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(短編集)
雷の季節の終わりに
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雷の季節の終わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 21~40 2/5ページ
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ホラーかと言われたらそうでもない気がしてきましたが、恩田陸や小野不由美のようにリアリティのある穏という世界を描いていて、それがジワジワ怖いのでやっぱりホラーなのだと思います。 途中主人公の2人の交わり方もミステリーっぽく伏線の回収も鮮やか。 …なんだけど最後の最後がさっぱりしすぎててなんだか納得いかない。それだけが好みじゃないんだけど後味の悪さも米澤穂信っぽいっちゃそんな感じもありつまりはとても好みな感じです。 なにより文章がスッキリしていてとても読みやすく、力のある作家さんなんだと思います。 ぜひ別の小説も読んでみたいです。 | ||||
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一般人に見えない異空間は本当にあるのかもしれない。 途中ドキドキし先が気になり、いきなり別の話になり でもすべて伏線で繋がっていて、えっそういう事? 後半は驚きの連続で一気読み。 後味が良い作品でした。 | ||||
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ホラー読みたくて購入したのに、ほとんどホラー要素なかった。 しっかりした文章のライトノベルって感じがした。 どちらかと言えばファンタジーぽい。 ストーリーはここ!と言った盛り上がりもなく、たんたんと進む。 レビューと評価見て購入したものの、 最近のレビューは本当に当てにならない。 | ||||
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のどかな昭和初期風味・沖縄風味の田舎な異世界で暮らす少年が遭遇する、忌み習慣や精霊憑きの不思議なお話。 雷が鳴る季節に起こる怪異、人さらい、村と岩壁で隔たれた廃墟の墓村など、ホラー風味もあり人殺しもあり、そして少年の頑張りと彼を囲む人々の動きあり。 それぞれ別の人が主役の章が複数あり、最後にまとまっていきます。 この章のこの人が、後々このように別の人とかかわるのね!とわかって面白い。 みんな、各々の過酷な境遇をなんとかしようとしていて応援したくなります。 文体も素直で読みやすく、物語に引き込まれます! おすすめ。 | ||||
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前作「夜市」は兄弟の物語でしたが、本作は姉弟(見かけ上)の物語です。自分は一度読んだだけでは内容が理解できず、再読して内容を把握しました。 物語の構造は見事だと思います。弟と姉はそれぞれ別の人生を歩んできていることが描写されます。弟が育った世界は、「風の古道」のように懐かしさ、爽やかさを感じさせます。しかし、弟の世界、姉の世界のいずれも「風の古道」のように酷い暴力描写があり、やはりこの作者の作風の二面性を感じずにはいられません。 「夜市」でデビューした作者ですが、作者の作風の源泉は併録の「風の古道」に近いところにあると思われます。 | ||||
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隠(おん)という異界に住む少年・賢也の物語で幕を開ける。機械文明は江戸時代くらいか。 妖怪や鬼も存在するらしい。冬季と春季の間に雷季という季節があり、その時期には頻繁に行方不明者が出るという。自然に恵まれた素朴な集落にも、古くからの因習や吐き気のする悪意は存在する。 外界(現代日本)では、女子中学生の茜が継母からの陰湿な嫌がらせを受けている。 数年間続いた争いは、最悪の形で爆発した。彼女はこのまま殺されてしまうのか。 賢也パートと茜パートが交互に語られる。どちらもスリリングで目が離せない。 無関係に思えた二つのストーリーが合流し、終盤を盛り上げる。 従来の短編とは対照的に、抒情よりはサスペンスとアクションが主体で、きわめてリーダービリティが高い。 伝奇アクションエンタメである。 敵役の外道ぶりは恒川作品の中でもナンバー1だ。お供の風わいわいがキュートすぎる。 | ||||
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どの作品も大好きです。 これは私の中ではちょっと怖かったです。夜市の怖さとは違うというか。身動きできないから先に進むしか選択がないというか。 | ||||
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角川ホラーの中でもさらりと読めるので気軽に読めるかも。 | ||||
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「滅びの園」や「金色機械」、「スタープレイヤー」に出会い、その余韻に浸りながら更なる感動を期待 し本書を手に取った。しかし残念なことに期待は裏切られてしまった。物語が後半に差し掛かると、場面 があちこちに飛び、支離滅裂な状態に。何がテーマなのかぼやけてしまっている。本書は「夜市」に次ぐ 2作目との事で、最近の作品に比べ推敲不足の感が否めない。 | ||||
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もしも私たちの身近に異世界があって、異なる生き物や異なる文化があったなら...、そんな想像が膨らむ物語です。 色んな人物の思いや人生が絡み合い、読んでいて、とてもおもしろかったです。そして、自分のしたことは、いつか自分に返ってくるということを改めて学びました。 | ||||
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最初に「夜市」を読んで、この作家さんは日本のレイ・ブラッドベリかと思いました。久々にのめりこめる小説です。 こんなに面白いもの、皆さん読まないと人生の損ですよ! | ||||
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この世界は何層にもなっていて、同じ場所にいても違う世界が重なりあってる。それが、まもなく科学的に証明されるんじゃないのかなあ? 少し怖い話だったけど。 孤児になって、この世界の中で生きていかなければならないケンヤ君が、いつか早田さんと再会したりして、苦労しながらも幸せをいっぱい見つけて生を楽しんで欲しいなと思います。 | ||||
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恒川さんの作品は3冊目ですが、長編は初めてでした。長くても面白いので一気に読んでしまいました(*^^*) | ||||
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恒川さんの作品を読んだのは、夜市に続き2作品目ですが、大変楽しまさせていただきました。 美しい里の自然描写に、くどい表現をしてないのに魅力がある登場人物。 ホラー文庫ですが、ほんのり怖い程度なのも、自分にはあっておりました。 夏に読む本に是非加えていただきたい作品です。 | ||||
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恒川光太郎さんの書く物語には独特の世界観があり、その世界に引き込まれるように読み込んでしまいますね〜 読んでいて楽しいです | ||||
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なぜ、最後に賢也は隠から絶縁されたのですか?姉ちゃんと穂高かちゃんと説明すれば濡れ衣は晴れますよね? ってか三人で隠に戻ったほうが幸せですよね? 世界観は最高です。 | ||||
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恒川光太郎作品を読むのは3作目ですが、いつも物語の世界に 引きずり込まれます。読んでいるとその光景が浮かんでくるんですよね。 この作品は長編で、登場人物の生い立ちとか、時系列を追うのがちょっと 難しいけど、いやあ、たいへん楽しめました。 | ||||
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年末年始休暇がてら、久しぶりに小説を読んでみよと二冊(空色勾玉)をポチりました。 恒川光太郎さんの小説は夜市で初めて出会い、何冊か読ませていただいていますが、いつものように、彼ならではの想像が繰り広げられるストーリーで、この本も面白かったです。 ありがとうございます。 | ||||
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ホラー小説として刊行されていますがホラーというより和風SFに分類されるかな。「夜市」と似た世界観ですが「夜市」よりも怖くない。本作に恐怖感を期待している方は避けた方が無難でしょう。手に取ってもこれじゃない!となること必至です。 通常の世界とは層が異なる異界・穏。異界とはいえ田舎町のような場所なのですが、雷の季節には神隠しのような現象が起きます。特異な怪物や穏の風習、本作独自の設定はたくさん出てきますが文章自体は堅苦しくなく簡潔でさらっとしているため頭にすんなり入ってきます。 章ごとに視点は変わり、冒険小説のような展開で物語は進みますがちょっと個々の繋がりが薄いです。予定調和感が強く、キャラ自体にもさほど濃い味付けはされていないため感情移入はできず、あまり入れ込めないまま読み終わりました。 不思議な世界観を楽しみたい方と軽く読めるSF小説を求めている方にはベストな小説だと思います。短く読みやすい文章とところどころ惹き付けられるシーンがあったため差し引き☆2。 | ||||
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「夜市」「風の古道」が好きな方、日常のなかの非日常の存在を愉しめる方にオススメです☆目線が遠くにある何かを探すようになってしまいます。 | ||||
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