ替えられた首」を扱った作品。
『シャイロックの密室』はタイトル通り密室もの。
『スイス時計の謎』は、クイーン・スタイルの本格犯人当て小説。
と地味だけれどミステリ・ファンにはうれしいメニューが並んでいる。
あ、また地味といってしまった…。
もとい、堅実なトリックと謎解きが楽しめる好編ばかりである。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.19
(4pt)

とてもシンプルで美しい、ロジックの妙

国名シリーズの中短編集であります。
収録作は全四編、非常にシンプルかつ端正な謎解き物揃いですが、その分、全体に地味で淡泊な印象は否めないところ。派手さ、奇想を求める向きには物足りないかもしれません。
表題作は事件現場から持ち去られた腕時計の謎から犯人を特定する、ロジック一本勝負の犯人当てミステリの秀作。とてもシンプルで美しい、ロジックの妙が堪能できます。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.18
(4pt)

とてもシンプルで美しい、ロジックの妙

国名シリーズの中短編集であります。
収録作は全四編、非常にシンプルかつ端正な謎解き物揃いですが、その分、全体に地味で淡泊な印象は否めないところ。派手さ、奇想を求める向きには物足りないかもしれません。
表題作は事件現場から持ち去られた腕時計の謎から犯人を特定する、ロジック一本勝負の犯人当てミステリの秀作。とてもシンプルで美しい、ロジックの妙が堪能できます。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.17
(5pt)

定番のクオリティで楽しめる

国名シリーズの一編で今回は4編を収録。最初と最後の作品が中篇ほどの長さで他の2編が短編。
比較的地味なトリックの作品が多いが、論理的な謎解きがきっちりされており、全て標準以上の出来で、一気に読ませる。本格ミステリー短編のお手本のような作品。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.16
(5pt)

定番のクオリティで楽しめる

国名シリーズの一編で今回は4編を収録。最初と最後の作品が中篇ほどの長さで他の2編が短編。
比較的地味なトリックの作品が多いが、論理的な謎解きがきっちりされており、全て標準以上の出来で、一気に読ませる。本格ミステリー短編のお手本のような作品。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.15
(3pt)

期待通り

対応の良さ。
一気に読ませていただきました。
好きな時に気がるに注文出来て良いですね。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.14
(3pt)

期待通り

対応の良さ。
一気に読ませていただきました。
好きな時に気がるに注文出来て良いですね。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.13
(5pt)

「スイス時計の謎」――クイーン《国名》シリーズへの挑戦

◆「スイス時計の謎」

  有栖の高校時代の同級生で、鼻持ちならない優等生たちのグループは、
  二年に一度、“リユニオン(同窓会)”と称する集まりをもっていた。

  彼らはその会合の際には必ず、共通で誂えたスイス製の
  高級時計ディプテロスをはめて来ることになっている。

  リユニオンの当日、メンバーの一人が殺され、被害者の
  はめていた腕時計が犯人によって持ち去られてしまう……。

  ささいな手がかりを起点に、緻密な推理が展開され、
  犯人特定のロジックを導き出していくという、本家
  クイーンの《国名》シリーズの手法に真正面から挑んだ作品。

  六つの時計と、その裏蓋に彫られたイニシャルの有無の
  関係性から、火村は消去法によって犯人を指摘します。

  読み返してみても、火村の論理展開に致命的な穴はないと感じましたが、
  クイーンのような明快な切れ味、というわけでもないという印象です。

  最初からリユニオンのメンバーのみを容疑者とせざるを得ないほど内容を
  圧縮するしかない中篇という器もネックになっていると思いますが、いくら
  論理性を鑑賞すべきパズラーであっても、あまりに意外性が乏しいのでは
  ないでしょうか。

  あと、ロジックの危うさを著者一流の叙情的な「物語」で
  補完しているように感じさせるところも気になりました。

  まあ、いろいろ文句を書いてしまいましたが、《国名》シリーズに
  真正面から挑み、水準以上の達成をみせる著者には頭が下がります。

  著者にはこれからも、このレベルの作品を書き続けてほしいですね。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.12
(5pt)

有栖川版《国名》シリーズ第7弾

◆「スイス時計の謎」
  有栖の高校時代の同級生で、鼻持ちならない優等生たちのグループは、
  二年に一度、“リユニオン(同窓会)”と称する集まりをもっていた。
  彼らはその会合の際には必ず、共通で誂えたスイス製の
  高級時計ディプテロスをはめて来ることになっている。
  リユニオンの当日、メンバーの一人が殺され、被害者の
  はめていた腕時計が犯人によって持ち去られてしまう……。
  ささいな手がかりを起点に、緻密な推理が展開され、
  犯人特定のロジックを導き出していくという、本家
  クイーンの《国名》シリーズの手法に真正面から挑んだ作品。
  六つの時計と、その裏蓋に彫られたイニシャルの有無の
  関係性から、火村は消去法によって犯人を指摘します。
  読み返してみても、火村の論理展開に致命的な穴はないと感じましたが、
  クイーンのような明快な切れ味、というわけでもないという印象です。
  最初からリユニオンのメンバーのみを容疑者とせざるを得ないほど内容を
  圧縮するしかない中篇という器もネックになっていると思いますが、いくら
  論理性を鑑賞すべきパズラーであっても、あまりに意外性が乏しいのでは
  ないでしょうか。
  あと、ロジックの危うさを著者一流の叙情的な「物語」で
  補完しているように感じさせるところも気になりました。
  まあ、いろいろ文句を書いてしまいましたが、《国名》シリーズに
  真正面から挑み、水準以上の達成をみせる著者には頭が下がります。
  著者にはこれからも、このレベルの作品を書き続けてほしいですね。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.11
(5pt)

「スイス時計の謎」――クイーン《国名》シリーズへの挑戦

◆「スイス時計の謎」
  有栖の高校時代の同級生で、鼻持ちならない優等生たちのグループは、
  二年に一度、“リユニオン(同窓会)”と称する集まりをもっていた。
  彼らはその会合の際には必ず、共通で誂えたスイス製の
  高級時計ディプテロスをはめて来ることになっている。
  リユニオンの当日、メンバーの一人が殺され、被害者の
  はめていた腕時計が犯人によって持ち去られてしまう……。
  ささいな手がかりを起点に、緻密な推理が展開され、
  犯人特定のロジックを導き出していくという、本家
  クイーンの《国名》シリーズの手法に真正面から挑んだ作品。
  六つの時計と、その裏蓋に彫られたイニシャルの有無の
  関係性から、火村は消去法によって犯人を指摘します。
  読み返してみても、火村の論理展開に致命的な穴はないと感じましたが、
  クイーンのような明快な切れ味、というわけでもないという印象です。
  最初からリユニオンのメンバーのみを容疑者とせざるを得ないほど内容を
  圧縮するしかない中篇という器もネックになっていると思いますが、いくら
  論理性を鑑賞すべきパズラーであっても、あまりに意外性が乏しいのでは
  ないでしょうか。
  あと、ロジックの危うさを著者一流の叙情的な「物語」で
  補完しているように感じさせるところも気になりました。
  まあ、いろいろ文句を書いてしまいましたが、《国名》シリーズに
  真正面から挑み、水準以上の達成をみせる著者には頭が下がります。
  著者にはこれからも、このレベルの作品を書き続けてほしいですね。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.10
(4pt)

読みやすい短編集

 今回は4篇収録されていますが、どれもそつのない出来、というか、こじんまりまとまった感がありますね。派手なトリックはないけれど、きちんと理詰めで犯人を解き明かしていく過程はさすが本格、といった感じです。『シャイロックの密室』は、密室トリックは???と思いましたが、犯人が判明した理由がおもしろかった。表題作の『スイス時計の謎』がやはり一番おもしろいでしょうか。高校時代の同窓生の集まり「リユニオン」の仲間内で起きたと思われる殺人。優等生の集まりだった彼らの間に何があったのか。頭のいい犯人をぐうの音もでないほど筋の通った推理で追いつめていくラストがおもしろい。この推理にほころびはないのか?と何度も読み返してしまいましたが、やはり犯人はひとり。見事なロジックでした。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.9
(2pt)

うーん

「先生そろそろネタ切れですか?」といいたくなる作品集。
どれも,「ああ,これを思いついたんだろうなあ」という一発ネタに無理矢理肉付けがされている印象。
作品内で書けずに苦悩する作家有栖は著者の姿そのものでないかと思ってしまう。
キャラで勝負する作品ではないので,内容に期待したいのですが・・・。
唯一読めるのは表題作でしょうか。
純粋に論理だけで犯人を追いつめる過程はなかなか痛快。
しかし,どうも火村の発言で納得できない点がある。表現に問題があるだけかも知れないが,論理を標榜する小説でこれはまずいだろう。
極めて重要部分だけに,重版に期待したい。
「これぞ本格だ!」はいいんですけども,どうも著者の場合,エンターテインメント性が足りていない点を「本格」という言葉で言い訳しているような気がする。
なんだかんだで買うのを止めることはないので,これからに期待したい。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.8
(3pt)

もりかえした

 2003年の講談社ノベルスの文庫化。
 国名シリーズとしては『ペルシャ猫の謎』から4年ぶり。一冊ごとに質を落としていた国名シリーズだが、ブランクのあったおかげか、いくらか盛り返している。あくまで「いくらか」であり、読むに耐えないものも混じっている。
 収録されている4篇のうち、もっとも良く出来ているのが表題作。理詰めで犯人を解き明かしていく過程が面白い。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.7
(3pt)

・・・古いな

ネタ自体もそうなんだかなんか妙に古臭い世界なのが引っかかった。確かにかなり前の作品が混じってるししょうがないっちゃしょうがないんだが・・・
セリフ回しや風景描写、登場アイテム、登場人物・・・
なーんか80年代以前の空気が強い妙な作品。というかバブル時代みたいな話も出てるんですが・・・(笑)
肝心の推理劇部分においても今回は特に大きなヒネりもなく必要情報がわかった時点で4本とも確実に理解出来るネタ。
特に1本目はなぁ・・・
まぁなんというか今回は寄せ集め臭も強いのでそういうつもりで読めば問題ないかと。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.6
(3pt)

嫌いじゃないんだけど……

 火村+有栖の国名シリーズ第7弾。今回は短編集です。
 表題作である「スイス時計の謎」では、殺害現場から被害者の時計を犯人が隠すという謎の行動を起こします。
 被害者、容疑者ともに有栖の同級生というシチュエーションですが、短編集ということもあってあっさりしすぎた感じ。嫌な同級生やな……と思いながらも、久々に有栖の内面がのぞき見ることができてこの感触は嫌いじゃないです。
 でも、「マレー鉄道の謎」の方がミステリーとしては好きで、物語としては「月光ゲーム」などの江村シリーズの方が好きなんですよね。
 うーん、色々と物足りない……なぁ。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871